著者
竹下 賢
出版者
関西大学法学会
雑誌
関西大学法学論集 (ISSN:0437648X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.p743-782, 1985-12
著者
梁瀬 和男
出版者
愛知学泉大学
雑誌
愛知学泉大学コミュニティ政策学部紀要 (ISSN:13447939)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.101-116, 2006-12

平成14(2002)年2月,小泉純一郎首相(当時)は通常国会の施政方針演説の中で「知的財産立国」という国家戦略を宣言した。それを受けて,平成16(2004)年5月に公表された「知的財産推進計画2004」の中で,「地域ブランド」の保護制度のあり方についての検討が明記された。商標法が一部改正され,地域団体商標(地域ブランド)制度が平成18(2006)年4月1日に施行されるや,全国各地から地域団体商標が多数出願された。残念ながら地元での調整がつかず,同一又は類似の商標が複数の団体から出願されるなど,地域ブランドの争奪戦も始まっている。愛知県でも,「八丁味噌」や「名古屋コーチン」が複数の団体間で争われている。特許庁は出願後,約半年で査定の結果を発表する予定といっていたが,10月中旬現在,一切発表されていない。問題の核心に踏み込み,特許庁の査定結果を推測するとともに,トラブルの解決を目指して論述してみたい。
著者
荻島 央江
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.385, pp.42-47, 2016-10

一度目は2006年、障害者用駐車場などの違法改造や建物の容積率違反が発覚。当局に指摘を受けてから3カ月以内にすべて是正したものの、世間からの厳しい批判にさらされた。さらに08年には、東横イン松江駅前の地下から硫化水素が発生。
著者
加藤 紀元 平馬 清 松村 行雄 吉越 昭
出版者
天然有機化合物討論会実行委員会
雑誌
天然有機化合物討論会講演要旨集 23 (ISSN:24331856)
巻号頁・発行日
pp.104-111, 1980-09-10 (Released:2017-08-18)

Starting from the known keto ester (3), the total synthesis of siccanin (1), a strongly antigerminative mold metabolite produced by Helminthosporium siccans, as well as siccanochromene-E (2), one of biogenetic congeners of the former, has been achieved. The keto ester (3) was submitted to the Robinson annulation with butenone to yield octalone (5), which was then converted into the octaline (8) through the 5-step conventional sequence shown in Scheme 1. After deacetalization of (8), the resultant octalone (10) was isomerized to conjugated enone (11) by treatment with p-toluene-sulfonic acid in methanol, and the latter enone was proven cis-fused by physical and chemical means (Scheme 2). Regioselective hydroxymethylation of the kinetic enolate of 11, followed by methylation with methyl lithium afforded carbinol (25), which was then converted to aldehyde (27) in moderate overall yield (Scheme 3). Diol (28) obtained from 27 in the reaction with lithiated orcinol dimethyl ether yielded, on treatment with pyridinium hydrochloride, tetrahydrofuran derivative (29) in high yield, and the product was then demethylated to monomethyl ether (30) (Scheme 4). While sulfuric acid-induced cyclization of 30 afforded siccanochromene-E methyl ether (31), Lewis acid-catalyzed reaction of 30 gave siccanin methyl ether (32) along with other unidentified products. Demethylation of 32 and 31 were achieved by treatment with sodium ethylthiolate to give 1 and 2 in good yield, respectively (Scheme 5).
著者
後藤 芳彦
出版者
The Volcanological Society of Japan
雑誌
火山 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4-5, pp.137-145, 2011-09-30 (Released:2017-03-20)
参考文献数
22

北海道東部知床半島の天頂山は,安山岩質溶岩からなる小型の火山で,山頂部には北東-南西方向に配列する爆裂火口列がある.本論では,天頂山の爆裂火口列を形成した降下テフラ(Ten-a)の分布と年代を明らかにした.Ten-aテフラは天頂山の山頂部から知床半島の東海岸に分布し,東北東方向に伸長する分布主軸を示す.テフラは,新鮮~変質した安山岩質の石質岩片と新鮮な軽石からなり,マグマ水蒸気噴火の噴出物であると考えられる.テフラ直下の土壌層から得られた放射性炭素年代値は,1930±40 years BP(1960-1810 cal BP)である.天頂山は約1900年前に噴火し,山頂部に爆裂火口列を形成したと考えられる.
著者
こうの史代著
出版者
平凡社
巻号頁・発行日
2012

1 0 0 0 西雷東騒

著者
小田実著
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
2005
著者
戸塚 唯氏
出版者
千葉科学大学
雑誌
千葉科学大学紀要 (ISSN:18823505)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.31-43, 2010-02-28

