1 0 0 0 IR 編集後記

出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.36, 2019
著者
柄越 祥子
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.36, pp.311-336, 2019

一 はじめに二 私立学校の青森県再疎開三 青森県での疎開生活四 まとめ研究ノート
著者
諸橋 英一
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.36, pp.253-281, 2019

はじめに一 イギリスの戦時経済政策への評価二 自由経済か自給経済か三 日本の針路と支那おわりに論説
著者
霍 耀林
出版者
慶應義塾福沢研究センター
雑誌
近代日本研究 (ISSN:09114181)
巻号頁・発行日
no.36, pp.215-251, 2019

はじめに一 漢口・兗州・南京事件に関する日中両国の折衝二 対支同志連合会とその行動三 辛亥革命後日本の対華政策おわりに論説
著者
岡本 牧子
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.34, no.10, pp.81-86, 2020

<p>日本の手漉き和紙技術は,ユネスコの無形文化遺産に登録されるなど世界に発信できる日本独自の文化である.特に南西諸島及び台湾に生息するアオガンピ(青雁皮)を原料とする琉球紙の製造技術は,沖縄県独自のテーマとして特色のある教材となるが,原料の調達が困難なため持続可能な教材として未だに確立していない.本研究では,学校現場での原料調達を可能にするべく,中学校技術科の生物育成分野の学習教材として取り扱えるよう,アオガンピの栽培方法やコスト,学習指導計画等を提案し,沖縄県独自の和紙製造技術を教材化することを目的としている.本論文では,アオガンピの栽培方法について専門用語をなるべく使用せず,学校現場でも準備可能な道具や方法についてまとめたので報告する.</p>
著者
Yoko Kamiya Fumitaka Abe Masafumi Mikami Masaki Endo Kanako Kawaura
出版者
Japanese Society for Plant Cell and Molecular Biology
雑誌
Plant Biotechnology (ISSN:13424580)
巻号頁・発行日
vol.37, no.2, pp.247-251, 2020-06-25 (Released:2020-06-25)
参考文献数
11
被引用文献数
12

Genome editing using CRISPR/Cas9 is useful for common wheat because common wheat has allohexaploid nature and it can induce mutations simultaneously in three homoeologous genes. Although Agrobacterium-mediated transformation has advantages in genome editing, it still has low efficiency and requires relatively long time in wheat. Therefore, the use of guide RNAs (gRNAs) with efficient mutagenesis in vivo is one of the critical factors for producing genome-edited mutant lines in a short time. In this study, we targeted three genes in common wheat and established a rapid method for detection of mutations induced by the biolistic transient expression system. Biolistic transient expression of the gRNAs and Cas9 was achieved in immature wheat embryos. Mutations were detected a week later using PCR-RFLP and verified by the sequencing of genomic clones. We confirmed several types of mutations that occurred at different rates depending on the target sequences. Furthermore, frequencies of mutations tended to be higher at the targets that were edited at higher rates in the plants transformed by Agrobacterium. These results show that this method of rapid detection of edited mutations could be used for variety of applications, such as screening of target sequences or modified vectors for efficient CRISPR/Cas9 genome editing in wheat.
著者
雪丸 武彦
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.82, no.1, pp.48-64, 2015 (Released:2016-05-19)
被引用文献数
1

