著者
野中 浩一 山口 正隆 大福 学 畑田 佳男
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海岸工学論文集 (ISSN:09167897)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.191-195, 2004

韓国南東岸に大被害をもたらした台風0314号時の最大波高の特性を, 過去55年間の台風時波高極値との関連で検討するために, 当該期間に生起し, 韓国周辺海域に高波をもたらした多数ケースの台風と台風0314号を対象として, 東シナ海における浅海波浪推算を高地形解像度格子網のもとで行い, 100年確率波高や台風0314号を含む異常台風時の最大波高を求めた. 台風0314号時最大波高は韓国南東岸から日本海西南部海域にかけて, 過去55年間の台風時最大波高あるいは100年確率波高をかなり上まわるという結果や, 韓国沿岸の台風時最大波高の規模は台風の勢力のみならず経路の偶然性に大きく依存するという結果が主な知見である.
著者
山本 浩之 緒方 辰男 日下 裕 蓮井 昭則 佐々木 康
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集C (ISSN:1880604X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.718-731, 2008

計画された長大切土のり面の中央部に三成分(X, Y, Z 方向)地中変位測定孔を埋設し,掘削期間中の三成分の地山挙動を計測した.その結果,掘削時における鉛直変位(リバウンド)や水平変位などの変形量および収束時期の傾向,掘削除荷(土被り荷重が減少)することにより鉛直ひずみが非線形で増加する傾向が捉えられた.そして,掘削による除荷の大きさと鉛直変位から見掛けの弾性係数を整理するとともに,掘削前に実施した孔内載荷試験の除荷過程の応力−変位曲線から得られる除荷重と弾性係数との関係を比較した.さらに,切土のり面の変形挙動の予測手法として,掘削前の孔内載荷試験に基づく解析モデルの構築方法,また掘削時の管理基準値設定方法の考え方について提案した.
著者
我原 弘昭 間辺 本文 瀬戸口 喜祥 吉村 直孝 佐保 哲康 幸 聖二
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海洋開発論文集 (ISSN:09127348)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1125-1130, 2005 (Released:2011-06-27)
参考文献数
5

At the Nagasu fishing port of Oita Prefecture, the field survey on environmental-impact-assessment was carried out before and after dumping dredged sand into the shallow sea area. As comparing both field survey results, influence on fishing ground environment by dumping dredged sand into the shallow area was examined and evaluated. As a result of measuring the number of species and individuals and the amount of wet-weight of macro benthos in both bottom material, it showed that the condition of macro benthos of bottom material after dumping was almost similar to that before dumping. Therefore, it is considered that the influence of dumping dredged sand into shallow sea area around Nagasu Fishing Port would be temporary and little impact. In addition, planning the time of dumping dredged sand in this area, the consideration of avoiding the time of larva and juvenile of Marbled sole (Pleuronectes yokohamae) and the time of cultivate laver would be required.
著者
早川 哲也 寺島 貴志 西畑 昭史 山角 浩一 浜岡 荘司 佐伯 浩
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海洋開発論文集 (ISSN:09127348)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.783-787, 1997 (Released:2011-06-27)
参考文献数
4

Ports and fishing ports in cold regions in Hokkaido freeze during winter. Changes in sea level after ice sheets have adfrozen to port facilities, such as floating structures, quays and breakwaters, create vertical ice loads. Floating structures often suffer damage from sea ice, making it important to consider the influence of the sea ice in the design of such structures in cold regions.In this study, investigations of sea ice conditions were conducted to estimate ice loads, and the distribution of ice thickness and the area range where the ice sheet undergoes flexural failure were clarified.
著者
山本 雄平 中村 健二 田中 成典 藤本 雄紀
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集F3(土木情報学) (ISSN:21856591)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.I_139-I_146, 2013

