著者
佐藤 鉄太郎
出版者
中村学園大学
雑誌
中村学園研究紀要 (ISSN:02887312)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.35-51, 1994-03-10

1 0 0 0 甲斐路

著者
山梨郷土研究会 [編]
出版者
山梨郷土研究会
巻号頁・発行日
1961

1 0 0 0 OA 岩脈法発展史

著者
山路 敦
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.118, no.6, pp.335-350, 2012-06-15 (Released:2012-11-07)
参考文献数
160
被引用文献数
4 9

岩脈は最小主応力軸と直交する面に形成されるという考えを,初めて論文に記したのはStevens(1911)である.そして,その考えに依拠して,Anderson(1942)以来,特に1970年代以降,岩脈の方向から貫入時の最小主応力軸が推定されてきた.いわゆる岩脈法である.四半世紀前には,岩脈形成と応力との関係について新たな定式化がなされ,以来,それにもとづく新しい岩脈法が構築されつつある.それは,既存断裂あるいは新たな断裂であれ,その面に作用する法線応力よりマグマ圧が高ければ貫入できるという原理に立脚し,3本の主応力軸と応力比を決定する.最近は,複数の応力時階で形成された岩脈群が混じったデータから,複数の応力状態が検出できるようになり,また,個々の岩脈がどの応力状態でできたか分かるようにもなった.新旧の岩脈法の方法論について,発展史を解説する.
著者
虫明 英太郎
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

文化産業は特定の大都市に集積する傾向が強いが,映画の撮影工程では,製作拠点の外部で<b>ロケーション撮影</b>(ロケ)が行われることが多い.日本では2000年以降,各地の自治体などが<b>フィルム・コミッション</b>(FC)を設立し,ロケ支援事業を開始したことから,ロケがロケ地にもたらす効果が注目されるようになった.しかしながら多くのFCが観光振興・地域振興の目的で設立されたこともあり,ロケ地に対する製作者側の需要や,ロケ地の地理的条件を踏まえた研究は不足している.本研究では,製作者とFCへの聞き取り調査をもとに,製作者がロケ地を選定する基準,FCに求めるサービスを把握した上で,FCの取り組みが製作工程にどのような影響を及ぼすのかについて分析する.また各地のFCが,製作拠点からの距離・地域内の景観など地理的な条件を踏まえつつ,どのようにロケを誘致し,ロケ作品を地域振興に活用しているのかについて考察する.<br>日本の映画産業では1960年代以降製作部門の合理化が行われ,固定式のオープンセットを備えた撮影所の閉鎖が相次いだことから,ロケによる撮影が増加している.ロケ地の選定は撮影前のプリプロダクションの段階で行われ,<b>「画」「予算」「許可」</b>の3点が選定条件となる.画に関しては他地域の景観を代替として利用することも多く,予算は撮影隊の滞在費・撮影準備期間の長さを規定する. 撮影許可については施設管理者や行政・警察だけでなく,周辺住民の理解を得ることも重要となる.映画の製作機能は東京への集積が著しいことから,ロケ地も関東地方に集中しているが,東京の都心部は撮影許可を得るのが難しく,日帰り圏内の市街地などを代替として利用することも多い.<br>FCはロケ地探索やロケハン・ロケの際に利用される.製作者はFCが<b>地域への「根回し」</b>を行い撮影交渉が円滑になることを期待するが,初期のFCは作品を利用した観光振興を目指し,製作者のニーズに応えられないことも多かった.しかし近年では,ロケ支援の経験を多く蓄積したFCは行政各部署・警察などへの交渉力を高めており,製作者とFCの職員との間でも人脈が形成されている.<br>現在国内には,全国組織のJFCに加盟する113のFCと,加盟していない241のFCが存在する. 東京から日帰り圏内の地域では映画やドラマに限らずテレビ番組などのロケの依頼も多く,著名な観光地に加えて学校や公共施設など「どこにでもありそうな景観」も求められる.また1回の遠征で複数のシーンを撮影しようとする製作者も多いことから,地域内の多様なロケ地の情報を提示できるFCに多くのロケが集まっている. 遠隔地では,「その地域でなければ撮影できないもの」が無い限り,ロケ地としての需要は少ない.自治体の出資によって観光地が登場する作品を製作する地域も存在するが,他の地域では許可を得にくい特殊な撮影を実現すること,ロケに対する地域全体の協力体制を整えることなどによって製作者の信頼を得て,「地域性が前面に出ない作品」も含めてロケを継続的に呼び込むFCもみられる.<br>FCはロケ支援経験を蓄積する中で「地域との結びつき」を強め,地域がロケ地に選定される可能性を高めている.すなわち<b>ロケ地情報の収集</b>により多様な画を提案でき,FCの取り組みを通して<b>ロケに対する地域の理解</b>が深まれば撮影交渉は円滑になる.また短期間でのロケ地探索・撮影交渉を可能にすることで,予算面でも製作者に貢献している. 継続的なロケ誘致を実現したFCでは,製作工程だけでなく映画産業全体に貢献する取り組みも行われている.すなわちロケ作品の公開時に関連イベントを開催することで,ロケ支援活動に対する地域のコンセンサスを形成しつつ,<b>宣伝の機能</b>を担うFCが増加している.また自主製作映画のロケ支援や上映機会の提供により,地域に根付いた<b>製作者の育成</b>を図るFCも存在する.
著者
池上 千寿子
出版者
医学書院
雑誌
助産婦雑誌 (ISSN:00471836)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.611-614, 1983-07-25

