1 0 0 0 OA 西河合集

著者
清毛奇齡撰
巻号頁・発行日
vol.第33册, 1796
著者
張 謹 上口 博司 北村 敏也 山田 伸志
出版者
The Institute of Noise Control Engineering of Japan
雑誌
騒音制御 (ISSN:03868761)
巻号頁・発行日
vol.21, no.1, pp.50-54, 1997-02-01 (Released:2009-10-06)
参考文献数
2

本研究では主に射出成形によって製造されたプラスチック歯車及び切削によって製造されたプラスチック歯車を使用し, 歯車試験装置を用いて, 歯車の軸間距離, トルク, 回転数, 潤滑剤の充填等が騒音に及ぼす影響について実験を行い, 平歯車の騒音特性を求めた。
著者
箕輪 光博
出版者
林業経済学会
雑誌
林業経済研究 (ISSN:02851598)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.110-115, 1997-03-01 (Released:2017-08-28)
参考文献数
12

本稿は,10年ほど前に劇的な民営化に踏み切ったニュージーランド(以下,略してNZ)の国有林を取り上げ,その背景,内容,現状,評価を素描すると共に,あわせてわが国の国有林の民営化について言及したものである。NZ林業・林産業の特徴は,ラジアータパイン松主体のモノカルチャー型,平地林型,輸出志向型の育成的林業,川上から川下までの一貫した技術主導型の経営,短伐期指向(25〜30年伐期)などにまとめられる。国有林の民営化は,そのようなNZ林業の特質,官業としての国有林経営の非効率さなどに起因しているが,より根本的にはロジャーノミックスと呼ばれる経済変革,成人式と言われる社会変革の一環として断行されたものである。民営化は,林業公社,保全局,林業省への3部門分割(1987年)と国有林のアセットセール(伐採権の売却: 1990年以降)の2段階にわけて行われた。1996年までに,約45万haの国有林・伐採権が売却され政府の林木資産保有割合は10%以下に低下した。生産面と保全面を分離し,かつ人工林経営の徹底した民営化に踏み切った今回のNZの変革は,10年を経た今日賛否両論に晒されてる。我が国の国有林のあり方を考える際には,NZ民営化の功罪とその特殊性,及び我が国の国有林の歴史と使命を十分に考慮する必要があろう。
著者
湯澤 泉 川野 信之 鈴木 祥生 藤井 清孝 伊藤 洋一
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.5, pp.364-369, 2000-05-20 (Released:2017-06-02)
参考文献数
29
被引用文献数
2 2

東南アジアなどに渡航歴を有する46歳男性が, 渡航先にて脳腫瘍を指摘されたため, 帰国後, 当院を受診した.主訴は頭重感であり, 神経学的には異常を認めなかった.CTとMRIでは左側頭葉皮質下に孤発性の小嚢胞を認めた.外科的に摘出された嚢胞は有鉤嚢尾虫の特徴を備えていた.近年, 本邦においては孤立性の脳有鉤嚢尾虫症が増加しており, 日常診療において孤立性嚢胞性病変を認めた場合, 本疾患を念頭において鑑別診断する必要がある.
著者
宮野 勝
出版者
中央大学出版部
雑誌
中央大学社会科学研究所年報 (ISSN:13432125)
巻号頁・発行日
no.21, pp.21-42, 2016

We examined political trust in Japan, especially, politician trust through two Internet surveys in 2015 and 2016. We tried to measure politician trust by three slightly different approaches: ANES type questionnaire, WVS type questionnaire, and Anchoring Vignettes type questionnaire. First, we showed that politician trust is low irrespectable of the questionnaire type. Second, our data suggested that politician trust is lower than government trust and system trust. Third, we searched the explanation for politician mistrust and found that income level and media use besides several subjective variables have substantive correlations with politician trust. The causal order among these variables is not yet clarified.
著者
川上 栄子 森下 紗帆
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.28, 2016

