著者
岡田 米夫
出版者
神道史学会
雑誌
神道史研究 (ISSN:05830702)
巻号頁・発行日
vol.6, no.4, 1958-07
著者
佐藤 洋二郎
出版者
三田文学会
雑誌
三田文学 [第3期]
巻号頁・発行日
vol.84, no.81, pp.263-269, 2005
著者
嘎納斯 櫻井 清一
出版者
日本農業市場学会
雑誌
農業市場研究 (ISSN:1341934X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.51-58, 2014

中国内モンゴル自治区は総面積の70%強が草原で占められ、畜産業を主産業とする地域である。草原の大半は放牧に利用されている半自然草原だが、無計画な開墾、過度の放牧など不合理な生産活動によって、生態の悪化、砂漠化が深刻である。こうした状況の中で、中央政府は破壊された草原を取戻し、牧草地を保護し、牧畜民たちの生活水準を向上させるために、2001年より「生態移民」、「退耕還林還草」、2003年より「退牧還草」事業を実行している。2001年、内モンゴル自治区政府は「生態移民及び開発移民試行プロジェクト実施に関する意見」を公表した。これに基づき内モンゴル全地域において生態移民政策が全面的に実施され始めた。本論文の研究対象地域にある達茂旗政府は2008年1月から2,357万ムー(1ムー=6.67a)の牧草地をすべて封鎖し、牧畜民6,620世帯に対し10年間の全面禁牧政策を実施し始めた。移住の際、牧畜民は移住先を自由に選ぶことができるし、禁牧期間、牧畜民は生計維持と生活保護に関連して達茂旗政府から牧草地面積に基づく牧草地補助金支給などの優遇政策を受けることができる。本論文は対象地域の禁牧前後牧畜民の生活実態を収入、家畜頭数、経営費だけでなく、生活満足度や出稼ぎ意欲の視点も加えて分析をし、これに基づき生態移民政策の実施が牧畜民の生産、経営、生活面にもたらした影響、変化を明らかにし、今後の課題について検討する。
著者
和田 恒彦 全 英美 宮本 俊和
出版者
一般社団法人 日本東洋医学系物理療法学会
雑誌
日本東洋医学系物理療法学会誌 (ISSN:21875316)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.65-71, 2017 (Released:2020-07-07)
参考文献数
9

【目的】間接灸は火傷の可能性もあり温度特性について把握しておく必要がある。しかし先行研究 では1秒未満の詳細な温度変化を検討したものは見受けられない。そこで台座灸、温筒灸、棒灸 の温度特性について検討した。 【方法】4㎜厚のシナベニア板上に置いた1㎜厚のアメゴムシート上に熱電対を施灸部位直下(0.00 ㎜)、直下から外方3.75㎜、7.50㎜、15.00㎜、30.00㎜、45.00㎜の6点に設置し、温度インターフェ イスを介してパーソナルコンピュータに温度データを取り込んだ。棒灸は、熱電対からの高さ20 ㎜と100㎜とした。0.55秒間隔で600秒間計測し、各灸6回測定した。 【結果および考察】平均最高温度は台座灸55.9±5.0℃、温筒灸64.3±3.3℃、棒灸の高さ20㎜は 51.2±4.7℃、 100㎜は30.1℃±3.3℃だった。最高温度までの時間は、 台座灸160.7秒、 温筒灸154.5秒、 棒灸の高さ20㎜は126.7秒、100㎜は182.5秒だった。台座灸の温度曲線は漸増的に温度上昇後、 頂点付近は弧を描き、なだらかに温度下降をした。温筒灸は、台座灸よりも急激に温度上昇し、 頂点付近で少しゆるやかになり頂点から急激に下降した。棒灸の高さ20㎜は、漸増後、頂点はゆ るやかな弧をえがき、非常になだらかに直線的に温度は下降、高さ100㎜は非常になだらかに温度 上昇し、直線的に推移した。台座灸、温筒灸では施灸部外方7.5㎜以遠ではほとんど温度上昇がな かった。台座灸では最高温度付近で急激な温度変化があることがわかった。各種間接灸を使い分 けることにより、異なる刺激を与えることができる可能性が示唆された。 【結語】高頻度の温度計測および施灸周囲の温度測定によりこれまで不明だった台座灸、温筒灸、 棒灸の温度特性をとらえることができた。
著者
岡村 祐 中島 直人
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.941-946, 2006

