著者
坂井 忠通
出版者
田園調布学園大学
雑誌
人間福祉研究 (ISSN:13477773)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.177-188, 2000-12-30

本論文は情報システム開発におけるソフトウェアの品質管理手法の改善を実践的な立場から考察,提案するものである。情報システム開発における上流工程(設計,作成工程)で作り込まれたバグ(プログラムのミス等)を下流のテスト工程で確実に摘出/修正して品質向上を実現するために,広く採用されているPB曲線活用方法の限界とその対策をテスト作業者のマインドに着目して改善する提案とその適用事例について述べる。
著者
三井所 健太郎 藤村 直美
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN)
巻号頁・発行日
vol.2009-GN-73, no.17, pp.1-6, 2009-11-19

就職活動の早期化・長期化による、学生の講義及び研究への参加意欲の低下は深刻な問題である。しかし、この問題について大学・学生・企業間で議論されることは少なく、具体的な解決策は講じられていない。本研究では、このような状況を改善するため,学生に大きな負担となっている 「就職情報管理」 及び 「エントリーシート作成」 を支援するシステムを開発した。学生の就職活動への負担を減らし、学業への意識低下を防ぐことを本研究の目的とする。
著者
中野 貞一郎
出版者
日本学士院
雑誌
日本學士院紀要 (ISSN:03880036)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.181-196, 2009-03

2 0 0 0 OA 我が子の教育

著者
鳩山春子 著
出版者
婦女界社
巻号頁・発行日
1919
著者
荒川 正文
出版者
社団法人日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.16, no.164, pp.319-321, 1967-05-15
被引用文献数
2

粉体粒子の付着、凝集の程度を知るためにいくつかの方法が試みられているが、その中で粉体充てん層のせん断応力と荷重の関係からクローン式により粒子間凝集力を測定する方法を試みた。この方法で得られる凝集力はせん断面あたりの力であるが、これに充てん層の空隙率、試料粒子の平均粒子径、粒子1個に対する隣接粒子の平均接触点数を考慮すれば粒子接触点1個の凝集力を計算することができる。粒度の異なった数種のホワイトアランダムを試料としてこの方法で粒子径と粒子間凝集力の関係を調べた。その結果、この試料では脂肪酸処理による粒子の表面の疎水化の効果はほとんど認められない。また、粒子径が小さくなるほど凝集力も減少するが、その力は吸着層を伴ったvan der Waals力の範囲である。しかし、van der Waals力による凝集力は粒子径に比例するといわれるが、この実験では微粒子では粒子径が1/10になると凝集力が1/100程度になった。これは、充てん層のせん断面あたりの凝集力を粒子接触点1個あたりに換算するときに用いたRumpfの仮定に誤りがあると考え、実験結果から逆に補正をすると高空隙率充てんの微粉体では粒子1個の平均接触点数が約2.3となり、微粒子の凝集は珠数状の連りで、かさ高い網状構造を形成していることが推定される。
著者
戸田 光彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告情報システムと社会環境(IS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2004, no.88, pp.1-8, 2004-08-26

情報システムの機能進化とネットワーク社会への変容の関係について論じる.情報システムが社会環境と相互作用して引き起こされる社会変化をマクロに捉えて分析する.近年の知識情報技術の進歩により,情報システムの機能が自動処理からオートポイエーシスに進化する可能性が高いと考えられる.オートポイエティックな情報システムが機能分化して普及する社会を情報社会と定義する「オートポイエティック情報社会論」を考察枠組みとし,知識情報システムのオートポイエーシス機能への高度化を具体例により検討すると共に,ネットワーク組織等の社会的構造・機能と相互作用して実現するネットワーク社会のメカニズムを考察する.Functional evolutions of information systems are studied in connection with the rise of network societies. A macroscopic point of view is applied to analyze interactions of information systems and social environments which will result in social transformations. Recent progresses in knowledge information technology inspire us to foresee probable functional evolution of automatic information systems into autopoiesis. An autopoietic framework for information society analysis is adopted, which defines information society as a society where autopoietic information systems are widely utilized. Examples of knowledge information systems to realize autopoiesis are discussed, and mechanisms of the rise of network societies are analyzed.
著者
寺田 実
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.34, no.7, pp.1610-1617, 1993-07-15
被引用文献数
2

ユーザとの対話を直接担当するプログラムのように多様な処理を長時間にわたり行う場合、利用されなくなった情報(関数定義など)を捨てることが重要になってくる。しかし通常のごみ集め(gC)では、到達可能なデータ(すなわち、少しでも再利用の可能性のあるもの)は回収できない。ここで注目したのが、いくつかのLispにあるWeak Pointer(wp)というデータ型である。wpは単独では参照先をgcから保護しないという特徴を特つ。この機能を拡張し記憶管理のために利用しようというのが本研究である。拡張点は3点ある:捨てた後のポインタの値の個別指定、段階的なデータ保持能カ、減衰によるデータ解放である。この拡張により、データの重要性や利用頻度に対応した保持期間などを設定できる、また、捨てた後での再ロードも容易に実現できるようになる。本論文では、拡張Wpの実現方式について、gCアルゴリズムの変更も含めて考察する。さらに拡張wpをUnix上でのLisp処理系に実装し、アプリケーションを作成して効果やオーバヘッドについて評価を行い、実用性を立証する。
著者
市吉 伸行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.1027-1032, 1994-11-15
被引用文献数
1
著者
小野寺 民也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.1020-1026, 1994-11-15
被引用文献数
2
著者
井上 由扶 柿原 道喜
出版者
九州大学
雑誌
演習林集報 (ISSN:03760707)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.1-27, 1958-01

