著者
長谷川 洋 小川 泰 秋元 興一 佐々田 友平 小山 愛一郎
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.211-212, 1968-01-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
秋元 良仁
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1578-1581, 2007-11-01 (Released:2010-01-15)
参考文献数
5
被引用文献数
1
出版者
巻号頁・発行日
vol.第70冊,
著者
福土 審
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.56, no.10, pp.969-976, 2016 (Released:2016-10-01)
参考文献数
21

過敏性腸症候群 (irritable bowel syndrome : IBS) は, 大多数が心身症の病態を示す心身医学の代表的疾患である. IBSの公刊論文数の推移をみると, IBSの領域は現在明らかに活性化している. かかる動向の中にあって, 日本消化器病学会の提唱により, IBS診療ガイドラインを2014年に和文, 2015年に英文にて公刊した. エビデンスに基づく診療は個々の患者の治療反応性を完全に予測できるところまでには現在至っていない. しかし, 多数の患者を集積すればエビデンスの確率密度関数から実現値を高い確率で推定することは可能である. 診療ガイドラインの中のIBSのストレス応答, 心理的異常, 脳機能画像, 診療担当医の患者への心身医学的配慮, 食事療法, 抗うつ薬, 認知行動療法に代表される心理療法, 運動療法などは心身医学の重要性を数学的に証明している. IBSの診療ガイドラインの有用性は高く, それが実用に供されることを期待する.
著者
安場 浩一郎
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.62, no.5, pp.449-452, 1998-05-25 (Released:2011-07-19)
参考文献数
26

関東大震災後の東京のオープンスペースにおける罹災者収容の展開を明らかにするため公園・広場等での罹災者収容の実態と, それをめぐる言説について考察した。その結果, 震災後, 公園・広場は罹災者の避難地となり, その後も収容施設の用地となったが, それらのバラックはあくまで応急的なものであり, 震災から2年足らずで撤去されたことが明らかになった。公園等における罹災者の収容においては,「風紀」の乱れや労働倫理の低下が問題になっており, バラックによる住居等の保障は, これらの資本主義的な労働倫理を乱すものとして警戒されたということがわかった。
著者
塩野 敏昭
出版者
地学団体研究会
雑誌
地球科学 (ISSN:03666611)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.289-292, 2015-09-25 (Released:2017-05-12)

Some facilities of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station (NPS) have been constructed on the reclaimed land. According to the disaster photos disclosed by the Nuclear and Industrial Safety Agency (NISA) and the Tokyo Electric Power Company, Incorporated (TEPCO), the damage caused by the earthquake motion was found at the facilities of water supply, drainage, and power supply systems. As a result, it is presumed that leakage paths of the contaminated water become complicated. To examine countermeasures against the contaminated water issues, it is indispensable to investigate the seismic damage of the reclaimed land and the facilities by the earthquake motion in detail to clarify the leakage paths of the contaminated water.
著者
今村 信哉
出版者
共栄大学
雑誌
共栄大学研究論集 = Journal of kyoei University (ISSN:13480596)
巻号頁・発行日
no.16, pp.179-193, 2018-03-31

選挙権年齢が18 歳に引き下げられた影響もあり,選挙が近付く度に「主権者教育」の必要性が語られることが多い。しかし,平和で民主的な国家の形成者として必要な資質である主権者意識や主権者として判断する力等は小学校段階から身に付けるべきものと考える。そこで,本論文では,小学校の主権者教育はどうあるべきかを具体的な実践事例から明らかにしようとしたものである。主権者教育の実践の多くは高等学校で行われている。また,校種を問わずに社会科で実践されていることが多い。知識・理解は社会科で学ぶべき事ではあるが,「主権者」として必要な判断力,実際に行動する力は教育課程上,道徳と特別活動で培われるものである。ここでは,道徳に焦点を置き,「ぶらんこ復活」(わたしたちの道徳3・4 年生:文部科学省)の実践を元に法教育の視点も入れて「主体的に生きる子供を育てる主権者教育」の在り方を論じている。
著者
陳,足英
出版者
パーソナルファイナンス学会
雑誌
パーソナルファイナンス学会年報
巻号頁・発行日
no.10, 2010-09-10

今年の夏に大学を卒業した青年のうち、僅か24.4%しか就職ができなった。ある銀行財富管理部の管理者(主管)は、青年たちに将来の資金管理についてアドバイスを提起した。「基本的な消費金額を計算し、できるかぎり節約し、なんとか貯金の習慣を作る」。長い歴史をもつ中国では、市場経済もはやくから成長していた。「蛙を待ち構えている蛇のように、貪欲な高利貸達がいる」ということばが残っていることにも示されている。また「倍称の息」ということばも使われていた。「倍」とは利息を元金の2倍にすること、「称」とは利息を元金と同額にすることを指す。つまり200%、100%の金利である。このような悪条件でも借金せざるをえなかった農民は、高利貸大地主から金を借りて多くの犠牲者を出し、村から逃亡して流民化し社会を不安定にした。高利貸から借金をしなくてもよいように、中国の民衆は「合会」という相互扶助的な庶民金融組織をつくって自分たちの生活を守ろうとしてきた。台湾の庶民の相互扶助的な金融組織という点では、日本の頼母子講や無尽と質を同じくする組織である。台湾の庶民金融は会仔(wheai)という。または互助会や合会ともいう。理財(Investing)の道具として、大勢の台湾の庶民たちが利用している。クレジットカードを利用するのは、大金を持ちながら、買い物をするのはリスクがあるからであり、また、買いたい時には現金がなくてもクレジットカードで支払うことができるからである。しかしながらクレジットカードを利用しながら、貯金しようと思うと大変難しい。そこで「会仔」を使うのである。

