著者
宮本正男訳注
出版者
大学書林
巻号頁・発行日
1970
著者
中崎 昌雄 山本 浩司
出版者
The Society of Synthetic Organic Chemistry, Japan
雑誌
有機合成化学協会誌 (ISSN:00379980)
巻号頁・発行日
vol.39, no.7, pp.624-632, 1981-07-01 (Released:2009-11-13)
参考文献数
43
被引用文献数
1 3

1977 witnessed almost simultaneous announcements of two completely independent syntheses of trans-doubly bridged ethylenes, one from Osaka University group and the other from Northwestern University group.This review provides a critical survey on the recent development in the chemistry of this unique and fascinating class of cyclic compounds with unsaturated center buried in the molecular cavity.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1499, pp.34-37, 2009-07-13

日本人が"国酒"である日本酒を飲まなくなって久しい。その消費量は、1975年をピークに下がり続け、かつての4割近くにまで減少した。製造所である酒蔵の数も激減。かつて全国に3500を数えた酒蔵は、ほぼ1500を切ったと見られる。 山口県岩国市にある旭酒造も、桜井博志(57歳)が父親から経営を引き継いだ84年頃、廃業寸前の状態にあった。
著者
山腰 修三
出版者
日本マス・コミュニケーション学会
雑誌
マス・コミュニケーション研究 (ISSN:13411306)
巻号頁・発行日
vol.64, pp.150-163, 2004-01-31 (Released:2017-10-06)
参考文献数
53

This article reconsiders critical communication theory with reference to the theoretical turn of Stuart Hall’s communication model. The focus is on three aspects: social and political change in post-war UK; neo-Marxist concept of “discourse” and “ideology”; Hall's political project as New Left. During the late 70’s to early 80’s, Hall had changed his communication theory dramatically in order to stand against the political project of Thatcherism. I examine that Hall’s perspective had changed from “encoding/decoding” model, which leads to “semiotic democracy,” to “struggle over meaning,” which can be connected with new theoretical trends.
著者
真鍋 徹 須田 隆一 清水 敬司
出版者
日本景観生態学会
雑誌
景観生態学 (ISSN:18800092)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.121-125, 2017 (Released:2017-12-31)
参考文献数
21

絶滅危惧沈水植物ガシャモクの北九州市の自生池での保全に向け,池底から60 cm深までの底泥コアを採取し,深度別に種子や殖芽の有無を調査した.その結果,池底から40 cmまでの底泥から種子が確認され,その多くは10~30 cmの層に含まれていた.それら種子には発芽力のあるものも含まれていた.そこで,池底から80 cm深までの底泥を20 cmごとの深度別に層化して採取し,撒きだし試験を行ったところ,20~40 cmの層からガシャモクが発生した.最初に確認された時点で発生個体はシュート状であったこと,発生後は旺盛に生育したことから,当該再生個体は殖芽に由来するものであると推測された.従って,自生池では,種子および殖芽から成る散布体バンクが形成されているものと判断された.
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.9, no.4, pp.196-199, 2000-05

「oneユs(ワンズ)」というインテリア雑貨店をご存知だろうか。淡い色調のクッションやカーテン、色鮮やかで楽しげな雑貨や小物、そしてイスやベッドなどの家具—。シンプルながら、センスのよい商品を品ぞろえすることで、若い女性の人気を集めている。
著者
阿部 淳 根本 圭介 胡 東旭 森田 茂紀
出版者
CROP SCIENCE SOCIETY OF JAPAN
雑誌
日本作物学会紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.59, no.3, pp.572-575, 1990
被引用文献数
5

水稲根系の形成について研究していく場合, 個体間あるいは株間で1次根の分布を比較する必要があるが, 従来有効な手法が開発されていなかった。これは1次根の伸長方向 (GDPR) の分布がどのようなものであるか, 必ずしも明らかではないためである。したがって, 異なる標本間におけるGDPRの分布の差を検討するには, 分布の形についての前提を必要としないノンパラメトリック法の利用が妥当と考えられる。本研究では, 同一条件下で栽培した3品種, すなわち, 南京11号 (A), 土橋1号 (B), および, 無芒愛国 (C) の代表株について, Kolmogorov-Smirnov two sample testを用いて, GDPRの分布の差の検定を行なった。この方法では, 各標本の累積相対度数分布 (Sn(x)) を求め, 2標本間のSn(x) の差の最大値が, 棄却値D<SUB>α</SUB>より大きい場合には, 「2つの標本のGDPRは有意水準αで互いに異なった分布を持つ」と判定する。ヒストグラムではBがAとCとの中間型のGDPRの分布を示すようにみえたが, 検定の結果, AのみがB, Cとは有意に異なったGDPRの分布を持つことが明らかとなった。このことは, 従来, 統計学的手法による厳密な解析にはなじみにくかった水稲1次根の形質についての検討に, ノンパラメトリック法が有効であることを示唆するものである。
著者
岡嶋 裕史
出版者
関東学院大学経済経営研究所
雑誌
関東学院大学経済経営研究所年報 (ISSN:13410407)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.49-68,

メダルゲームなどを嚆矢とする,ある共通プロトコルが適用される空間内の独自通貨は,発生時には玩具でしかなかった。しかし,近年はこれらの価値が増大し,その流通機構も複雑化の一途を辿っている。価値と複雑性を伴うシステムには,希望と可能性が生じる反面,悪用のリスクも不可避的に顕在化する。本論では,第1章,第2章において主にゲーム空間における仮想通貨の成立過程とRMTの現状をスクウェア・エニックスのファイナルファンタジー,リンデン・ラボのセカンドライフなどを例にとって俯瞰しつつ,第3章でリンデンドルに焦点を絞って,その普及の持つ意味,展望,脅威について考察する。