著者
園田 道夫 松田 健 小泉 大城 平澤 茂一
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータセキュリティ(CSEC) (ISSN:21862583)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.49, pp.1-7, 2011-03-03

従来の研究においては,SQL インジェクション攻撃の検出は構文解析や過去の攻撃手法をブラックリスト化したものが広く使われている.しかし,これらのアプローチでは,多様化する攻撃の偽装工作への対応が困難になってきている.そこで本研究では,入力文字列のサンプルとして攻撃と正常の二種類用意した.そして,攻撃を特徴づける文字が入力された文字列の中に占める割合をもとに両方の誤検出率を小さくし, かつ高速なアルゴリズムを提案し,評価を行った.In the conventional study, the parsing and the blacklist of the past attack methods are widely used in the detection of the SQL injection attack. However, the diversified camouflage technique makes detecting attacks difficult in such approaches. Then, in our study, we prepared the attack strings group and the normality strings group as samples of the input string, and we proposed high-speed algorithm, based on the ratio that occupied it to the character string where the character that characterize the attack was input, to reduce both misdetection rates, and we evaluated it.
著者
神野 将一 風井 浩志 片寄 晴弘
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.23, pp.1-6, 2010-05-07

本研究では、複数人数プレイのテレビゲームにおいて,ゲーム上での相手プレイヤの態度の違いが対人認知 (親密度評定) ・ゲームの主観的評定 ("楽しさ") ・大脳皮質前頭前野の活動 (NIRS による計測) に与える影響を検討した.ゲームタイトルとしてマリオブラザーズ (任天堂) を用いた.被験者には協力的な相手と妨害的な相手それぞれと対戦してもらった後,特性形容詞尺度を用いて相手プレイヤーを評価してもらった.実験の結果,協力プレイの方が妨害プレイよりも 「親密度が高くなる」 という傾向が認められた.協力条件・妨害条件において 「ゲーム楽しさ」 の間に違いは無かった.前頭前野の活動には条件による差は認められなかった.In this study, we investigated if multiplayer games promote interaction among the players. Participants, who played Mario Bros. (Nintendo) with a partner (one of the experimenter), assessed the partner's personality and rated the pleasantness of the game. Brain activity of the frontal area during the game was recorded by near infrared spectroscopy (NIRS). As a result, the partner was assessed more intimate if that partner played in a cooperative manner, than those played in an uncooperative manner. The pleasantness of the game did not depend on the partner's manner. The brain activity also did not depend on the partner's manner.
著者
佐藤 直之 藤木 翼 池田 心
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.57, no.11, pp.2337-2353, 2016-11-15

本稿は「戦術的ターン制ストラテジー」という,チェスや将棋と似た形式でアプローチしやすく,また同時に3つの興味深い課題を含むAI 設計の問題クラスを記述する.その課題とは,1つ目は行動数の組合せ爆発で,同ゲームでは1手番ごとのbranching factor がしばしば億のオーダーに達する.2つ目は局面評価に関するもので,毎回異なる初期局面から生じる多様な局面群に対し,駒間の循環的相性も考慮して駒価値を適切に与えなければならない.3つ目は攻撃行動組合せの扱いが要する繊細さで,同ゲームでは攻撃行動の適切な組み合わせで数十体の駒ものがたった一手番で消滅する事があり,そうした影響力の行使および相手からの行使の予防が重要になる.我々はこれらの課題を,具体的状況と既存のAI 手法を例に用いて論じた.複数のアプローチを提案しそれぞれの長所と短所を整理して,同問題においてAI設計者が考慮すべき課題の特徴を明らかにした.
著者
吉川 茂
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告 音楽情報科学(MUS) (ISSN:21862583)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.1-5, 2011-02-04

