著者
八木 慧 越地 耕二
出版者
一般社団法人エレクトロニクス実装学会
雑誌
エレクトロニクス実装学術講演大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.24, pp.106-107, 2010

近年,ワイヤレスによる電力伝送技術に注目が集まっている. 本稿では,モバイル電子機器を対象とし,一つの充電器(一次側)で複数の電子機器(二次側)を充電することを可能とするシステムに関して検討した.様々な電子機器を適切にワイヤレス充電するためには,機器を認証し充電状態などを監視・制御する必要がある.従って,機器間で情報を送受する必要がある. 電力及び情報をワイヤレスに伝送するために,直並列共振型E級電力増幅回路を用いて送信機を製作した.その結果,一つの送信機で電力および情報を伝送することができることを確認した.また,二次側から一次側への情報伝送に関して検討したので報告する.

1 0 0 0 OA 孤村粉本續集

著者
孤村 [画]
巻号頁・発行日
vol.[5], 1800
著者
加村 隆英
出版者
日本蜘蛛学会
雑誌
Acta Arachnologica (ISSN:00015202)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.79-91, 1999
被引用文献数
3

琉球諸島(沖縄県)産のワシグモ科ケムリグモ属の7種を報告した. このうち, 5種は新種であり, <i>Zelotes donan</i> sp. nov. ドナンケムリグモ (新称), <i>Z. zephyrus</i> sp. nov. ニシカゼケムリグモ (新称), <i>Z. gladius</i> sp. nov. ミヤコケムリグモ (新称), <i>Z. ryukyuensis</i> sp. nov. リュウキュウケムリグモ (新称), <i>Z. flexuosus</i> sp. nov. ツヅラケムリグモ (新称) と命名して記載した. 他の2種, <i>Z. iriomotensis</i> Kamura, 1994イリオモテケムリグモと<i>Z. asisaticus</i> (B&ouml;senberg et Strand, 1906) クロチャケムリグモについては, 新たな分布記
著者
横倉 祐貴
出版者
国立研究開発法人理化学研究所
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2016-08-26

ブラックホールのエントロピーはその表面積で与えられ、熱力学エントロピーとネーターチャージの二つの側面をもつ。本研究の目的は、その両者の関係を明確にすることであり、それはホログラフィの起源や情報問題の解明につながるものである。今回、蒸発するブラックホールのself-consistentな解を球対称性という条件だけから構築できた。その解では、ブラックホール内部の物質のエントロピー密度を体積積分すると、エントロピー面積則が再現される。また、量子力学的に、熱力学エントロピーをネーター保存量として定式化できた。これらは上記のブラックホールエントロピーの2つの側面をつなげるものだと期待できる。
著者
加村 隆英
出版者
Arachnological Society of Japan
雑誌
Acta Arachnologica (ISSN:00015202)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.47-60, 1991
被引用文献数
1 3

従来, エダイボグモ属 <i>Cladothela</i> KISHIDA, 1928にはエダイボグモ <i>C. boninensis</i> KISHIDA, 1928だけが知られていたが, 別属の下に記載されていた2種, すなわちチャクロワシグモ <i>Drassodes oculinotatus</i> BÖSENBERG et STRAND, 1906とムナキワシグモ <i>Drassodes unciinsignitus</i> BÖSENBERG et STRAND, 1906, が本属に属することを認め, これら3種を再記載した. さらに新種ヒメチャワシグモ (新称) <i>Cladothela</i> <i>parva</i> n. sp. を記載した. また, タスキケムリグモ <i>Zelotes x-notatus</i> (BÖSENBERG et STRAND, 1906) は <i>Cladothela unciinsignita</i> (BÖSENBERG et STRAND, 1906) のシノニムとした.
著者
清水 一彦
雑誌
江戸川大学紀要 = Bulletin of Edogawa University
巻号頁・発行日
vol.25, 2015-03-15