我が国の国会議事堂は永田町の高台に位置し、遠くは桜田門外から正面の広幅員直線道路を介したヴィスタが形成されている。このヴィスタは、お雇い外国人ベックマンによって1886(明治19)年によって初めて見出されたものである。それ以後、1936(昭和11)年の議事堂という眺望対象の出現を経て、1964(昭和39)年の正面道路の整備をもって完成に至る。そこで、本研究はこの約80年間にわたるヴィスタの構想と形成の過程、そして構想・計画図に描かれたヴィスタの具体的デザインを明らかにすることを目的とする。その結果、以下のことが明らかになった。1)ヴィスタの構想と形成の過程は4つの時代に区分される。2)その背景には、国会議事堂の建設という一つの揺るぎない軸と、明治期や東京五輪直前期にみられる首都東京としての顔づくり、または震災や戦災からの復興都市づくりというものが存在した。3)現在のヴィスタに較べて、道路の概形や視点場としての広場など、はるかに壮大で華麗なヴィスタが構想されていた。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1901年04月09日, 1901-04-09

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1901年08月21日, 1901-08-21
著者
Eiji Takita Kazuya Yoshida Shigeru Hanano Atsuhiko Shinmyo Daisuke Shibata
出版者
Japanese Society for Plant Biotechnology
雑誌
Plant Biotechnology (ISSN:13424580)
巻号頁・発行日
pp.21.0823a, (Released:2021-10-26)
参考文献数
41

Genetic modification in plants helps us to understand molecular mechanisms underlying on plant fitness and to improve profitable crops. However, in transgenic plants, the value of gene expression often varies among plant populations of distinct lines and among generations of identical individuals. This variation is caused by several reasons, such as differences in the chromosome position, repeated sequences, and copy number of the inserted transgene. Developing a state-of-art technology to avoid the variation of gene expression levels including gene silencing has been awaited. Here, we developed a novel binary plasmid (pTACAtg1) that is based on a transformation-competent artificial chromosome (TAC) vector, harboring long genomic DNA fragments on both sides of the cloning sites. As a case study, we cloned the cauliflower mosaic virus 35S promoter:β-glucuronidase (35S:GUS) gene cassettes into the pTACAtg1, and introduced it with long flanking sequences on the pTACAtg1 into the plants. In isolated transgenic plants, the copy number was reduced and the GUS expressions were detected more stably than those in the control plants carrying the insert without flanking regions. In our result, the reduced copy number of a transgene suppressed variation and silencing of its gene expression. The pTACAtg1 vector will be suitable for the production of stable transformants and for expression analyses of a transgene.
著者
岡村 吉隆 奥田 豊子 Yoshitaka Okamura Toyoko Okuda 千里金蘭大学 生活科学部 食物栄養学科 大阪教育大学 教育学部 生活環境講座
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-14,

睡眠時無呼吸症候群は肥満を伴うことはよく知られている。治療の第一選択肢は経鼻的持続気道陽圧療法であるが対症療法である。したがって、長年使用する必要がある。多くの日本の睡眠時無呼吸症候群患者は重症度が同程度にもかかわらず白色人種の睡眠時無呼吸症候群患者ほどの肥満ではない。それは、日本人では肥満に加えて顔面軸角(FX : facial axis)が睡眠時無呼吸症候群に影響されやすいための因子である可能性がある。すなわち、日本人の側頭蓋計測においては白色人種に比べて顔面軸角が狭いことが要因と考えられる。
著者
戸田 顕司
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.332, pp.54-57, 2012-05

江戸時代の劇作家、近松門左衛門が幼少を過ごした福井県鯖江市吉野町。武家屋敷や古道など吉江藩の面影を残す一角に、世界の愛飲家が注目する蔵元がある。加藤吉平商店だ。創業は桜田門外の変が起きた1860年、当主を務める加藤団秀代表は11代目となる。 加藤吉平商店が展開する「梵」ブランドで扱うのは純米酒のみ。
著者
土崎 常男 與良 清 明日山 秀文
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理学会報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.237-242, 1970
被引用文献数
5