CGMには,地域住民に役立つ情報が多く投稿されている.例えば,地域の防犯に関する情報や災害時の緊急対応に関する情報などが含まれており,あらゆる地域の様々な情報が集約され公開されている.しかし,CGMは誰でも投稿可能なメディアであるため,1つのWebページに複数の地域に関する情報が混在することや同一地域でも異なるトピックの情報が含まれることが多くあり,特定の地域やその内容に関連した情報のみを抽出することが困難である.そこで,本研究では,CGMに流通する情報を投稿単位に分割し,各投稿が対象としている地域や内容に基づいてグループ化することで,CGMから有害な地域情報を抽出する手法を提案する.さらに,グループ化した投稿に含まれる位置情報を解析してGIS上に表示することで,地域情報マップの構築の可能性を検討する.
著者
後藤 仁志 林 稔 安藤 怜 酒井 哲郎
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
水工学論文集 (ISSN:09167374)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.547-552, 2003-02-10 (Released:2010-06-04)
参考文献数
11
被引用文献数
1 5

The Lagrangian model of solid-liquid two phase flow is proposed by combining the Moving Particle Semi-implicit (=MPS) method with the Distinct Element Method (=DEM). The governing equations of two fluid model is discretized by the MPS method, with the model of interparticle collision in solid phase based on the DEM. The relationships of present model with the previous Lagrangian model of a motion of single sediment particle and the non-Newtonian fluid model are discussed. The performance of the present model is investigated by simulating the dropping lump of mud into still water. By comparing the solutions of three models, such as the present model; the two fluid model by the MPS method without the DEM; and the MPS method with the passively moving solids module, the effect of cohesion of mud is reproduced well by the present model.
著者
小柳 武和 久我 能朗 志摩 邦雄 山形 耕一
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.327-334, 1995

熱気球の優雅で幻想的な景観は、それを見る人々に夢や冒険や自然との一体感など様々なイメージを抱かせる。本研究は、熱気球の創り出す景観が人々にどのように認知されているのかを把握することを目的とし、熱気球のフォトコンテスト応募写真を用いて、熱気球特有の景観の分類抽出と、その視覚的特性および景観構成要素の分析を行ったものである。その結果、熱気球特有の景観タイプとして、9っのタイプが抽出できた。また、願望視距離と視角を指標として、これらのタイプの視覚的特性を明らかにできた。さらに、背景となる山や川や田畑などが熱気球の景観を引き立てる重要な景観構成要素であることが理解できた。
著者
柏谷 増男 朝倉 康夫 細川 透
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.659-665, 1999

混雑が路線選択行動に与える統計的分析は, 従来からクロスセクション分析により試みられてきたが, マクロデータでは有意な結果が得られていない.本研究では時系列のデータ分析が必要と考え, プーリング推定ータを対象とした推定の結果, 推定式自体の精度は良く, 混雑を表す指標の予想混雑率の逆数の値は1%ないし0.1%の水準で有意となった.ただし, 昭和62年以前の国鉄の推計方式にバイアスがあるとすれば, 断定的な結論は下せない.なお, この結果から推測される弾性値は小さく, 鉄道各社が積極的に混雑率低下に取り組めるほどの乗客数増加は望めない.
著者
星野 裕司 小林 一郎
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.89-100, 2001-05-01 (Released:2010-06-15)
参考文献数
15

This paper studies on the battery site of Meiji period to analyze the fields and functions of the civil engineering heritage. Firstly, the current state of the battery site in the whole country was classified into four kinds (the unuse type, the single use type, the crowd use type, and the removed type). Secondly, the fields are divided into four levels (a structure level, a district level, a regional level, and the geography level), and the two functions (experience and imagine) are pointed out. Finally, the relations between the fields and functions are discussed.
著者
波床 正敏 塚本 直幸
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.599-608, 2005-10-31 (Released:2010-06-04)
参考文献数
22

本研究では、公共交通の輸送需要と運行頻度の関係に着目し、速度相当のパフォーマンス指標として期待サービス速度を定義した。この指標は輸送需要の増加にともない増大し、表定速度を漸近線とする。自動車交通についても輸送需要を人単位に換算し、公共交通と比較可能とした。次に、自動車交通と公共交通との両方が整備される場合、総合的に都市交通空間がどのようなパフォーマンスを示す可能性があるかについて考察した。その結果、公共交通の小規模な水準向上では道路渋滞が解消しないばかりか、乗客減少の可能性すらあること、車線増設で渋滞が発生する可能性があること、総需要減少で渋滞が発生する可能性があることなどがわかった。
著者
菊本 智樹 川端 信義 丸山 大輔 山田 眞久
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集F (ISSN:18806074)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.448-459, 2007

