著者
一戸 昌則
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.141, no.10, pp.656, 2021

<p>2021年2月20日,21日の2日間,札幌市の地下歩行空間北1条イベントスペース(東)においてローカル・クリエーターズ・エキシビション2020が開催された。</p>
著者
小林 明夫
出版者
公益社団法人 日本コンクリート工学会
雑誌
コンクリート工学 (ISSN:03871061)
巻号頁・発行日
vol.21, no.11, pp.35-48, 1983-11-01 (Released:2013-04-26)
参考文献数
14

東北・上越新幹線は, オイルショック等の諸事清から, 着工以来11年を経て開業した。本稿は,積雪寒冷地での新幹線の高速走行を考慮した軌道, 基礎, けたの設計・施工, 長大橋りょうの架設方法の開発, 中スパン橋りょうの省力化工法の導入および開発, 急速施工法について述べた。
著者
水戸部 祐子 鈴木 映一 L.A. GUZMAN 清水 健司
出版者
日本海水学会
雑誌
日本海水学会誌 (ISSN:03694550)
巻号頁・発行日
vol.60, no.4, pp.306-310, 2006 (Released:2013-02-19)
参考文献数
3

本研究では, 蒸発法を用いた海水からの製塩方法について検討し, 装置設計および操作条件の確立を目的として, 塩の組成と形状の制御方法を捉えることを試みた. 用いた海水は, 野田沖海水 (岩手県野田村沖1km, 水深30m) と三睦沖海洋深層水 (岩手県宮古市トドヶ崎東方31km, 水深680m) で, 2種類の海水の違いについて報告する.本論文で用いた海水では, 沈殿結晶の形状に違いがみられたが, 採取塩では, 結晶形状および組成の変化はほとんどみられなかった.蒸発量の違いにおいて沈殿結晶と採取塩の形状の変化および組成の定量的変化を明らかにできた. また, 蒸発濃縮の初期過程における硫酸カルシウムの析出過程を明確にした.
出版者
小沢書店
巻号頁・発行日
1992
著者
井出 草平
出版者
大阪大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2011

本研究目的は、日本に40万人規模で存在するとされているひきこもり現象の原因理解を行い、逸脱現象への理論的貢献をすることである。ひきこもりが社会問題化されて10年あまり経つが、ひきこもりの規定要因を研究する研究は未だに不十分である。特にひきこもりを対象とした量的研究は少なく、大学生のひきこもりを対象とした井出・水田・谷口(2011)など限られていた。本研究はでは対象を拡大し、一般人口を対象とした調査を行った。量的研究が不足している現在では、インプリケーションのある結果を引き出すことができた。調査結果の概要を記載する。ひきこもりと収入・暮らし向きといった経済状況は長期化し、親が退職するといった家庭では起こるが若年では関係は優位差がなかった。親との関係や優等生であるといった親子間の問題も見られなかった。一方で、不登校をはじめ小学校や中学校といった早い段階から孤立をすること、友人を持たないことがひきこもりにつながっていることが判明した。ひきこもりと不登校の関連はよく知られたことだが、孤立は不登校には関連が見られず、ひきこもりにのみ効果を持っていた。また、いじめ体験はひきこもりと弱いながらも関連性が見られるが、不登校とは関連がなかった。一方で、成績不振は不登校との関連が見られたが、ひきこもりとの関連が見られなかった。ひきこもり現象は家庭よりも学校における逸脱現象と関連しており、中でも不登校との関連は強いがあることが判明した。しかし、その他の逸脱項目との間では不登校とひきこもりの間には差異が見られ、学校における逸脱と雑駁に捕らえるのではなく、一つ一つの現象と関連を明らかにする必要があることが判明した。逸脱論、特に学校に関連した逸脱現象を理論化する上での基礎的な資料の収集ができた。
著者
井出 草平
出版者
大阪大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2008

研究目的は、40万人規模で日本に存在する「ひきこもり」という現象の原因理解とその支援・解決である。これまでの調査研究の中でひきこもり状態にある人にはいくつかのサブグループがあることを示してきた。中学・高校で陥ることり多い「拘束型」と、大学で陥ることの多い「開放型」があるとした。研究の1つとして大学でのひきこもりについて初めての量的調査を行った。大学の中学・高校の不登校既往はおおよそ7割が経験していない。これは、大学でひきこもり状態になっている者と中学・高校でひきこもり状態になっている者の質的な違いを示すデータだと考えている。また、この期間に厚生労働省でのひきこもり科研に参加し、新しい版のひきこもり対応ガイドラインづくりに関与してきた。現在までの研究結果を政策に反映することに成功した。家族とひきこもりの関係性について考察することを目標にし、経験者、支援者への調査を行った。この調査の結果、家族とひきこもりの関係性がより明らかになったと考えている。ひきこもりとは、社会的関係を持たないこと、家族以外の他者とコミュニケーションをしないことをいうが、ひきこもりの家族を調査した結果、本人がひきこもる以前に、家族がひきこもり状態にあることがわかった。加えて、そのような家族像は近代家族の報想像とされてきたことから、近代化とひきこもりの関係が示唆された。研究結果は牟田和恵編『家族を超える社会学』(新曜社)「ひきこもりと家族」にまとめた。
出版者
国立情報学研究所
雑誌
NACSIS-CAT/ILLニュースレター (ISSN:13458728)
巻号頁・発行日
no.17, pp.1-39, 2006-03-31

