1 0 0 0 OA 水府志料

著者
小宮山昌秀
出版者
巻号頁・発行日
vol.[15],
著者
Hemanta Hazarika Amizatulhani Abdullah
出版者
The Japanese Geotechnical Society
雑誌
Japanese Geotechnical Society Special Publication (ISSN:21888027)
巻号頁・発行日
vol.2, no.68, pp.2336-2341, 2016-01-31 (Released:2016-01-29)
参考文献数
14
被引用文献数
6

This study focuses on accumulation of basic data on deformation and energy absorbing characteristics of geosynthetics (recycled tire chips and geogrid), which are used as liquefaction prevention materials for shallow foundations. Because tire chips have high compressibility, decrease of bearing capacity and excessive differential settlement of the foundation ground may arise. A new reinforcement method, using gravel mixed tire chips layer and layers of geogrid, was proposed to compensate for the inadequate bearing capacity and suppress differential settlement. In this study, the deformation and energy absorbing characteristics of tire chips and gravel mixed tire chips were made clear by performing direct shear test under dynamic loading using a large scale shearing device. Based on the results, it was found that the vibration-absorbing energy of tire chips decreases as the gravel fraction increases. Considering the pros and cons, we could arrive at the conclusion that the sample with 50% gravel mixture was the most effective. It was also confirmed that the rigidity of gravel mixed tire chips was improved through reinforcement by geogrid.
著者
正宗 綾子 星野 恵美子 吉井 彰 マサムネ アヤコ ホシノ エミコ ヨシイ アキラ Ayako Masamune Emiko Hoshino Akira Yoshii
雑誌
日本女子大学紀要. 理学部 = Journal of Japan Women's University. Faculty of science
巻号頁・発行日
vol.11, pp.61-69, 2003-03

p-GaAs中における電子の輸送現象のモンテ・カルロ法によるシミュレーションを行った。本シミュレーションにおいては, 電子のみならずホールの輸送に関してもモンテ・カルロ計算を行い, 印加電場に対するホールの分布関数を計算し, この分布関数を電子-ホール散乱の散乱頻度計算に導入することで電子輸送におけるホールとの相互作用の効果を取り入れた。この計算結果を実測データと比較し, キャリア間の散乱効果を精密に導入することにより, 実測データと良い一致が得られることを示した。Electron transport in p-GaAs is studied in detail using an ensemble Monte Carlo calculation. Carrier- carrier interactions, such as electron-electron, hole-hole and electron-hole, are taken into account. Not only electrons but also holes are analyzed to obtain their exact distribution functions. For drift velocity and temperature of minority- electrons in p-GaAs, the calculated results shows good agreement with experimental data by accurately including field dependent carrier-carrier interactions. Throughout the study, it is demonstrated that the interaction with holes is essential for electron transport in p-GaAs.
著者
杉本貴代
出版者
日本教育心理学会
雑誌
日本教育心理学会第57回総会
巻号頁・発行日
2015-08-07

