著者
Hasebe Takashi
巻号頁・発行日
1997

Thesis (Ph.D. in Science)--University of Tsukuba, (A), no. 1676, 1997.3.24
著者
若山 忠明 関根 由喜夫
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.243-248, 2003-08-20

The polyphenol oxidase (PPO) activity in the leaves, stalk or flesh, and core or peel of seven vegetables was determined, and the temperature, time and pH value required for the thermal inactivation of the enzyme were investigated. The PPO activity was highest at the bottom of the stalk in spinach, celery and komatsuna and in the core of cabbage, while the PPO activity in radish, carrot, and onion was highest in the peel. The enzyme activity was rapidly decreased by incubating for 10min at a temperature above 50℃ for celery and 60℃ for spinach, cabbage and komatsuna, whereas the carrot PPO activity was gradually decreased above 60℃ and reduced to 19% by heating at 70℃ for 10min. The enzyme obtained from carrot was the most heat resistant, requiring 59.3min at 65℃ for 90% reduction of the activity. The z value of PPO prepared from five vegetables ranged from 6.1℃ to 11.5℃. A change in pH from 5.5 to 4.0 resulted in a substantial reduction in the D value of radish PPO.
著者
中山 貢一
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.126, no.8, pp.565-577, 2006-08-01 (Released:2006-08-01)
参考文献数
54
被引用文献数
1 1

Mechanoreception and subsequent cellular/molecular mechanisms of signal transduction pathways in response to mechanical stresses, including hemodynamic factors, passive stretching, and exercise, are ubiquitous in living organisms. Of these, the cardiovascular system involving the heart and blood vessels is known to be particularly sensitive to mechanical stimuli, for example, stretching and intraluminal pressurization, which might mimic an acute and/or chronic change in blood pressure and flow, induce a variety of responses including contraction, activation of various kinases and ionic channels, production of vasoactive substances, gene expression, and phenotype changes. We have started to clarify the mechanisms underlying this basic principle in the cardiovascular system as it is now generally considered that obesity and a lack of exercise are serious risk factors for cardiovascular diseases such as hypertension, atherosclerosis, and type 2 diabetes. We further extended our research field of mechanotransduction into adipocytes, skeletal muscle cells, and pancreatic beta cells, all of which are related to the core concerns in cardiovascular disease, including the so-called metabolic syndrome. In the present article, we discuss briefly the prologue to our study of mechanotransduction and several topics in the recent progress in this interesting area. We also emphasize that it is important to recognize biomechanical factors and control them not only for improvement in our knowledge of health and disease but also for the development of new drugs.
著者
京極 興一
出版者
日本語学会
雑誌
國語學 (ISSN:04913337)
巻号頁・発行日
vol.160, pp.26-39,113-112, 1990
著者
釘貫 亨
出版者
日本語学会
雑誌
國語學 (ISSN:04913337)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.76-88, 2002-04-01

本居宣長と上田秋成の間で交わされた古代日本語音韻に関する『呵刈葭』論争において、上田秋成はその学問的根拠の大半を友人礪波今道に依拠したことを表明している。今道の名は宣長の裁断によって学説史から消滅したが、彼の著書『喉音用字考』(静嘉堂文庫蔵)を検討すると次の諸点において没却し得ない内容を持っている。(1)「近世仮名遣い論の要諦「喉音三行弁」を『韻鏡』開合、声母、等位を組み合わせた説明に成功した。」(2)「古代日本語に存したア行の「衣」とヤ行の「延」の区別を予見した。」(3)「上代漢字音に存した唇内撥韻尾mと舌内撥韻尾nの区別を発見、論証した。これは従来その創見を言われる東条義門『男信』に数十年先行する。」しかし、上田秋成は今道の画期的な業績を正しく理解せず、宣長が言う半濁音pをいわゆるハ行転呼音と誤解して宣長説を論い、さらに今道が上代の漢字音だけに絞ったmn韻尾の区別を当時の大和言葉に拡大解釈して主張した。宣長は秋成との論争を通じて今道説を知るに過ぎなかったので、秋成もろともに今道を葬り去る結果となった。
著者
足立 博子 足立 哲司 豊岡 示朗
出版者
日本体力医学会
雑誌
体力科學 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.385-391, 2002-08-01
参考文献数
13
被引用文献数
1