1. Webcat Plus の紹介[p.3]\n2. 平成17年度遡及入力事業追加採択について[p.7]\n3. 自動登録システム実証実験プロジェクト平成17年度報告書について[p.8]\n4. 平成18年度遡及入力事業について[p.8]\n5. 書誌ユーティリティ課題検討プロジェクトの報告[p.10]\n6. 「書誌ユーティリティ課題検討プロジェクト」に対する「NIIアクションプラン」の実施状況について[p.11]\n7. 図書所蔵レコード8,000万件突破![p.14]\n8. ISBN13桁化へのNACSIS-CAT/ILLの対応について[p.15]\n9. NACSIS-CAT/ILLシステムの改造について[p.17]\n10. ドイツHBZとの目録システム間リンク開始予定について[p.19]\n11. 全国漢籍データベース(京都大学人文科学研究所附属漢字情報センター)と総合目録データベースとのリンクについて[p.20]\n12. NACSIS-CAT/ILLサービス時間変更のお知らせ[p.20]\n13. 検索専用CATPサーバ利用ガイドラインの改訂について[p.22]\n14. DN/MARCの更新について[p.23]\n15. タイ語等資料の取扱い及び解説(案)・「コーディングマニュアル(案)」の公開[p.24]\n16. 展覧会カタログ等資料の取扱い及び解説(案)・「コーディングマニュアル(案)」の公開[p.24]\n17. 平成17年度レコード調整の送付について[p.25]\n18. 雑誌書誌レコードタイトル変遷における「軽微な変化(マイナーチェンジ)」への対応について[p.26]\n19. 継続資料の取扱いに関する小委員会の検討状況について[p.27]\n20. グローバルILL利用状況について[p.29]\n21. ILL文献複写等料金相殺サービス処理報告(平成17年度第1四半期~第3四半期)[p.30]\n22. ILL文献複写等料金相殺サービスの各種申請手続きについて[p.31]\n23. NACSIS-ILL参照ファイル(OCLC)導入の状況について[p.31]\n24. 平成17年度総合目録データベース実務研修実施報告[p.32]\n25. 会議開催報告(平成17年4月~平成18年3月)[p.33]\n・(1.1)コーディングマニュアル(第2章 和図書書誌レコード 2.0.6 更新資料)\n・(1.2)コーディングマニュアル(第4章 洋図書書誌レコード 4.0.6 更新資料)\n・(1.3)コーディングマニュアル(第6章 和雑誌書誌レコード 6.0,6.2)\n・(1.4)コーディングマニュアル(第7章 洋雑誌書誌レコード 7.0,7.2)\n・(1.5)コーディングマニュアル(付録1.3 言語コード表)\n・(1.6)コーディングマニュアル(付録1.5 主題関係のコード表)\n・(1.7)コーディングマニュアル(付録1.7 その他のコード表(追加・変更分))\n・(2.1)NCR 1987年版追加及び修正 第13章 継続資料\n・(旧第13章逐次刊行物 改訂版)の改訂についてのガイダンス\n・(2.2)AACR2 2002年版 第12章継続資料の改訂についてのガイダンス\n・(3.1)デリミタ定義の追加\n・(3.2)検索キーの正規化の追加\n・(3.3)包摂文字定義の追加
著者
Katsura Ohara Yukari Isshiki Noriyuki Hoshi Akinori Ohno Norishige Kawanishi Shintaro Nagashima Makoto Inoue Daijiro Kubo Katsuhiko Yamaya Erika Inoue Katsuhiko Kimoto
出版者
Japan Prosthodontic Society
雑誌
Journal of Prosthodontic Research (ISSN:18831958)
巻号頁・発行日
pp.JPR_D_21_00048, (Released:2022-01-27)
参考文献数
44
被引用文献数
20

Purpose: Evidence regarding the performance of digital dentures (DDs) fabricated using 3D printing is insufficient. This study aimed to evaluate patient satisfaction with conventional dentures (CDs) and DDs fabricated using 3D printing.Methods: This randomized controlled trial was conducted between November 2017 and May 2020. In the CD-DD group, CDs were fabricated before DDs, while the protocol was reversed in the DD-CD group. The primary outcome was patient satisfaction, quantified using a 100-mm visual analog scale, which assessed chewing efficiency, pain, stability, retention, comfort, esthetics, ease of cleaning, phonetics, and general satisfaction. Secondary outcomes were quality of life (QOL), number of visits, time required for definitive denture fabrication, number of adjustment appointments, and time required for denture stabilization after denture delivery.Results: Patient satisfaction with CDs was superior in terms of phonetics, ease of cleaning, stability, comfort, and general satisfaction. Secondary outcomes such as social disability and the number of clinic visits were significantly lower in patients with DDs. However, the two groups showed no significant differences in the other outcomes. Although patient satisfaction with DDs was inferior to that with CDs, 20% of patients preferred and used DDs (12 patients preferred CDs, and three patients opted for DDs).Conclusion: Although patient satisfaction or QOL with DDs may be somewhat inferior to that with CDs, 20% of patients preferred and used DDs daily. Thus, DDs fabricated using 3D printing may have comparable practicality and efficacy to CDs.