著者
戸田 顕司
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.408, pp.120-125, 2002-04-29

消費者の購買欲を誘う華やかなチラシ、店内を美しく彩るポスター、来店客の食欲をそそる洒落たメニュー。自分で作れば、新入荷の商品情報や価格の変更などをすぐに反映できる。パソコンとプリンターさえあれば、「達筆」でなくとも、「絵心」がなくても大丈夫。さっそくチャレンジしてみよう。(戸田 顕司)凝った文字や図形で印象づける 「どれにしようか」。
著者
Sunaryadi 三宅 良美
出版者
秋田大学教育推進総合センター
雑誌
秋田大学教養基礎教育研究年報 = Annual research report on general education, Akita University (ISSN:13449311)
巻号頁・発行日
no.16, pp.75-85, 2014-03

Bedhaya Dance at Yogyakarta Palace was originally a sacred work of art which could only be performed with the permission of the king in certain occasions and in certain places. Prince Suryobrongto (a dance master of Yogyakarta Palace) said that the Bedhaya dance is a sacred dance which has symbols of life because it's not only a dance movement, but it is an action that is performed and becomes the life reference. Bedhaya dance philosophy is summed up in the doctrine of ngelmu sangkan paran which covers three things. Those are, first, it is related to the human consciousness that comes from God (urip iki saka sapa); second, it is related to the duties and obligations of human beings in the world (urip iki arep apa); and third, it is related to the return of man to his God (urip iki pungkasane piye). Therefore, in the context of moral ethics, Javanese life purpose is to reach manunggaling kawula (human unity) with Gusti (God), as it is believed that goodness and beauty is a manifestation of the Essence of the Most Holy. Lampah bedhaya,, starting from majeng beksa until mundur beksa,, the end of dancing, is a role model to determine the choice between the goodness and badness.
著者
小林 克巳 富沢 直樹 荒川 和久 須納瀬 豊 竹吉 泉
出版者
日本腹部救急医学会
雑誌
日本腹部救急医学会雑誌 (ISSN:13402242)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.631-635, 2013-03-31 (Released:2013-06-07)
参考文献数
19
被引用文献数
2

中結腸動脈瘤破裂により腹腔内出血をきたした2症例を報告する。症例1は60歳男性。腹痛で救急搬送され,腹部CTで腹腔内出血を認めた。血管造影検査で中結腸動脈瘤からの造影剤漏出があり,緊急手術を行った。腹腔内に多量の血液貯留と横行結腸間膜に巨大な血腫を認めた。中結腸動脈左枝より出血があり,同部を結紮し横行結腸切除術を行った。症例2は55歳女性。上腹部痛で前医を受診中にショックとなり,当院へ緊急搬送された。初期輸液に反応し血圧が上昇したため造影CTを行ったが,その後再びショックとなり,挿管後大動脈遮断バルーンを挿入し,緊急手術となった。出血部位の同定は困難であったが,横行結腸間膜付近が巨大血腫となっており,中結腸動脈根部を結紮し結腸間膜を左半結腸とともに切除した。2症例とも病理組織検査で,中結腸動脈の内弾性板の破壊と解離があり,周囲に血腫を伴っていたため,SAMによる動脈瘤破裂と診断し得た。

1 0 0 0 俳句と虚構

著者
浅川 芳直
出版者
本阿弥書店
雑誌
俳壇
巻号頁・発行日
vol.37, no.12, pp.192-197, 2020-11
著者
伊藤 高史 Takashi Ito
出版者
同志社大学社会学会
雑誌
評論・社会科学 = Hyoron Shakaikagaku (Social Science Review) (ISSN:02862840)
巻号頁・発行日
no.137, pp.65-84, 2021-05-31