1 0 0 0 OA 公事根源

著者
[一条兼良] [著]
巻号頁・発行日
1600

室町時代の宮中を中心とする年中行事とその起源を解説した書。著者は一条兼良(1402-81)とするのが有力。内題、外題ともになく、小口書に「公事根源」と記す。小口の様子からもとは3冊か。漢字の付訓を別行に植字するのが特色。墨書の訓点、朱引き、句点などもある。江戸後期の考証学者市野迷庵(1765-1826)旧蔵で、巻頭に「江戸市野光彦蔵書記」、後見返しに「迷庵」「市野光彦」の印がある。末丁表に「延宝元年癸丑〔1673〕十二月二十日読之/中山日意」、裏に「一書ハ中山日意上人の御所持故あつて不佞か蔵書となる」、後見返しに「狂□/残風蔵」の墨書、また、末丁裏に「笙哥亭」の印記がある。
著者
山田 泰士 志垣 竹弥 金澤 親良 安野 嘉郎 浪本 正晴
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.97, 2009

【はじめに】<BR> 左片麻痺により起居動作や歩行の円滑性が妨げてられている症例に対して、その原因の一つとなっている肩関節亜脱臼(以下肩亜脱臼)と上肢屈筋痙性を軽減する目的で、上肢装具を試作し一定の効果を得ることができたので報告する。<BR>【対象】<BR> 視床出血により左片麻痺を呈した45歳男性。理学療法所見では、左上肢Brunnstrom Stage2~3で左肩亜脱臼が認められた。また動作時に左上下肢の痙性を認め、左上肢は屈曲肢位を呈し、生活動作全般で非対称姿勢が生じていた。深部腱反射は左上腕二頭筋と左上腕三頭筋においてやや亢進状態であった。<BR>【上肢装具】<BR> ネオプレーン生地3mmを使用し肩全体を包み込み、烏口突起から後方に固定用補強ベルト付けた。前腕部からのベルトを前腕外側から上腕内側に螺旋状に走らせ、腕全体を引き上げて肩関節後方で止めた。<BR>【方法】<BR> 1肩亜脱臼:単純X線撮影による骨頭下降率を計測した。2動作分析:起居動作と杖歩行の動作分析を行った。また歩行は、10m歩行の速度、歩幅、歩数を計測した。(1,2共に装具非装着時、装着時計測)<BR>【結果】<BR> 1肩亜脱臼:骨頭降下率は非装着時で20%、装着時で6%と亜脱臼の改善を認めた。<BR> 2動作分析:1)起居動作、非装着時:左肩甲帯は後退し、左肘関節と手指は連合反応により屈曲を呈している。装着時:左肘関節は連合反応により軽度屈曲位であったが、左肩甲帯は中間位となり、手指は若干伸展位を認めた。2)杖歩行、非装着時:左肩甲帯は前傾し、左肘関節と手指は連合反応により屈曲を呈している。体幹は右偏側位で非対称的であり、左下肢への荷重が不十分である。10m歩行:速度平均62秒、歩幅平均40cm、歩数平均55歩。装着時:左肘関節と手指は若干屈曲を呈しているが装着前と比較し手指は伸展位を認めた。左肩甲帯は中間位となり、体幹はほぼ正中位で保持され対称的となった。そのため左側への重心移動が可能となった。10m歩行:速度平均59秒、歩幅平均42cm、歩数平均52歩。<BR>【考察】<BR> 本装具では、前腕部からベルトを螺旋状に走らせ、上肢を外旋・伸展位に保持し上肢全体を引き上げることを可能にした。このことにより関節窩での上腕骨頭の位置の改善や左上肢下垂位により生じる上腕二頭筋の伸張反射亢進、連合反応による左上肢屈筋痙性の高まりを軽減できたと考える。また左肩甲帯を中間位に矯正したことも過剰な連合反応の抑制にも繋がった。これらにより、姿勢が対称的となり起居動作や歩行時の動作改善に繋がったと推察された。そして、本装具を常時装着することは、疼痛軽減や関節拘縮の予防を促し、また麻痺側上肢の痙性を抑制し、麻痺側上肢自体の使用頻度増加による機能回復が促される可能性があるために、今後一人で本装具を着脱できるよう改良する予定である。
著者
裵 湖珠
出版者
一般社団法人 日本色彩学会
雑誌
日本色彩学会誌 (ISSN:03899357)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3+, pp.213, 2018-05-01 (Released:2018-07-17)
参考文献数
4