東大寺の正倉院に保存されている唐より伝来した尺八 (正倉院尺八) の音響的特性を歌口端および指孔開孔端での補正長さに着目して検討した。ベースとした定量的データは昭和期の調査における各運指における発音周波数の測定記録である。正倉院北倉の竹製尺八の寸法図面を基に、数値計算用モデルを設定し、歌口における入力アドミッタンスのピーク値より発音周波数を計算できるようにした。この計算周波数と吹鳴調査における発音周波数が一致するとして歌口端補正長さを推定した。また、この発音周波数が与える波長から、指孔開孔列がもたらす補正長さも求めた。これらの結果より、2 つの補正長さの周波数 (運指) 依存性、オクターブ・バランス、クロス・フィンガリングと音律異常、尺八とベーム・フルートなどについて考察した。One of the Shousouin Shakuhachis, that were transmitted from the T'ang dynasty and have been preserved in the Shousouin of the Toudaiji, is acoustically investigated focusing on the length corrections at the embouchure hole and the open-hole lattice. Quantitative data as the research basis are the records on the sounding frequencies that were measured at the investigation in the Shouwa period. Based on a geometry figure of the bamboo-made shakuhachi in the north warehouse, a physical model is constructed to calculate the sounding frequency from the maximum magnitude of the input admittance at the embouchure hole. The length correction at the embouchure hole is estimated by assuming that this calculated frequency corresponds to the blown frequency measured at the Shouwa investigation. Also, another length correction at the open-hole lattice is derived from the wavelength of the blown sound. These numerical results conducted some discussions on the frequency (fingering) dependence of the length corrections, the octave balance, the cross fingerings and the associated intonation anomaly, the Japanese shakuhachi and the western flute.
著者
新妻 弘崇 プラサンナ・ランガラヤン 金谷 健一
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.55, pp.1-8, 2010-01-14
参考文献数
20
被引用文献数
1

2 画像の対応点から射影変換を計算する高精度な解法を提案する.最尤推定に基づく方法は理論的には最適であるが,反復を要するため誤差が大きいと収束しないことがある.提案手法は代数的解法であるため反復なしに解が求まる.代数的解法には正規化の重み行列の自由度があることに着目し,これを 2 次の偏差項まで 0 になるように定める.シミュレーションにより,これが最尤推定に匹敵する精度があり,精度の理論限界 (KCR 下界) をほぼを達成すること,および計算を簡略化する 「Taubin 近似」 を行っても同程度の精度であることを示す.最後に実画像によるパノラマ画像の生成を行い,提案方法によって精度のよい合成ができることを示す.We present highly accurate least-squares (LS) alternatives to the theoretically optimal maximum likelihood (ML) estimator for homographies between two images. Unlike ML, our estimators are non-iterative and yield solutions even in the presence of large noise. By rigorous error analysis, we derive a "hyperaccurate" estimator which is unbiased up to second order noise terms. Then, we introduce a computational simplification, which we call "Taubin approximation", without incurring a loss in accuracy. We experimentally demonstrate that our estimators have accuracy surpassing the traditional LS estimator and comparable to the ML estimator.
著者
青山 ゆき 東野 純一
出版者
情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.309-310, 1994-09-20
被引用文献数
1

ワープロ等の上で、旧文書より新文書を編集する際に、新旧文書の差分文字列を機械的に把握することは、編集作業の効率化につながる。しかし、一般にワープロソフトの文書比較機能は、文書の段落、行等のある程度の文字列のまとまりで比較しており、頻繁に使用される単語を置換した場合などでは差分箇所を把握し難い。そこで、単語を単位とした差分を抽出することが適切であるが、日本語文書の単語分割処理の計算量は大きく、単語単位の差分を迅速に抽出することは困難であった。本稿では旧文書のみ単語分割し、分割されていない新文書との差分を抽出する〔単語一文字列〕間差分抽出方式を提案する。これにより、差分抽出時に単語分割することなく、迅速に単語単位の差分を抽出できる。また、従来の2種類の差分抽出手法を〔単語一文字列〕間に拡張した方式を組み合わせて、高速に差分抽出する手法ついて述ベる。
著者
石野 正彦 八巻直一 市川 照久 水野 忠則
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.53, pp.37-42, 2005-05-27

現在、顧客の嗜好にあった商品を推奨するリコメンデーション技術の研究や実用化が進められている。多くの先行研究において、協調フィルタリングやコンテンツ分析による方法が有力である。本研究では、これらに新たな方法を加えて、顧客の属性に対する商品の嗜好と商品の属性の両方からコンジョイント分析と協調フィルタリングにより、嗜好評価値を推定する推奨方法について提案する。Now,the research and utilization of recommendation technology which recommend the goods suitable for a customer`s taste are advanced. In many precedence researches,the method by collaborative filtering or contents analysis is leading. In this research,a new method is added and the recommendation method of presuming the taste evaluation value is proposed by conjoint analysis and collaborative filtering from both a taste of goods to a customer`s attribute,and the attribute of goods.
著者
角田 博保 石畑 清 中谷 多哉子 Hiroyasu Kakuda Kiyoshi Ishihata Takako Nakatani
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. コンピュータと教育 (CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2015-CE-132, no.39, pp.1-12, 2015-11-27 (Released:2016-12-14)