1. ササゲおよびアズキにおいて,種子伝染性ウイルスと非種子伝染性ウイルスを用い,ウイルスの種子伝染と配偶子感染との関係を調べた。<br>2. 花粉伝染と胚のう伝染は種子伝染の起こるアズキ・モザイク・ウイルス(AzMV)とアズキ,ササゲ・モザイク・ウイルス(CAMV)とササゲの組合せでだけ起こり,種子伝染の起こらないキュウリ・モザイク・ウイルス-アズキ,CAMV-アズキ,サブクロ-バ・モットル・ウイルス-ササゲの組合せでは起こらなかった。<br>3. ササゲを親植物とした場合,種子伝染の起こるvirus-hostの組合せの場合だけ,検定植物への汁液接種により花粉からウイルスが検出された。しかし葯,子房からは,種子伝染しないvirus-hostの組合せでもウイルスが検出されることが,ササゲ,アズキのいずれを親植物としたときにも認められた。<br>4. 各種ウイルスに感染したアズキ,ササゲの雌しべ,雄しべ,花弁,葉につき,ウイルス濃度を比較した。一般に雌しべ,雄しべのウイルス濃度が花弁,葉より低い傾向がみられたが,種子伝染の有無とはとくに関係はなかった。次にCAMVに感染したササゲ,アズキの葯,子房のウイルス濃度を比較した。葯ではササゲの方がアズキよりもウイルス濃度が高かったが,子房ではその逆で,種子伝染の有無と葯,子房のウイルス濃度の間にとくに関係は認められなかった。<br>5. CAMV-ササゲ,AzMV-アズキの組合せで,開花期にウイルスを接種し,開花日別に分けて種子を集め,種子伝染の有無を調べた。その結果,ともに接種日から約20日以後に開花し,結実した種子だけに種子伝染が起こった。一方,CAMV-ササゲの組合せで接種後一定間隔の期日ごとに花粉,葯,子房,花弁からのウイルスの検出を試みた。子房,花弁では接種4日後から,葯では接種10日後から,花粉では接種17日後からウイルスが検出され,種子伝染にはウイルスの配偶子感染が必要であることが示された。
著者
設楽 悦久 安島 華子 奥田 拓也 堀江 利治
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本トキシコロジー学会学術年会 第34回日本トキシコロジー学会学術年会
巻号頁・発行日
pp.5011, 2007 (Released:2007-06-23)

【目的】薬剤によるミトコンドリア障害は、細胞障害の引き金となり、有害事象の原因の一つとなりうる。これまでに一部の非ステロイド性抗炎症薬、スタチン系高脂血症治療薬およびtroglitaozoneが、ミトコンドリアにおける透過性遷移(mitochondrial permeability transition; MPT)を引き起こすことが報告されている。一方で、一部の培養細胞株においてP-糖タンパク (P-gp)がミトコンドリアに局在していることが最近報告されており、これが薬剤性ミトコンドリア障害に影響する可能性が考えられる。実際に、troglitazoneによるMPTに対して、P-gp阻害剤であるketoconazoleやverapamilを添加したところ、効果を減弱した(奥田ら, 日本薬学会第127年会)。そこで、各種スタチンによるミトコンドリア障害を観察し、P-糖タンパク阻害剤の影響について検討を行った。【方法】ラット肝および心筋より調製したミトコンドリア画分に薬剤を加えたときの540 nmにおける吸光度の低下により、ミトコンドリア膨潤を評価した。【結果】各種スタチンにより、ラット肝および心筋から調製したミトコンドリアにおいて膨潤が観察された。その効果は、simvastatin, cerivastatinおよびfluvastatinが特に強く、lovastatinがそれに続き、atorvastatin, rosuvastatinおよびpravastatinでは非常に弱かった。この順序は、筋障害の程度の順序と類似していた。Simvastatinによる膨潤に対するP-gp阻害剤の影響を見たところ、MPT阻害剤にもなるcyclosporin Aで抑制されたものの、ketoconazoleやverapamilの効果は小さかった。これはtroglitazoneとは異なる結果であった。
著者
坂井 恭治 西口 充久 谷本 尚穂 寺坂 薫 菅谷 廣司 東 徹 杉生 憲志
出版者
一般社団法人日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.10, no.8, pp.537-540, 2001-08-20 (Released:2017-06-02)
参考文献数
24
被引用文献数
1

症例は60歳, 女性で, 末梢性前大脳動脈瘤破裂による左急性硬膜下血腫で発症した.来院時, 昏睡状態, 瞳孔は両側とも散大し対光反射は消失, 除脳硬直肢位を示した.緊急に開頭し, 硬膜下血腫を除去, 外減圧術を行った.その後, 意識レベルは徐々に改善したが, 左片麻痺が明らかになった.MRI T2強調画像で小脳テントの延長線上の右大脳脚に病変を認めた.これはKernohan's notch周囲のmyelin destructionをとらえていると思われた.