著者
宮本 謙三 竹林 秀晃 宅間 豊 井上 佳和 宮本 祥子 岡部 孝生 坂上 昇 森岡 周 舟橋 明男
出版者
土佐リハビリテーションカレッジ
雑誌
土佐リハビリテーションジャーナル (ISSN:13479261)
巻号頁・発行日
no.1, pp.27-32, 2002-12-20

本研究の目的は一側の筋力トレーニングが対側に及ぼす筋力増強効果, すなわち筋力の両側性転移を検証することである。対象は健康な男子学生22名とし, 方法は被験者を等張性収縮によるトレーニンググループと等尺性収縮によるトレーニンググループに分け, 一側の膝伸展筋に対し,4週間(延べ16日間)の筋力トレーニングを行った。そして, トレーニング前後の対側同名筋(膝伸展筋)と対側拮抗筋(膝屈曲筋)の等尺性筋力の変化を筋力測定装置を用いて測定した。結果は, 対側拮抗筋筋に筋力増強効果を認め, 対側同名筋には認められなかった(p>0.05)。また, 等張性トレーニングと等尺性トレーニングの間に差は認められなかった。これらの変化は, 最大出力を発揮するための相反運動あるいは姿勢固定作用と思われ, 筋力トレーニングにおける両側性転移効果を確認することは出来なかった。
著者
田中 一成 池田 紀子
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.7, no.4, pp.378-385, 2016-10-15

特許は企業活動にとって欠かすことのできない財産であり,開発した技術の資産化と資金調達を含む経営判断においても重要である.特許を生み出したり,活用したりするためには特許調査を行う必要があり,その過程で特許文書を読むという作業は避けて通れない.一方で特許文書には独特の読みにくさがあり特許文書を読み解く作業が負担になってしまう.特に特許文書の独特の書き方に不慣れな技術者にとっては深刻な問題である.本稿では,特許文書を読むノウハウを機能として作り込むことによって,特許文書を読む作業を支援するシステムを構築したので報告する.さらに,化学分野に特化した特許読解支援システムの応用を通してさまざまな情報を統合し利活用する可能性について述べる.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1521, pp.28-31, 2009-12-21

第1章で取り上げた日本勢が10年以上かけて、自前で市場を切り開いてきたのに対し、欧州勢は低所得者向け市場に異なるアプローチで足場を築きつつある。インフラの未整備を乗り越える武器は、社会貢献という理念と社会起業家や支援組織との連携だ。 仏ダノンがアジアの最貧国と呼ばれるバングラデシュでヨーグルト事業を始めたのは2006年。
著者
大友 朗紀 仲田 正利
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.66, no.10, pp.549-552, 2016-10-01 (Released:2016-10-01)

ATIS(技術情報サービス協会)は設立35周年を迎えました。会員は、製造業の親会社を持ち知的財産情報や科学技術情報などの分野において情報サービスの提供等を事業とする正会員、特許等データベースを提供する賛助会員および特別賛助会員で構成されています。現在、44社が参加しています。本稿では、ATISの発展とその活動内容について紹介します。
著者
CHO Heeryon 稲葉 利江子 石田 亨 高崎 俊之 森 由美子
雑誌
情報処理学会研究報告知能と複雑系(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.110(2006-ICS-145), pp.1-8, 2006-10-25

絵文字メッセージをやり取りして人間同士が意思疎通するには,コミュニケーションに参加している人間たちが同じ絵文字解釈(意味理解)を持たなければならない.絵文字コミュニケーションシステムの潜在利用者である日本と米国の子供たちが,同じ絵文字解釈を持つかを調べるために,システムで利用される120個の絵文字の意味を問うアンケート調査を行った.結果,ジェスチャー,色と性別,時間,空間,馴染みのもの,顔/表情の六つの領域に関係する19個の絵文字に対して,両国の子供が異なる解釈を持つことが分った.ここでは,多様な解釈を持つ絵文字を,絵文字コミュニケーションシステムでうまく利用するための方法として,絵文字の解釈語リストと頻度情報を利用し,たくさんの絵文字の中から検索語に関連する絵文字を検索する方法を提案する.提案手法は,絵文字の意味的なあいまい性を考慮した検索を実現し,文化的な解釈の差を扱う検索システムの土台となる.