<br><br><b>【目的】</b>日本の食文化において緑茶は欠かすことのできないものであり、最近では、緑茶が健康に及ぼす好効果も評価されている。また、静岡県では日本有数な緑茶の産地として有名であるが、急須で入れる緑茶(リーフ)を飲む習慣が薄れ、家庭でもペットボトル緑茶が飲まれている現状がある。そこで、その実態を明らかにするために、緑茶離れが進んでいる大学生を対象にアンケートを行なった。<br><br><b>【対象及び方法】</b>本調査は、2015年6月~12月の間に、授業において説明の上、同意が得られた学生に対して、自己記入アンケート形式で行われた。対象者は、H市内の2校に通う大学生213名で、その内訳はT大学169名(女98名、男71名)、S大学44名(女35名、男9名)である。アンケート調査は4項目とした。質問内容は属性、各食事の主食の内容、各食事における1日の飲料の種類及び量、1日の食事以外に飲む飲料の種類及び量である。統計分析はSPSS(ver.20)により行なった。有意水準は5%とした。<br><br><b>【結果】</b>対象者の年齢、体形、居住状況は以下の通りであった。T大学の平均年齢は19.8歳、S大学は20.0歳。T大学の自己申告の体形が、やせ22名(13%)、普通123名(72.8%)、肥満24名(14.2%)。S大学はやせ3名(6.8%)、普通29名(65.9%)、肥満12名(27.3%)であった。また。T大学の居住状況は単身62名(36.7%)、核家族82名(49.1%)、3世帯同居24名(14.2%)。S大学は単身16名(36.4%)、核家族19名(43.2%)、3世帯同居9名(20.4%)であった。2大学間の属性に大きな差異がなかったため213名の調査結果をまとめた結果、朝食時では緑茶(リーフ)が16.4%、ペットボトル緑茶が15.5%であり、昼食時では緑茶(リーフ)が12.7%、ペットボトル緑茶が37.1%で、夕食時は、緑茶(リーフ)が21.6%、ペットボトル緑茶が18.3%という結果であった。<br><br><b>【結論】</b>緑茶は、昼食時では緑茶(リーフ)よりペットボトル緑茶が飲まれている。朝食時と夕食時においては、ペットボトル緑茶より緑茶(リーフ)が飲まれていることがわかった。
著者
Keishi MATSUO Yoshiyuki TAKATSUJI Masahiro KOHNO Toshiaki KAMACHI Hideo NAKADA Tetsuya HARUYAMA
出版者
The Electrochemical Society of Japan
雑誌
Electrochemistry (ISSN:13443542)
巻号頁・発行日
vol.83, no.9, pp.721-724, 2015-09-05 (Released:2015-09-05)
参考文献数
10
被引用文献数
7 12

Efficient generation of oxygen radicals and reactive oxygen was successfully performed at the dispersed-phasic interface between vapor-water and oxygen plasma in a reaction chamber having an internal atmosphere with a normal-pressure and temperature. In the space of the reactor chamber (radical vapor reactor [RVR]), the gas phase was strictly controlled in terms of vaporized water (small water mist), temperature, plasma conditions, and UV irradiation. According to spin-trapping electron spin resonance analysis, the RVR efficiently and quantitatively yielded two types of reactive oxygen species (1O2 and OH radical) with the atmosphere of the RVR chamber. This is the report of the efficient, quantitative production of reactive oxygen in an atmosphere. The reactivity of the produced 1O2 and OH radical may be applicable for various chemical processes, such as oxidation and electron absorption.
著者
松田 倫明 竹迫 慎平 中﨑 満浩 南立 亮 梅原 藤雄
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.759-763, 2017 (Released:2017-12-27)
参考文献数
21

症例は90歳女性である.入院中,急激に意識レベルが低下し深昏睡に至った.頭部MRI-拡散強調像(diffusion-weighted image; DWI)で両側視床,内包に高信号を認め,血中アンモニア値の上昇,脳波で前頭葉優位のデルタ波・三相波を認めた.肝性脳症に準じて治療を行い,意識レベルの改善,血中アンモニア値低下,DWI高信号の消失を認めた.腹部CTで肝自体に異常は認めなかったが,回結腸静脈から下大静脈に連続する異常血管を認め,portal-systemic encephalopathyと診断した.深昏睡時,視床・内包にDWI高信号を認めた場合には,急性高アンモニア血症に起因する脳症も鑑別上重要である.
著者
下谷 祐子 鎌田 紀子 林 史和 百木 和 十河 光栄 山上 博一 渡辺 憲治 荒川 哲男 塚田 定信 羽生 大記
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.27, no.6, pp.1361-1367, 2012 (Released:2012-12-17)
参考文献数
11