本論文は,小型道路トンネル火災の熱気流(煙)挙動特性について,3次元シミュレーションを行い検討したものである.シミュレーションの小断面トンネルに対する再現性は,火災模型実験との比較から確認した.また,小型道路トンネルの想定火災である乗用車の発熱速度(熱対流成分)および煙発生速度は,既往の実大火災実験に対してシミュレーションを試行錯誤し,それぞれ1.8MW,9g/s(最盛期)と決定した.小型道路トンネルにおける乗用車火災のシミュレーションから,普通道路トンネルに比べて煙が短時間・短距離で降下し,充満しやすいが,煙先端の移動速度は普通道路トンネルのバス火災時より遅く,普通乗用車および大型乗用車の単独火災時にそれぞれ最大で約0.8m/s,約1.0m/sであることを明らかにした.
著者
金子 傑 深沢 泰晴 杉山 俊幸 向山 辰夫 岩城 達思
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.528, pp.179-189, 1995-12-20 (Released:2010-08-24)
参考文献数
10

空域制限のある軟弱地盤地域での経済的な吊形式橋梁の模索という観点から, 中央スパン500m規模までは斜張橋および吊橋の主桁断面には応力上の余裕があることに着目し, 主塔高さが低く, 側径間に大きなアンカーブロックを必要としない, 吊橋と同程度の主塔高の自定式斜張橋および自定式吊橋の構造特性を把握することにより, 中央スパン500m規模の自定式吊形式橋梁としての両形式の適用可能性について検討を加えた. その結果, 両形式とも経済的で充分な安全性を有していること, 耐風性, 耐震性の面でも問題のないこと等が明らかとなった.
著者
鈴木 圭 山下 真樹
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究論文集 (ISSN:13495712)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.1-13, 2006-06-15 (Released:2010-06-04)
参考文献数
35

From the latter half of the 19th century to the beginning of the20thin Europe, reinforced concrete, a new construction material was invented and prevailed rapidly in the society, where stone and steel was the dominant materials, through the intensive studies and the application to structures. This paper summarize the development of reinforced concrete bridges in Europe based on the design philosophy such as, Monier, Hennebique and Metal system. The first specification of reinforced concrete in Europe was established in Switzerland by 1903 was also investigated.
著者
鈴木 聡士 五十嵐 日出夫
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.391-396, 2000

交通と都市は車の両輪である。およそ交通の便なくして都市は繁栄せず、交通システムは都市の繁栄によって、はじめて意義付けられるからである。<BR>このような観点から本研究は、この交通と都市の発展連鎖に着目し、今日では東京新都心と称されるまでに発達した「新宿」の都市形成史について略述する。さらに水運輸送と陸運輸送との結節点である船着場、港湾 (津) における「まち」の発生例として京都の花町・先斗町、次いで交通と都市の連関盛衰について青函連絡船の歴史を回顧しながら、青森市JR駅前地区の盛衰について考究する。そして、青森市の再興には東北新幹線の青森までの開業と同時に、これに接続する北海道新幹線の速やかな函館までへの延伸整備が必要であることを論述する。最後に福岡の「まちづくり」戦略を概観しながら、それとの関連において交通システム整備と「まちづくり」の連動の重要性について論究しようとするものである。
著者
野田 茂 星谷 勝
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.633, pp.41-59, 1999-10-21 (Released:2010-08-24)
参考文献数
27

複数地点で観測値が与えられた条件付対数正規確率場において, 不偏推定・最小誤差共分散規範に基づく Kriging 法と条件付確率密度関数法には固有な差があるのであろうか. この疑問に答えるため, 前者から導いた最適推定値, 推定誤差共分散, 後者からの条件付平均値, 条件付共分散の検討結果ならびに数値分析の結果, 1) 最適推定値と条件付平均値は完全に一致すること, 2) 推定誤差共分散は条件付共分散と異なること, 3) 推定誤差共分散は観測位置のみに依存し, 観測値に無関係であるが, 条件付共分散は観測値に依存すること, 4) 推定誤差共分散は条件付シミュレーションに関与しないことが見出された. 2つの方法は正規確率場において完全に等価であるが, ここで指摘した知見は条件付正規確率場とは異なる性質である.
著者
田中 尚人 二村 春香 秋山 孝正
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.407-415, 2006