ウォーキングスピードの違いとエネルギー代謝の関連について検討した.対象者は, 健康な中年女性7名 (35~50歳) であり, 3種類のスピード (経済: 1km当りのエネルギー消費量が最小となるスピード, 快適: 被験者が気持ちよいと答えたスピード, 速歩: 被験者が無理のない範囲で最も速く歩けると答えたスピード) での60分間のトレッドミルウォーキングを課して代謝反応と血中脂質を測定し, 次のような結果を得た.<BR>1) 60分間のトレッドミルウォーキングを実施したスピードとそれぞれのスピードにおける%VO<SUB>2</SUB>maxと心拍数は, 経済が76m/min (41%VO<SUB>2</SUB>max, 96beats/min) , 快適で90m/min (49%VO<SUB>2</SUB>max, 110beats/min) , 速歩は106m/min (67%VO<SUB>2</SUB>max, 139beats/min) であった.<BR>2) 5分ごとに見た脂肪によるエネルギー消費量は, 3スピードとも経時的に増加したが, 特に速歩スピードでは, 運動開始後の10分目で1.1kcal/minであった脂肪によるエネルギー消費量が運動終了時には2.5kcal/minと2倍以上に達した.<BR>3) 60分間ウォーキングでの総エネルギー消費量はスピードに伴い増加した.脂肪によるエネルギー消費量は, 速歩が109kcalで最も高い値を示したが, 快適: 99kcal, 経済: 92kcalとの間に有意差は認められなかった.
著者
山渕 敬士
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2005-02-02

コンビニやファーストフードのレジスターには、マーケティングのために、客の年齢や性別をインプットするためのボタンがある。顔画像からの性別、年齢情報の自動取得は、効率のよいマーケティングデータの収集などに必要な技術であり、画像情報より、人間の属性を推定できるものができれば便利である。本研究では、人間の顔画像から、ガボールウェーブレット変換、顔のパーツ間距離を利用して特徴量を抽出し、様々な要素から最近傍法を利用して平均顔と比較し、その人物の年齢・性別を判別する手法を提案する。人間による推定率(男女がほぼ100%、年齢層が68%)を目標に、これに近い結果を得られるように、男女、性別の判断、年齢は10歳くぎり5段階の判別をする。この手法により、人間の顔画像から自動でその人物の年齢・性別と情報を得ることができるようになる。
著者
根本 英明 三浦 健司 村岡 裕明 中村 慶久
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.26, no.15, pp.29-34, 2002-02-15

垂直二層膜媒体をMRヘッドで読み出した際に得られるステップ状の再生波形のヒルベルトイコライザによる等化について、微分器との比較を通して調べた。その結果孤立再生波形についてシミュレーション、実測ともにほぼ完全な単峰化が実現可能なことが分かった。また、孤立再生波形の等化波で、パルス幅が最小になるようにパラメータを最適化して測定を行った結果、低記録密度では微分等化器に比べて良好なSN比が得られた。高記録密度では微分器に比べてSN比が低下したが、BERは同程度の特性を得た。
著者
中多 啓子 末次 恵美 安田 みどり 熊川 景子 尊田 民喜 福元 裕二 長谷川 節
出版者
西九州大学
雑誌
永原学園西九州大学・佐賀短期大学紀要 (ISSN:03875326)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.1-9, 2006-03-01
被引用文献数
1

