著者
加藤 忠明 斉藤 幸子 庄司 順一 網野 武博 帆足 英一 恒次 欽也 帆足 暁子
出版者
日本小児保健協会
雑誌
小児保健研究 (ISSN:00374113)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.96-98, 1995-01-25
参考文献数
2
被引用文献数
2
著者
帆足 英一
出版者
東京慈恵会医科大学
巻号頁・発行日
1977

博士論文
著者
堀田 秀樹 帆足 英一 奥山 裕子 熊谷 公明 遠藤 四郎
出版者
THE JAPANESE SOCIETY OF CHILD NEUROLOGY
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.9, no.6, pp.504-511, 1977

生後4ヵ月目に前屈発作が出現した点頭てんかん児にACTH療法, hydrocortisone療法, ケトン食療法を行なったが, 効果なく種々の発作型を推移し, 極度の精神運動発達遅延をきたした.われわれは本症例におけるACTH療法の適, 不適, 経過中みられた痙攣, その他の症状, 並びに治療に前後して行なった終夜睡眠ポリグラフィーにおける所見について検討した.その結果本症例における脳障害ぱ広範かつ重篶であり, その脳障害発現には点頭てんかん本来の脳障害に加えてホルモン剤などの影響もたぶんにあると思われた.
著者
帆足 英一
出版者
THE JAPANESE SOCIETY OF CHILD NEUROLOGY
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.321-328, 1977

Idiopathic enuresis 10例について, Imipramine内服前後の終夜睡眠ポリグラフを比較検討した結果, 次の点が明らかとなった.<BR>1) 睡眠段階ではSREM, S4, S3+S4の減少とS2の増加をみとめた. (P<0.05)<BR>2) 元来不規則であった睡眠リズムには著変なく, 不規則さが続いている.<BR>3) 夜尿前の覚醒傾向が強まり, 夜尿時の睡眠深度も浅くなる傾向があり, 覚醒機構への作用が推定された.<BR>4) 脈拍, 呼吸, 筋電図, 皮膚電気反射などへの影響から, 自律機構への賦活作用が推定された.<BR>以上の現象から, Imipramineは夜尿症児にみられた睡眠中の生理的覚醒 (Physiologicalarousal) 現象を増強し, その結果夜尿は改善され, これらはImipramineの抗コリン作用が関与するものと推定された.
著者
清水 修 花房 一義 新崎 晃大 郡司 大輔 酒井 優人 池田 広盛 松岡 史倫
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.142, no.2, pp.146-154, 2022-02-01 (Released:2022-02-01)
参考文献数
22

Laborsaving is a major issue in production. In an automotive production line, a yard that is used as a temporary storage for vehicles before shipping. The vehicle-loading robot that operates autonomously has been proposed to automate the alignment of vehicles in the yard instead of human driving. In this study, the dynamic wireless power transfer system that includes the structure of the roadside for the vehicle-loaded robot is proposed. It is proven that the transmitter coil has enough durability for the load of the robot weight using simulation and actual measurement. It is also shown that the reinforcement bars of the road structure cause considerable eddy current loss even with stainless steel. This is similar to loss by coil resistance. This system achieves a 1.8kW dynamic wireless power transfer with an automated coil detection system and a frequency control system, under factory conditions.
著者
登喜 和江 Kazue Toki 千里金蘭大学 看護学部
巻号頁・発行日
vol.13, pp.41-47,

臨床看護師が気がかりとしている「死後のケア」提供後の患者(遺体)の状態および葬儀担当者の看護師への要望を明らかにすることを目的に葬儀担当者に質問紙調査を行った。大阪府内に事業所を置く90社に180部依頼配布し,46名の有効回答を得た。結果,出血,開口,悪臭,体液漏出,開眼のトラブルを7割以上の者が体験し,看護師の未熟な技術や家族への実情と異なる説明に困惑していた。また,双方の情報提供は,2割以下であった。葬儀担当者は,多くが情報提供を受けないまま様々な遺体トラブルを体験し,その対応に追われていた。以上のことから,看護師の死後のケア技術および知識の向上,ケアを引き継ぐ葬儀担当者との死後のケア技術の変更に伴う結果の検討や情報交換などの必要性が示唆された。
著者
松林 直 広山 夏生 森田 哲也 東 豊 児島 達美 玉井 一 長門 宏
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.36, no.6, pp.519-524, 1996-08-01 (Released:2017-08-01)
参考文献数
9