2013 年 12 月,米国にて ACM/IEEE-CS によるコンピュータ科学カリキュラム標準 CS2013 が公表された.それまでの標準だった CC2001 の刊行後 10 年以上が経ち,その後継として作成されたものである.日本では,情報専門学科カリキュラム標準 「J07」 が 2008 年に公表されているが,現在,改訂への活動が始まりつつある.J07 は,CC2001 を元として作られたものであるので,CC2001 が CS2013 にどのように改訂されたかを知ることは重要である.本報告では,CS2013 と CC2001 を比べ,知識体系 (BOK) を中心に,どのように改訂されたのかを比較,考察する.
著者
中山 泰一 中野 由章 角田 博保 久野 靖 鈴木 貢 和田 勉 萩谷 昌己 筧 捷彦 Yasuichi Nakayama Yoshiaki Nakano Hiroyasu Kakuda Yasushi Kuno Mitsugu Suzuki Tsutomu Wada Masami Hagiya Katsuhiko Kakehi
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. コンピュータと教育 (CE)
巻号頁・発行日
vol.2015-CE-131, no.11, pp.1-9, 2015-10-03 (Released:2016-07-25)

本論文では、高等学校情報科の教科担任の現状を明らかにするため、都道府県教育委員会における臨時免許状の授与と、免許外教科担任の許可の状況を調査した。その調査結果を報告するとともに、わが国の情報教育のありかたについて考察する。
著者
中山 泰一 中野 由章 角田 博保 久野 靖 鈴木 貢 和田 勉 萩谷 昌己 筧 捷彦 Yasuichi Nakayama Yoshiaki Nakano Hiroyasu Kakuda Yasushi Kuno Mitsugu Suzuki Tsutomu Wada Masami Hagiya Katsuhiko Kakehi
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. コンピュータと教育 (CE)
巻号頁・発行日
vol.2015-CE-131, no.11, pp.1-9, 2015-10-03

本論文では、高等学校情報科の教科担任の現状を明らかにするため、都道府県教育委員会における臨時免許状の授与と、免許外教科担任の許可の状況を調査した。その調査結果を報告するとともに、わが国の情報教育のありかたについて考察する。
著者
橘 誠 中岡 慎一郎 剣持 秀紀
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.14, pp.1-6, 2010-02-08

本稿では,2009年10月に開催されたCEATEC JAPAN 2009にて,ヤマハブースに出展した歌声合成システムVOCALOIDと産業技術総合研究所が開発したサイバネティックヒューマンHRP-4C"未夢"のコラボレーションによる歌うロボットの演出について,その概要とデモシステムの技術を紹介する.This paper describes the technique applied to a robot to perform singing-voice as exhibited at CEATEC JAPAN 2009. To achieve a realistically robot-singing performance, facial motions such as lip-sync and facial gestures are required. This work is a result of a collaboration between the technology "VOCALOID" (developed by YAMAHA) and the cybernetic Human HRP-4C named "Miim" (developed by AIST). We report the technical overview of the system developed for the mentioned exhibition.
著者
守岡 知彦
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告人文科学とコンピュータ(CH) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.8, pp.1-8, 2010-07-24

CHISE の文字オントロジーを Wiki 的な手法で編集するための WWW サービス "CHISE-Wiki" を試作した。ここでは構造化された情報を拡張可能性を損なわずに容易に編集するための工夫に焦点を当てて概説する。This paper explains "CHISE-Wiki" which is a Web-service to edit the CHISE character ontology based on Wiki-way. In this paper, we focus how edit structured data easily and not spoil extensibility.
著者
佐藤 周平 土橋 宜典 山本 強 安生 健一
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.15, pp.1-6, 2009-10-29