私たち人間は,五感で様々な情報を得ている.その中で最大の情報を得る感覚は視覚である.特に感情の表現では「色」は感情の言語的な表現を視覚情報として伝達する媒体でもある.日本は急速な経済発展のあと,人口の減少や経済の低成長化等によって,近年の社会では,既成世代から若者まで新しいものに対する挑戦や意欲が減退している.先行研究の目的は表現単語で日本語の「わくわく」を選び「わくわく」が持っているイメージを色で表現するときどのような色彩で表現されるのか,国別,地域別に差は現れるのかを調べ共通点と相違点を発見し,第4次産業であるAIや人間の感性をデータベースに活用する研究である.日本国内でアンケート調査を実施し,その調査では同じ12色の色鉛筆を提供してA4用紙を使用し,アンケートの質問項目には9つの質問や実際に画を描く方法を選択した.この結果では男女差が見え男性の場合,形が存在するモノ的な表現が多く,女性の場合は確実な形を持っているよりも,表現的なイメージや抽象的な形で表現し,色も同じような表現する傾向を表れる.色の傾向的には,男女共同に暖色系の色が寒色系の色よりも多くの割合で選択された事が分かった.
著者
内藤, 若狭
出版者
巻号頁・発行日
vol.[572],
著者
村上 陽子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.70, pp.177, 2018-07-28

<b>【目的】</b> 豆類は,米と並ぶ五穀の一つである。我が国においては,豆の種類や用途に応じた伝統的な調理操作があり,郷土料理や和菓子など多岐にわたって利用されている。豆類は,大豆,落花生,雑豆類の3つに大別されるが,大豆以外の豆類は摂取量が低く,年々減少しているのが現状である。また,近年では、食の洋風化に伴う和食の喫食頻度の減少,および、中食・外食の発展による家庭での調理機会の減少が報告されている。そのため,家庭における調理技術は衰退の一途を辿っており,食文化継承において危惧すべき状況にあると考えられる。そこで,本研究では大学生を対象として豆類の認知度と食嗜好性について調査を行った。加えて,小豆あんに着目し,嗜好性を検討した。<br><b>【方法】</b> 大学生における豆類の認知度や学習経験,小豆あんの嗜好性を把握するためにアンケート調査を行った。対象は静岡大学教育学部学生309人とした。学校における学習状況については,小中高等学校の家庭科の教科書分析を行った。<br><b>【結果】</b> 20種類の豆類の認知度を検討した結果,小豆や大豆やいんげんなどの6種類の豆類は,名前の認知度や実物を見た経験,および,喫食経験が非常に高かった。一方,調理経験についてはいずれの豆類も著しく低く,喫食経験に比べて有意に低かった。小豆あんの嗜好性は高く,特にこしあんは粒あんよりも嗜好性が高かった。また,和菓子の種類によって,好まれるあんの種類に相違が見られた。
著者
福島 智
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.10, pp.870-871, 2018-09-15
著者
仲澤 幹雄
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.98, no.3, pp.235-243, 1991 (Released:2007-02-13)
参考文献数
69

Cells are equipped with complex mechanisms for synthesis of ATP and try to keep the intracellular level of this compound, which is indispensable for maintenance of normal function and integrity, as constant as possible. Thus, it is generally believed that ATP rarely cross the plasma membrane of viable cells. However, since the first report of Holton in 1959, the release of nucleotides from cells has become an established fact, and the physiological role and metabolism of the released ATP has become an important topic; potent actions of extracellular purine nucleotides and nucleosides have been recognized for many years. In 1972, Burnstock demonstrated that ATP has a transmitter role in certain types of nerves and proposed a concept of purinergic nerve. The receptor for purine nucleotides, designated as P2, as opposed to P1, by Burnstock in 1978 was further subclassified in 1985 into P2X and P2Y by himself, and we now have a train of P2 receptors, such as P2S, P2T, P2Z and so forth. In this review, I summarized the characteristics of these purinoceptors. Pharmacological effects and metabolism of extracellular nucleotides were discussed and a brief mention was made of ecto-nucleotidases.
著者
林 宏紀 伊東 樹希 西尾 典晃 武藤 敦子 犬塚 信博
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.177-181, 2014-01-05 (Released:2014-01-07)
参考文献数
12
被引用文献数
1

Social Network Analysis is a field of sociology, where networks, such as human relations, are investigated in order to understand roles of persons in social context. In this paper, we propose a method for this aim using the method of formal concept analysis (FCA) and ego-centric networks. FCA is a formal tool which extinguishes concepts from instances and their attributes. Our proposed method deals with persons in a network as instances and some graph structure appeared in a local network, which is called an ego-centric network, of a person as attributes. It clarifies the relationship between social nature and human relationship structure possessed by each individual in the network relationships with friends. We examined the proposal method using data acquired by a questionnaire on friendship and social attributes to students. Some groups characterized by the method had statistically significant ratio of students who possess some social attributes.