原発性甲状腺機能低下症を伴ったACTH/LH欠損症の48歳の女性を経験した。患者は32歳時頃より、全身倦怠感、めまい、嘔気、不安感、悲哀感などを訴え、38歳時、当科関連N病院心療内科を受診し、不安、うつ状態を伴った自律神経失調症と診断された。夫婦関係が問題とされ、心理教育的アプローチが夫婦になされたが、症状の消失はなく、患者は頻回の入退院を繰り返した。平成5年、多彩な症状が持続していることから、内分泌疾患、特に下垂体疾患を疑い、関連検査を行ったところ、原発性甲状腺機能低下症を伴うACTH/LH欠損症が明らかとなり、副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモンの補償療法を行ったところ、症状の改善をみた。
著者
鈴木 渉 大廣 義幸 塚越 博之 木村 博一
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.89, no.2, pp.230-236, 2015-03-20 (Released:2017-07-28)
参考文献数
19
被引用文献数
6 6

わが国では,大量調理施設において,食品従事者由来ノロウイルス(NoV)の食品への二次汚染が原因と推定される大規模食中毒事例が多数発生している.したがって,このような事例を減らすため,調理従事者からNoV を迅速かつ高感度に検出し,対策を講じることは重要であると思われる.現在,NoV 検査法は,主に逆転写リアルタイムPCR(rRT-PCR)法を主体とした遺伝子検査法が使われているが,高感度であるもののコストが高く煩雑なため多検体測定は困難である.遺伝子検査法以外には一般的に簡易で経済的な酵素免疫測定法(ELISA 法)やイムノクロマト法(IC 法)があるものの,感度が十分とはいえない.われわれはこれらの問題を解決すべく,生物発光酵素免疫測定法(BLEIA 法)による全自動NoV 検出システムを新たに開発した.群馬県で発生した感染性胃腸炎事例および健常者ボランティアの糞便計232 検体による評価を,既報のrRT-PCR 法を基準として,BLEIA 法と市販遺伝子検出キットであるloop-mediated isothermal amplification 法(LAMP 法)で実施した.結果,BLEIA 法とrRT-PCR 法の感度,特異度および一致率は,それぞれ93.1%(135/145),100%(87/87)および95.7%(222/232),LAMP 法とrRT-PCR 法ではそれぞれ91.0%(132/145),98.9%(86/87)および94.0%(218/232)となった.BLEIA 法の測定値(COI)とrRTPCR 法より求めたウイルス量とは良好な相関性(r=0.72)があり,またその回帰式とBLEIA 法のカットオフ(COI=1)との交点より検出限界は105 から106 コピー/g 糞便と推測された.類縁ウイルスなどの感染性胃腸炎ウイルスと反応はみられず,交差反応は認められなかった.以上のことから,BLEIA 法は既報のrRT-PCR 法やLAMP 法と同等の感度を有し,ハイスループットなNoV 検査システムであることが示唆された.また,今後の日常的な多数の検便検査,すなわち大量調理従事者などのNoV 検査に応用可能であることも示された.
著者
島田 昭仁
出版者
University of Tokyo(東京大学)
巻号頁・発行日
2016

審査委員会委員 : (主査)東京大学教授 小泉 秀樹, 東京大学教授 大方 潤一郎, 東京大学准教授 村山 顕人, 東京大学教授 佐藤 健二, 東京大学教授 堀田 昌英
著者
大木 彰
出版者
国公私立大学図書館協力委員会
雑誌
大学図書館研究 (ISSN:03860507)
巻号頁・発行日
vol.113, 2019

大谷探検隊将来資料は,浄土真宗本願寺派第22代宗主大谷光瑞が組織した大谷探検隊が中央アジアやインドなどから将来した資料を中心としたコレクションである。資料の形態は,仏教経典をはじめとする文書及びその断片などの資料,錦資料,古銭資料,仏像類などさまざまである。非図書資料として,形態や内容がさまざまである大谷探検隊将来資料について,資料所蔵の経緯,整理と管理,利用状況に触れながら,保存の現状について紹介する。
著者
Pournelle Jerry
出版者
日経BP社
雑誌
日経バイト (ISSN:02896508)
巻号頁・発行日
no.219, pp.147-156, 2001-08

