著者
Maki Yamamoto Shinji Handa Masanobu Kawachi Shinichi Miyamura Tamotsu Nagumo Aiko Hirata Shigeyuki Kawano
出版者
Japan Mendel Society, International Society of Cytology
雑誌
CYTOLOGIA (ISSN:00114545)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.35-39, 2016-03-25 (Released:2016-04-11)
参考文献数
9
被引用文献数
4 6

Stichococcus Nägeli is a unicellular green algal species that belongs to the Trebouxiophyceae. Stichococcus bacillaris Nägeli NIES-3639 propagates by binary fission, but can form a filament without separating into two daughter cells. Transmission electron microscopy showed that cytokinesis starts according to invagination of the plasma membrane at the plane of division. Synthesis of the daughter cell wall occurs on the surface of invaginating plasma membrane during the protoplast division phase. The mother cell wall may cleave after protoplast division in either the single-cell or filament state. Field emission scanning electron microscopy revealed scars of cleaved mother cell walls from the single-cell state, two-cell state after cell division, and four-cell state during filament formation. Because the mother cell wall was cleaved, the delay of the daughter cell separation may have caused filament formation. Since this cell division cycle repeats rapidly, it may begin before the separation of the daughter cells yielded by the former cell cycle.
著者
湯沢 威
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学経済論集 (ISSN:00163953)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.p1-25, 1983-03
著者
西條 政幸 森田 公一
出版者
日本ウイルス学会
雑誌
ウイルス (ISSN:00426857)
巻号頁・発行日
vol.65, no.1, pp.89-94, 2015-06-25 (Released:2016-02-27)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

日本ではエボラウイルス等バイオセーフティレベル4(BSL-4)に分類される病原体を取り扱うことはできない.1981年に国立感染症研究所は世界に先駆けてグローブボックス型のBSL-4施設を建設したが,30年以上が経過している現時点においてBSL-4施設として稼働されていない.2014-15年にかけて西アフリカにおいて過去にない大きな規模のエボラウイルス病(EVD)が流行している.また,致死率の極めて高い新興ウイルス感染症が世界各地で発生している.このような致死率の高い感染症対策に貢献するための研究がなされている中で,日本においては稼働しているBSL-4施設がないことから,感染性のあるBSL-4病原体を取り扱うことができず,公衆衛生対応や研究領域において十分な力を発揮できていない.多くの高病原性ウイルス感染症の病原体は動物由来ウイルスであり,地球上から根絶させることはできず,これからも流行が続くことが予想される.日本においてもBSL-4施設を用いて,BSL-4病原体による感染症対策のための研究や検査が実施できる体制を整備する必要がある.
著者
髙坂 康雅
出版者
一般社団法人 日本発達心理学会
雑誌
発達心理学研究 (ISSN:09159029)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.182-191, 2010-06-20 (Released:2017-07-27)
被引用文献数
2

本研究の目的は,大学生のアイデンティティの確立の程度及び推測された恋人のアイデンティティの確立の程度と,恋愛関係の影響との関連を検討することである。現在恋人のいる大学生212名を対象に,高坂(2009)の恋愛関係の影響項目40項目,加藤(1983)の同一性地位判別尺度18項目,恋人のアイデンティティの確立の程度を推測できるように修正した同一性地位判別尺度18項目への回答を求めた。その結果,回答者本人のアイデンティティについて達成型やフォークロージャー型に分類された者は「時間的制約」得点が低かった。また推測された恋人のアイデンティティについて達成型やフォークロージャー型に分類された者は「自己拡大」得点や「充足的気分」得点が高く,「他者交流の制限」得点が低かった。これらの結果から,恋人のアイデンティティが達成型やフォークロージャー型であると,恋愛関係をもつことが青年の人格発達に有益にはたらくことが示唆された。

1 0 0 0 真珠塔

著者
横溝正史 著
出版者
ポプラ社
巻号頁・発行日
1954
著者
松繁 弘之
出版者
日本語学会
雑誌
国語学 (ISSN:04913337)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.17-28, 2002-04

