1 0 0 0 Museum

著者
東京国立博物館 編
出版者
東京国立博物館
巻号頁・発行日
no.84, 1958-03
著者
井手 康太 堀江 亮太
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.221-226, 2021-08-23

近年,VR空間で開催されるイベントが注目を集めている.我々はジャグリングによるステージパフォーマンスに着目し,その一種であるディアボロの演技をVR空間で行うシステムを開発した.このシステムを用いたVR空間でのディアボロの演技1種類と,現実空間でのディアボロの演技2種類を,それぞれ平面動画として視聴させる主観評価実験を行ったところ,視聴者による演技の評価基準はVR空間で演じられた動画と現実空間で演じられた動画の間で変わらないという傾向が示唆された.
出版者
文化財保護委員会
巻号頁・発行日
vol.〔昭和33年版 第2〕, 1958
著者
遠藤 英樹
出版者
観光学術学会
雑誌
観光学評論 (ISSN:21876649)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.51-65, 2019 (Released:2021-03-31)
被引用文献数
1

私たちが他者と生をいとなむ「社会空間」はすべて、必ず何らかの時代状況との関わりにおいて形成されている。とくに現代にあっては、人、モノ、資本、情報、イメージ、観念等がグローバルに国境を越えて移動する状況のもとで「社会空間」が存在していることにより注意を向けるべきだろう。現代の「社会空間」はグローバルなモビリティの状況によって大きな影響を受けながら形成されているのである。社会のモビリティを現出させていくうえで、「デジタル革命」を経たメディアが果たしている役割は大きい。「デジタル革命」を経たメディアは「モビリティの時代」の中で形成され、社会のモバイル化をうながしているのである。同時にそれは、「モビリティの時代」において、「社会空間」のひとつとして、多様な振舞い(パフォーマンス)がなされる舞台(settings)となっている。社会がモバイル化することによって、デジタル・メディアにおける「プラットフォーム」を「社会空間」として表現される振舞い(パフォーマンス)や情報・イメージ・観念はこれまでと異なる位相のものへ生成変化を遂げていく。同時に、そのことによって「プラットフォーム」は「社会空間」として、モビリティの諸現象を新たなものへと誘い出しうながしもするのである。このことは特に観光現象において、明瞭に見てとることができるだろう。本稿では観光の「インスタ映え」を議論の俎上にあげつつ、観光をめぐる「社会空間」もまた、デジタル・メディアと密接に結びつき、そのことで観光のあり方を変容させるようになっていることを、ぬいぐるみの旅などの事例を通じて検討する。
著者
和久井 健司 岡部 慎也 小松 憲治 丹羽 克昌 藤垣 順三 Kenji Wakui Okabe Shinya Komatsu Kenji Niwa Katsumasa Fujigaki Junzo
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.261-266,

RAPD および ISSR 法により,シクラメン(Cyclamen)属内における種および個体間の遺伝的変異を評価し,類縁関係を推定した。シクラメン属野生種(C. persicum, C. coum, C.purpurascens, C. africanum, C. hederifolium, C. graecum およびC. rohlfsianum)および園芸品種(C. persicum cv.カールソ,ネオゴールデンガール)の計 7種 24個体について,17種のランダムプライマーおよび 11種の ISSR プライマーを用いた多型解析の結果,453 のバンドが検出され,全てのバンドで多型がみられた。そのうち,55 のバンドは種特異的であった。多型データに基づく AMOVA 解析の結果,遺伝的変異は種内と比べて種間で大きく,種の分化が明確に示された。同データによる数量化理論III類より 7種は 4つのグループに分けられた。そこで,野生種のみのデータを用いた UPGMA 法によるクラスター解析を行った結果,7種は 3つのクラスターを構成し,シクラメン属内の亜属を Psilanthum, Gryophoebe, Cyclamen および Eucosme とする,既報の分類仮説と一致した。本研究は,RAPD および ISSR マーカーを用いてシクラメン属内の類縁関係を示した最初の報告であり,これらマーカーによるシクラメン種の識別の可能性を示唆した。
著者
熊野 浩
出版者
一般社団法人 日本人工臓器学会
雑誌
人工臓器 (ISSN:03000818)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.561-566, 1998-04-15 (Released:2011-10-07)
参考文献数
27

