著者
鎌田榮吉著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
1899

1 0 0 0 南洋視察談

著者
鎌田榮吉講演
出版者
[貴族院定例午餐會]
巻号頁・発行日
1927
著者
濱田 一壽 山中 芳 内山 善康 三笠 元彦
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.986-989, 2015-10-25

はじめに リバース型人工肩関節の原型は,腱板機能障害に伴って肩関節が破壊された症例に対して1980年代にフランスで開発された.その後,改良が加えられ2002年から欧米で,またアジア諸国では韓国(2006年認可),中国(2008年認可),香港(2011年認可)で使用されている.その術後成績は近年良好になり,術後10年のsurvival rateは65歳未満の症例で76%2),65歳以上を加えると89%と安定した成績が得られている3).わが国では,髙岸憲二委員長をはじめ日本整形外科学会リバース型人工肩関節ガイドライン策定委員会の先生方のご努力で,厚生労働省からのさまざまな要求をクリアして,2014年4月からようやく使用できるようになった.この手術は日本整形外科学会が作成したガイドラインに沿って行われており16),以下にこのガイドラインから絶対的適応を抜粋する.
著者
大沢 真理
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.15, no.9, pp.9_52-9_54, 2010-09-01 (Released:2010-11-16)
参考文献数
3
被引用文献数
1
著者
有馬 博 高橋 敏秋
出版者
信州大学農学部
雑誌
信州大学農学部紀要 (ISSN:05830621)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.p37-52, 1975-12

1 前報3)のSU-74型加工トマト収穫機試作にひき続き,1975年にSU-75 FS型加工トマト選果機を試作し実験した。2 この選果機は歩行型クローラ台車にホッパー,さん付きバーコンベア,平ベルト逆転式選別コンベア,選果台その他からなる選果装置を搭載した小型の一挙収穫用作業機である。3 作業車は2~8名としうち1~3名がホッパーへ果実を振り落とす。果実はバーコンベアで搬送され逆転コンベアできよう雑物を除去されたのち選果台に達する。他の作業車は,選果台附近にいて熟度選果を行い出荷可能果を畦上のコンテナへ収容する。4 台車から選果装置を取り外し,代わりに荷台を搭載すればコンテナ運搬車として利用できる。5 ほ場実験の結果,果実収穫作業,コンテナ運搬作業とも従来の作業方法の約2~3倍の作業能率(kg/人/分または箱/人/分)をあげることができ,果実の損失もなかった。6 この選果機は単純小型の構造で品種や栽培条件に制約を受けることが少ないので国内の栽培地へただちに導入できるであろうと推察された。
著者
上西 時彦
出版者
JAPAN SOCIETY OF PHOTOGRAMMETRY AND REMOTE SENSING
雑誌
写真測量 (ISSN:05494451)
巻号頁・発行日
vol.6, no.4, pp.155-168, 1967-12-20 (Released:2010-03-19)
参考文献数
18

広域の地すべり研究として, 九州北西部の北松浦半島をとりあげた。写真判読により地形解析を行なった。解析図は地形分類, 傾斜分布, 水系・分水界, 土地利用, 地すべり分布, 玄武岩分布, 線状構造である。解析によって, 次の地形特性を明らかにした。1) 地すべりのあまり進行しないところ, 2) 過去の大地すべりがところにより保存されるところ, 3) 地すべり地が密集し, 現在も引続いて運動するところ。これらは地域的に, 北西部緩傾斜地, 南西部急傾斜地, 東半部急傾斜地に対応する。さらに, いくつかの例をあげ最近の地すべり発達にふれた。
著者
松尾眞 砂子
出版者
公益社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.9, pp.1059-1062, 1996-09-15 (Released:2009-05-26)
参考文献数
5
被引用文献数
3 7

おから(OC)をテンペ菌で発酵させたおからテンペ(OT)では,タンパク質の消化性が発酵によりどのような影響を受けるかを調べた.遊離アミノ酸量やタンパク質の分子量分布を比較すると,OTにはOCより遊離アミノ酸や低分子領域のタンパク質が多かった.この結果から,OTでは発酵によりタンパク質の一部が分解されていることが示唆された.また,OCやOTを唯一のタンパク質源とする飼料でラットを飼育し,消化残渣を光学顕微鏡で観察するとOTの盲腸内消化残渣ではタンパク質の存在が不明瞭であったが,OCの盲腸内消化残渣ではタンパク質を明確に確認できた.糞中消化残渣では両飼料ともタンパク質は全く確認できなかった.したがって、両タンパク質は完全に利用されるが,OTのタンパク質はOCのタンパク質より容易に消化されることが推察された.
出版者
日経BP社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.344, pp.68-71, 2011-07

