出版者
改造社
巻号頁・発行日
vol.第25巻, 1929
著者
畑田 秀将
出版者
学校法人 尚絅学園 尚絅大学研究紀要編集部会
雑誌
尚絅大学研究紀要 A.人文・社会科学編 (ISSN:21875235)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.67-84, 2013-03-31 (Released:2019-01-31)

本研究では,大手新聞社が発行する新聞の縮刷版に掲載されている記事が,データベースにおいてどれほど再現されるかという点を調査した。松本サリン事件をサンプルに網羅性を重視する検索を実行した結果,各データベースともに表記のゆれに対する諸機能は導入されているものの,件名もしくはそれに類するアクセスポイントは整備されていないことが分かった。また,事件の初期報道から収束に至る過程においては,一般的な事件名ではなく,検索語を有効に組み合わせる方法が網羅性を確保する手段として効果的であることが確認された。
著者
神谷 昌孝 永田 雅乙 滝口 智子
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.378, pp.58-60, 2006-12

日本料理界を代表する一人。伝統を守りながら、新しい技術や味にも挑戦していく。常に手帳を持ち歩き、料理のアイデアなどを記す努力家の言葉は、どれも核心を突いていた。聞き手=永田雅乙永田:神谷さんはご自分の日本料理店で、寿司やそばも提供されていますね。その辺の理由や、こだわりから聞かせてもらえますか。
著者
小河 邦雄
出版者
日本薬学図書館協議会
雑誌
薬学図書館 (ISSN:03862062)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.287-298, 2006-10-31 (Released:2011-09-21)
参考文献数
7
被引用文献数
1

PubMedは医学関連文献を無料で検索できるため, 企業の研究所においても使用する人は多い。しかし, その特徴を理解して使うべきであり, セキュリティーの面にも注意する必要がある。今回, PubMedの主な情報源であるMEDLINEを薬学関連の調査で定評のあるEMBASEと比較することにより, 収録雑誌や索引の違いによって, 大きく検索される件数が異なることを確認した。また, PubMedの検索システムや位置づけなどを考察することにより, 企業の研究部門として, どのように対応していくかを述べる。
著者
辻井 重男 才所 敏明 山澤 昌夫 佐藤 直
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2017論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.2, 2017-10-16

情報セキュリティ総合科学の視点から,筆頭著者(辻井)が永年,主張してきた,「自由,安心・安全,プライバシーという,相互に矛盾しがちな三者に対する三止揚を情報社会の価値観とし,これを実現するために,Management(経営・管理,市場),Ethics(倫理,心理,行動規範),Law (法制度),Technology (技術)を密結合・強連結させること(MELT-UP と呼ぶ)により住み易い情報社会の実現を目指す」という視座の中で,人,物,通貨,組織など,あらゆるモノがネットに繋がる,広義のIoT,即ち,IoE( Internet of Everything) 環境におけるデジタルフォレンジックの社会基盤的役割について考察する.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1453, pp.26-29, 2008-08-18

6月14日の午後3時。どんよりした梅雨空の下、東京大学駒場キャンパスの講堂に、ジーンズ姿の若者らが次々と吸い込まれていった。 会場は500人を超える人々で埋まった。壇上に立ったのは、名作アニメ「鉄腕アトム」などの制作に携わり、1979年にテレビ放映が始まった「機動戦士ガンダム」の総監督として知られるアニメ作家の富野由悠季氏である。
著者
伴野 太平 小森 ゆみ子 鈴木 聡美 田辺 可奈 笠岡 誠一 辨野 義己
出版者
日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.229-235, 2016
被引用文献数
1

<p>さつまいもの一種である紅天使を健康な女子大学生22人に摂取させた。加熱後皮をむいた紅天使の食物繊維は2.9 g/100 gだった。摂取開始前1週間を対照期とし, その後1週間単位で紅天使を1日300 g, 0 g, 100 gとそれぞれ摂取させた。排便のたびに手元にある直方体の木片 (37 cm<sup>3</sup>) と糞便を見比べ便量を目測した。その結果, 対照期には1.8±0.2 (個分/1日平均) だった排便量が, 300 gの紅天使摂取により約1.6倍に, 100 g摂取により約1.5倍に増加した。排便回数も紅天使摂取量の増加に伴い増加した。300 g摂取でお腹の調子は良くなり便が柔らかくなったと評価されたが, 膨満感に有意な変化はなかった。各期の最終日には便の一部を採取し, 腸内常在菌構成を16S rRNA遺伝子を用いたT-RFLP法により解析した結果, 紅天使摂取により酪酸産生菌として知られる<i>Faecalibacterium</i>属を含む分類単位の占有率が有意に増加した。</p>
著者
中村 直勝
出版者
密教研究会
雑誌
密教研究 (ISSN:18843441)
巻号頁・発行日
vol.1930, no.38, pp.43-51, 1930-10-01 (Released:2010-03-12)
著者
伊藤 研一 Kenichi Ito
出版者
学習院大学人文科学研究所
雑誌
人文 (ISSN:18817920)
巻号頁・発行日
no.14, pp.149-167, 2016-03

