著者
酒井 孝司 小野 浩己 今野 雅
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成26年度大会(秋田)学術講演論文集 第5巻 熱負荷・外皮性能・シミュレーション 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.133-136, 2014 (Released:2017-11-15)

本研究では,高精度の実験と各種乱流モデル解析が行われている村上らの水平非等温噴流流れ場を解析対象とし,標準k-eとSST k-wの比較と,浮力生産項モデルの差異が解析結果に及ぼす影響について検討する。また,OpenFOAMの予測精度も合わせて検討する。
著者
佐藤 徹治 原 祐樹 名越 綾香
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.561-568, 2020-10-25 (Released:2020-10-25)
参考文献数
11
被引用文献数
1

本稿では、全国の立地適正化計画を作成・公表済みの自治体に対するアンケート調査から計画に基づく具体的な人口誘導施策の検討・実施の有無、内容等を把握するとともに、立地適正化計画制度ができる以前の2005年から都心部等への人口誘導施策を実施してきた富山市を対象として、傾向スコアマッチングと差分の差分法を組み合わせたDID-PSMにより施策の人口誘導効果を統計的に検証した。アンケート調査結果から、誘導区域内に人口を誘導する施策を検討している都市は3割程度であること、誘導区域外に対する施策を検討している都市は少ないこと、現時点で実際に人口誘導施策を実施している都市は極めて少なく全国で10都市程度に留まることなどが明らかとなった。また、DID-PSMによる分析結果から、富山市の施策は実施後14年間経ても統計的に有意な人口誘導効果をもたらしていないことが示された。また、アンケート調査結果と検証結果を踏まえて、今後の居住誘導施策の方向性について考察した。
著者
山田 佐知 明石 行生 安倍 博 高橋 さえり
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会 全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.43, pp.58, 2010

季節性感情障害(SAD)は、主に高緯度の地域で、冬に日照時間が減少することが原因となってうつ症状を発症する病気である。福井をはじめとする日本海側の地方は冬に日照時間が他の地域に比べて減少する気候特性を持っている。福井大学工学部の学生には、冬の日照時間が福井よりも長い地域を出身市に持つものが大きな割合を占めている。このため、冬の日照時間の減少が原因となって、体調に影響を受けている学生がいるのではないかと考えられる。学生の睡眠とうつの状態を把握し、それが季節や出身地から影響を受けているかを調べることを目的として、夏と冬の2回、アンケートを行った。内容は、睡眠時間とうつの状態で、うつ評価にはSDS(Self-rating Depression Scale)スコアを用いた。また、調査用紙には、学生の出身地、学年、氏名を記入させた。夏と冬両方で回答を得た117名について、うつ状態であると判断されたのは夏21名、冬20名であり、季節による差はなかった。そのうち、10名は夏冬の両方でうつ状態を示していた。また、睡眠時間も夏と冬で差はなかった。また、冬にのみうつ状態と判定された学生10名のうち、7名は北陸地方の出身であり、出身地域と冬のうつとの明確な関係性を見出すことができなかった。しかし、夏冬両方でうつ状態を示した10名のうち8名は1年生であった。学生のうつ状態には日照時間や季節以外の原因が考えられる。
著者
小崎 道雄
出版者
日本食品保蔵科学会
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.139-146, 2002 (Released:2011-03-05)
著者
松邑 勝治 黒沢 努 関根 基樹 植松 利晃 大倉 克美
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.63-67, 2008

イノベーションの創出においては、異分野や異業種にわたる知の連携が重要である。独立行政法人科学技術振興機構(JST)では、これまで文献、特許(技術シーズ)、研究者、研究機関、研究課題、化学物質など、科学技術に関する様々な情報の収集と提供を行ってきた。そのノウハウや利用者の方々の貴重なご意見等を踏まえ、現在JSTではインターネット上の様々な科学技術情報を横断的に”つなぎ”、知の連携を促進するための新しいサービスとして、「科学技術総合リンクセンター(J-GLOBAL)」の構築に取り組んでいる。その取り組みの状況と今後の展望について、研究開発支援総合ディレクトリ(ReaD)を例とした既存サービスの分析とともに紹介する。
著者
木部 道也 長嶋 満宏 土志田 実 釜 啓輔 大中道 崇浩
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.129, no.11, pp.746-750, 2009-11-01 (Released:2009-11-01)
参考文献数
7
被引用文献数
3 3

This paper describes an uncooled infrared (IR) camera especially optimized for small size & weight, less power consumption without degrading noise equivalent temperature difference (NETD). This camera has two features, including a wafer-level chip scale vacuum package with 160x120 SOI-diode array and germanium lid for good IR transmission, and also a real-time signal correction capability with respect to ambient temperature. These features enabled the considerable size/power consumption reduction and the operation without thermoelectric cooler (TEC) which usual IR cameras require for temperature stabilization. As a result, we realized compact infrared camera (less than 71grams) with low-power consumption and excellent NETD of 22 mK (F/0.8 optics).
出版者
日経BP社
雑誌
日経コミュニケ-ション (ISSN:09107215)
巻号頁・発行日
no.362, pp.91-93, 2002-03-18

電力線を使った高速通信技術に対する規制緩和について意見が真っ二つに割れている。規制緩和が進めば,ブロードバンド・アクセス回線や家庭内LANの実現手段が増える。一方で,短波帯の電波を使う既存の通信や放送に深刻な干渉が起こる可能性が高い。総務省は,早ければ3月中にも一定の方向性を打ち出す見込みだ。