PMS論争に火をつけた幼児虐待事件 6人の子をもつシャーリー・サントスさん。ふ と気づくと4歳になる末娘が,ソファの上でぐっ たり。脚はミミズばれで,血尿もでています。「ス ワッ,一大事」と救急隊を呼びました。かけつけ た救急隊員が末娘を診察。家の中は物盗りにやら れた気配もなく,家庭内幼児虐待(チャイルド・ アビュースchild abuse)として警察に連絡。4時 間後,当の母親シャーリーさんが虐待犯として逮 捕されてしまいました。シャーリーさんは黒人で 未婚です。 これだけの事件ならば,目下アメリカで社会問 題となっている,幼児虐待の典型的一例(学齢前 の子どもに対する暴行傷害や暴行致死は,年間3 〜35万件と推定されています)として,統計数値 をひとつふやすだけ。未婚であることや,サント ス家の住むニューヨーク・ブルックリンの都市環 境などを問題にする専門家はいるかもしれません が,すぐ忘れられたことでしょう。
著者
山川 大智 泉 岳樹
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2017, 2017

<b>1</b><b> はじめに<br></b><b></b>&nbsp;近年, UAV(無人航空機)の低コストかつ高解像度のデータ取得能力とSfM-MVS手法を利用し,災害現場やアクセス困難地での地表計測を行う研究(例えば,小花和ほか, 2014; 泉ほか, 2014; 飛田ほか, 2014など)が数多くなされている.一方で,既存研究では露頭のように傾斜がほぼ垂直の崖面を扱った研究はほとんど見られない.これは既存のUAVの自動航行ソフトでは崖面のステレオ画像を取得することが困難なことや基準点の設置や測量が困難であることが影響していると考えられる.<br>&nbsp;そこで本研究では,UAVを用いて露頭のステレオ画像を取得し,露頭の3次元モデル作成を試みた.その際,UAVの位置情報のみを使用した3次元モデル(UAVモデル)と露頭内のGCPの位置を与えた3次元モデル(GCPモデル)の2種類を作成し,精度の差についても検討した.<br> <b>2</b><b> 現地調査の概要</b><br>&nbsp;対象地域は神奈川県足柄下郡箱根町仙石原,箱根外輪山中腹の長尾峠露頭とした.選択理由としては,長井・高橋(2008)に地層構造が示されており比較・検討が行いやすいことや,露頭が小規模でUAVの手動フライト時の安全確保が容易であることなどが挙げられる.露頭全体を目視できる基準点をGNSS(Trimble GeoExplorer 6000XH)で測量し,そこからTS(トータルステーション, SOKKIA SRX3)で露頭内の6点のGCPの位置を測量した.<br>&nbsp;使用したUAVはDJI社のPhantom3 Professionalである.調査は2016年9月16,17日の2日間で行った.16日は撮影設定やフライト方法の検討や練習を行い,17日に撮影した2回分の各約120枚の画像を分析に用いた.フライトは手動で行い崖面との距離5mを目標で行い,概ねオーバーラップ75%以上,サイドラップ60%以上の画像を取得できた.SfM-MVS解析には,Agisoft社のPhotoScan Professional Ver.1.2.5を用いた.