ジャーファメンターで培養されたクロレラブルガリスCK-5株の熱水抽出物(CVE)からの抗酸化物質の分離・精製を試みた。このCVEと溶媒石油ベンジンーベンゼン(9:1、v/v)を分液ロートに入れた。この水抽出液の下層の部分をU成分と名づけた。U成分をSephadexG-25のゲル濾過によって分離した。このフラクションをUVスペクトルの類似性と分子のサイズから分類した。分子量の大きい順に、U-a>U-b>U-c>U-d>U-eと表した。この5成分をTLCの第一鉄-チオシアン法による呈色による抗酸化活性を検出する試験、リノール酸の自動酸化及び紫外線照射によるリノール酸の酸化を第一鉄-チオシアン法によって抗酸化活性を測定する試験を行った。この3つの実験法から、U-b成分がリノール酸に対して5成分中最も抗酸化活性があることがわかった。さらに、U-b成分をSephadexG-10のゲル濾過によってさらに分離・精製を行い、(U-b)a成分を得た。この(U-b)a成分とフィチン酸を電気伝導度検出器を備えたHPLCで測定し、その結果からこの(U-b)a成分は、フィチン酸様の化合物であることが示唆された。(U-b)a成分と、フィターゼによって加水分解されたフィチン酸の混合物を展開溶媒n-プロパノールーアンモニアー水(5:4:1、v/v)を用いたTLC分析を行った。このTLC分析から、抗酸化活性のある(U-b)a成分は、2成分を除いて、6成分がイノシトールリン酸(InsP_1〜InsP_6)類であることが示唆された。
著者
樫村 雅章
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.56, no.8, pp.378-383, 2006-08-01

文化財としての価値の高い貴重書からデジタル画像を得る際には,資料の安全を最も重視して使用機器や方法を検討すべきである。デジタルファクシミリ用画像の入力では,ページ面への機器の接触を伴わない,カメラを用いたワンショット撮影で画像を得る方法が望ましく,1冊で数百ページ分に及ぶ作業の効率の面でも有利である。今回は,ワンショット撮影による2つの方法,すなわち,フィルムを用いた間接的な方法とデジタルカメラによる直接的な方法を,比較しながら概説する。また,貴重書のデジタル画像入力のために開発された専用装置の例を紹介する。
著者
佐々木 祥 宮田 高道 稲積 泰宏 小林 亜樹 酒井 善則
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.78, pp.407-413, 2006-07-14

近年急速に普及しているsocial bookmark は,これまで利用者が個別に管理していたbookmarkをネットワーク上で他の利用者と共有するサービスである.これらのサービスでは多くの場合,利用者がbookmarkに対して「タグ」と呼ばれる自由記述のキーワードを付与することによって管理を行うFolksonomyと呼ばれる分類法を採用している.このようにして利用者が付与したタグ情報の集合は,多数の利用者によって成長を続けるメタデータであるとみなせるため,このタグ情報を利用することにより効率的なコンテンツの検索や推薦を行うことができると考えられる.しかしながら,利用者はあくまで自分自身の嗜好に基づいてタグ付けを行っているため,分類に使用したタグ名そのものは,必ずしも他の利用者とって適切なものであるとは限らない.そこで本研究では,タグの持つ本質的な情報を,タグ名ではなく,タグによるコンテンツの分類情報であると仮定し,分類間の類似度に基づいて利用者に対して望ましいコンテンツの推薦を行うシステムを提案する.The web-based bookmark management service called social bookmark has recently come to be widely used. In the social bookmark, a user can add one or more keywords called `tags' to their own bookmark for future use. The tag information gathering from a lot of users allows us to classify the web contents including database of social bookmark. This classification method is known as Folksonomy. Furthermore, we can qualify the tag information as the effective meta-data for search and recommendation use. However, a user hardly adds tags considering other user's convenience. Because of this behavior, a user will be not satisfied with the way to classify web contents by the name of tags. In this paper, we assume that the essential information of tags are not tag names, but classifications of web contents by tags. Based on this assumption, we have proposed the content recommendation system based on the similarities between the classifications.