独身世帯や子供のいない世帯は、将来設計が描きにくいこともあって、ついおカネを使ってしまいがちだが、年収の割にしっかり貯めている「ごリッパ家計*」を営んでいる世帯も確実にいる。年収の割に貯まってない「残念家計」と何が違うのか、アンケート結果から探ってみよう。
著者
吉田 彩子
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.240-247, 2020-04-01 (Released:2021-04-01)
参考文献数
19

微生物のもつ多彩な機能を利用して,多くの有用物質生産に微生物による発酵法が用いられている.そのなかでもグルタミン酸発酵を発端としてわが国が主動的な役割を果たしたアミノ酸発酵技術の発展により,ほとんどのアミノ酸の微生物による生産法が確立されている.発酵生産技術の開発過程で,さまざまなアミノ酸の生合成経路やその代謝制御機構の存在が明らかとなり,代謝制御発酵が進んだ一方で,生合成機構や調節機構の詳細はあまり明らかにされてこなかった.筆者らはこれまで構造生物学的手法などを用いて,リジン生合成の鍵酵素の活性調節機構を明らかにしてきた.本稿ではリジンをはじめとするアミノ酸の生合成機構やその進化,生合成酵素の調節機構について,筆者らが行った研究を中心に紹介する.
著者
福田 一彦 浅岡 章一

大学生の睡眠覚醒リズムの乱れ(不規則化・睡眠相の後退) は, 全世界的な現象ではあるが, 国民全体が世界で最も夜型化している日本の場合, 大学生の睡眠の状態も世界で最も悪い状態にある。今回は, 本学の学生を対象に大学生の睡眠覚醒リズムの現状について, また, 睡眠覚醒リズムの乱れが日中の状況に及ぼす影響についてなどを検討した。また, 大学生の睡眠覚醒リズムの改善を目的として試験的な介入実験を行い, その効果について検討を行った。
著者
今給黎 明大 徳永 英明 田邊 隼翔 小迫 雅裕 匹田 政幸
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.111, 2016

自動車運搬船は,自動車が積み込まれている収納区間は危険区域とよばれコンセントを設けることができない。また,船内の居住区や船外の電気使用のためのコンセントについても設置スペース確保の問題と潮風による腐食の問題がある。非接触給電は,電力を伝送する際に接点がないため安全であり,金属部が外気に触れない構造を取れるため,腐食の問題も解決できる可能性がある。 本稿では,使用したい場合に自由にコンセントを取り外しできる非接触給電構造を提案し,システムの回路構成と各部動作についてシミュレーションにより検討した。また,船内の高調波規格を満たすため高調波低減方法についても検討したので報告する。
著者
丸山 浩明
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.121, no.5, pp.799-814, 2012-10-25 (Released:2012-12-05)
参考文献数
55

This paper begins with a review of the progress of scientific geography in Brazil, and proceeds to explain academic exchanges between Japan and Brazil. The results are summarized as follows: (1) Geography in Brazil made great breakthroughs in the 1930's by actively absorbing scientific geography from Western nations, especially from France. (2) The notable progress in Brazilian geography owes much to the contributions of academic societies established in the 1930's, i.e., Institute Brasileiro de Geografia e Estatística (IBGE), Conselho Nacional de Geografia (CNG), Associação dos Geógrafos Brasileiros (AGB), and several leading universities. (3) Academic exchanges between Japan and Brazil in the field of geography started after World War II, when Japan resumed diplomatic relations with Brazil. The main subject of early research by Japanese geographers was the adaptation and settlement process of Japanese immigrants in Brazil. (4) From 1966, overseas scientific research expeditions by members of Tokyo University of Education and the current University of Tsukuba were conducted under Grant-in-Aid for scientific research. (5) Brazil has achieved great economic growth as a member of the BRICs. Social and environmental problems caused by rapid agricultural and fuel development have been the main subjects of Brazilian studies.
著者
瀬川 真平
出版者
公益社団法人 東京地学協会
雑誌
地学雑誌 (ISSN:0022135X)
巻号頁・発行日
vol.121, no.5, pp.867-873, 2012-10-25 (Released:2012-12-05)
参考文献数
3

This paper presents an overview of the current status of geography in Indonesia with particular reference to the university education system. Geography as a discipline apparently occupies a peripheral position in the academic institutions of Indonesia as shown by the fact that so far only three universities offer geography-majors among the nation's some four-hundred colleges. The geography of Indonesia today is characterized by three major trends. The first is a preference for physical geography in accordance with the perception that geography as a whole is one of the natural sciences. The second trend can be observed in the remarkable emphasis placed upon new technologies applying spatial information, which are both subject of study and advanced tools. Finally, geography seeks to play an active role as a practical science within the context of a nation addressing development and integration.