<br> <b>3</b><b> 結果と考察<br></b><b></b>&nbsp;カメラ画像の撮影位置の推定結果からUAVと崖面との距離は最大でも8m以下であり,取得した画像の解像度は最大でも0.36cmであることが分かった.17日の2回目の画像に基づく露頭の3次元モデルを図1に示す.3次元モデルを拡大し判読を試みると,直径約1cm未満の中礫以上の粒子の判別が可能であった.<br>&nbsp;露頭内の6点のGCPの位置をGNSSとTSで測量した結果を真値とし,位置情報の付加の仕方が異なる2種類の3次元モデル(UAVモデルとGCPモデル)上での6点の位置の推定値と比較した結果が表1である.GCPモデルの最小二乗誤差(RMSE)が0.16mなのに対し,UAVモデルのRMSEは21.84mと非常に大きい.これはUAVモデルの位置情報はUAVに搭載されている単独測位のGPSに依存しているためz方向や急斜面により視野が狭められているy方向の精度が悪いためと考えられる.ただし,UAVモデルはいずれの方向に対しても系統的な誤差が大きいため,3次元モデル自体の形状や大きさ,方位などの精度は悪くない可能性がある.そのため,2つの3次元モデル内で,長さや方位の計測を行い,比較をおこなった.その結果,長さの精度は両モデルともRMSEが0.15mで同程度,方位に関しても両モデルの差は0.1度未満であることが分かった。このことにより,絶対的な位置精度は高くないが,3次元モデルを用いて露頭の観察や計測を行うには,地上測量を行う必要のないUAVモデルでも十分な精度を持っていることが示唆される.<br><b>謝辞<br> </b>&nbsp;長尾峠でのUAVの撮影許可について,箱根町企画観光部企画課ジオパーク推進室の青山朋史氏に大変お世話になりました。記して謝意を表します。
著者
藍 真澄
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.106, no.4, pp.725-734, 2017-04-10 (Released:2018-04-10)
参考文献数
29

高トリグリセライド(triglyceride:TG)血症,低HDLコレステロール(high density lipoprotein-cholesterol:HDL-C)血症はそれぞれ動脈硬化促進因子である.高TG血症ではレムナントやsmall dense LDL(low density lipoprotein)などの動脈硬化を促進するリポ蛋白が増加する.スタチンによる脂質低下療法を行っても残存する高TG血症や低HDL-C血症に対する治療は特に重要である.エネルギー摂取量の適正化を基本とした食事療法や運動療法とともに,ストロングスタチンやフィブラート,ω-3系脂肪酸製剤の有効性が示され,アポリポ蛋白C-IIIに作用する新規薬剤の開発も進んでいる.

1 0 0 0 OA 元治甲子紀聞

著者
高野, 武貞
出版者
巻号頁・発行日
vol.[4],
著者
白浜 幸高 田中 利昭 藤本 英明 神田 勝利 東海林 麻里子
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.G0433, 2007

