著者
Matsumoto David 金野 潤 Ha Hyoung Zoo
出版者
日本武道学会
雑誌
武道学研究 (ISSN:02879700)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.17-26, 2006

柔道に関してよく掲げあげられている信念のひとつに、柔道は人格形成に寄与するというものがあるが、実際にそれを実証する学術的文献は今のところ存在しない。本研究はこのような先行研究の不足を補うため、柔道の実践が、自己統制、情動制御、誠実、勇敢、規律、敬意などにわたる人格特性と関連するかを検証した。アメリカ人柔道実践者、約160名を対象に、これらの人格特性、ならびに柔道実践の程度を測定する質問紙調査を実施した。柔道の実践とこれらの人格特性には正の相関が示された。年齢の影響を統計上取り除いたうえでも同様の結果が得られた。本研究は、これら特定の人格特性における柔道の効果をはじめて示唆する研究結果を報告したものである。
著者
定野 真志 白神 大典 河野 恭之
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻号頁・発行日
vol.2014-HCI-156, no.12, pp.1-7, 2014-01-08

本稿では,Bluetooth デバイスやWi-Fiデバイスを検出可能な携帯端末を用いて得られた social context と GPS データロガを用いて取得した GPS データの解析結果から,検出された各デバイスを属地/属人に分類する手法を提案する.Bluetooth/Wi-Fi デバイスを検出して得られた social context の解析は,検出データのノイズ・抜け落ちを考慮したデータ補間を行い,Bluetooth/Wi-Fi デバイスが連続して検出された区間を,ユーザが何らかのイベントに参加していた区間と判定して,イベン卜同士の類似度や周期から検出された各デバイスを属地/属人に分類した.また GPS 履歴の解析には,GPS データのクラスタリングを行い,ユーザの行動状態を滞在・移動に分類することで,ユーザのイベントに関わっていた時間区間を明確にした.
著者
田中 伸治 藤原 直生 桑原 雅夫
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.67, no.5, pp.67_I_617-67_I_624, 2011 (Released:2012-12-28)
参考文献数
10

近年歩行環境への関心の高まりに伴い,歩行者の経路選択モデルや流動シミュレーション等が活発に研究されているが,これらに大きな影響を与える経路選択肢集合を生成する手法は十分に確立していない.本研究では携帯電話端末からのGPSデータを利用して,歩行者の経路選択肢となるリンク集合を推定することを試みた.この手法は,追跡調査やアンケート調査では取得が難しい行動実績データを大量かつ継続的に得られるという利点がある.まず使用するデータの特性を考慮したマップマッチングを行い,それに基づき経路選択に利用されたリンク集合を,経路長と,接続性指標であるインテグレーション値を用いて推定する手法を提案した.その結果,後者を用いることで経路選択リンク集合をより精度よく推定できることが明らかとなった.
著者
長尾光悦 川村秀憲 山本雅人 大内東
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.78(2005-ICS-140), pp.23-28, 2005-08-01

本稿では、効果的に観光復興を実現するため、GPSログからの周遊型慣行行動情報の抽出法を提案する。また、本研究では、レンタカーを利用した周遊型観光に焦点を当てる。提案法では、GPSに基づき収集された旅行者の位置情報を含むログで^多から各旅行者の滞在及び移動に関する基本行動情報の抽出を行う。この基本行動情報に基づき、現在の周遊型慣行の実態を把握するための分析を行う。更に、北海道における実際の周遊型観光旅行者からGPSログを収集し、これを用いた実験を通して提案法の有効性を検証する。最後に、提案法による抽出された基本行動情報に基づき、現在の北海道における周遊型観光を分析し、その考察を行う。
著者
西岡 智哉 酒井 基介 平野 匠 住友 寿明
出版者
徳島県立農林水産総合技術支援センター水産研究課
巻号頁・発行日
no.10, pp.1-6, 2015 (Released:2019-01-22)

2009年7月から2011年6月にかけて,吉野川汽水域において,ヤマトシジミの幼貝および成貝の分布,成長および減少要因について調べた。その結果,吉野川においては,幼貝,成貝とも第十北から応神にかけて分布することがわかった。また,ヤマトシジミが殻長15mmに達し,成熟するまでに3年を要すること,幼貝の密度は高いが成貝が著しく少ないことが明らかにされた。その理由として,成貝に達するまでにほとんどの個体が大雨による増水後に流出していることが示唆され,その影響は上流部ほど強かった。下流域では幼貝および成貝ともに個体数が少なく,高塩分にさらされることで着底稚貝が死亡している可能性がある。
著者
黒田 長礼
出版者
日本鳥学会
雑誌
(ISSN:00409480)
巻号頁・発行日
vol.3, no.15, pp.288-298, 1923-07-10 (Released:2010-03-01)
著者
鈴木 勝彦
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
地球化学 (ISSN:03864073)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.67-102, 1999-06-01 (Released:2016-12-28)
参考文献数
155

Negative thermal ionization mass spectrometry (N-TIMS) has been recently developed as a precise and accurate method in mass spectrometry to determine isotope ratios of some elements, which cannot be measured by positive thermal ionization mass spectrometry (P-TIMS) easily. In N-TIMS, isotopic compositions of elements, such as halogens, chalcogens, boron and platinum group elements with high ionization potentials, are determined as negative atomic ions M-, oxide ions MOx- (x=1-4) or fluoride ions MFx- (x=4). Recent interesting developments in geochemistry is the determinations of rhenium-osmium systematics, redetermination of the relative atomic masses of elements by more precise and more accurate isotope ratio measurements, the determination of isotope variations in geological and cosmic samples and the analysis of trace and ultra-trace amounts of elements in the environment. In this paper, after theory and characteristics of N-TIMS are mentioned, some recent applications of N-TIMS is summarized in the field of geochemistry and environmental chemistry. Among recent topics, (1) application to rhenium-osmium systematics, (2) precise boron isotope analysis and its application to environmental chemistry, and (3) precise iron isotope analysis and its application to biological and medical use are described. Problems involved in N-TIMS are also discussed.
著者
宮内 輝武
雑誌
白鴎女子短大論集 = Hakuoh Women's Junior College journal (ISSN:03874125)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.1-18, 1988-09-01