本研究の目的は、大学生が恋人・結婚相手のどのような性格特性を嫌だと思うのかを検討することであった。調査参加者は日本人大学生154名(男性106名、女性48名)で、まず彼らに対して肯定的特性リストを呈示して自分自身にどの程度これらの特性があるかを回答させた。これが自己評価得点である。次に否定的特性リストを呈示し、恋人・結婚相手にこれらの特性があったら、どのくらい嫌だと思うかを回答させた。これが嫌悪得点である。自己評価得点に関して、男女のデータを比較した結果、全体的に見て男女の得点に大きな違いがないことが示唆された。次に、嫌悪得点を従属変数にとして分散分析を行った。独立変数は、性(男性・女性)と対象(恋人・結婚相手)であった。その結果、次のことが示唆された。1. 女性は男性性特性が低い恋人や結婚相手を嫌悪し、男性は女性性特性が低い恋人や結婚相手を嫌悪する傾向があること。2. 男性も女性も、恋人よりも結婚相手に対して高い資質を求めていること。
著者
吉田 栄夫
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1077-1080, 1961-10

1960年11月1日から12月15日にわたって,昭和基地南西約300kmにあるやまと山脈への旅行が第4次越冬隊によって行なわれ,大陸氷および山地の氷河学,地質学,地理学的調査が行なわれた.これらの成果は現在整理中であるが,山脈の地形の概略を報告する.やまと山脈はほぼ南北に連なる7群の山塊群からなり,東南東より流下する大陸氷は,これに阻げられて停滞し,山群間を破る溢流氷河によって西北方へと氷を排出している.山地はいずれもこれらの氷河群と,大陸氷から独立した圏谷氷河,谷氷河によって氷蝕を受けた典型的な氷蝕地形をなしている.山塊郡は地形的にも2つの弧をなし,西側へ張り出した6群の山塊による弧と,その東側の1つの山塊及び数個のnunatakからなる弧とが雁行している.山脈の南方には数個のnunatakないしは山塊があって,氷堤(大陸氷が氷崖を作って段をなしている)をもって内側の弧に連なっている.やまと山脈は花崗岩,花崗片麻岩等の深成岩体よりなるが,これらの地質構造は前述の弧状構造をよく示し,地形に大きな影響を与えている.第四紀以降の氷床の後退は山地の各所にその証拠を止めていて,後退の種々のstageが観察されるが,これらを大観してみれば,後退は北ほど進行しており,かつ現在もなお後退を行なっていると言うことができる.
著者
吉田 栄夫 Yoshio YOSHIDA
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.1077-1080, 1961-10

1960年11月1日から12月15日にわたって,昭和基地南西約300kmにあるやまと山脈への旅行が第4次越冬隊によって行なわれ,大陸氷および山地の氷河学,地質学,地理学的調査が行なわれた.これらの成果は現在整理中であるが,山脈の地形の概略を報告する.やまと山脈はほぼ南北に連なる7群の山塊群からなり,東南東より流下する大陸氷は,これに阻げられて停滞し,山群間を破る溢流氷河によって西北方へと氷を排出している.山地はいずれもこれらの氷河群と,大陸氷から独立した圏谷氷河,谷氷河によって氷蝕を受けた典型的な氷蝕地形をなしている.山塊郡は地形的にも2つの弧をなし,西側へ張り出した6群の山塊による弧と,その東側の1つの山塊及び数個のnunatakからなる弧とが雁行している.山脈の南方には数個のnunatakないしは山塊があって,氷堤(大陸氷が氷崖を作って段をなしている)をもって内側の弧に連なっている.やまと山脈は花崗岩,花崗片麻岩等の深成岩体よりなるが,これらの地質構造は前述の弧状構造をよく示し,地形に大きな影響を与えている.第四紀以降の氷床の後退は山地の各所にその証拠を止めていて,後退の種々のstageが観察されるが,これらを大観してみれば,後退は北ほど進行しており,かつ現在もなお後退を行なっていると言うことができる.
著者
青木美智男著
出版者
小学館
巻号頁・発行日
2009
著者
鬼頭 葉子
出版者
長野工業高等専門学校
雑誌
長野工業高等専門学校紀要 = Memoirs of Nagano National College of Technology (ISSN:18829155)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.1-6, 2016-06-30 (Released:2016-06-09)

This paper explores the intersection of animal ethics with European and American feminism. Feminist theory and activism tried to liberate women and animals from oppression. The feminist care tradition in ethics developed as an alternative to the rights-based theory of justice. A caring approach is useful in animal ethics. Feminist caring ethics aims to have a compassionate insight directed toward compassionate action. This feminist theory has culture-contextual advantage. However, it is doubtful whether feminist theory involves universal and inclusive compassion toward enemies, wildlife, and destructive animals.