著者
吉田 実 遠藤 義雄
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.29(2004-SE-147), pp.113-120, 2005-03-18

列車統合管理システム(Train Integrated Management Systems TIMS) は冗長構成の分散監視制御システムで,営業運転中でもシステムの構成が変更される.本論文では,以下の特徴を持つTIMS のソフトウェアプロダクトライン化手法を提案する.(1) 冗長構成、かつ、動的再構成に容易に対応可能な列車および機器の構成方式を持つ.(2) 冗長系システムの無矛盾性を実現するためのソフトウェアアーキテクチャを持つ.(3) 制御ソフトウェアモジュールの入出力から通信と機器の配置などを隠蔽したデータアクセス機構により,制御ソフトウェアモジュールが機器の配置と個数の影響を受けない.(4) 設計支援ツールにより,通信パケットのデータフォーマット,制御ソフトウェアモジュールの配置とデータ参照に関するプログラムの生成が可能である.以上により,制御ソフトウェアモジュールの再利用性を高めるとともに,動的なシステム再構成に容易に対応できる.
著者
磯谷 敦子
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本醸造協会誌 (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.104, no.11, pp.847-857, 2009 (Released:2016-02-15)
参考文献数
22
被引用文献数
2

「ひね(陳・老成)」は,「ふるびている。老成している。」という意味で「ひねしょうが」や「ひね米」といった使い方がある。また,酒造りにおいては「老麹」,「老〓」などの表現があり「ひね」すなわち「悪い」ということではないと考えられる。しかし,清酒を貯蔵して生じる「老香」は劣化臭とされ,「老香」をださないように製造方法や貯蔵出荷管理方法に注意が払われてきた。老香は,これまで経験的知見から「よい老香と悪い老香がある」,「清酒を貯蔵しておくと1~2年は老香だが,長期貯蔵により好ましい熟成香に変わる」,「老香のでやすい酒(蔵)とでにくい酒(蔵)がある」などといわれていたが,複合香であり充分に解明されていなかった。筆者は,最新の分析技術を駆使して,古酒の香りと老香成分の違い,また,老香中の不快な香りの主要成分さらにはその前駆物質の発見など,これからの清酒の品質向上において鍵となる研究をされた。そこで,2回にわたり詳細に解説していただいた。
著者
和田 光弘
出版者
史学研究会 (京都大学文学部内)
雑誌
史林 (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.70, no.5, pp.p733-765, 1987-09

個人情報保護のため削除部分あり黒人奴隷制に基づくタバコ・プランテーションの展開をみたメリーランド植民地とヴァジニア植民地は、タバコ植民地とも称され、イギリス旧帝国の「辺境」として、従来、そのモノカルチャー的性格が過度に強調されてきた。それゆえ、アメリカ独立革命においてこれら植民地が有した経済史的意義は、しぼしば捨象され、政治史上での理解とのあいだに大きなギャップが存在していたといえよう。そこで本稿では、特にメリーランド植民地を対象に、植民初期から独立前夜までの経済の動向をできる限り計画的に分析することによって、タバコ植民地の持つ独立革命への経済的前提要因を探りだす。本国の航海法体制への反発という「消極的」要因とならんで、従来見過ごされてきた経済構造そのものの変容という現象が、「積極的」要因として、提示されることになるのである。
著者
岸 邦和
出版者
杏林医学会
雑誌
杏林医学会雑誌 (ISSN:03685829)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.199-203, 1985-06-30 (Released:2017-02-13)

フッ化ナトリウム(NaF)はむし歯予防を目的として, 水道水への添加剤あるいは歯への塗布剤などとして使用されることがある。従来NaFは, 実際に使用される濃度範囲(0.024-476mM)において, 副作用の少ない物質であると考えられていたが, 近年ヒト由来の培養細胞に染色体異常を誘発することが報告され, NaFに突然変異原性が認められるに到った。しかし, この検定で用いられた処理時間は12-24時間であり, フッ素塗布の現状を反映していないとの疑いもあった。そこで, NaFが, 短時間処理の際も染色体異常を誘発するか否かを検討する必要があると考え, 細胞周期各相に対するNaF短時間処理後の染色体異常頻度を検討した。その結果, NaFは細胞周期G_1期およびG_2期には染色体異常を誘発しないが, S期の細胞に対しては, 10mMでの1時間処理によっても異常を誘発することを認めた。
著者
鈴木 昭二 足達 義則 青木 孝志 川口 雅司
出版者
International Society of Life Information Science
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.163-170, 2010-03-01 (Released:2018-12-18)
参考文献数
4

本論文では、負性インピーダンス変換器(NIC)を用いた等価回路決定法における測定回路の改良を提案している。この方法では、一箇所の測定が数分でできる利点がある。測定原理は、OPアンプの仮想接地の概念を利用し、非接地キャパシタンスCだけの回路にしておき、それを外部に付けたコイルと共振させて、その共振周波数からCの値を測定している。改良された測定回路では測定精度も改良されている。
著者
FENG Z. -R. TAKAOKA TADAO
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
J. of Information Proc. (ISSN:03876101)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.173-177, 1988
被引用文献数
1

It is shown how to modify the Boyer-Moore string matching algorithm so that the number of characters actually inspected and the running time decrease sharply as the length of pattern gets longer.
著者
藤原 義久 冷水 一也 源野 広和 松浦 英文 安田 昌司 飯田 健夫 牧川 方昭
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.162-171, 2005

This paper describes the development of a sensor incorporating an algorithm that estimates the quality of comfortableness by measuring peripheral skin temperature, pulse, and galvanic skin response (GSR) that reflect autonomic nervous system activity. A correct answer rate of 83% was obtained between the subjective comfortableness and the estimated comfortableness by the developed sensor. For the application of this human feeling sensor, we used it to estimate the comfortableness of subjects receiving massages, then developed two alternative adaptive massage control procedures based on the sensor's estimate, and verified the effectiveness of the results through testing the subjects. We observed that in course A (dynamic comfortableness) the peripheral skin temperature dropped and the GSR and pulse rate increased, while in course B (static comfortableness) the peripheral skin temperature rose and the GSR and pulse rate dropped. By the end of the control sequence, there was a statistically significant difference in the amounts of change in both the peripheral skin temperature and the GSR between the two sequences (<i>p</i> < 0.05). To examine the effects of each course more closely, we mapped the trajectories of physiological change during the control sequences of each course at twentysecond intervals, and the results correlated closely with the subjective assessments. These results suggest that bio-control adapted to comfortableness is feasible.
著者
杉本 岳大 入江 健介 大出 訓史 中山 靖茂 渡辺 馨
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会年次大会講演予稿集 (ISSN:13431846)
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.10-3-1_-_10-3-2_, 2014

Downmixing method of 22.2 multichannel sound signal which can provide 2 channel stereo signal by way of 5.1 channel surround signal in receiver was investigated for 8K Super Hi-Vision broadcasting. Proposed downmixing methods were examined by subjective evaluation and the appropriate method was determined consequently.