ヘパリンコーティング(HC)回路使用, ヘパリン減量下の炎症性メディエーターの変動からみたHC回路の生体適合性を検討した. 待期的開心術30例を従来回路使用10例(N群), HC回路使用10例(H群), HC回路を使用し, かつヘパリンを減量した10例(L群)に分け, 顆粒球エラスターゼ(GEL), C3a, インターロイキン6(IL-6)および8(IL-8)を, 術前から体外循環(CPB)終了24時間後までの11時点で測定した. N群とH群は初回投与ヘパリンを300U/kg, L群は150U/kgとした. その結果, N群のGEL, C3aはCPB中にH群, L群よりも有意に高値であったが, H群とL群の間に差がなかった. IL-6, IL-8はCPB後にL群では他の2群よりも有意に低値であり, N群ではHC回路の2群よりも高値をとる傾向がみられた. HC回路使用により白血球・補体活性化, サイトカイン上昇は抑制され, ヘパリン減量に伴いこれらの抑制効果はさらに向上することが示された.
著者
横地 義照 藤本 浩志 木塚 朝博 横井 孝志
出版者
Japan Human Factors and Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.54-62, 2002-02-15 (Released:2010-03-12)
参考文献数
8
被引用文献数
7 4

下肢の筋力が衰えると (とりわけ高齢者では), 手を大腿部について起立動作を行うことが多い. その場合膝関節から上方では, 大腿部・体幹部・上肢が閉じたリンクを構成するため, 関節点の位置情報からだけでは股関節モーメントを逆問題として解けなくなる. そこで本研究では, 床反力と併せて, 手をつくことにより大腿部へ作用する力ベクトルを計測することで, 下肢関節モーメントの逆動力学解析を行うことを試みた. 実験は健康な成年男子10名を被験者として, 椅子の高さ2条件と, 大腿部に手をつくかつかないか2条件の組み合わせ4条件にて行い, 下肢関節モーメントの解析を行った. その結果, 起立動作中に大腿部に手をつくことで, 上体の前傾動作の制御が可能となり, 特に水平方向への移動の安定性が保たれ, 上体を前方移動するための下肢による協調作業が軽減された. さらに膝関節最大モーメントの減少により, 動作時の膝関節負担が低減されたことを確認した.
著者
辰巳 圭太
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.554-555, 2020 (Released:2020-06-01)
参考文献数
4

ニュベクオ錠は、極性基を有するピラゾール環など、従来とは異なる特徴的な化学構造を有する非ステロイド性抗アンドロゲン剤である。また、非臨床薬物動態試験ではマウスにおいて脳内への移行性が低いことが示されている。本剤は、ハイリスクの非転移性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験において有効性と安全性が示された。我が国では、2020年1月に「遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌」の効能・効果にて承認を取得し、2020年4月に薬価収載された。
著者
近藤 雪絵 布目 真梨 天ヶ瀬 紀久子 細木 るみこ
出版者
一般社団法人 日本薬学教育学会
雑誌
薬学教育 (ISSN:24324124)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.2022-026, 2022 (Released:2022-09-28)
参考文献数
15

好奇心から大麻を使用する若者が増えている.大麻や乱用薬物に関する大学生の意識調査はこれまでに実施されているが,大麻の形態が多様化する一方で,CBD(カンナビジオール)製品に関する意識調査は十分ではない.本稿では,薬学生を対象に,大麻・CBD製品に対する意識調査を実施した.その結果,大麻の違法性の認識は高かったが,CBD製品は認知が低く,漠然と大麻の類似物だと捉えられていることがわかった.また,薬学生の取るべき行動の意識を分析した結果,「正しい知識の取得と伝達」「違法薬物の乱用と勧めの拒絶」「薬学分野における積極的な学び」「薬学専門家としての薬の扱い」「大麻の危険性と医療利用の理解の深化」が抽出された.これにより,薬学部では,社会的・法的規範の観点に加え,薬物乱用防止の指導を専門性の高い授業に関連付け,学生が抱く現在から将来へのビジョンの中に指導を取り入れることが肝要であると考えられる.
著者
繁森 英幸 渡邉 諒子 須藤 恵美 山添 紗有美 成澤 多恵子 堀之内 妙子 渡邉 秀典 長谷川 剛 山田 小須弥 長谷川 宏司
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集 57 (ISSN:24331856)
巻号頁・発行日
pp.PosterP49, 2015 (Released:2018-10-01)