【目的】病態が活動期で入院を要した炎症性腸疾患患者について、NSTによる適切な栄養学的介入を行うことを目的に栄養状態の評価を行った。【対象及び方法】潰瘍性大腸炎患者、クローン病患者に対し、入院時に身体計測、インピーダンス法を用いた身体組成分析、血液検査・血液生化学検査、SGAを用いて栄養学的評価を行った。【結果】入院を要した炎症性腸疾患患者は栄養状態が不良であることが示唆された。特に潰瘍性大腸炎患者は、急激な病状の増悪による炎症反応の亢進や重篤な消化器症状により、代謝の亢進、食事摂取量の低下が起こり、急激に低栄養状態に陥っていると考えられた。【結論】潰瘍性大腸炎はクローン病に比して栄養療法の必要性が低いと認識されがちであるが、急激な栄養状態の悪化のみられる潰瘍性大腸炎患者においても、原疾患の治療とともにNSTを通じた積極的な栄養学的サポートが必要であると考えられた。
著者
中村 太一 斎藤 聡 池田 健次 小林 正宏 鈴木 義之 坪田 昭人 鯉田 勲 荒瀬 康司 茶山 一彰 村島 直哉 熊田 博光
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.94, no.3, pp.157-162, 1997-03-05 (Released:2011-06-17)
参考文献数
12

従来より肝性脳症合併肝硬変症例では頭部MRIT1強調画像にて淡蒼球に高信号域を認めるとされる. 今回各種慢性肝疾患で頭部MRIを施行し若干の知見を得た. T1強調画像の淡蒼球の高信号は慢性肝炎では21例中1例 (4.8%), 肝硬変では41例中32例 (78%) に出現し, Child分類別ではA59%, B78%, C100%であり, 出現率は肝機能と相関がみられた.この所見は経過観察により不可逆性であった.さらに脂肪抑制画像では高信号域はより明瞭となり, その原因が脂肪沈着でないことが示唆された. MRIの所見は慢性肝炎ではほとんどみられず, 肝硬変では脳症を発症する以前より病変を認め, 慢性肝疾患の重症度の予測に役立つと考えられた.
著者
金井静香著
出版者
思文閣出版
巻号頁・発行日
1999
著者
杉本 健治 村上 哲一
出版者
山口県農業試験場
雑誌
山口県農業試験場研究報告 (ISSN:03889327)
巻号頁・発行日
no.52, pp.68-80, 2001-03

コンテナ単位の貯蔵に適する被覆資材と貯蔵方法を検討した。資材(1.5m平方)はコンテナの内側に敷き、果実を一杯になるまで入れて包み込んだ。なお、3月上旬までは常温貯蔵庫(温度は5~15℃、湿度は70%)で、3月中旬以降は低温貯蔵庫(温度は7℃、湿度は70~90%)において貯蔵した。 1試験した7資材のうち有孔ポリ(約2.0x1.5cm間隔に直径1.8mmの孔)が、ポリ個装に比べて減量歩合が高いものの、5月中旬までポリ個装に近い貯蔵ができた。 2アマナツでは、果実の予措を3~4%程度行い、孔数を既製有孔ポリの1/2に減少した改良有孔ポリ(厚さ0.05mm)を使用することで、産地の最終出荷時期の6月10日まで、長期間にわたりポリ個装に非常に近い状態で貯蔵できると考えられた。 3イヨカンでは、果実の予措を4~5%行い、既製有孔ポリ(厚さは0.05mm)を使用することで、産地の最終出荷時期の4月10日まで、ポリ個装に近い貯蔵が可能であると考えられた。 4ハッサクでは、無予措の果実を、孔数を既製有孔ポリの1/3に減少した改良有孔ポリ(厚さ0.05mm)を使用することで、産地での最終出荷時期の4月10日まで貯蔵が可能であると考えられた。ただし、ポリ個装に比べてへた落ち果及びへた枯果が顕著に増加した。 5有孔ポリによるコンテナ当たりの被覆時間は、ポリ個装の約1/3に短縮できた。
著者
芝田 征司
出版者
人間・環境学会
雑誌
MERA Journal=人間・環境学会誌 (ISSN:1341500X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.24-28, 2012-12-30

回復環境に関する初期の研究の多くは、自然環境を対象として行われてきた。しかし、回復環境についての代表的理論であるKaplanらの注意回復理論からは、一定の特徴を備えた環境であれば、自然環境でなくとも回復効果が得られることが仮定される。そうした仮定に基づき、近年ではカフェやアクアリウムなど、緑豊かな自然以外の様々な環境に対しても、回復特性の研究が行われるようになっている。これら様々な場所の中で、日常生活において触れる機会が最も多い環境は自宅であろう。自宅は人々にとっての1次テリトリーであり、睡眠や余暇活動など、日常生活のストレス回復にとっても中心的な役割を持つ場所である。自宅が回復環境として機能するか否かは、人々の心理的ウェルビーイングにも大きく影響することが考えられる。そこで本稿では、日常生活における回復環境としての自宅に注目し、自宅が回復環境として認識され、機能するうえで必要な要素について考察した。