著者
関口 慶久
出版者
地方史研究協議会
雑誌
地方史研究 (ISSN:05777542)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.45-65, 2021-10
著者
高橋 修
出版者
地方史研究協議会
雑誌
地方史研究 (ISSN:05777542)
巻号頁・発行日
vol.71, no.5, pp.4-23, 2021-10
著者
小室 友理奈 岡崎 あかね 髙野 ルリ子 大久保 紀子 桐谷 佳惠
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.93, 2014 (Released:2014-07-04)

メーキャップにおいて肌色と同系色のメーキャップの色が肌なじみがよいとされる。しかし肌色と反対色のメイクをすると肌色がきれいに見える場合がある。本研究の目的は,メーキャップを施すことによって女性の肌色が元の肌色とどのように違った色味に見えるのか標準刺激と比較刺激の肌色を比較してもらうことで検証することである。実験刺激は標準刺激の顔刺激21個,比較刺激は楕円27個を用いた。またアイシャドウを施していない状態の標準刺激の肌色の見えを測定した。実験は経時比較実験と同時比較実験を行い,実験参加者16人が選択した比較刺激をa*,b*,Lvで表しアイシャドウを施していない標準刺激から差分を求めた。経時比較実験において,黄肌かつアイシャドウ橙のとき,対比現象が起きていた。同時比較実験において,黄肌かつアイシャドウ紫の時,同化現象が起きていた。新提案のメーキャップで,肌色とアイシャドウの同化現象が特に起きている組み合わせは,経時比較実験の赤肌にアイシャドウ黄,黄肌にアイシャドウ赤だった。これらから経時比較実験と同時比較実験ともにアイシャドウを施すことによって肌色の見えが違ってみえるということがわかった。
著者
大野 敬代
出版者
社会言語科学会
雑誌
社会言語科学 (ISSN:13443909)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.88-96, 2005-03-30 (Released:2017-04-30)

シナリオ談話104話を用い,待遇コミュニケーションとしての「ほめ」の応答の考察をした.受け入れ型,否定型,回避型の三種のうち回避型が圧倒的に多い理由には,お世辞への疑いなど「ほめ主体」の意図を量りかねることにも関連があると考えた.そこで,「ほめ」自体が意図の場合(「ほめ意図」)と,「ほめ」てはいるものの別の意図が中心となる場合(「別意図」)とに分け,配慮を要する目上への応答型を調査すると,「別意図」の応答傾向に特微がみられた.さらに「別意図」ごとに応答傾向を調べた結果,受け入れられやすい順は,1「ほめられ主体」への利益が期待される依頼・要求,叱り・励まし等,2 話題転換,3 「ほめ主体」への利益が期待される依頼・要求,4 皮肉・からかいであった.この「受け入れ度」の順は,「別意図」による利益や機能と密接に関わっている.「ほめられ主体」の自己利益に関する感じ方は「ほめ」を受け入れる強い要因になっていると考えられる.
著者
李 光宰
出版者
多摩大学グローバルスタディーズ学部
雑誌
紀要 = Bulletin (ISSN:18838480)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.21-37, 2019-03-31

本稿では,サムスン半導体の形成過程ひいては躍進する姿を観察し,① 「新々貿易理論」が,かつての「比較優位論」では説明すらできなかった「後発開発途上国が工業製品を輸出しているのはなぜか?」を解き明かすのに最も適切な理論であることを明らかにした.すなわち,サムスンの登場・躍進への検証によって,「生産性の高い企業のみが,輸出に要する大きな固定費用をまかなうほどの利潤を得ることができる」といった「新々貿易理論」の正当性が証明できたのである.また,①サムスンは「皇帝経営」,② サムスンの「経営者の単独専行が特色である」などのサムスンに対する既存観・「偏見」または先入観を払拭することができた.
著者
松岡 悠太 中澤 史
出版者
法政大学スポーツ研究センター
雑誌
法政大学スポーツ研究センター紀要 = Bulletin of Sports Research Center, Hosei University (ISSN:21879168)
巻号頁・発行日
no.37, pp.19-24, 2019-03

本研究では,育成年代に該当にする中学生サッカー選手を対象に,ポジションごとのパーソナリティの差異及び傾向を検討した。調査対象者は,中学生のサッカー選手,合計125名(平均年齢13.47 ± 0.93歳:全て男子)であった。個人のパーソナリティを客観視するために開発されたパーソナリティ検査であるエゴグラムを用いて,ポジション(FW,MF:トップ下・サイドハーフ・ボランチ,DF:センターバック・サイドバック,GK)ごとの心理特性を検討した。その結果,FCの自我状態の項目において,FWとボランチ及びFWとサイドバックのポジション間で有意な差が認められた。また,細分化したMFとDFのポジション間でも,それぞれ特徴的なパーソナリティ傾向が認められた。今回の結果から,各ポジション間でパーソナリティの差異及び傾向があることが明らかとなった。このことから,育成年代に該当する中学生において,ポジションの決定や転向を考える際に,技術や戦術,体格という基準に加え,選手のパーソナリティという新たな基準を設けて考える必要性があることが示唆された。
著者
西久保 智昭 小林 泰秀
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.50, 2011

本稿では柔軟片持ち梁のフィードフォワード外乱抑制制御系の設計問題において,指向性アクチュエータの効果を実験的に検証する.物理モデルおよび周波数応答実験に基づき以下の知見を得た:開ループのフィードバックパス伝達関数に対して位相遅れが増加する.次にモデル化誤差を考慮せずに求めたH∞補償器と仮想的補償器に基づき以下の知見を得た:補償器のピークゲインが抑制され,その数も少なくなる.
著者
沢田,昭三
出版者
東京動物學會
雑誌
動物学雑誌
巻号頁・発行日
vol.70, no.10, 1961-10-15

1. The mating behavior of newts collected from 7 localities of Japan was observed in detail with the purpose of studying the mechanisms of the sexual isolation among them. 2. Kagoshima, Hiroshima, Niigata, and Aomori newts are very similar to one another in the mating behavior. Males of Sasayama and Atsumi newtssomewhat differ from those of other localities in the courtship behavior. The mating behavior of Atsumi newts it always performed in the dark. 3. Females of kanto newts answer the courtship of males with either of the two kinds of consent signs, that is, biting or pushing action against the lateral side of the nack ofa male. The biting sign is very frequently used by females of Kanto newts, while it is scarcely found among females from other localities. This kind of sign given by females of Kanto newts is hardly recognized by any males other than thoseof Kanto. 4. Females of Kanto newts give a sign by biting action or touch against the lateral sides of the tails of males when they accompany the males. However, the biting sign given by the females is also hardly recognized by any male newts other than those of Kanto. Accodingly acceptance of sperm masses by females scarcely occur when females of Kanto Newts are in company with males of newts from other localities. 5. From these observations, difference in mating behavior seems to be an important cause of the sexual isolation found between different local races of the Japanese newts.