1 0 0 0 OA 薬の名前

著者
高取 吉太郎 男全 精一 山本 平
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.113-118, 1979-02-01 (Released:2018-08-26)

名は体を表すというが, 薬の名前にしたところで, 化学名や症状の特徴をうまくとらえた名前は覚えやすく親しみやすい.それでいて時代を画した薬の名前は何やら威厳が備っているものだ.薬の名前は患者に希望を与えるものでありたいし, 処方する医師, 調剤する薬剤師には, どんなに繁忙な時にも間違いを起すことのない明瞭で信頼性の高いものであって欲しい.そして日本で生れた薬の名前も世界に通用するものであって欲しい.
著者
石川 千里 豊島 良美 髙田 雅美 長尾 年恭 城 和貴
雑誌
情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM) (ISSN:18827780)
巻号頁・発行日
vol.3, no.2, pp.22-31, 2010-03-17

地電位差データに稀に含まれる異常電流を地震前駆的シグナル (SES: Seismic Electric Signals) として検出することで地震の予知を図る手法がある.強い電車ノイズを含む地電位差データから SES を検出するために,独立成分分析 (ICA: Independent Component Analysis) を地電位差データに適用し,電車ノイズを分離することが試みられており,結果として ICA が有効であることは確認されている.また,地震予測を迅速に行うためには,ノイズを分離したデータから自動的に SES を検出する手法が必要である.本稿では,ICA を用いて電車ノイズを分離した結果から,自動的に SES を検出する手法について提案する.新潟県中越地震の SES を含むと考えられる地電位差データに対して提案手法を適用する実験を行い,適用結果と地震発生データの相関調査を行う.
著者
徳田 裕 荻田 讓 米澤 徹哉
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.38 Suppl. No.2 (第46回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.DaOI1031, 2011 (Released:2011-05-26)

【目的】 静脈性浮腫及び深部静脈血栓症(DVT)予防に対する理学療法として運動療法,物理療法,間欠的空気圧迫法,弾性包帯,下肢挙上等を併用することが多い.その中でも,下肢挙上に関するDose(高さ,時間)についての報告は30cm程度が静脈性浮腫の改善に有効との報告しか見受けられない.そこで今回,下肢挙上高及び挙上時間の違いが静脈還流速度に与える影響を検討し,下肢挙上のDoseを明確にすることを目的とした. 【方法】 対象は疾患の既往がない健常成人56名(男31名,女25名,平均年齢21.2±2.4歳,平均体重59.3±9.6kg)を無作為に下肢挙上高15cm群(15cm群)に19名,30cm群に20名,45cm群に17名振り分けた. 方法は,室温約24°C,湿度約50%の条件下で,10分間の馴化時間の後に,背臥位にて左下肢の膝窩静脈の血流速度をデジタルカラー超音波診断装置,プローブはリニア探触子(7.5MHz)を用いパルスドプラ法にて測定した.次に,左下肢を15cm,30cm,45cmの台へそれぞれ挙上させ5,10,15,20分後に同様の方法にて血流速度を測定した.測定項目は収縮期最高血流速度(PSV)とした.統計処理は,各挙上高群の経時的PSVの比較には一元配置分散分析を用い,有意差を認めた場合,多重比較検定には挙上前との比較を目的にTukey-Kramer法を用いた.更に,有意差を認めた各挙上高・挙上時間の群間の比較には挙上前を基準とした変化率を算出し一元配置分散分析で有意差を認めた場合,同時間の比較にMann-whitneyのU検定を用いた.有意水準は危険率5%未満とした.【説明と同意】 全ての対象者には研究の目的,方法,期待される効果,危険性,個人情報保護について口頭および書面にて説明し,研究参加の同意を得た.【結果】1.各挙上高における経時的PSVの比較 Tukey-Kramer法による多重比較検定の結果,15cm群では挙上前と比べ10分後,15分後,20分後に有意な増加を認めた(p<0.05).30cm群では挙上前と比べ5分後,10分後,15分後に有意な増加を認めた(p<0.05).45cm群では挙上前と比べ5分後に有意な増加を認めた(p<0.05).2.各挙上高・挙上時間の群間比較 Mann-whitneyのU検定の結果,30cm:15分に比べ15cm:15分は有意に高値を示した(p<0.05).15cm:10分に比べ30cm:10分は有意に高値を示した(p<0.01).30cm:5分に比べ45cm:5分では増加傾向を示した.【考察】 静脈血流速の検討にはPSVが多用されており有用性があると考え,本研究の測定項目とした. 重力による血行動態への影響として血液は血管内で部位により位置エネルギーの差を生じ垂直方向へ圧力勾配を持つ.これを静水圧と呼び,1cmにつき0.7mmHgの圧変化がある.下肢挙上位では高さに応じて静水圧を受け,動静脈の陰圧化が生じ,これにより静脈毛細血管の再吸収及び動脈毛細血管での濾過の抑制が生じる. 結果より,挙上高と挙上時間に関するDoseでは,15cm:20分,15cm:15分,30cm:10分,45cm:5分が静脈還流速度を速めることが明確になった.従って下肢を挙上する場合には,Dose(高さ,時間)を検討し実施する必要性があると考えられる.また挙上高45cm群においては,施行中痺れを訴えた者がいて静脈還流速度も低下傾向にあったため,動脈に虚血を生じさせるDoseとなるリスクも考えなければいけないことも示唆された.【理学療法学研究としての意義】 本研究の結果より,静脈還流速度を促進する下肢挙上のDose(高さ:時間)が明確となり,理学療法臨床場面での浮腫治療及びDVT予防における下肢挙上に関する一つの目安を示すことができたと考えられる.
著者
Shohei Nosaki Ken Hoshikawa Hiroshi Ezura Kenji Miura
出版者
Japanese Society for Plant Biotechnology
雑誌
Plant Biotechnology (ISSN:13424580)
巻号頁・発行日
pp.21.0610a, (Released:2021-09-18)
参考文献数
60
被引用文献数
31