0.はじめに 本研究では,日本語の心的辞書の中核を成す和語(やまとことば)に固有の現象である「連濁」の獲得過程と言語発達を検証することにより,子どもの言語処理と心的辞書の発達的特徴を検討する。連濁は,複合語の後部要素の語頭子音が濁音化する現象であり(例:いちばん+ほし→いちばんぼし, /h/→[b]),日本語の心的辞書を特徴づける語種の一つである和語に固有の現象として知られている(窪園 1999, 他)。脳科学的手法による研究から,連濁は言語の音声,形態,統語,意味の各範疇の情報処理に関連することが示されており(尾形他 2000, 酒井他 2006),その獲得の過程を明らかにすることは,日本語獲得過程と言語処理の統合的理解に寄与すると考えられる。これまでの成人対象の研究から,連濁が生起されるためには,①和語であるか否かの語種の区別に関する知識と,②単語を解析して有声阻害子音の有無を判別する能力の2条件が求められると考えられてきた(成人の連濁の2条件)。しかしながら,近年の先行研究から,子どもは初めから成人の2条件をそのまま学んでいるわけでなく,幼児は自ら利用可能な言語情報を用いて独自の連濁処理方略を発達変化させ,就学期を境に質的変化を経て成人に近づいていくことが示唆されている(杉本 2014)。1.問題と目的 音声言語を用いる幼児の連濁方略が児童期に質的に変化する要因は何であろうか。本研究では,幼小移行期の文字言語の学習とそれにともなう発達的変化に注目する。かな文字と漢字を学ぶ定型発達児の知見(杉本2015)に新たに点字を習得する盲児の事例を加え比較考察することにより,習得する文字種の特性により,心的辞書の再構成と言語処理方略に差異の有無を検討する。2.方法 実験は,定型発達児対象の先行研究(杉本2015,印刷中)と同じ2(アクセント)*2(既知/新奇語)の2要因反復測定計画とし,複合名詞産出課題を用いた。研究協力者は,東京方言地域(早田 1999)に居住する全盲の幼児2名(59カ月齢,72ヶ月齢)と先天盲の大学生1名であった。幼児2名のうち,1名は点字既習であり,もう1名は未習得であった。実験に際し,盲児に分かりやすい触覚刺激を用いた複合名詞産出課題を開発した。言語産出実験と発達検査を実施し,かな文字・漢字を習得途中の同年齢の定型発達児の知見と比較した。 実験結果の予想として,点字未習得の盲児は,定型発達幼児と同様にプロソディにもとづく連濁方略を用いると予想される。点字既習の盲児においても,ひらがな,カタカナのような区別を学習しないため,点字未習得の幼児と同様に音声特徴のみにもとづく連濁方略を使うと予想される。3.分析と結果 全盲の研究協力者を得にくい状況から,本研究は事例研究として分析した。まず,点字未習得の盲児は,プロソディにもとづく連濁方略(平板型アクセント語をもつ連濁和語のみ連濁させる),同年齢の定型発達幼児と同様の連濁方略を用いていることが明らかになった。一方,定型発達のかな文字習得児と点字習得児では,連濁方略に差異が見られた。すなわち,点字習得児は,幼児期固有の連濁方略には依存しておらず,成人と同様に連濁和語をすべて連濁させること(平板型≒頭高型語)に加え,外来語と漢語もすべて連濁させる非和語への拡張が確認された。点字習得児の非和語への規則的な拡張は,定型発達の幼児・児童にまれな傾向であることから(杉本2013),点字の学習と同時に別の手がかりをもとに語彙を分類(レキシコンの再構成)している可能性が考えられる。4.結論 点字を習得している/していない全盲の幼児の連濁方略に明らかな差異が確認された。点字未習得の幼児は,同年齢の定型発達児と同様の連濁方略を持つが,点字を習得している幼児の連濁方略は,定型発達幼児には見られない傾向であるため,点字学習の影響が考えられる。しかし,その因果関係は,本横断研究からは結論づけられるものでなく,今後の縦断的調査により,個人内の発達変化を追跡する必要がある。【謝 辞】 本研究にご協力くださいましたお子さんと保護者の皆様,先生方に心より御礼を申し上げます。本研究の一部は,平成26年度文部科学省科学研究費補助金挑戦的萌芽研究(課題番号26580080)および国立国語研究所共同研究プロジェクトの助成を受けました。
著者
園田 純子 原田 章子
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.29, 2017

【目的】2020年に開催される東京オリンピックを控え、地方でも外国人観光客を迎え入れる準備のため、観光政策としてインバウンド推進を行っている。そこで県立大学である本学の地域貢献のひとつとして、山口の歴史、特に食文化の面からアプローチする体験型のインバウンドツアーの内容を検討した。<br />【方法】インバウンドツアーの地域は、山口の歴史に足跡を残した大内氏及び毛利氏に関連する観光のできる大学近隣の山口市大殿地区とした。食文化の内容は茶道と和食の体験を柱とし、散策する史跡や見学地もそれに関連付けて決定した。参加者10名を山口県観光スポーツ文化部国際課、山口県国際交流協会等を通じて募集した。H29年3月5日にモニターツアーとして実施し、参加者から終了後のアンケート回答を得た。<br />【結果】大殿地区は大内文化の中心地であり、また幕末に藩庁が萩より移り毛利氏関連の史跡が多くみられるため、歴史と食文化のエピソードを抽出するには適する地域であった。茶の湯体験は、茶道の説明とデモンストレーションをしたのち、自分自身で茶を点て味わう体験を入れたことで、参加者の満足度を得ることができた。茶に関連して、山口の萩焼、菓子等の紹介を行うと共に、帰国後に茶を点てることができるよう簡単な道具の紹介をし関心を高める工夫をした。和食体験としては、地域の工芸品である大内塗の工房を見学し、和食の説明と箸の使い方の話をしたのち、毛利敬親公が参勤交代時に食した弁当を再現したものを元に今回試作した「毛利公の参勤交代弁当」を昼食として提供した。弁当の評価については、食材を野菜、魚としたものの、ベジタリアン等への配慮が必要であることが示唆された。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1935年03月26日, 1935-03-26
著者
森 万純 中村 五月 陶山 啓子
出版者
一般社団法人 日本老年看護学会
雑誌
老年看護学
巻号頁・発行日
vol.20, no.2, pp.57-67, 2016

