著者
小野 遥 國井 洋一 Haruka Ono Yoichi Kunii
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.91-103, 2022-02-28

本研究では東京ディズニーリゾートの各パーク内にある建物の色彩分析を行い,それぞれのエリアの特徴や色彩の関連性について調査を行った。シンデレラ城の色彩分析においては,時系列および天候別の調査を実施し,t検定により変化の有無を考察した。また,パーク内の建物に対して色彩分析を明度と彩度によるトーンの把握を中心に行い,テーマランドおよびテーマポートの各エリアにおける傾向を分析した。さらに,滞留時間の長いアトラクションのスタンバイエリアならびにレストランの内装において,使われている色彩に対する暖色・寒色の分類を行うことにより分析した。その結果,シンデレラ城は改修工事による時系列変化も含め,天候に関わらずより明瞭に見せるための工夫が施されていると考えられる。また,パーク内の建物の色彩を分析したことにより,エリア毎のコンセプトをより明確に把握することができたといえる。さらに,滞留時間の長い空間においては,時間の流れの感じ方に沿って暖色と寒色が施されていることが確認された。
著者
松崎 昇 Noboru Matsuzaki
雑誌
松山大学論集 = Matsuyama University review (ISSN:09163298)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.73-103, 2010-03-01
著者
岸本 広司 Hiroshi Kishimot
雑誌
聖徳学園岐阜教育大学紀要 = Bulletin of Gifu College of Education (ISSN:09160175)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.129-152, 1996-02-29

Edmund Burke introduced an Economical Reform Bill into Parliament on 11 February 1780 with one of his finest speeches. It was a refrom bill which would reduce patronage power of the Crown, and thus reduce its power to control the House of Commons. It was not Burke's intention blindly to preserve any institution. He recognized that change was an integral part of the social process. He advocated many reforms, especially economical reform. But reform for him meant the amelioration of the British Constitution, not its replacement by something new. Therefore his conception of reform was intrinsically conservative. In this paper, I clarify the relationship between conservation and reformation in Burke's political thought.
著者
張 翔 池松 香 加藤 邦拓 杉浦 裕太
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.58-61, 2021-08-23

スマートフォンをユーザがどのように把持しているのかを測定することで,把持姿勢に合わせた画面表示や操作ボタン位置の自動切り替えが可能となり,ユーザに合わせたインタラクションが可能になる.本研究では,スマートフォンを操作する際に,角膜にスマートフォンの画面の光が反射して写る像を内蔵インカメラで撮影することで把持姿勢を推定する手法を提案する.角膜に反射したスマートフォンの像ではユーザが画面に指を置いている部分が影となって欠けるため,把持姿勢の推定が可能となる.本稿では,提案手法の精度を検証する実験を行った.
著者
池田 和臣 中村 健太郎 丸島 和洋 ストーンマン ジャック 西村 慎太郎 小山 順子 大友 一雄
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.44, pp.1-16, 2016-08-01

●メッセージ断簡零墨の価値と異分野融合研究●研究ノート中世の短冊資料の諸問題――新収の短冊手鑑「筆陳」を中心として――●大坂夏の陣と「乱取り」――真田信繁娘阿梅の行方――●ブリガム・ヤング大学所蔵のブルーニング・コレクションとその調査●トピックス「平成27年9月関東・東北豪雨」における常磐市役所被災公文書の保全●UCBにて初めて「古典籍ワークショップ」を開催――三井写本コレクション調査とともに――●連続講座「くずし字で読む『百人一首』」●『近世大名のアーカイブズ資源研究』とアーカイブズ活動●<国文学研究資料館展示室より>特設コーナーにご注目を!●平成28年度国文学研究資料館「古典の日」講演会●第40回国際日本文学研究集会●総合研究大学院大学の近況
著者
桑原 真人 クワバラ マサト Masato Kuwabara
雑誌
産研論集
巻号頁・発行日
vol.12, pp.155-159, 1993-12-25
著者
原田 康徳
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.813-818, 2020-07-15

