著者
Yutaka Kano
出版者
Japan Statistical Society
雑誌
日本統計学会誌 (ISSN:03895602)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.137-144, 1983 (Released:2009-01-22)
参考文献数
7
被引用文献数
1

In factor analysis both the maximum likelihood estimator and the generalized least squares estimator for the structural parameters (i.e. factor loadings and unique variances) are shown to be consistent weakly or strongly under Anderson and Rubin's sufficient condition for weak identifiability.

1 0 0 0 OA 証文留

出版者
巻号頁・発行日
vol.[2],
著者
藤森 克彦
出版者
公益財団法人 年金シニアプラン総合研究機構
雑誌
年金研究
巻号頁・発行日
vol.3, pp.78-111, 2016

<p> 本稿では、40 代・50 代の未婚の男女を「2人以上世帯」と「単身世帯」に分けて、生活実態、未婚者における2人以上世帯の規定要因、老後リスクとその備え、現在及び老後の生活不安、を考察した。特に、2人以上世帯に属する中年未婚者――中年未婚者の6割を占める――の生活実態などは、これまであまり考察されてこなかった。本調査では、以下の点が明らかになった。</p><p> 未婚者が属する2人以上世帯の構成をみると、未婚者の9割強は親と同居している。</p><p> 2人以上世帯の未婚者は単身世帯よりも正社員の比率が低く、無職者の比率が高い。また、2人以上世帯の未婚者は単身世帯よりも低所得者の比率が高い。</p><p> 一方、未婚者が属する2人以上世帯の「生計維持の中心者」をみると、未婚男性の4割、同女性の7割弱が生計維持の中心者は親となっている。特に、本人年収100 万円以下の未婚者では、その7~8割は親が生計維持の中心者である。</p><p> 住まいの状況をみると、単身世帯の6割強が「借家住まい」なのに対して、2人以上世帯では男性の5割強、女性の7割弱が「親の持ち家」に住んでいる。</p><p> 次に、未婚者について2人以上世帯の規定要因を分析すると、①年収が低いこと、②家族に要介護者がいること、③職場で社会保険に入れないこと(女性のみ)、があげられる。</p><p> 老後への備えをみると、2人以上世帯に属する未婚者の6割強は国民年金加入者(第1号被保険者)であり、厚生年金に加入していない。単身世帯の同割合は5割程度である。</p><p> 国民年金加入者で借家住まいの人は単身世帯の3割、2人以上世帯の1割程度である。</p><p> これらの世帯の場合、老後の公的年金は基礎年金のみであることが想定されるので、高齢期に家賃負担が重くなる可能性がある。</p><p> 2人以上世帯の未婚者は親などと同居しているので、経済援助や看護・家事などで「頼れる人がいない」という人の比率は低い。しかし、老後は親などの同居人が死亡する可能性があるので、「頼れる人がいない」という人の比率が単身世帯に比べて著しく高まる。</p>
著者
林 健一 長嶋 満宏 蘇原 祥夫 和田 英男 梶谷 淳
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. C, 電子・情報・システム部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. C, A publication of Electronics, Information and System Society (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.124, no.11, pp.2278-2286, 2004-11-01
参考文献数
6

The low cost improved recognition of an uncooled infrared image processing has been required urgently for the development of high sensitive uncooled sensor like a cooled sensor. In this study, the uncooled infrared image taken by YBaCuO bolometer camera was improved with applying a special low cost image processing systems. The improved image with this processing exhibited not only the edge enhancement in a large contrast area but also the suppression of heat noise in a small contrast area. It is clarified that this improved recognition image processing is easy to realize at low cost, and the demand for this image processing will be expected to grow up as the use of uncooled infrared sensor system increases.

1 0 0 0 OA 飼籠鳥

著者
佐藤成裕 著
出版者
巻号頁・発行日
vol.巻15-16,

1 0 0 0 OA 明季遺聞4卷

著者
清鄒撰
出版者
砂子屋傳兵衞刊
巻号頁・発行日
vol.[1], 1804

1 0 0 0 OA 鶯宿雑記

著者
[駒井乗邨] [編]
出版者
巻号頁・発行日
vol.巻17-18,
著者
菊地 勝弘
出版者
公益社団法人 日本気象学会
雑誌
気象集誌. 第2輯 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.341-353, 1964
被引用文献数
2

北海道石狩湾々上,特に沿岸付近に冬期間早朝しばしば雲頂20~30mめ層状の雲が発生した。これ等の雲を手稲山頂から35ミリカメラおよび16ミリムービーカメラで一定時間毎に撮影し,観測した。その結果,はじめ層状に発生したこれ等の雲は日の出後時間と共に上昇し,雲頂200m位でセル状となり,規則正しい列状に配列し,10時前後にいずれも消滅した。解析の結果,これ等の雲は夜間の強い輻射冷却により石狩平野上にできた寒気が,比較的暖かい石狩湾上に吹出し,垂直混合により湾上の暖気が凝結してできたものと考えられる。日の出後寒気の吹出しが弱まり,逆転層の上昇とともに,これ等の雲は上昇し,セル状となりその高度のwind shearによって列状に配列したものであろう。この論文ではこの雲を"Coastal Cloud"と名付けた。<br>観測されたCoastal Cloudsはsmall scaleのもので降水現象を伴わなかったが,もし同様な過程でlarge scaleに生ずるならば,前線や山岳効果がなくても降水をもたらすことが十分期待される。
著者
度会 悦子 五十嵐 崇訓 渡邉 美香子 矢後 祐子 福田 啓一
出版者
日本化粧品技術者会
雑誌
日本化粧品技術者会誌 (ISSN:03875253)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.218-225, 2015 (Released:2017-03-21)
参考文献数
6
被引用文献数
1 1