2014年は安倍晋三内閣により教育改革が牽引され、多数の改革案や変化が生み出された年であった。1月24日の第186回国会における施政方針演説において安倍首相は「若者を伸ばす教育再生」として①教育委員会制度改革、②道徳を特別の教科として位置づけること、③幼児教育の段階的無償化、④教科書の改善、⑤英語教育の強化、⑥外国人留学生の受入拡大、外国人教員倍増、⑦グローバル化に向けた改革を断行する大学への支援、⑧海外留学の倍増、を掲げた。これらの改革は2014年中に検討され、一部は法制化された。 2014年の改革案、変化は上記以外にも目立ったものがいくつかある。上記を含め、その内容を筆者なりに吟味すると、大きく4つに区分される。第1に、戦後から継続されてきた教育制度を変えるものである。これに該当するものとして「大学のガバナンス改革」(4月)が挙げられる。学長のリーダーシップが制度的に強化され、同時に教授会のプレゼンスは後退した。また、教育再生実行会議の提言(7月)、中教審答申(12月)で示された「小中一貫教育学校(仮称)」もこの区分に位置づけられよう。教育の機会均等の理念のもと、戦後から小学校6年間、中学校3年間の区切り及び単線型の教育制度は維持されてきたが、それらを変える内容が提案された。 第2に、55年体制を契機に作られた仕組みを変えるものである。これには法律改正を伴った「教育委員会制度改革」(6月)が該当する。この改革により自治体の首長の教育行政に対する関与は大きく強まるものと予想される。また、中教審答申(10月)で示された「特別な教科 道徳」(仮称)も、教育課程の領域である「道徳」の位置づけを変化させるものである。 第3に、「第3の教育改革」の修正を図るものである。これには「土曜授業の実施」が該当する。学校週5日制の導入は前回の学習指導要領改訂時における目玉であったが、国の事業(7月)、鹿児島県の方針(12月)のように少しずつ見直しが図られている。また、「大学入試改革」が着手され、中教審答申(12月)において大学入試センター試験の廃止及び、新たなテストの導入が示された。 第4に、将来的な国家的・社会的変化や危機に対応するものである。日本史必修化、新教科「公共」(1月)、小学校英語の教科化(9月)といった「安倍カラー」の強い改革案もあれば、地方創生の「総合戦略」(12月)では「放課後児童クラブ」「放課後子供教室」の拡大といった少子化対策、子育て支援の文脈からの改革案も提案されている。また、フリースクールへの公的支援の検討(10月)のように、興味深い改革も着手されている。 これら以外に2014年は国と地方との対立も目立った。教科書採択をめぐり国による市町村への是正要求が初めてなされたケース(3月)、文科省の方針に沿わない学力テスト結果の公表を行い問題となったケース(9月)は、国と地方との関係の変化を示すものとして記憶にとどめておくべき事項である。 2014年は様々な方位から、また様々な方位へ改革がなされた。今後これらの改革がいかに結実するのか、あるいは終わりのない改革を続けるのか。その動向をさらに注目していく必要があろう。
著者
鍵谷 勤
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.29, no.9, pp.667-674, 1980-09-01 (Released:2011-09-21)
参考文献数
68
著者
池田 英史 西浦 英樹
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.9-18, 2013-03-20 (Released:2015-08-22)
参考文献数
16
被引用文献数
2 1

近年,敏感肌を自覚する女性が増えており,敏感肌をターゲットにした市場も広がっている。しかし,敏感肌化粧品の安全性評価は明確なin vitro試験法が存在しないことから,実際の敏感肌者で評価を行っていることが現状である。そのため,敏感肌を想定したin vitro試験法の確立が望まれている。また,化粧品業界では,動物愛護の観点から動物を使用しない動物実験代替法を用いることが増えている。このような背景から,今回われわれは敏感肌の症状の一つであるバリア機能の低下に着目し,3次元培養表皮モデルLabCyte EPI-MODEL 13日培養品および6日培養品を用いて,敏感肌を想定した安全性評価ツールとしての可能性を検討した。6日培養品は13日培養品に比べ,角層が薄く,セラミド量も顕著に低い値を示し,TEWL値も高い傾向を示した。また,in vitro皮膚刺激性試験の結果から,角層の薄い6日培養品はほとんどの化学物質および化粧品製剤において,13日培養品よりも高い刺激感受性であることを示した。さらに被検物質の暴露時間を長くすることで,より明確な結果になることを確認した。これらの知見は,LabCyte EPI-MODEL 6日培養品を用いることで,化学物質および化粧品製剤の潜在的な皮膚刺激レベルを評価することができ,敏感肌化粧品開発における安全性評価ツールの一つになり得る可能性を示唆している。
著者
薄木 三生
出版者
東洋大学国際地域学部
雑誌
観光学研究 (ISSN:13472240)
巻号頁・発行日
no.8, pp.13-25[含 英語文要旨], 2009-03
著者
上之園 裕二 都築 佳生 犬塚 信博 世木 博久 伊藤 英則
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第54回, no.人工知能と認知科学, pp.267-268, 1997-03-12

名曲と言われるクラシックなど私たちが心地よいと思う音楽の多くは、1/fゆらぎを持っていることが知られている。また自然界においても風や星の瞬きの多くが1/fゆらぎを持っていると言われ、風が起因となる木の葉のゆれも、1/fゆらぎを持つことが推測される。本稿では、自然界の木の葉の軌跡が1/fゆらぎを持つことを確認し、その軌跡に基づいて心地よいゆらぎをもつ音楽を生成するシステムを提案する。
著者
伊藤 史斗 長谷 和徳 内田 和男
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.85, no.878, pp.19-00191, 2019 (Released:2019-10-25)
参考文献数
15