近年,流体シミュレーションに基づいた自然現象のシミュレーション手法が多く提案されている.その一つとして,爆発のシミュレーション手法が提案されているが,その形状は多くのパラメータに依存しており,ユーザの意図した形状を得ることは困難である.我々は,これまで,ユーザの指定した単一の目標形状に一致するよう爆発のシミュレーションを制御する手法の開発を行っている.本稿では,この手法を拡張し,複数の目標形状をキーフレームとして指定することで複数回の爆発の制御を可能とする手法の開発を目指す.提案手法により,異なる目標形状に制御された複数の爆発のシミュレーションを連続して行うアニメーションの生成が可能である.Recently, many simulation methods for natural phenomena based on fluids simulation have been proposed. A method for explosion is also proposed, but the shapes of the simulated explosions depend on many simulation parameters. Therefore, it is difficult to create a shape of explosion that users specified. In this paper, we propose a method for controlling explosion simulations to form shapes that users specified. The user specifies the multiple shapes of the explosion at several key frames. Using the proposed method, the animation of explosions controlled into specified shapes can be generated.
著者
藤本 貴也 遠藤伶 松本 敬 重野 寛
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.24, pp.1-8, 2010-05-13
参考文献数
9

P2P VoD サービスでは,視聴した動画データをピアがキャッシュに保持し,サーバの代わりに配信することで,サーバの配信負荷を低減している.ピアのキャッシュ方法は一般的に FIFO が用いられる.しかし,FIFO では,不人気動画のデータもキャッシュに保持してしまうため,ピアの送信帯域を有効に活用できない.本稿では,動画の人気度を考慮することで,ピアの送信帯域を効率的に利用し,サーバの配信負荷を低減する手法 PEC を提案する.PEC では,人気動画のデータを優先してピアがキャッシュに保持し,サーバの代わりに配信するピア数を増やす.また,シミュレーション評価により,各ピアの過去視聴動画数が 2 個以上の状態における有用性を示す.In P2P VoD services, peer saves the load of delivery server by caching data of the video that the peer has watched, and delivering the video to other peers instead of the delivery server. Although FIFO is typically used as this caching algorithm, FIFO is not efficient for using upload band of peers, because peer may caches data of non-popular video. This paper propose PEC that reduces the load of delivery server by considering popularity of videos. PEC increases the number of peers that deliver the video to other peers because peer gives data of the popular videos priority over non-popular videos for caching. In addition, we evaluate the PEC by the simulation and show effectivity for situation in that each peer has wached 2 or more videos.
著者
和田 智晃 秋田 純一 北川 章夫
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.1017-1021, 2012-03-15

従来の昆虫の分布調査は専門家による実地調査が主だったが,一般人の参加を可能にすることで,データがより多く集まることや環境教育への利用が期待される.本稿では,自動で昆虫の種を識別し,誰でも手軽に楽しく使える,環境モニタリングシステムの実現を目的とする.まず,昆虫の音声による種の識別手法を提案,評価しその有用性を示した.そして,WEBシステムと,音声,位置,時間,温度などが手軽に取得できるスマートフォン向けアプリケーションの連携により,環境モニタリングシステムを構築した.Distributional survey of insects is carried out primarily by a field research by experts, however, the public participation to the research promotes the efficiency of data acquisition and an environmental education. We intend to develop an environmental monitoring system that automatically identifies the species. The participants can use this system easily and learn the environmental issues with pleasure. In this paper, the automatic identification method is proposed and the accuracy rate of the identification is evaluated to verify the utility of this method. Then, the system which works in cooperation with the web application and the smartphone application is presented.
著者
折原 大 内海 彰
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.49, no.8, pp.2910-2921, 2008-08-15
被引用文献数
4