カール・ロジャーズが来談者中心療法において中核条件を提示することで何を目指そうとしたかについて論じた。中核条件とは共感的理解および無条件の尊重、純粋性である。筆者はロジャーズとユージン・ジェンドリンについて二つの疑問をあげた。なぜ、ロジャーズは心理療法についてまったく技法に言及しなかったのか。彼は初期のころ提起した反射技法を次第に遠ざけるようになったのである。なぜジェンドリンはフォーカシングにおいて関係を重視するのか。熟練したフォーカサーは自分が熟練したリスナーを必要としていないこと、フォーカサーとリスナーとの関係はあまり重要でないことを知っている。彼らは深く自分自身のフェルト・センスをあてにしているのである。筆者がセラピスト役として、大学院生がクライエント役として経験した心理療法ロールプレイングが先の二つの疑問に関する仮説を与えてくれると考えられた。反射技法だけを使いながら、私はクライエントと自分のフェルト・センスに注意を向けていた。学生は自分が自分の内的自己に入り込んでいて、セラピストとではなく、自分自身とやりとりしているように感じたと語った。彼女はセラピストがそこにいないように感じたこともあった。そのような関係をロジャーズは目指したのだと私は気づいた。セラピストの感情から切り離された技法はそのような関係の妨げとなると彼は考えたのではないか。しかし、もしわたしたちが自分のフェルト・センスに触れながら反射技法を使えば、先のロールプレイングセッションのように、クライエントは自分の内的自己とコミュニケートすることができるようになると期待される。次に、ジェンドリンが関係を重視したのは関係によってクライエントは自分のフェルト・センスとやりとりできるようになるからだと私は考えた。はじめのうち、クライエントは自分自身のフェルト・センスではなく、セラピストをあてにしている。クライエントは中核条件が満たされた関係を経験してはじめて、自分自身を信頼し始め、自分のフェルト・センスをあてにし始めるのである。What Carl Rogers was aiming at when he presented the core conditions in clinent-cenntered psychotherapy is discussed. The core conditions are empathetic understanding, unconditional positive regard, and genuineness.I raised two questions about Rogers and Eugene Gendlin. Why did Rogers choose not to refer to no techniques about psychotherapy? He gradually came to avoid the reflection technique he had proposed early on. Why did Gendlin emphasize the relationship in focusing?Experienced focusers know they need no experinced listeners, and that the relationship between the focuser and the listener is not very important. They depend deeply on their felt sense.The psychotherapy role playng session I experienced as the therapist role with a graduate student, the client role, was considered to give a hypothesis about the two questions.While I used only reflection technique, I was paying attetion to the client and to my “felt sense”. The student said that she got in touch with her inner self and that she felt as though she were communicating with herself, not with the therapist. She sometimes felt as if the therapist were not there. I found that such a relationship was what Rogers had been aiming at. He might have thought that the technique dissociated from the therapist’s feelings would prevent such a relationship. But if we use the reflection technique, keeping in touch with our felt sense,clients are expected to come into communication with their inner self as in that role playing session.Next, I supposed that Gendlin made much of the relationship in the therapy session because it could enable a client to communicate with his or her felt sense, because at first a client depends on a therapist, not on his or her felt sense. It is not until he or she experiences the relationship in which the core conditions are satisfied that he or she begins to trust him- or herself and to depend on his or her felt sense.

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著者
同盟通信社 編
出版者
同盟通信社
巻号頁・発行日
vol.昭和13年版, 1938
著者
加来 耕三
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.194, pp.138-141, 2000-11

十二世紀初頭ごろから、房総半島を開発し、勢力を築いてきた千葉氏は、源氏の旗上げにおいて主力軍を形成し、平家を西へ追い、ときの当主・千葉常胤(つねたね)は、源頼朝にむかって、 「要害の地、相模国(神奈川県の一部)鎌倉をこそ、拠点とすべし」 と進言したことで知られている。 関東の地に武をもって覇を唱えた一族であったが、やがてその巨大さゆえに周囲に恐れら…