1956 年の流行語となった「もはや「戦後」ではない」は,同年版『経済白書』に記されている。戦後からの回復を通じての経済成長が終わったあとにくる難題にたいしての警句であったが,そういつまでも戦後でもあるまいといった「空気」を背景に,情報の送り手と受け手の相互作用で戦後を抜け出し高度成長へ向かう凱歌として解釈されることになった。その後もこの凱歌としての社会的記憶は,送り手にとっても受け手にとってもより“ここちよい”物語として再構成されつづけ,現在では,神武景気を経て『経済白書』は「もはや戦後ではない」と高らかに高度経済成長期突入を宣言した,とまで変容している。本稿は,このフレーズの社会的記憶が変容する過程を分析した。
著者
平野 顕照
出版者
大谷学会
雑誌
大谷学報 = THE OTANI GAKUHO (ISSN:02876027)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, pp.p31-46, 1978-01
著者
森 保道
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.8, pp.558-562, 2016-08-20 (Released:2016-08-30)
参考文献数
17
著者
篠田 謙一
出版者
日経サイエンス
雑誌
日経サイエンス (ISSN:0917009X)
巻号頁・発行日
vol.37, no.10, pp.74-79, 2007-09

今からおよそ100年前,米国の考古学者ビンガム(Hiram Bingham III)に率いられたエール大学の調査隊は,南米のアンデス山中を進んでいた。スペイン征服時代に神父デ・カランチャ(Antonio de Calancha)がその存在を書き残したインカ最後の都,ビルカバンバを探していたのだ。
著者
崔 銀姫
出版者
佛教大学
雑誌
社会学部論集 (ISSN:09189424)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.19-33, 2009-03-01

本稿は,「戦争をメディアはどうかかわっていくべきか」の問題を,『ETV 2001・戦争をどう裁くか』のNHK ドキュメンタリーを糸口に,ジャーナリズムや,公共性,ナショナリズムといった三つの概念の絡み合いを社会的な文脈から照らしつつ,考察したものである。特に本稿では,2001年1月30日に放送された『ETV 2001』シリーズの第二部「問われる戦時性暴力」の番組を中心的に取り上げ,その番組が権力的な圧力によって支配的な表象として「改変」された問題を,放送メディアの公共性における「記憶」や,「他者」,「アイデンティティ」,「戦争」,「ナショナリズム」とのかかわりから探りながら,「マス」メディアとしてのテレビ・ジャーナリズムの位相に関連付けて考えようとした。結論の部分では,「ジャーナリズム」観点から今日の放送界の状況的な問題と課題を検討し,今後のマルチチュードな「市民的公共性」への期待を述べた。
著者
金谷 末子 宮前 あつ子
出版者
Japan Ergonomics Society
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.163-167, 1989-06-15 (Released:2010-03-11)
参考文献数
12
被引用文献数
2

1 0 0 0 OA 群書類従

出版者
巻号頁・発行日
vol.第186-188,
著者
藤澤 正視 垣見 俊弘
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.67, no.560, pp.109-114, 2002

Machu Picchu is undoubtedly the most famous ruins of the Inoa Empire. It is located northwest of Cuzco, the former capital of the Inca Empire, and east-southeast of Lima, the current capital of the Republic of Peru. The ruins are located at a narrow ridge (N15 W) between Mt. Machu Picchu (elev. 3060m) on the south and Mt. Huayna Picchu (elev. 2660m) on the north. The site has been investigated by a Japanese mission comprised of experts on archeology, city planning, structural engineering and seismic engineering, seismology, geology and soil engineering. The results of topographical and geological investigations of the site indicate: 1. Construction of the ruins took advantage of topographical conditions but large-scale reconstruction is not feasible. 2. The base rock of the site consists of granite. Insitu construction used materials from the local base rock. 3. Colluyial soils exist on gentle slopes. Current condition suggests that they were recently formed. ' 4. As long as there is not a great earthquake or especially heavy rainfall, there is little probability that serious damage will occur from the foundation.