本稿の主題は『字音仮字用格』の冒頭に位置する「喉音三行辨」を分析することである。第一に,「喉音三行辨」の理論的位置を明らかにする。第二に,「喉音三行辨」の理解に必要不可欠な二つの図表を分析する。解釈の骨子は次のやうになる。宣長は喉音三行をまづ区別して,それを「喉音三行分生図」により表現する。そして,その区別した三行を関係づけるために「軽重」の概念を導入し,その関係を「喉音軽重等第図」により表現する。特に,その「軽重」の概念が雅楽の「唱歌」に着想を得たものであり,それが音の高低を意味すること,即ち「いえあおう」と高音から低音へといふ序列をなすこと,を述べる。
著者
山極 寿一
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
人類學雜誌 (ISSN:00035505)
巻号頁・発行日
vol.87, no.4, pp.483-497, 1979 (Released:2008-02-26)
参考文献数
14
被引用文献数
8 9

ニホンザルの生体の外形特徴が,地域変異を示す有効な指標となりうるかどうかを検討するために,年令差,性差,側差,あるいは特徴間,母子間の関係等の各特徴のもつ属性を分析し,次の結果を得た。1)ニホンザルの外形特徴は,成長の初期段階に多様になり,各特徴の出現年令には著しい性差がある。また,加令に伴なう出現頻度の変化から,集団比較に用いられる資料の年令層を定めた。2)年令変化の大きい特徴は,すべて大きな性差を示した。3)左右聞,前後肢間には,白化爪以外のすべての特徴に有意な相関が認められた。4)特徴間の有意な相関は,オスでは11特徴の9組み合わせに,メスでは16特徴の10組み合わせに,認められた。5)有意な母子相関は20特徴中13特徴に認められ,性差のない特徴には母子相関の高い特徴が多い。6)ニホンザル亜種間の比較の結果,多くの特徴に有意な出現頻度差を認めた。各特徴の年令差,性差,他の特徴との相関等を考慮して資料を選択し,集団比較に用いれば,ニホンザルの地域差の検討にきわめて有効な手段であることを明らかにした。
著者
イヴァノツフ
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.M21, no.25, pp.25_32, 1888-01-15 (Released:2015-06-18)
著者
正藤 和男 仁木 栄次
出版者
公益社団法人 日本金属学会
雑誌
日本金属学会誌 (ISSN:00214876)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.493-495, 1973 (Released:2008-04-04)
参考文献数
9

The mass absorption coefficients for X-ray of 13.3 Å (=CuLα) have been determined by the use of EPMA and a special composite target.The composite target was prepared by means of the evaporation of Al, Cr, Ni, Zn, Se, Zr, Sn, Sb, Gd, Au, Pb or Bi on Cu base in vacuum (∼10−5 mmHg).The mass absorption coefficients of these metals for the CuLα line were determined from the experimental results by the following equation:(This article is not displayable. Please see full text pdf.) \ oindentHere, I1 and I2 are relative intensities of CuLα line measured from the composite target with Al surface film of t1 g/cm2 and another surface film of t2 g/cm2, respectively, where t1 and t2 are the “equivalent thickness” to each other, and θ is a take-off angle of X-ray.
著者
神谷 悠介
出版者
日本家族社会学会
雑誌
家族社会学研究 (ISSN:0916328X)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.135-147, 2013-10-31 (Released:2015-09-05)
参考文献数
25
被引用文献数
1

本稿は,インタビュー調査に基づき,ゲイカップルにおける家計組織とパートナー関係を分析することによって,(1)レズビアンカップルと比較した際のゲイカップルの家計組織の特徴, (2)家計組織パターンと平等なパートナーシップとの関係,(3)同性愛者に対する差別が,ゲイカップルにおける家計組織や生活状況に与える影響について解明することを目的とする.分析の結果,(1)レズビアンカップルは共同管理型が典型的な家計組織パターンの一つであるのに対して,ゲイカップルは独立型が典型的な家計組織パターンであること,(2)家計組織の独立性は,平等なパートナーシップを保障するとは限らないこと,(3)同性愛者に対する差別がゲイカップルにおける生活の個別性の一因であることが解明された.