【目的】認知症の診断を受けている術後急性期患者に対して,看護師がどのような要因から4点柵の実施を判断しているのか,またその判断に影響を及ぼす看護師の背景を明らかにすることを目的とした.【方法】外科病棟に勤務している看護師に,抑制の三大原則の認識および転倒・転落予防のための4点柵実施を判断する要因等について無記名自記式質問紙調査を実施した.【結果】分析対象は547人であった.認知症の診断を受けている場合,4点柵の実施に同意できる者は170人(31.1%)であった.認知症の診断があり,かつ興奮状態や落ち着きのない行動がみられる場合でも,どちらともいえない,同意できないと回答した者が合わせて約4割であった.認知症の診断を受けている術後急性期患者の4点柵実施の判断に影響を及ぼしたのは,「ICUまたはHCUに勤務している」「3交替勤務」「看護倫理研修の受講」の3要因で,これらの群は有意に4点柵実施に同意する割合が高かった.【結論】認知症の診断を受けている術後急性期患者に対する4点柵実施に同意するかどうかの判断は,職場環境の影響があることが明らかになった.

1 0 0 0 OA 偐紫田舎源氏

著者
柳亭種彦 作
出版者
鶴屋喜右衛門
巻号頁・発行日
vol.十五編下, 1829
出版者
日経BP社
雑誌
日経ニューメディア (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1391, 2013-10-28

NTTの金融子会社であるNTTファイナンスは、NTTグループの通信料金とNHKの受信料をまとめて支払える決済サービスを2013年10月10日に始めたことにともない、サービスの普及に向けNHKと共同プロモーションを展開する計画だ。NHKとNTTファイナンスがそれぞれ放送や広告媒…
著者
黒田 敏史
出版者
東京経済大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究では寄付市場のデータベースを構築し、生産性推定、並びに寄付市場における広告競争の構造推定モデルを構築し、寄付市場における広告競争の経済的効率性の改善に向けた提言を行うことを目標としている。29年度は構築した寄付市場のデータベース構築に基づいて生産関数の推定を行い、生産性の推移について分析を行う予定であった。しかし、データ収集が遅れており、引き続きデータの整備を継続している段階である。寄付市場のデータとして当初は開発途上国援助を行っているNGO等の財務データを利用する予定であったが、十分な情報が得られない組織が多く、他のデータを用いた分析を検討中である。他の候補として、地方自治体によるふるさと納税について、広告費とその他の費用、寄付額を十分な数だけ収集する事ができるのではないかと検討中である。また、構造推定を行う上で必要となる数値計算を行うためのツールとして、Rによる並列計算とRcppの利用について学習した。複数のハードウェアでPython、Juliaとベンチマークテストを行って、需要関数推定にかかる実計算時間についての評価を行ったところ、RではIntelCorei76950Xプロセッサの方が計算時間が短いが、PythonとJuliaではAMDRyzen1950Xプロセッサの方が計算時間が短い事を確認した。Rでの数値計算はハードウェア性能を利用し切れていない可能性があるため、引き続き数値計算手法についての技術向上を行う予定である。学会報告、論文執筆等はまだ行っていない。
著者
工藤 暢宏 岡田 智行 木村 康夫
出版者
群馬県農業技術センター
雑誌
群馬県農業技術センター研究報告 (ISSN:13489054)
巻号頁・発行日
no.8, pp.83-88, 2011-03

冬あじさい「スプリングエンジェル」シリーズは、台湾や中国南部に分布する常緑性のカラコンテリギ(Hydrangea scandens spp. chinensis)とアジサイ(H. macrophylla)との種間雑種である。カラコンテリギを種子親、アジサイ園芸品種「チャーミングブルーリング」を花粉親として交配し、交配後の肥大胚珠を培養して得た雑種実生より選抜された品種である。「スプリングエンジェル」シリーズには、八重変化咲きの「スプリングエンジェル ピンクエレガンス」、花色(がく片色)がパステルプルーの「スプリングエンジェル ブルーエレガンス」、花弁にフリンジ(fringe) が人る「スプリングエンジエル フリルエレガンス」の3品種があり、いずれも、常緑性で、厳寒期(1~2月)に大輸の花を咲かせる特性をもつ。