ビスケットがどのようにして誕生し成長してきたかを述べるとともに,これからプログラミング教育が進むべき道を考察した.
著者
岡本 健

『ゾンビ学』(人文書院)の付録として、株式会社人文書院のウェブページで発表された論考。先行研究や資料のリサーチ方法を解説したもの。
著者
植木 岳雪
出版者
千葉科学大学
雑誌
千葉科学大学紀要 = The University bulletin of Chiba Institute of Science (ISSN:18823505)
巻号頁・発行日
no.11, pp.75-82, 2018-02-28

著者が今までに受け取った79通の不採用通知の文面を分析した結果,研究者の不採用通知は平成22~25年の方が平成11~14年よりも「お祈り」または「祈念」と,「ますます」という表現が含まれるものの割合が増加した。研究者の不採用通知は,ビジネス文書のような定型の文面を主とし,より簡素で事務的なものになってきたことがわかった。その要因として,1つの公募に対する応募者数が増えたため,採用側が応募者に不採用通知を送る際の手間を少なくするようになったことが考えられる。
著者
鈴木 由利子
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.205, pp.157-209, 2017-03-31

水子供養が、中絶胎児に対する供養として成立し、受容される経緯と現状についての調査と考察を行った。水子供養が一般化する以前の一九五〇年代、中絶胎児の供養は、人工妊娠中絶急増を背景として中絶手術を担った医療関係者によって散発的に行われた。一九六五年代には、中絶に反対する「いのちを大切にする運動」の賛同者により、中絶胎児と不慮死者を供養する目的で「子育ていのちの地蔵尊」が建立され、一般の人びとを対象とした供養を開始した。一九七一年になると、同運動の賛同者により、水子供養専門寺院紫雲寺が創建された。同寺は中絶胎児を「水子」と呼び、その供養を「水子供養」と称し、供養されない水子は家族に不幸を及ぼすとして供養の必要を説いた。参詣者の個別供養に応じ、個人での石地蔵奉納も推奨した。この供養の在り方は、医療の進歩に伴い胎児が可視化される中、胎児を個の命、我が子と認識し始めた人びとの意識とも合致するものだった。また、中絶全盛期の中絶は、その世代の多くの人びとの共通体験でもあり、水子は不幸をもたらす共通項でもあった。胎児生命への視点の芽生えを背景に、中絶・胎児・水子・祟りが結びつき流行を生みだしたと考えられる。水子供養が成立し流行期を迎える時代は、一九七三年のオイルショックから一九八〇年代半ばのバブル期開始までの経済停滞期といわれたおよそ一〇年間であった。一方、水子供養の現状について、仏教寺院各宗派の大本山・総本山を対象に、水子供養専用の場が設置、案内掲示があるか否かを調査した。結果、約半数の寺院境内に供養の場が設置されているか掲示がみられ、明示されない寺も依頼に応じる例が多い。近年の特徴として、中絶胎児のみならず流産・死産・新生児死亡、あるいは不妊治療の中で誕生に至らなかった子どもの供養としても機能し始めている。仏教寺院を対象とした水子供養の指針書の出版もみられ、水子供養のあるべき姿やその意義が論じられている。
著者
野瀬 彰大 深川 大路
雑誌
研究報告ゲーム情報学(GI)
巻号頁・発行日
vol.2011-GI-25, no.4, pp.1-8, 2011-02-26

本研究では,トレーディングカードゲームにおけるカードのシャッフルを扱う.まず,シミュレーションプログラムを用いてシャッフル手法について分析し,理想的なシャッフル手法の提案を目的とする.また,シャッフル手法の分析を行うために,シャッフルの結果を視覚的に表示する方法を提案する.分析の結果,各シャッフル手法の特徴が分かった.また,制限時間の長短に応じて適切なシャッフル手法が変わる可能性が示唆された.複数のシャッフル手法の組合せも行い,同じ組合せであっても実行順序が結果に大きな影響を与えることを実験的に示した.
雑誌
C.0.E.オーラル・政策研究プロジェクト
巻号頁・発行日
2004-10

インタビュー対象者 : 夏目 晴雄 (ナツメ ハルオ)