まず,今後が期待できるいいニュースがある。nVIDIAは長い間取りざたされていたAMDとの戦略的提携を公にし,リファレンスとなるAthlon用チップセットとマザーボードを開発した。これはnVIDIAのnForceノースブリッジ/サウスブリッジをAMDのHyperTransport技術とDDR SDRAMと一緒に使う。最初の印象は良さそうだ。
著者
三好 将仁 金丸 誠 安原 裕登 宮内 俊彦
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌D(産業応用部門誌) (ISSN:09136339)
巻号頁・発行日
vol.142, no.2, pp.119-124, 2022-02-01 (Released:2022-02-01)
参考文献数
17

Feature values of the current are rapidly becoming online indicators of faults in motors and load equipment. Diagnosis by analysis of the stator currents is called motor current signature analysis (MCSA). Compared with vibration analysis, this method can be applied without sensors, and additional long wiring. MCSA detects incidents peculiar to motors, such as bearing failures and rotor bar faults, before breakdown. In this study, we introduce relationships between the failures and current features. The MCSA sometimes has difficulty in identifying anomalies and there is the possibility of false-positive results; hence, we propose some solutions to these problems.
著者
杉本 諭 三品 礼子 佐久間 博子 町田 明子 前田 晃宏 伊勢﨑 嘉則 丸谷 康平 工藤 紗希 室岡 修 大隈 統 小林 正宏 加藤 美香 小島 慎一郎
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.E3P1189, 2009

【目的】後出しジャンケンはレクリエーション活動において、しばしば行なわれる課題の1つである.先行研究において我々は、後出しジャンケンの成績がMini Mental State Examination(MMSE)や転倒経験の有無と関連していることを報告した.本研究の目的は、週2回の後出しジャンケンの介入効果について検討することである.【対象および方法】当院の通所リハサービス利用者および介護老人保健施設の通所・入所者のうち、本研究に同意の得られた高齢者42名を対象とした.性別は女性29名、男性13名、平均年齢は81.3歳であった.後出しジャンケンは、検者が刺激としてランダムに提示した「グー」・「チョキ」・「パー」に対し、指示に従って「あいこ」・「勝ち」・「負け」の何れかに該当するものを素早く出すという課題である.測定では30秒間の遂行回数を求め、「あいこ」→「勝ち」→「負け」→「負け」→「勝ち」→「あいこ」の順に2セットずつ施行し、2セットのうちの最大値をそれぞれの測定値とした.初回測定を行った後、ランダムに16名を選択して介入を行った.介入群に対しては、指示に従って該当するものを素早く出す練習を、5分間を1セットとして休憩をはさんで2セット行い、週2回1ヶ月間施行した.また、後出しジャンケンの遂行回数に加え、MMSE、Kohs立方体組み合わせテストを測定した.介入終了直後に対象全員に対して再測定を行い、介入前後の変化を介入群16名および対照群26名のそれぞれについて、対応のあるt検定を用いて分析した.【結果】介入群における介入前後の後出しジャンケン遂行回数は、「あいこ」は29.5回→30.6回、「勝ち」は18.3回→21.7回、「負け」は10.1回→13.0回と、「勝ち」および「負け」において介入後に有意に遂行回数が増加した.一方対照群では、「あいこ」は30.8回→31.2回、「勝ち」は20.0回→19.7回、「負け」は12.8回→12.4回と、何れにおいても有意な変化は見られなかった.MMSEおよびKohs立方体組み合わせテストについては、介入群ではMMSEが23.6点→23.8点、Kohsが57.6点→61.1点、対照群ではMMSEが25.5点→25.2点、Kohsが62.9点→64.9点と、何れの群においても有意な変化は見られなかった.【考察】以上の結果より、後出しジャンケン練習は、「勝ち」および「負け」すなわち提示された刺激を単に真似るのではなく、ジャンケンに対する既知概念に基づいて、刺激に対して適切に反応するような課題において介入効果が見られた.今回は短期間の介入であったためジャンケンの遂行回数にのみ変化が見られたが、今後更なる持続的介入を行い、他の異なる検査やADLなどへの影響について検討したい.