著者
工藤 大介 渡部 広明 大須賀 章倫 松岡 哲也
出版者
一般社団法人 日本救急医学会
雑誌
日本救急医学会雑誌 (ISSN:0915924X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.12, pp.1101-1106, 2008-12-15
参考文献数
12
被引用文献数
5 2

非閉塞性腸管虚血症(nonocclusive mesenteric ischemia; NOMI)は,低灌流に引き続いて発生する腸管の動脈攣縮によるもので,虚血が不可逆的になると腸管壊死を引き起こす。門脈ガス血症(hepatic portal venous gas; HPVG)や腸管嚢腫様気腫像,高乳酸血症などの腸管壊死を示唆するとされる所見を伴っていながら,結果的に全層性の腸管壊死がみられなかった例を対照的な壊死症例と合わせて 2 例報告する。症例はいずれもショック状態で当センターへ搬送となった。HPVG,腸管嚢腫様気腫像,高乳酸血症などを認め,臨床上腸管壊死を強く疑い緊急開腹手術を施行した。 1 例は小腸の全層壊死を伴っており腸管切除術を施行し, 2 例目は壊死が粘膜に限局していたことから,second look手術を施行し腸管切除を回避することが可能であった。NOMIの症例において腸管壊死を示唆する門脈ガス血症,腸管嚢腫様気腫像等を認めた場合は,腸管壊死を疑い一般的に開腹術が妥当な治療と考えられる。しかしながら,本症例によりこれらの所見を伴う症例において必ずしも腸管壊死を伴わない場合があることが示された。ただし,現時点では腸管壊死の有無を確実に術前診断するすべはなく,開腹術はやむなしと思われる。
著者
暹羅協會
出版者
暹羅協會
巻号頁・発行日
1935
著者
Hitoki YONEDA Shigeaki NISHIO
出版者
The Japan Society of Plasma Science and Nuclear Fusion Research
雑誌
Plasma and Fusion Research (ISSN:18806821)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.1301046, 2017-11-28 (Released:2017-12-21)
参考文献数
6

Detailed study of electrons in warm dense matter is a key to understanding material properties. Up to now there are many methods to detect electron spectral features with optical lasers and x-rays. Here we propose and demonstrate a new measurement method using inelastic Compton scattering of hard x-ray probe radiation. By using a high energy photon beam, above 100 keV, the change of the electron momentum distribution is observed through a change of the scattered x-ray spectrum even in a solid density plasmas.
著者
押川 渡 篠原 正 元田 慎一
出版者
Japan Society of Corrosion Engineering
雑誌
Zairyo-to-Kankyo (ISSN:09170480)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.293-298, 2003-06-15 (Released:2011-12-15)
参考文献数
18
被引用文献数
18 35

To estimate concentration and thickness of water film formed on metal surface in atmospheric environment, relative humidity (RH) data in equilibrium with various concentrations of strong electrolyte solutions were calculated with available thermodynamic data. The activity coefficient of water (fw(X)) for the solution with molar fraction of water (X) could be given as a function of ionic strength of the solution, which was determined by mean activity coefficient data in literatures for electrolytes in the solution. RH values obtained as RH(%)=100×fw(X)·X were fitted well with measured values of these solutions in each literatures, for example NaCl, MgCl2, Na2SO4, Mg(NO3)2 and so on. RH values for solutions with various contents of Na-MgCl ternary system were also calculated as NaCl-MgCl2 mixed solution. The calculated RH values were also fitted well with measured data. Using the relationship between density and concentration of the solution, the thickness of water film was also calculated. When the sea salt is put on 1g/m2, while the thickness of water film reaches 3-30μm in the range of relative humidity is larger than 75%, it remains 0.3-0.7μm in the range of relative humidity is smaller than 75% where NaCl solid state deposition occurs.