本論文は,検索結果を自動分類することで検索支援を行う1つの手法として,Webページのタイプに着目したページのクラスタリング手法を提案する.本論文では,HTMLタグの木構造の情報を用いたクラスタリング手法とHTMLタグのn-gramと出現位置を考慮した頻度情報を用いたクラスタリング手法の2つを提案する.アンケートにより作成した正解データセットを用いた評価実験において,単語の分布(Bag-of-Words BoW)に基づくクラスタリング手法や新聞などのテキストを対象とし文書タイプに分類を行うMulti-way Distributional Clustering(MDC)よりも,2つの提案手法のほうがクラスタリング精度において良い結果となった.また2つの提案手法間では,クラスタリング精度については分類傾向による差はあるものの全体では同等の精度であり,処理時間においてはHTMLタグの頻度情報を用いたクラスタリング手法が良好な結果となった.In this paper, we propose two clustering methods based on HTML tags. These methods cluster Web pages according to their type or style, rather than classifying them into predefined genres. The one method is based on the tree structure of HTML tags, and the other is based on the frequency of HTML tags considering the n-gram of tags and the location of tags. In evaluation experiment, our methods achieved better performance than the Bag-Of-Words method and the Multi-way Distributional Clustering (MDC) method. The frequency method achieved as a good performance as the tree-structured method. In evaluation experiment of the overall processing time, the frequency method was faster than the tree-structured method.
著者
遠藤 敏夫 額田 彰 松岡 聡
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.11, pp.1-6, 2010-12-09

Intel プロセッサに加え NVIDIA GPU を備え,2010 年 11 月に稼働開始したヘテロ型スパコンである TSUBAME 2.0 における Linpack ベンチマークの実行について報告する.本システムは 2CPU と 3GPU を備えた計算ノードを約 1400 台持ち,それらはフルバイセクションのファットツリー構造を持つ QDR InfiniBand ネットワークにより接続される.理論演算性能は TSUBAME 1.0 の約 30 倍となる 2.4PFlops であり,それを TSUBAME 1.0 とほぼ同じ規模の電力で実現している.Linpack ベンチマークのコード改良およびチューニングを GPU を用いた大規模システムの特性に合わせ行い,実行速度として 1.192PFlops を実現した.この結果は日本のスパコンとしては初めて PFlops を超えるものであり,Top500 スパコンランキングに 4 位にランクされた.We report Linpack benchmark results on the TSUBAME 2.0 supercomputer, a large scale heterogenous system with Intel processors and NVIDIA GPUs, operation of which has started in November 2010. The main part of this system consists of about 1400 compute nodes, each of which is equipped with two CPUs and three GPUs. The nodes are connected via full bisection fat tree network of QDR InfiniBand. The theoretical peak performance reaches 2.4PFlops, 30 times larger than that of the predesessor TSUBAME 1.0, while its power consumption is similar to TSUBAME 1.0. We conducted improvement and tuning of Linpack benchmark considering characteristics of large scale systems with GPUs, and achieved Linpack performance of 1.192PFlops. This is the first result that exceeds 1PFlops in Japan, and ranked as 4th in the latest Top500 supercomputer ranking.
著者
角田 忠信 大島弘敬 山本 寛 原 政博 藤野 信次
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.940-952, 2011-03-15
被引用文献数
2

バッテリの充放電の制御により,商用電源からの総供給電力の時間変動を抑制する電力平準化は,電力消費者の生産活動を低下させずに電気料金削減やCO2削減が実現可能な技術として注目されている.単一の大容量バッテリを用いた電力平準化は,バッテリの設置にコストがかかるため,本研究はノートPCのような小容量で安価なバッテリを複数台用いたスケーラビリティの高い電力平準化システムの構築を目指している.複数台のバッテリを用いる場合,各バッテリの充放電を個別に制御して電力平準化を行っても,総供給電力のピーク値を単一の大容量バッテリを用いた平準化ほど下げることはできない.そこで,本論文は,制御サーバが通信ネットワークを通じて各バッテリと負荷の状態を監視し,各装置に設置されたスイッチを制御することにより最適電力平準化を実現するシステムにおける,各スイッチのON/OFF制御の実用的アルゴリズムを提案する.本手法では,過去のデータを用いた統計分析よりシステムの総供給可能電力量を算出し,この分の電力量を各装置に対して,各バッテリ残り時間がなるべく均一になるように振り分ける.これにより,単一の大容量バッテリを利用した理想的な電力平準化と同等の効果が得られる.シミュレーションにより評価を行った結果,本手法は複数のバッテリを個別に制御するよりもピーク電力を削減可能で,理論限界に近い効果を示すことを確認した.Power leveling technique with batteries receives much attention as a technology that can reduce CO2 emission and cut the cost of power rate. The goal of our research is to create a power leveling system, which consists of multiple small and inexpensive batteries such as laptop PCs'. It is difficult to realize optimal power leveling with methods that charge-discharge power of each battery is individually controlled. We propose a novel switching algorithm, which can be applied in the environment where batteries in the system are connected with a central control server through a communications network. Each battery has a switch that controls charge-discharge power. The server decides threshold values, which indicate optimal power energy that should be supplied to each battery and load. Those values are calculated using statistical analysis with past total power demand of all loads. Then according to the threshold values the server controls each switch through the network to realize optimal power leveling by which all batteries operate as if there was only single big battery connected with all loads. We have evaluated our algorithm by a simulation and its results have showed that our central controlled method is better than individually controlled one.
著者
仲小路 博史 鬼頭哲郎 重本 倫宏 寺田 真敏 石山 智祥
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.2-13, 2011-01-15