【目的】<BR> 臨床実習において、レポート等の提出物における個人を推定できると考えられる項目の記載方法、並びに実習終了後の実習中収集した情報の取り扱いは重要な問題である。「個人情報の保護法」の施行以降、各施設間での対応は様々で養成校で書式を統一するのは困難である。<BR> 我々は第28回九州PT・OT合同学会において、追跡調査で実習終了後提出されたレジュメから「臨床実習における個人情報管理の動向」について発表を行った。今回、臨床実習指導者(以下SV)がチェックした「匿名化に関する確認事項」より、流出しやすいデジタル情報の実習中及び実習後の取り扱いなどを新たに加えて、個人情報に関する取り扱いの対応の動向を調べた。またそれに対する本校の取り組みも加えて報告する。<BR>【対象と方法】<BR> 本校学生が平成18年5月~平成18年11月にSVから指導を受けた「匿名化に関する確認事項」の中から、この研究の趣旨の説明に対して同意のあった61施設を対象とした。<BR> その中で個人の特定に関する項目、(1)実習施設名、(2)患者氏名、(3)生年月日、(4)年齢、(5)現病歴、(6)家族構成、(7)家屋情報、(8)病名、(9)疾患部位画像(CT、X-p など)、(10)動画の記載方法、(11)実習終了後の学生パソコンの中のデータの取り扱い方法について項目毎に分類し、割合を検討した。<BR>【結果】<BR>(1)施設名記載許可92%、不許可8%、(2)患者氏名の記載方法イニシャル52%、姓のみのアルファベット25%、代替表示(症例1など)23%、(3)生年月日記載許可42%、不許可13%、簡略表示(年と月のみ)45%、(4)年齢記載許可64%、不許可1%、簡略表示(70歳後半など)35%、(5)現病歴記載許可79%、簡略表示(年と月のみ)21%、(6)家族構成記載許可80%、記載制限(キーパーソンのみ)20%、(7)家屋情報記載許可87%、記載制限(関連箇所のみ)13%、(8)病名記載許可98%、不許可2%、(9)疾患部位画像手書きによる写しのみ許可43%、デジタルカメラによる撮影画像許可57%、(10)動画撮影許可85%、不許可15%、(11)実習終了後のデータ保存についてテキストデータのみ保存可54%、動画データも保存可30%、保存全て不許可16%<BR>【考察及びまとめ】<BR>・各項目において、施設毎、また同施設でも実習時期における取り扱いには違いが見られた。<BR>・動画、画像などのデジタルデータは、多くの実習で活用されているが、保存の許可は30%であった。<BR>・本校で臨床実習初日に、SVに「匿名化に関する確認事項」として紙面上に記載してもらい、学生は厳守して実習に臨むよう指導を行っている。<BR>
著者
Koichiro Nishimura Toshikazu Saitoh
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.64, no.7, pp.1043-1046, 2016-07-01 (Released:2016-07-01)
参考文献数
3
被引用文献数
1 1

The 5-bromo-2-methylamino-8-methoxyquinazoline (1) is a key intermediate in our drug discoveries. Compound 1 bears a monomethylamino group at the 2-position of the quinazoline ring. This compound has been synthesized from 6-bromo-2-fluoro-3-methoxybenzaldehyde by a synthetic route including a total of four isolation processes in the medicinal chemistry laboratories. Our process chemistry laboratories successfully improved the original synthetic route by introducing the telescoping process. We successfully reduced the isolation processes from four to two processes by using information extracted through design of experiment. The total yield of compound 1 increased by 18%, while maintaining the purity of compound 1 of the original synthetic route. Accordingly, we contributed to the quick supply of compound 1 to the medicinal laboratories.
著者
喜多 泰子 西條 秀俊
出版者
Japan ART
雑誌
J-APT学会論文集
巻号頁・発行日
vol.1, pp.1-16, 2012-07

日本の大学のキャリア教育では自己理解を促し、自分らしい生き方を考えさせることを目的の一つとしている。そのため、今までの自分を肯定し、これからの生き方を前向きにとらえさせるために、自尊感情を醸成することが重要である。そこで、本研究においては、MBTIを導入することで大学生の自尊感情が高まるのか、高まるとすればどのような属性の学生に対して効果的なのか、自尊感情尺度を用い、定量的に分析を行った。結果として、MBTIの実施前とFB後では自尊感情尺が高まったことが認められた。因子分析したところ消極的自尊感情、プラス思考型自尊感情、現状肯定型自尊感情の3因子が抽出され、特にプラス志向型自尊感情ののびが大きかった。さらに、男女別、学部別に分析したところ、どの属性にも有効であったが、その違いに有意さは見られなかった。認定ユーザー別に分析したところ、それぞれに自尊感情の高まりはあったが、因子による違いがみられ、認定ユーザーのFBによって自尊感情の伸びや影響をあたえる感情の質の違いが生じることがわかった。
著者
石原 研治 Hong JangJa Zee OkPyo 大内 和雄
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.125, no.5, pp.265-270, 2005 (Released:2005-07-01)
参考文献数
48
被引用文献数
1

