出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1472, pp.6-9, 2009-01-05

米国発の金融危機で世界が揺れ続ける2009年。経済界で注目を浴びる人物の1人は、米天才投資家のウォーレン・バフェット氏ではないだろうか。 バフェット氏は米コカ・コーラやP&Gなど米優良企業への株式投資で財を成した世界一の富豪。同氏は、2008年に巨額投資に続々と動いた。
著者
片山 太一 芳中 隆幸 宇津呂 武仁 河田 容英 福原 知宏
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2009-DBS-149, no.19, pp.1-8, 2009-11-13

本研究では,ブログにおいてアフィリエイト収入を得ることを目的とするスパム (スパムブログ,スプログ) のうち,特に,同一のスパムブログ作成者が自動的に大量生成したと推測されるスプログの検出において,HTML 構造の類似性が効果的であることを示す.具体的には,ブログの HTML ファイルにおける DOM ツリーから,コンテンツの最小単位に相当するブロックを抽出し,複数のスプログの間でブロック構造の類似性を測定する.その結果,同一ブログホストにおけるスプログのうち,同一のスパムブログ作成者が自動的に大量生成したと推測されるスプログ同士では,ブロック構造が類似する傾向があることを示す.また,ブロック構造の類似性を素性として用いることにより,SVM によるスプログ検出の性能が向上する場合があることを示す.
著者
長嶋 洋一 赤松 正行 照岡 正樹
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.40(2002-MUS-045), pp.27-32, 2002-05-18

8チャンネル電気刺激方式生体フィードバック装置"PiriPiri-3"および"PiriPiri-4"をSUAC/IAMAS/VPPの共同研究により開発した。 リアルタイムMIDI情報を受けて、生体に張り付けた電極により、 多種の電気刺激をシステムからのフィードバックとして与えることが可能である。本発表では、そのコンセプトとシステムデザイン、多数の被験者を使っての評価実験、 音楽パフォーマンスへの応用などに関する研究報告の第一弾を行う。
著者
森鼻 健史 金子 明寛 富田 文貞 諏訪 俊男 河野 喜郎 小林 寅哲
出版者
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
雑誌
The Japanese Journal of Antibiotics (ISSN:03682781)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.973-982, 1989-04-25 (Released:2013-05-17)
参考文献数
15

新規マクロライド系抗生物質Clarithromycin (TE-031, A-56268) はラット顎下腺におけるミクロオートラジオゲラフィーによる分布状態の検討では腺房, 導管部共に良好な14C-TE-031の集積がみられた。健康成人男子ボランティア3名によるTE-031 300mg単回投与の血清中, 及び唾液中移行濃度は平均値でそれぞれCmax1.49μg/ml, 1.93μg/ml. Tmax2.91時間, 2.66時間, T1/2 6.31時間, 4.15時間, AUC18.58μg・hr/ml.17.70μg・hr/mlである。又, 同症例から得られた唾液中細菌叢は本剤の唾液中濃度の上昇に伴い, 総細菌数は減少したが12時問後には回復した。又, 経過中菌の耐性化はみられなかつた。以上本剤は個体差はあるものの, 血清中を上回る唾液中移行濃度を示し, 唾液によるTherapeutic drug monitoring (TDM) も可能な薬剤と考える。又, 本剤によると思われる一過性の唾液細菌叢の減少はみられるものの早期に回復し, 単回投与では耐性菌の出現もなく短期投与では口腔正常細菌叢への影響の少ない薬剤と考える。Clarithromycin (TE-031, A-56268) は大正製薬株式会社総合研究所でErythromycin (以下, EM) から合成された新規マクロライド系抗生物質であり, 良好な血中及び組織移行性を示すことが知られている。臨床的にも急性歯性感染症に対し, EMの1/4~1/3量である1日300~400mg投与で約80%の有効率が得られている1)。我々は, 本剤が唾液中への移行性が良いとされていることから1), 顎下腺組織への移行性について, ラットに14C-TE-031を投与後の移行分布をミクロオートラジオグラフィーにて検討し, 又, 3名の健康男子ボランティアに対し本剤300mgを食前投与し, 経時的に血清中及び唾液中濃度を測定すると共に, 唾液中細菌叢への影響を調べた。
著者
椎木 一雄
出版者
公益社団法人 日本化学療法学会
雑誌
CHEMOTHERAPY (ISSN:00093165)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.604-609, 1989-05-25 (Released:2011-08-04)
参考文献数
11