1 0 0 0 観世

出版者
桧書店
巻号頁・発行日
vol.24, no.11, 1957-11
著者
行村 純 池田 良 宮崎 和典 大塚 憲衛 植木 実
出版者
近畿産科婦人科学会
雑誌
産婦人科の進歩 (ISSN:03708446)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.163-168, 1980

先天性副腎過形成による副腎性器症候群は女性においては男性化徴候と卵巣機能不全による不妊症とを特徴とする疾患である.<br>最近われわれは原発性無月経, 外性器異常などを主訴とする症例に内分泌学的検索をはじめとする諸検索を行ないC-21-OH・lase障害による先天性副腎過形成と診断した.<br>形成的に陰核部分切除術を施行後, glucocorticoid療法をprednisolonc 20 mg perdayにて開始した. 治療開始後3週間で整調排卵性周期が確立し, 2ヵ月後には妊娠に成功した. しかし初回妊娠は17週で自然流産に終った.<br>3年後再び妊娠し順調な経過ののち経膣的に正常女児を得た. 本疾患における妊娠分娩例, 特に経膣分娩例は稀なため報告する.
著者
加藤 哲也 細川 昌俊 横井 秋夫 斉藤 正史 木原 正義 島倉 忠行 水上 信明 矢島 幸昌 高橋 一夫 平山 和代
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.40, no.8, pp.745-748, 1986-08-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
9

慢性関節リウマチ, 変形性関節症など, いわゆる関節の疼痛性炎症性疾患に対して超低温寒冷療法と, それに続く運動療法が著効を奏する新しい保存的治療として脚光を浴びつつある. われわれも本法を行う機会を得たので, その経験から本法の至適適応症例を検討した.方法は超低温ガス噴射装置を用いて局所皮膚温を7℃まで冷却し, つづいて自動運動による可動域訓練・筋力訓練を行わせる. 通院にて週2回治療を行い経過を観察できた症例は35例である.疼痛を主体として臨床評価すると, 著効14例, 有効12例で74%に効果が認められた. 一方, 悪化および副作用を示したものはなかつた.本法の至適症例は比較的高令の女性で, 炎症症状が明瞭にある一方, 骨変化は著明でない関節症状を示すもので, 表在性の関節で非荷重関節により効果が高いことが示唆された.
著者
松浦 博一 内藤 篤
出版者
日本応用動物昆虫学会
雑誌
日本応用動物昆虫学会誌 (ISSN:00214914)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.45-48, 1991-02-25 (Released:2009-02-12)
参考文献数
7
被引用文献数
2 4

ハスモンヨトウの中∼老齢幼虫と蛹を0°C以下に冷却し,虫体凍結温度と低温致死温度を調査した。1) 過冷却点は幼虫では-8°C前後で,齢期による顕著な差違はなかった。蛹は過冷却点が-16°C前後のグループと-9°C前後のグループに分かれた。後者は前者より蛹齢が5∼6日若かった。2) 冷却時間の長さと幼虫の虫体凍結の関係については,0°Cでは48時間でも凍結しなかったが,-5°Cでは36時間で,-10°Cではわずか2時間で全個体が凍結した。凍結した個体はすべて死亡し,耐凍性はみられなかった。3) 冷却時間の長さが蛹化に及ぼす影響については,-5°Cの場合,3時間では蛹化に異常はみられなかったが,24時間では半数が,36時間では全個体が蛹化できずに死亡した。-10°Cの場合,2時間の冷却で全個体が蛹化できずに死亡した。-5°Cは本種の生存を左右する重要な低温であった。4) 蛹は幼虫に比べて凍結しがたく,-5°Cに48時間さらしても8割以上の個体が凍結しなかった。しかし,これらの個体は加温飼育の途中ですべて死亡し,回復不能な低温障害を被った。5) 湿った土や湿らせた濾紙上に置いた幼虫は,低温冷却に伴う植氷により,風乾土や乾いた濾紙上に置いた幼虫に比べて虫体凍結する個体が多かった。
出版者
日経BP社 ; 1999-
雑誌
日経Linux : Nikkei Linux (ISSN:13450182)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.97-100, 2015-03