「化粧よれ」とは, ファンデーションがほうれい線や目元などのシワに経時で溜まる化粧崩れ現象である。化粧がよれると, シワが目立ち, 疲れまたは老けた印象を与える。ゆえに, 多くの研究が着目してきた皮脂による化粧崩れ現象だけでなく, 顔の動きによる化粧よれを防止する技術が必要となる。本研究では, 化粧よれ防止技術の開発を目的とし, 化粧よれの①メカニズム探索, ②定量的評価および, ③処方への応用を行った。その結果, 化粧よれは, ファンデーションの粉が皮脂に濡れて, シワが動くことにより, ファンデーションの粉が「とれ」および「凝集」を引き起こすことで生じることを見出した。さらに, メカニズムを基に化粧よれをモデル系で再現し, 再現した化粧よれの画像をヒストグラム解析することで, 化粧よれ(ファンデーションの「とれ」および「凝集」)の定量的評価方法を開発した。最後に, この評価方法を用いて化粧品原料をスクリーニングし, 弾性ポリマーと高重合シリコーンの組み合わせが化粧よれを防ぐことを見出した。この組み合わせを処方に応用することで, 化粧よれを防ぐ化粧下地の開発へ展開することができた。
出版者
巻号頁・発行日
vol.214 奥州米沢図,
著者
吉田 剛
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.226-230, 2006-06-20 (Released:2018-08-25)
参考文献数
12
被引用文献数
1
著者
倉増 啓 鶴見 哲也 馬奈木 俊介 林 希一郎
出版者
環境科学会
雑誌
環境科学会誌 = Environmental science (ISSN:09150048)
巻号頁・発行日
vol.23, no.5, pp.401-409, 2010-09-30
参考文献数
10

本研究では,経済指標,社会・人口統計上の指標および性格指標が幸福に与える影響をコントロールした上で,主観的幸福度指標が環境指標とどのような関係性にあるのかについて検証を行う。分析には,東京都および神奈川県で行ったサーベイデータ及び各サンプルの居住地における局所的な環境汚染のモニタリングデータを用いた。本研究で得た推計結果から,光化学オキシダント排出量の低減が主観的幸福度向上の可能性を有していることが示唆された。
著者
雄山 厚 大山 宏 河本 典之
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン (ISSN:18849644)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.106-112, 1969-02-01 (Released:2011-03-14)
参考文献数
3

これまでUHFテレビ受信用アンテナ (662-770MHz) として広く用いられている八木アンテナ, コーナレフレクタアンテナなどをさらに広帯域化 (470-770MHz) するために, その要となるまったく新しい放射器を開発した. この放射器は構造が簡単で, 理論的にもすぐれたインピーダンスを示しているが, さらに, この放射器を支持する絶縁材料の影響を有効に利用することにより, より広帯域なインピーダンスを示すように工夫した実用的な放射器である. この理論解析と実験結果を述べ, これを用いたUHFテレビ受信用広帯域アンテナの諸特性についても述べる.
著者
古賀 徹
出版者
日本比較教育学会
雑誌
比較教育学研究 (ISSN:09166785)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.17, pp.43-56, 1991
被引用文献数
1
著者
関 千代
出版者
東京国立文化財研究所
雑誌
美術研究 (ISSN:00219088)
巻号頁・発行日
no.311, pp.p29-34,図1p, 1979-10
著者
関 千代
雑誌
美術研究 = The bijutsu kenkiu : the journal of art studies
巻号頁・発行日
no.311, pp.29-34, 1979-10-30

A letter of Hōgai KANO (1828–1888) addressed to Toshisada TAWARA, his father-in-law who was a doctor, is owned by Hōgai's great-grandson, Mr. Hiroshi KANO. The letter has the date of November 6 and, judging from the content, it is recognized as being of the fourth year of Ansei Era (1857). It has an illustration drawn by Hōgai himself representing Townsend HARRIS, the first American Consul General to Japan who arrived at his post in 1856, a Japanese escort and a translator in the audience of the Shōgun. At the head of the letter, Hōgai states that Teppei, a son of Toshisada and a brother of Hōgai's wife Yoshi, should study medicine for continuity in the family occupation. A large part of the letter is on the visit of HARRIS to the Edo Castle which was big news to the people of the time. HARRIS, who sailed into the port of Shimoda in July 1856 and opened a consulate there, proceeded to Edo by land and visited the Shōgun in the Edo Castle to present the letter from the President. The letter was presented on October 21, 1857. Hōgai wrote for the people in his home town the news of HARRIS's overland trip and the audience in the castle to which he added an illustration. The illustration is vividly drawn and has a note saying “The sketchy drawing of the teacher is like this”, suggesting that the illustration was based on a sketchy drawing of Shōsen-in Tadanobu KANŌ who was his teacher. This leeter thus clarified that Hōgai was in Edo in this fall, but not in his home town Chōfu as is presumed by some people. At the same time, it indicates that he was already married then because his wife's name is mentioned without an honorific word in the letter.