New quinolone系抗菌剤, 4剤 (OFLX, ENX, NY-198, T-3262) の唾液中濃度を測定し, 口腔領域の感染症治療における有用性ならびにTDMへの応用について検討した。New quinolone系抗菌剤は各薬剤間に差はあるものの, 唾液中に測定可能な高い濃度力; 得られ, 血中濃度とパラレルな濃度推移を示した。この結果は今までの抗菌剤とは異なる本剤の特徴であり, chemoprophylaxisとしての有用性を評価し得るものであった。また, 唾液中濃度と血中濃度間には強い相関関係が得られ, 本剤は唾液中濃度から血中濃度を推測することの可能な薬剤であると考えられた。
著者
道上 勉 鬼塚 長徳 北村 哲
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. B (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.110, no.11, pp.887-894, 1990
被引用文献数
1

The previous generator excitation control system is based on AVR control of generator terminal voltage. This system can't accommodate reactive power up to the facility limit even when the power system voltage decreases to the limit for stable operation. We attempted to develop advanced excitation control system (PSVR) to achieve higher constant sending end voltage of power station. We intended to apply the system to the generator connected to a 500kV system which contributes most effectively to the voltage stability of a bulk power transmission system. This PSVR produces higher control gains than the AVR, the following functions were adopted: (1) AVR gain reduction circuit, (2) phase compensation circuit, and (3) damping improvement by enlarging the limiter of the PSS. In addition, various functions were provided. These include voltage slope characteristics to balance the reactive power of adjacent generators and PSVR output and terminal voltage limiter to stabilize the generator operation. Previously to an application to a real system, a transient response test was performed by combining PSVR and generator simulator to verify the damping improvement and stability of the voltage control.
著者
阿部 真也 中川 慧
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回全国大会(2020)
巻号頁・発行日
pp.2H4GS1303, 2020 (Released:2020-06-19)

時系列予測の観点から株価を予測するために深層学習を用いる研究が多数行われてきた。 一方で、クロスセクション予測(マルチファクターモデル)の観点から、深層学習を用いて株価を予測する研究は少なく、特に地域別およびグローバル株式市場における有効性を実証する研究は少ない。 そこで本稿では、地域別およびグローバル株式市場においてクロスセクション予測の観点から深層学習を用いたマルチファクターモデルに基づく相対的な魅力度の有効性を検証する。分析の結果、深層学習による株価予測モデルは、地域別およびグローバル株式市場両方で、勾配ブースティング、ランダムフォレストやリッジ回帰に比べリスク調整後リターンおよびリスク抑制の面で優れていることが明らかになった。合わせて、モデルを解釈するため地域別およびグローバル株式市場の深層学習を用いた株価リターン予測の要因分解をLRPを用いて行うことで、どのファクターが寄与しているを示した。
著者
西野 順二
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.141-143, 2017-08-15 (Released:2019-08-15)
著者
康 志賢
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.101-114, 2011-03

本稿は翻刻と解題を通して『色男大安売』を考察する筆者の五番目の論文である。草双紙の翻刻作業に取り組むことによって、以下のことが新しくわかった。(1)図のみ見ると御飯のおかずのように色を売り歩く滑稽な設定のように見えるが、続く地の文を読むと結局そこまで非現実的な行動はしないことが初めてわかり、荒唐無稽な黄表紙との差が理解できる。(2)駆け落ちの相手を間違えるという事件が、状況的に荒唐無稽ではなく、起こり得る話として写実的に描写されている。これも地の文を丹念に読むことでわかる合巻の特色である。(3)艶二郎に対して「幸福者なり」という表現が度々使われるが、これは彼を揶揄する意味を含む。(4)本文では語られない場面が画像として描かれている、即ち本文では省略された後の事件を想定して絵として補充して見せていることがわかる。(5)オチョンの服装が先学の言及とは異なる服装であることがわかるのは、本注釈作業のように文字と絵を細々と読んで、見て、初めて得られる成果であろう。
著者
山本 吉道 河合 恭平 高野 哲男
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海洋開発論文集 (ISSN:09127348)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.1339-1344, 2008 (Released:2010-08-25)
参考文献数
21
被引用文献数
2 2

In this research, the Ishikawa-ken area of Kaetsu coastal zone and Enshu-nada coastal zone are selected as the coastal zone where a large-scale sandy beach is left, and sedimentation control of those zones is examined in order to recover the continuity of overall movement of earth and sand, and the following plans are proposed:1) An efficient countermeasure based on sand recycling by shipping and natural carrying system due to waves and currents in the Ishikawa-ken area of Kaetsu coastal zone.2) An effective countermeasure based on natural carrying power due to Tenryu river flow and a sand bypass by trucking for short distance in Enshu-nada coastal zone.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1012, pp.66-69, 1999-10-18

クオーツ(水晶振動子)式の腕時計には欠かせない電池交換を不要にする腕時計の技術開発で、セイコーとシチズン時計という2大時計メーカーが熱い戦いを繰り広げている。 「エコ・ドライブ」シリーズとして、太陽電池を利用した光発電方式を中心に展開しているシチズンは、昨年10月、世界で最も小さい直径16mmの女性用ブレスレット型腕時計を発売した。