The frame stiffness in a racing bicycle might influence not only toughness as the frame structure but also performance of an athlete. The purpose of this study is to clarify biodynamic relations between the frame stiffness in a racing bicycle and the physical loads of an athlete by using a forward dynamics simulation model. The human body structure was represented by the 13-rigid-links and 23-degrees-of-freedom model. Based on the theory of multibody dynamics, the frame structure was expressed by combination of 12 rigid pipes, and the frame stiffness was modeled by rotational springs at the connecting joint between the rigid pipes. Spring coefficients were changed according to the thickness of the frame pipes. The pedaling load from the crank was computed by the angular velocity and angular acceleration of the crank. Moreover, the driving force in the bicycle was additionally defined to consider the influence of the frame weight on the human joint load. The human body model was driven by the joint toques to minimize the cost function consisting of the joint loads in the human body and the driving force in the bicycle, and also to keep desired angular velocity of the crank. Validity of the simulation was evaluated by comparing the joint angles and torques with the measured ones. As for the result, the larger stiffness of the frame resulted in smaller the joint loads in the human body, and optimal stiffness would be determined by the balance between the joint loads in the human body and the driving force in the bicycle.
著者
藤田 紀之 東 淳樹 服部 俊宏
出版者
公益社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業農村工学会論文集 (ISSN:18822789)
巻号頁・発行日
vol.81, no.5, pp.403-410, 2013-10-25 (Released:2014-10-25)
参考文献数
20

岩手県盛岡市において,ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)およびハシボソガラス(C. corone)の生息分布と土地利用に対する選好性を明らかにするために生息確認地点を記録し,生息分布図の作成および生息確認地点と土地利用との関係を解析した.繁殖期,非繁殖期においてハシブトガラスは市街地や緑の多い住宅地を採食・休息環境として選好していたこと,ハシボソガラスは,水田を採食環境,市街地や緑の多い住宅地を休息環境として選好していたことを定量的に明らかにした.また,両種の生ゴミに対する依存度の違いが採食環境の違いに現れていることを考察した.市街地や農耕地の混在した地域では,両種の選好する採食環境が混在するため,両種が同所的に生息できるのではないかと考えられる.
著者
吉田 保志子 百瀬 浩 山口 恭弘
出版者
日本鳥学会
雑誌
日本鳥学会誌 (ISSN:0913400X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.56-66, 2006 (Released:2007-07-06)
参考文献数
32
被引用文献数
2 2

茨城県南部の農村地域において, 繁殖に成功した場合の平均巣立ち雛数はハシボソガラスで2.37羽, ハシブトガラスで2.62羽であった. 繁殖成否不明のつがいを除外して算出した, 繁殖に成功したつがいの割合はハシボソガラスで76%, ハシブトガラスで87%であった. 両種とも季節が遅いほど1巣あたりの巣立ち雛数が少なかった. 巣周辺の植生・土地利用および他のつがいの存在が巣立ち雛数に及ぼす影響を一般化線型モデルによって解析したところ, ハシボソガラスでは隣のハシブトガラス巣との巣間距離が長く, 巣周辺の採餌環境の面積割合が高く, 隣のハシボソガラス巣との巣間距離が短い場合に巣立ち雛数が多かった. 一方ハシブトガラスでは, 今回の解析からは巣立ち雛数を説明する有効なモデルは構築できなかった. 異種間の平均巣間距離361mは, ハシボソガラス間の410mとハシブトガラス間の451mのいずれと比べても短かった. これはハシブトガラスでは隣接する場所に営巣するハシボソガラスの存在が繁殖に大きな影響とならず, 繁殖開始時期が遅いために, 既に営巣しているハシボソガラスの位置に構わずに巣を作ることが理由である可能性がある.
著者
木部 勢至朗
出版者
生態工学会
雑誌
Eco-Engineering (ISSN:13470485)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.9-15, 2019-01-31 (Released:2019-01-31)
参考文献数
9

On the occasion of his receiving the Academic Award from the Society of Eco-Engineering (SEE), the author provided an overview lecture at its annual meeting in June 2018, on the eco-engineering applications in space systems, focusing on the life support systems of the manned space facility. This paper is intended to be a summary of his talk there and a showcase of technology development activities on the space life support systems which he has been involved in.
著者
木部 勢至朗
出版者
日本マイクログラビティ応用学会
雑誌
International Journal of Microgravity Science and Application (ISSN:21889783)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.340204, 2017-04-30 (Released:2019-12-25)
参考文献数
2

On the occasion of launching the Science Union of Human Planetary Habitation on Space, this document is intended to introduce related activities and possible contributions of the Society of Eco-Engineering. Having started its activity as a small research group on the Closed Ecological Life Support System(CELSS), the life support in space has been one of the main research topics in the society. Recently the society published “Handbook on CELSS and Eco-Engineering” to comemorate its 30th aniversary, which covers the space life support related issues as well as other important Eco-Engineering ones. In addition, it is going to organize several in-house groups on specific topics such as Life Support Technology in Space, Aquaponics, Biomass Utilization, etc. and some of which are expected to work as a counter part for close communication and collaboration with the union.