植物の具備する屈性現象については、これまで「オ-キシンが光側から影側に移動(光屈性)または上側から下側へ移動(重力屈性)することによって屈曲する」というCholodny-Went 説によって説明されてきた。しかしながら近年、「オ-キシンの横移動は全く起こらず、光側組織で成長抑制物質が生成され光側組織の成長が抑制される結果、光方向に屈曲する」という新しい光屈性の仮説 (Bruinsma-Hasegawa説)が提唱され、重力屈性についても同様に成長抑制物質が関与することが示唆された(図1)1-6)。そこで本研究では、Bruinsma-Hasegawa説に基づき、屈性現象に関わる生理活性物質を用いて、光刺激や重力刺激の感受から始まり、最終的に観察される屈曲といった一連の機序について、化学的ならびに生物学的手法を用いて分子レベルでの解明を行うことを目的とする。本討論会では、ダイコン下胚軸の光屈性制御物質の合成ならびに機能解明およびトウモロコシ幼葉鞘の重力屈性機構の解明について以下に報告する。図1.光屈性の仮説(左図、中央図)と重力屈性の仮説(右図)1.ダイコン下胚軸の光屈性制御物質の合成ダイコン下胚軸の光屈性制御物質として、MTBG、MTBIおよびRaphanusaninを見出した(図2)4)。MTBIおよびRaphanusaninはいずれも光屈性刺激によって光側組織で短時間に増量するが、影側や暗所下では変動しないことを明らかにした。また、光側において短時間で加水分解酵素の活性が高まることも見出した。そこで本研究では、これら光屈性制御物質の合成ならびにそれらを用いて機能解明を行った。図2.ダイコン下胚軸の青色光誘導性成長抑制物質の生成機構・MTBGの合成1,4-Butanediolを出発原料とし、TBDMS基で保護、酸化してアルデヒド体に誘導し、オキシム化に続いて塩素化を行った。このオキシム体をチオグルコシル化し、アセチル化、TBDMS基の脱保護、Dess-Martin酸化によるアルデヒド体への誘導、Wittig試薬によるメチルチオメチル化、アセチル基の選択的脱保護、硫酸エステル化、最後に脱アセチル化を行い、目的とするMTBGを合成した(図3)7)。図3.MTBGの合成スキーム・MTBIおよびRaphanusaninの合成 Thiolaneを出発原料とし、S-メチル化した後にNaN3を用いてアジド化合物へ誘導、この化合物をNCSで処理し加熱還流してビニルスルフィド化合物へ誘導した。これにCS2とPh3Pを用いてNCS化し、MTBIを合成した。MTBIをCH2Cl2中でシリカゲルと作用させることによって目的とするRaphanusaninを合成した(図4)。図4.MTBIおよびRaphanusaninの合成スキーム・MTBG、MTBIおよびRaphanusaninの生理活性MTBIおよびRaphanusaninについてクレス幼根およびダイコン下胚軸を用いた成長抑制活性試験を行った結果、両化合物とも天然物と同様、濃度依存的に成長抑制活性が見られ、また活性の強さもMTBIよりRaphanusaninの方が強かった。一方、Tissue Printing法により、MTBIおよびRaphanusaninをダイコン下胚軸に片側投与すると、青色光照射と同様に投与側でH2O2(View PDFfor the rest of the abstract.)

1 0 0 0 人類発達史

著者
直良信夫著
出版者
校倉書房
巻号頁・発行日
1959
著者
阿部 伸太 Shinta Abe
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.121-129,

風致地区制度は1919(大正8)年公布の旧「都市計画法」を根拠法として創設されたもので,地域制緑地としては最も歴史ある制度である。都市化の中で一定の効果をあげてきたが,第二次世界大戦期間の風致行政の中断,および戦後の取締り再開後に高度経済成長期を迎えたことで形骸化した地区も多く存在するようになった。本研究は,創設期における風致地区制度の都市計画上の意義を明らかにし,当初,風致保全育成のシステムを制度としてどのように仕掛けていたのかを明らかにすることを目的とした。研究課題は,第一に風致地区制度の都市計画的意味の把握,第二に風致の保全・維持,活用・育成概念の風致地区制度における内包状況の解明,第三に風致育成をねらいとした風致協会の意義の解明とした。その結果,風致地区制度は,風致保全が目的であるが,これは都市化の進行を受け止めとめることを想定しており,その過程には地域住民による組織を形成することによって風致を育成していく計画体系でもあったこと,つまり,風致地区制度は指定することによってのみ風致の保全を図ろうとする制度ではなく,指定の後,その地区を維持管理していく組織を設立し,これを機能させることによってはじめて,変化する地区の都市化の実状を踏まえた風致の維持を可能にしようとした制度であったことを明らかにした。

1 0 0 0 舊幕府

出版者
旧幕府雜誌社
巻号頁・発行日
no.1, 1897
著者
吾郷 寅之進
出版者
奈良学芸大学
雑誌
奈良学芸大学紀要 (ISSN:0369321X)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.137-142, 1952-03-01