1956年2月27日,29日の両日,北九州一帯に稀有の降雪があり,冠雪荷重によつて多量の雪害木を生じた.雪害地域は福岡県の北部山地を中心とするかなり広範囲にわたつているが,被書量の大部分は粕屋演習林の所在地篠栗,久山両町附近に集中され,標高200〜700mにある壮齢以上のスギを主とする人工林が激害をうけている.同地域における被害当日の気象が,微風ないし無風状態のまま気温がO°〜-1℃内外にあつて多量の湿り雪を降らせ,冠雪の形成に適度の条件を具えていたためと考えられる.被害樹種はスギを主とし,ヒノキ,マツ,エンピツビャクシン,イヌマキ,モミ,ドイツトウヒ,タケ,広葉樹などであるが,被害総材積の89%はスギである.林分としての被害率はスギ,エンピツビャクシン,イスマギが高く,ことにスギは大面積にわたつて壊滅状態を呈したところも少くないが,ヒノキ,マツ,タケ,広葉樹などは一般に被害率の低い林分が多い.また今次雪害の一つの特徴は,利用期に達した壮齢林および老齢林に被害が大きく,しかも樹幹の挫折,割裂などの被害木が多かつたので,その被害額が甚大であつたことである.粕屋演習林全域の雪害林ならびに近接する猪野国有林のエンピツビャクシン被害につき,実態調査の結果を要約すれば次の通りである.(1)雪害木は林地の傾斜方位に関係なく,各方位ともにみられる.しかし,その被害率はスギ,ヒノキとも東および南方向が大きく,被害が激甚である.(2)傾斜面の上部,中部,下部にわけてスギ林の被害を調べたところ,谷筋は峯通りより本数被害率が大きく,幹折,梢折,曲りなどの被害が多いことが認められた.(3)林地の傾斜度と被害の関係をスギ林についてみると,その平均被害率は緩斜地が急斜地より大きい.これは,スギ林では谷筋に緩斜地が多いこととも関係があるものと認められる.(4)樹種別の被害率はエンピツビャクシン,スギが大きく,ヒノキ,クスは軽少であつた.スギには挫折被害が多く,エンピツビャクシンには根返り木が多い.(5)スギ,ヒノキともにI, II齢級の幼齢林には被害が少く,III齢級以上の林分に被害が多い.ことに伐期近い林分には被害が多く発生しているが,その被害率はIV齢級以上では年齢の増加にともなつて減少する傾向がみられる.(6)雪害林のうち,被害をまぬがれた健全木は,被害木にくらべて一般に胸高直径,樹高,樹冠直径ともに大きく,正常な樹形のものが多い.しかし,被害木のうち梢折木のみは健全木より直径,樹高とも大きい傾向がみられた.(7)一般に梢折木は上層木に多く,傾斜木,曲り木は被圧木に多い傾向が認められる.また幹折木の挫折高は年齢を増すにつれて高くなる傾向がみられる.(8)成立本数の多いほど被害率の増加する傾向がみられ,特に間伐手遅れの過密林分およびこれを急激に間伐した直後の林分は被害率が高い.従つて雪害を軽減するためには早期より適度の除伐,間伐を繰返し,樹形,形質の不良な2級木や被圧木を除去することが必要と認められる.(9)雪害木の利用率算定法として,小班ごとに被害木の径級別細り材積表を作製し,これによつて被害木より採材し得る丸太材積を求め,全被害木の利用可能材積を算定した.この方法による全調査被害木の平均利用率はスギ62%,ヒノキ66%,エンピツビャクシン68%であつて,演習林において算定したスギ,ヒノキの利用可能材積は,造材実行結果との誤差率2.7%に過ぎず,きわめてよく適合する.
著者
寺田 実
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.35, no.11, pp.1000-1005, 1994-11-15
被引用文献数
3
著者
山田 浩史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.50, no.7, 2009-07-15
著者
勝川 健三 森 源治郎 松浦 広味 今西 英雄
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.900-902, 1999-07-15

Nerine 7種を用いた24通りの種間交雑組み合わせのうち, 12組み合わせで植物体を得ることができた.Nerine 3種を種子親に用い, 数種のヒガンバナ科植物を花粉親にして交雑を行ったところ, 19の交雑組み合わせのうち6組み合わせで植物体を得ることができた.