The production of recombinant proteins is important in academic research to identify protein functions. Moreover, recombinant enzymes are used in the food and chemical industries, and high-quality proteins are required for diagnostic, therapeutic, and pharmaceutical applications. Though many recombinant proteins are produced by microbial or mammalian cell-based expression systems, plants have been promoted as alternative, cost-effective, scalable, safe, and sustainable expression systems. The development and improvement of transient expression systems have significantly reduced the period of protein production and increased the yield of recombinant proteins in plants. In this review, we consider the importance of plant-based expression systems for recombinant protein production and as genetic engineering tools.
著者
新垣 友規
出版者
早稲田大学人間科学学術院
雑誌
人間科学研究 (ISSN:18800270)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.64, 2012-03-26
著者
西田 迪雄
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.68, no.6, pp.485-486, 2005

鉄道写真撮影にディジタルカメラを用いる利点が述べられている. 鉄道写真における被写体は高速運動している. 列車の最高速度は時速130kmにも達するのでシャッター速度を1/1000に設定すると, 列車はそのシャッターが開いている間に3.6cm移動する. このような高速被写体の撮影から生じる問題がディジタルカメラでは容易に解決できることが述べられている. さらに露出を標準露出, マイナス露出補正, プラス露出補正とした3画像撮影が可能であることは鉄道写真撮影には非常に有利であることが事例を示して説明されている.
著者
松本 竜一
出版者
湘北短期大学
雑誌
湘北紀要 (ISSN:03859096)
巻号頁・発行日
no.41, pp.105-125, 2020

本稿では,アート・マーケティングの拡張を試みるためにマーケティング4.0の知見を借りる. そして, 新たなセグメントに対するアプローチを検討する. 新たなセグメントとして期待できるのは若者, 女性, ネティズン(Young people, women, and netizens : YWN)である. これらのセグメントは文化に影響を与えるという. そこで, 本稿はアートの消費促進を検討するために, 若者, 女性, ネティズンのサブカルチャー的な想像力の活用について考察する.
著者
田口 由大
出版者
日経BP
雑誌
日経コンストラクション = Nikkei construction (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.749, pp.68-71, 2020-12-14

泉南りんくう公園の最も南に位置するアクティビティエリア。スケートボード場や3人制バスケットボール用コート、サッカーグラウンド、合宿所として使える宿泊施設などを整備した。写真右奥は関西国際空港(写真:生田 将人、文:田口 由大)1 ヤシの木と芝…
著者
A・チャールズ・ ミュラー
出版者
東洋大学東洋学研究所
雑誌
東アジア仏教学術論集 = Proceedings of the International Conference on East Asian Buddhism (ISSN:21876983)
巻号頁・発行日
no.5, pp.125-199, 2017-01

「A・チャールズ・ミュラー氏の発表論文に対するコメント」「菅野博史氏のコメントに対する回答」含
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1531, pp.12-16, 2010-03-08

店内が寒々しいのは天候のせいばかりではないのだろう。3月に入っても雪が舞う北京市内のトヨタ系販売店には、来店客がほとんどいなかった。 リコール(回収・無償修理)問題で揺れるトヨタ自動車。米国での公聴会に出席した豊田章男社長が、次に訪れたのは中国だった。3月1日、政府高官と会談した後、現地メディアとの記者会見に臨んだ豊田社長は「品質問題は最重要課題。