本論文は, 水辺を基盤として発展してきた都市形成におけるコミュニティの成立構造, 変化のプロセスについて考察し, 水辺のインフラストラクチャーとコミュニティのあり方について考察したものである.具体的には, 岐阜市中心部長良橋周辺を対象として, 文献資料から都市基盤整備の概要を把握, 特に水防と水辺利用の要として整備されてきた陸閘に着目し現地調査を行った.さらにヒアリング調査により, コミュニティの変遷と現況を整理し, 水辺に対する意識や工夫, ルールを抽出した.本論文の成果として, 水辺のコミュニティが自ら継承してきた水防システムを保持している場合適切な水辺利用が可能となり, 水防と水辺利用のバランスを保つシステムの運用には, 地域住民のインフラストラクチャーに対する理解が重要な要素となることが明らかとなった.
著者
平井 利枝 矢吹 信喜 福田 知弘 道川 隆士
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集F3(土木情報学) (ISSN:21856591)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2, pp.I_34-I_41, 2014
被引用文献数
1

犯罪不安は生活の質(QOL)に大きく影響を与えるため犯罪予防は重要な課題である.犯罪予防の手法の一つである防犯環境設計(CPTED)は,特に都市部で多い機会犯罪の予防に効果的だとされているが,これに近年発展が進む無線センサネットワークを利用することを考えた.本研究ではセンサノードにArduinoと通信モジュールを用いることで安価に無線センサネットワークを構築し,屋外でも使用可能なデバイスの設計とシステムの検討を目的とした.検証実験では実際に屋外にデバイスを設置し,正常にシステムが作動することを確認した.
著者
韓 直林 馬場 俊介
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.77-88, 1996-06-05 (Released:2010-06-15)
参考文献数
42

Chinese suspension bridges, which have been developed in the different way compared with the modern suspension bridges in 19 century, are reviewed based on the quotations taken from historical books published by various districts in China. In Chapter 3, Chinese suspension bridges are classified into 4 categories, and developments of style from category I to IV are explained due to the quotations. In Chapter 4, the most important property of Chinese suspension bridges, that is the use of iron chain, is explained and some quotations are introduced. In Chapter 5, developments of Chinese suspension bridges are compared with those of European bridges.
著者
橋本 典明 河合 弘泰 松浦 邦明
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海岸工学論文集 (ISSN:09167897)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.1221-1225, 2005
被引用文献数
1

過去半世紀間において日本列島の南方海域では, 台風の平均中心気圧が低下してきた. また, 気象庁のRCM20で予測した100年後の気圧や風の日平均データから台風を抽出し, その属性を統計解析すると, 今後100年間に九州南部などでは平均中心気圧が低下する可能性があり, その一方で, 本州の東部や日本海における変化は少ないことが分かった. さらに, 地球温暖化の影響の一つとして, 台風属性の時間変化量の平均場が緯度・経度方向に平行移動すると仮定し, 確率台風モデルによって将来に発生する台風の属性を与えた. そして, そのような平均場の移動によって, 三大湾の周辺に来襲する台風の中心気圧や風速の極値が変化することを示した
著者
篠原 修
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
日本土木史研究発表会論文集 (ISSN:09134107)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.323-330, 1985-06-25 (Released:2010-06-15)
参考文献数
15

In the paper, the difference and sameness of the road images between Japanese and French, German, English are investigated. Many sorts of words of road were picked up from these four languages first, and then the original meaning of the words were inquired from the etimological viewpoint. The road images were discussed and compared by means of these original meanings finally. As a result, the basic road images of Japanese were classified into following six categories. (1) as a orientation indicator (2) as a space for passing (3) as a element to divide and enclose houses (4) as a element of connecting (5) as a thing having long streching form (6) as a way of go and back, former two are pure Japanese images and the latter four are Chinese-Japanese ones. On the other hand, the basic images of French, German and English were classified into nine categories. (1) as a breaked way (2) as a way to reach (3) as a way of paved or unpaved (4) as a space for rambling (5) as a trodden way (6) as a way on wall (7) as a way beside water (8) as a horse riding way (9) as a city boundary element.