気管支喘息などのアレルギー性疾患では,白血球の1つである好酸球が骨髄,末梢血および炎症部位で増加し,炎症部位に浸潤した好酸球は細胞内顆粒を放出することによって組織を傷害すると考えられてきた.しかし,最近,炎症部位に浸潤した好酸球は,炎症の誘発ではなく気道リモデリングに関与しているのではないかということが示唆され,病態形成における好酸球の役割に対する認識は変化しつつある.本稿では,最近の知見をふまえ,アレルギー性炎症における好酸球増多機構と炎症部位での好酸球の役割について述べる.
著者
小鷲 宏昭 西岡 大輔 山口 咲子 安達 恵利香 松岡 久美子 林 孝雄
出版者
公益社団法人 日本視能訓練士協会
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.231-237, 2017

<p><b>【目的】</b>色覚検査において正常と診断されても色弁別能が弱いものは、Low normal color visionと呼ばれる。今回我々は、色覚検査では正常色覚と診断できるが、アノマロスコープにて混色等色域の拡大がみられる、Low normal color visionと考えられた父娘例を経験したので報告する。</p><p><b>【症例】</b>17歳、女子。母親に色覚異常を指摘され来院した。今まで色覚検査を受けたことはなく、私生活においても不便さを感じていなかった。石原色覚検査表Ⅱで誤読3表、Panel D-15はminor errorsであった。アノマロスコープでは正常Rayleighにて混色30-40へ等色範囲の広がりがみられたが、1型・2型Rayleighでは等色は起こらなかった。日常生活では赤と茶、青と緑を誤認することがあった。後日、両親に色覚検査を施行し、母親は全検査において正常であった。父親は石原色覚検査表Ⅱにて誤読1表、Panel D-15はno errors、アノマロスコープにて混色35-40へ等色範囲の軽度な広がりがみられたが、色誤認の経験はなかった。</p><p><b>【結論】</b>父娘ともアノマロスコープにて等色域の拡大がみられたことから、Low normal color vision と考えられた。石原色覚検査表やPanel D-15においておおむね正常と判定されても、僅かな誤りがある場合はアノマロスコープで精査することが重要である。</p>
著者
前田 治男 五十嵐 雅之 小林 肇
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
日本エネルギー学会大会講演要旨集 第26回日本エネルギー学会大会 (ISSN:24238317)
巻号頁・発行日
pp.62-63, 2017-07-25 (Released:2017-07-25)

Carbon Capture and Storage (CCS) technology, which is currently being developed around the world, could become a practical countermeasure to reduce emissions of the greenhouse gas. Depleted petroleum reservoirs and aquifer have been proposed as candidate sites of CCS. The long-term aim of this research is to establish a bio-technological system to convert geologically-stored CO2 into methane, as an energy resource. To develop a means for the conversion, we focus on technological application of a bio-electrochemical system using microbial catalyzed electrode (bio-cathode).
著者
穐山 富太郎 伊藤 信之 鈴木 良平 川口 幸義
出版者
West-Japanese Society of Orthopedics & Traumatology
雑誌
整形外科と災害外科 (ISSN:00371033)
巻号頁・発行日
vol.24, no.4, pp.460-464, 1975-12-10 (Released:2010-02-25)
参考文献数
25

We studied on the relation between primitive reflexes and motor development by means of taking movie.Primitive reflexes (Moro reflex, Asymmetrical tonic neck reflex, Crossed extension reflex. Babinshi reflex ete) activate all kinds of automatic movement integrated by higher brainstem, and furthermore these reflexes activate development of righting reaction, parachute reaction, balance reaction and voluntarity.Namely, primitive reflexes activate mainly automatic movement but these reflexes exert too promotive influence on the development in the early stage learning anti-gravitic posture and normal sensori-motor pattern in each motordevelopmental stage.