近年のP2P型ファイル共有ソフトウェアには通信自体の秘匿性を高めるための中継機能や,通信内容を隠すためのDiffie-Hellman鍵交換や,サービスポートを通信ごとに変更する機能が備わり,従来のIDSなどを使った手法では,調査対象とする通信がP2P通信であるかどうかを特定することが困難となってきた.本論文では国内で高いシェアを持つP2P型ファイル共有ソフトウェアWinnyの発展系であり,いまだ有効な対策が確立されていないWinnypを対象に,ディープ・パケット・インスペクション方式による通信検知機能の実装と性能の評価を行う.さらに,GPGPU(CUDA)に本機能を実装することによって,現在,コンシューマ向け接続サービスの中でも最も高速な1Gbpsのフルワイヤスピードにも適用可能なWinnyp通信検知装置を実装し,1,020台のノードによって構成される実験環境を用いて有効性を示す.As recent P2P file-sharing applications employ various functions for hiding their communications such as connection replays, Diffie-Hellman key exchanges and dynamic port changes per connection, it becomes further difficult for existing IDS to detect P2P communications. This paper describes a method for detecting Winnyp communications using deep packet inspection. Winnyp is a successor of Winny, which is the most popular P2P application in Japan. To the best of our knowledge, our method is the first approach that detects Winnyp effectively. We implement this method on GPGPU (CUDA). Evaluation experiments using 1,020 Winnyp nodes demonstrate that this method can handle with traffic at 1Gbps, which is equal to the fastest available Internet access speed for consumers.
著者
佐藤 雅明 繁富利恵 上田 憲道 党聡維 植原 啓介 砂原 秀樹 村井 純
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.144-158, 2009-01-15
被引用文献数
1

車両の持つ情報を集約し,統計的処理を施すことで交通情報等の生成を行うプローブ情報システムでは,収集される情報に車両が情報を取得した際の位置と時間が含まれる.情報発信者のプライバシ保護の観点では,情報は車両を識別することができない匿名で,かつ発信される情報に依存関係がない状態で収集されることが望ましい.しかし,匿名環境では,プローブ情報システムは悪意ある情報発信者による虚偽情報の大量発信を排除できない.また,旅行時間等の連続したデータを必要とするプローブ情報の生成ができない.本論文では,プライバシを考慮したプローブ情報システムの構築のための匿名認証方式の提案を行った.本方式を用いることにより,情報収集者は,情報発信者の匿名性を担保したうえで,連続したプローブ情報の収集が可能となる.また,提案した方式の動作を検証するために,匿名認証システム,およびプローブ車両シミュレータとプローブ収集センタの設計と実装を行った.この環境で評価実験を行った結果,提案方式によってプライバシを考慮したプローブ情報システムの構築が可能であることが分かった.In the current Probe Vehicle Information system, collected information includes the position and the time when the vehicle obtained the information. In order to protect the privacy, a vehicle should not be identified by the collected information. For the information collector, it is better to eliminate the possibility of the attacks to the system using the information such as identity thief or fallaciousness by malicious third party. In order to generate high quality service, continuous information such as the travel time on a road is required. In this paper, we proposed the anonymous authentication system for developing the probe vehicle information system considering the privacy. By utilizing the proposed system, probe information can be collected continuously while keeping the anonymity of the information sender. The proposed system was designed and developed in order to verify the feasibility of the proposed system using probe vehicle simulator. The verification proved that the proposed system considering the privacy can be deployed.