1 0 0 0 OA 十二月の内

著者
五渡亭國貞 画
出版者
山本平吉
巻号頁・発行日
vol.2, 1800
著者
江口 実希 國方 弘子
出版者
ヒューマンケア研究学会
雑誌
ヒューマンケア研究学会誌 = Journal of Japanese Society of Human Caring Research (ISSN:21872813)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.17-26, 2015-03-31

本研究の目的は、看護師のnegative な気分に影響を与える認知プロセスを明らかにすることである。看護師を対象に自記式質問紙調査を行い、回答に欠損値がない381 名のデータを分析に用いた。認知モデルとして「看護師のスキーマ、推論の誤り、自動思考、negative な気分の因果モデル」を措定し、共分散構造分析を行った。分析の結果、モデルのデータへの適合度は良好であり(CFI:0.958、RMSEA:0.041)、スキーマから推論の誤りに向うパス係数は0.542、推論の誤りから否定的自動思考は0.533、推論の誤りから肯定的自動思考は-0.217、否定的自動思考からnegative な気分へは0.738、肯定的自動思考からnegativeな気分へは-0.155 であった。以上よりnegative な気分は、スキーマ、推論の誤り、自動思考のプロセスを経て形成されることが示唆された。
著者
石村 真一
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.43, no.5, pp.37-46, 1997-01-31

木材資源の枯渇化が心配される今日において, 木材を極めて有効に使用した桶・樽の造形文化が再考されることは, 木と人の共生という先進文明社会が直面している問題の解決につながる糸口になると思われる。本論はその第1報として, 我が国における桶の成立時期と初期形態について考察した。その結果次のような内容が明らかになった。従来桶と推定されていた容器の多くは, 縦方向に補強を施した曲物であった可能性が高い。我が国における桶の初見資料は『北野天神縁起弘安本』と推定される。桶は中国から伝来し, 少なくとも鎌倉中期以前に製作技術が成立している。そして畿内においては鎌倉後期に特権階級の間で普及した。桶の初期形態は, 白木で加飾性の少ないタイプであったことが確認された。
著者
長尾 光悦 川村 秀憲 山本 雅人 大内 東
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.22, pp.201-201, 2006

現在,観光は注目度の高い分野であり,各地方自治体では様々な観光振興が実施されている.これまで,効果的な観光振興のための基礎データとして観光動態情報の調査が実施されてきた.従来の動態情報は,旅行者の流入量やホテル稼働率といった統計情報が主あった.しかし,近年は個人旅行が主流となっており,従来の統計情報だけでは効果的な観光振興を実施することは困難である.したがって,各旅行者の詳細な観光行動を調査分析可能な方法が必要とされている.本稿では,GPSを利用することによって個人旅行者の位置情報を獲得し,この位置情報から観光行動に関する情報を抽出・分析する手法を提案する.効果的な観光振興を実現するためには,滞在した施設名等の旅行者の詳細な行動情報が必要になる.本研究では,このような詳細な情報を市販の地図情報を利用するのではなく,インターネットを利用することによって獲得する方法についても検討する.
著者
渋谷 裕子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要. 中国研究 (ISSN:18825591)
巻号頁・発行日
no.7, pp.225(30)-254(1), 2014

中国語教育論文1 はじめに2 電子掲示板(BBS)にみられる中国人の日本に対するイメージ3 マイクロブログに見られる中国人の抗日ドラマに対する見方4 中国において日本語学習者の置かれている状況5 むすびにかえて
著者
BENGI K.
雑誌
IEEE J. Sel. Areas Commun.
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.216-227, 2002
被引用文献数
1 37
著者
高橋 衞
出版者
福山大学
雑誌
福山大学経済学論集 (ISSN:02884542)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.1-25, 2002-10-31

1 0 0 0 OA 貞丈雑記

著者
伊勢平蔵貞丈 著述
出版者
文渓堂
巻号頁・発行日
vol.五之下, 1843
著者
稲葉 是邦
出版者
京都西山短期大学
雑誌
西山学報 (ISSN:03893650)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.80-81, 1976-03-20