次に、PCのBIOSを設定して、起動ディスクをUSBメモリーにします。ThinkPadでは、[F12]キーでブートデバイス一覧を表示し、USBメモリーを選びます。機種によっては、[F2]キーや[Del]キーなどで設定画面を呼び出します。詳しくはPCの説明書を参照してください。
著者
德丸 伸一
出版者
海人社
雑誌
世界の艦船
巻号頁・発行日
no.872, pp.144-147, 2018-01
著者
尾崎 史郎
出版者
オープンアクセスリポジトリ推進協会
巻号頁・発行日
2016-12-02

JPCOAR地域ワークショップ(中国四国地区) 会場:広島大学図書館ライブラリーホール(東広島市) 日時:平成28年12月2日(金) 13:00〜17:15 主催:オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR) 共催:機関リポジトリ推進委員会 後援:中国四国地区大学図書館協議会 / 広島県大学図書館協議会
著者
後藤 美香 尾身 祐介 末吉 俊幸
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2008年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.104, 2008 (Released:2008-08-07)

本研究では,わが国製造業の大企業219社について,2004年度から2006年度の3期間のデータを用い,トービンのqで計測した企業価値と研究開発費用(R&D)の関係を分析する.そのために,サンプル企業をトービンのqが高いグループ(第3四分位より大)と低いグループ(第1四分位より小)の2つに分類し,これらに判別分析を適用する.分析結果から,R&Dが企業価値に与える影響を検証することに加え,利益率や資本構成,企業の所有構造など,他の変数についても,企業価値にどのような影響を及ぼしているのか分析する.
著者
中森 泰三
出版者
日本菌学会
雑誌
日本菌学会大会講演要旨集 日本菌学会第53回大会
巻号頁・発行日
pp.3, 2009 (Released:2009-10-30)

菌類の子実体は菌類の繁殖器官であると同時に,多くの動物の餌ともなる.子実体のいくつかの形質(形態や毒成分など)は菌食動物に対する防御として進化してきたと考えられているが,実際の菌食動物に対する防御効果はほとんど調べられていなかった.本研究では,子実体食トビムシCeratophysella denisanaの食性を明らかにした上で,子実体のいくつかの形質に防御機能があることを明らかにした. まず,野外調査・実験により,C. denisanaは特定の子実体菌種を選択的に利用しており,餌選択を決める要因が子実体にあることを明らかにした.これは,子実体の形質がトビムシの餌選択に影響し,場合によっては防御として機能しうることを示唆する結果である.また,C. denisanaの子実体上での摂食部位,および,胞子の摂食耐性の調査により,C. denisanaは糞によって胞子を分散する可能性が低く,捕食者的性格が強いことが示唆された. 次に,C. denisanaにほとんど摂食されないヘラタケ(Spathularia flavida)およびツバキキンカクチャワンタケ(Ciborinia camelliae)の子実体は,傷を受けるとC. denisanaに対し忌避作用を示すことを明らかにし,この忌避作用が,これらの菌種が摂食されない一要因であり,被食防御として機能していると推察された.同様に,C. denisanaに利用されない菌種に着目することで,スギエダタケ(Strobilurus ohshimae)とニオイコベニタケ(Russula bella)のシスチジアにはC. denisanaに対して致死作用があり,被食防御効果があることを明らかにした.シスチジアは多くの菌種に見られるが,その生態的機能はこれまでほとんど知られていなかった.本研究はシスチジアの生態的機能を明らかにしたものとしてインパクトは大きいと思われる.
著者
中尾 眞二 赤塚 美樹
出版者
金沢大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2011

再生不良性貧血(AA)症例におけるHLA-Aアレル欠失血球陽性例の頻度を明らかにするため、抗HLA-Aアレル特異的抗体による検出感度を改良し、診断後間もない例を検索したところ、21症例中6例(28.6%)が陽性であり、欠失血球の全顆粒球中の割合は3.9% - 61.1%(中央値8.4%)と、既治療よりも低比率であった。一方、HLA-Aアレル欠失血球陽性AA患者の末梢血CD8陽性細胞を、HLA-B*40:02遺伝子導入K562 陽性細胞で刺激することにより、HLA-B*40:02導入K562のみを特異的に傷害する細胞傷害性T細胞(CTL)クローン(A6)を樹立した。