本稿は,ジャン・ボードリヤールが「シミュラークル」や「ハイパーリアル」といった概念を使って展開した社会分析を,メディア文化を分析するために筆者が提示した社会システム論的分析枠組みから捉え直し,同分析枠組みの有効性を示すことを試みる。ボードリヤールが描いた社会は,メディアの表象が「現実の表象」ではなく「現実」そのものとなるような社会である。このため,メディア文化に理論的にアプローチするときには,重要な示唆を与えてくれるものだ。ボードリヤールの議論は管理社会への警鐘として理解できるが,シミュラークルとしての「記号」「言語」の在り方を問い直すことで,人々が主体性を回復する可能性をも示唆している。メディア文化の社会システム論的分析枠組みから解釈すれば,管理社会論が指摘した側面は,経済的利益を制御メディアとする文化産業システムが創作システムと消費システムを浸食するものと理解できる。メディア文化の創造的側面に関しては,文化産業システムが本来的に差異を生み出すことで作動を継続するものであることに加えて,文化産業システムと創作システム,消費システムが相互に観察し合い,また自己を反省的に観察し,自己の作動を更新していく点に創造の契機が含まれていることを確認できる。
著者
山本 早里 西川 潔
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第58回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.67, 2011 (Released:2011-06-15)

前報に引き続き、シェアード・スペースの理念と方法を把握し、日本において実現可能かどうか検討することを目的とし、本報では、欧米で展開されている多様な事例と、日本で始めてシェアード・スペースを実施した事例について現地調査を行った結果を示した。調査対象地はオランダのOudehaske、Drachten、ドイツのBohmte、ベルギーのOstende、イギリスのLondon、Brighton、Ashford、アメリカのSeattle、San Francisco、日本の京都である。調査の結果、舗装の方法、交通の誘導方法、ストリートファニチャなど、それぞれにおいて多様な手法が用いられていることが分かった。国も都市も規模も異なるため一様には比較できないが、標識が撤去または削減がなされていることは共通しており、歩行者・自動車・自転車ともに共存していることが明らかになった。
著者
西川 潔 山本 早里
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第58回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.66, 2011 (Released:2011-06-15)

シェアード・スペースは、道路を安全で人間主体の空間に改修するために標識をはじめ信号や路上マーキングを撤去するものであり、従来のサイン計画とは逆転の発想である。サインによる直接的な規制や指示を行うのではなく、メタサインともいうべき環境や景観、利用者どうしの連携が人のジェントルな行動を促すと考えた、シェアード・スペースの考案者モンダーマンの視点は、高次のサイン計画であるウェイ・ファインディング・デザインに通じる。本研究の目的は、シェアード・スペースの理念と方法を把握し、日本において実現可能かどうか検討することである。本報では、シェアード・スペースの概念、ボンエルフまたはリビング・ストリートとの相違、ドイツ・ボームテでの試行、ハンス・モンダーマンの経歴を論じた。
著者
田中 盛一 藤井 勝之 徳田 浩 飯田 弘之 乾 伸雄 小谷 善行
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第50回, no.人工知能及び認知科学, pp.151-152, 1995-03-15

将棋において詰将棋の分野というのは大変重要な位置にある。詰将棋が将棋の勝ち負けを決する重要な要素に成りうるからである。そのため多くの将棋システムでは、まず詰将棋の探索を行ない、詰め手が存在しなければ通常の探索を行なうことが多い。しかし詰将棋探索ははとんどの場合不詰めを返してくるので、かなり時間の消費になる。詰将棋探索をまったくしないのはリスクが大きく、重要な場面で詰みが読めずに負けることになってしまう。そこで、本研究では詰みがあるかどうかを静的に判定する評価関数の実現を試みた。この評価関数は、ある将棋の局面を引数としてその情報から探索をせずに詰みがあるかどうかを数値で返す関数である。これは参考文献における一手詰めの計算の発展課題であるといえる。本稿で用いる用語を次のように定義する。王の退路 王手をかけられずに王が移動できる場所相手側の利きや、味方の駒、盤外、などによつて移動できない場所を8から引いた数である。したがって、0~8の整数値をとる。自勢力 先手の利きがあり、後手の利きがない場所