1 0 0 0 OA 我等の御母

著者
スリベエレス 著
出版者
ドン・ボスコ社
巻号頁・発行日
1942
著者
早見 弘
出版者
小樽商科大学
雑誌
商學討究 (ISSN:04748638)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.39-55, 1987-01

本?稿は『民間給与の実態』をデータとして観測された給与所得者の所得税累進度を,クロスセクションの対数線型の加重回帰による弾力性と,ジニ係数の変化率による実効累進度の2通りのメジャーによって,最近の15年間について計測した。その際,原系列から乙欄適用者の人員について2重計算を除去した。所得税負担は総収入Wとその分布R,所得控除E_h,および税率関数t_s(Y_t)によって決まるが,E_hの引上げによる効果はいずれのメジャーによっても,全体として効果はあるものの,安定した効力を示すにいたらなかった。一方,税率関数の働きは,所得分布が上方にシフトすると弾力性の上昇という働きによって,分配の事後的修正を行うことがある。全期間についてとはいえないが,E_hとt_s(Y_t)が不変であった期間のうち,53年から59年までは,分布の不平等化と累進度の上昇ならびに実効累進度でみた分配修正効果の上昇が観測された。このうち59年にはE_hの引上げと,税率表の改訂が行われたが,53年いらいの2つ累進度の傾向から大きく外れることはなかった。租税関数の原点の位置と曲率は所得と租税,あるいは税引所得と労働供給の選択にあたって重要な働きをもつ。所得水準の上昇と,労働市場への女性参加率上昇は,限界税率の大きさによって,付加的所得かレジャーかの選択に影響をもつようになろう。このような観点からもE_hのあり方やt_s(Y_t)の形態は,租税政策の重要課題であり,ともすれば模索的な試行であったようにみえる減税政策も-租税当局者は納税人員,税負担の分布,徴税費用そして他の所得との公平な処理等を顧慮しているであろうが-コンシステントな政策根拠をもつ必要があろう。本稿はこの方向への一つの論考であると考えている。
著者
吉田 康久 河野 公一 原田 章 豊田 秀三 渡辺 美鈴 岩崎 錦
出版者
日本衛生学会
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.33, no.2, pp.450-458, 1978
被引用文献数
5

耐熱性の目的でポリアミド, ポリエステルが近年比較的多量に用いられているが, その限界温度以上での使用または廃棄時に毒性のある熱分解成分が生成する可能性がある。本研究はこれを解明する目的で空気中熱分解ガス等を, ガスクロマトグラフ, 同マススペクトログラフにより分析するとともに, また, 動物試験としてマウスについて急性暴露を行って, その主要死因を確かめたものである。<br>熱分解ガスとしてポリエステルでは一酸化炭素, エタン, プロピレン, アセトアルデヒド, ベンゼン等が, また, ポリアミドではこれらの成分に加えてアンモニア, ペンテン等が検出されたが, 毒性並びに発生量よりみて一酸化炭素が優勢な成分として推定された。<br>動物試験では, 単一, 一時間暴露, 一週間観察による概算的致死濃度がポリアミドで79.6g, ポリエステルで30.5g/1000<i>l</i>空気であり, この場合一酸化炭素濃度が2700∼3000ppmと認められた。この一酸化炭素が主要死因であることは, 血液の一酸化炭素飽和度をガスクロマトグラフにより分析した結果, その値が55%を越えることから確認することができた。<br>フユーム, またはグリース状物質として発生する熱分解成分は, 生成後直ちに凝集してその大きさ100μm以上に達し, また, 赤外分光分析により原試料に近似した構造を示すので, ある種のフッ素樹脂の熱分解における特異なポリマーフユーム熱の原因にはなり得ないと考えられる。動物試験ではまた暴露後48時間程度に肺水腫等の傾向が認められて死亡する場合も多いので, 一酸化炭素につぐ比較的毒性の大なる第2の致死因子が存在することも確実である。したがって, もし実際の症例においては, 予後における十分な観察と早期の治療が必要なものと指摘される。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュータ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.871, pp.43-46, 2014-10-16

ユーザー企業のシステム部門/システム子会社の回答者は719万円(平均46.6歳)、ITベンダー/IT・経営コンサルティングの回答者は723万円(平均44.7歳)。両者の年収に大きな差は見られない。 国税局の民間給与実態統計調査によると、民間企業に勤務する所得者の…
著者
鈴木 豊 阿部 賢史 山田 英一 秋山 承太郎 雨海 正純
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.267, pp.45-48, 2005-09-01

近年半導体パッケージの統合化、微細化、小ピッチ化に伴い開発されたスタック・ダイ・パッケージの内部構造の影響が与えるダイのストレスについて、ストレスセンサーを使用して定量的に評価した。ストレス測定は信頼性試験下で行い、各試験下におけるダイのストレスを測定した。また、4点曲げ試験との相関を取ることで、ストレスセンサーの定量的な応力の測定を行った。
著者
王 彩華 棚橋 英樹 佐藤 雄隆 平湯 秀和 丹羽 義典 山本 和彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.421, pp.155-160, 2001-11-08
参考文献数
13

本研究では, K2Tで得られた高解像度パノラマレンジデータと全方向ステレオシステム(SOS)で得られた高解像度全方向画像の位置合わせとセンサの相対的な姿勢の推定について考える.本手法はまずそれぞれのパノラマ画像の縦方向のエッジヒストグラムをマッチングし, 2つのセンサーの方位角を合わせる.次に, 各方位角において, それを中心とした90°の視野角を用いて透視射影のエッジ画像を生成し, 横方向のエッジヒストグラムを生成する.これらの横方向のエッジヒストグラムをマッチングすることによってセンサの縦方向の位置と軸の傾きを推定する.実験では, シーンの状況が多少違う画像を用いて, 提案手法の有効性とロバスト性について検証した.
著者
谷崎潤一郎著
出版者
創元社
巻号頁・発行日
1937
著者
秋山 義継
出版者
拓殖大学
雑誌
経営経理研究 (ISSN:02878836)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.37-54, 2002-06-10

地方自治の確立には, 権限と財源の国から地方への委譲が必要である。特に権限と財源がセットで委譲されなくては真の地方分権は進まない。形式的に地方の裁量範囲が拡大されても, これまでと同じように補助金を通じて図るコントロールが続くことになり, 中央省庁のスリム化も進まない。しかし, 直ちに権限と財源を地方へ委譲せよといっても, 地方の小さな自治体には受け皿としての能力もない。国の地方分権推進計画では, 市町村合併の促進がうたわれている。市町村合併によって誕生した自治体には, 経済性や経営感覚を取り入れることが望まれる。自治体経営には, 経営資源の効率的な活用と民間企業の経営感覚を持つことが重要である。
著者
谷崎潤一郎著
出版者
毎日新聞社
巻号頁・発行日
1950
著者
飯尾 高明
出版者
都城工業高等専門学校
雑誌
都城工業高等専門学校研究報告 (ISSN:0286116X)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.81-87, 2004-01

Bei den fruhen Werken von Thomas Mann handelt es sich um die Kunstler-Burger-Opposition. Auch in "Tonio Kroger" steht diese Opposition im Vordergrund. Bei genaueren Beobachtungen zeigt sie sich aber als eine Variante der Eros-Selbstbewusstsein-Antinomic. Die Ursache seiner inneren Schwankung seit der Jugendzeit ist diese Entgegensetzung. Er verneint den Dilettantismus, was von einer Art Hassliebe gegen sich selbst in der Vergangenheit herkommt, wo er sich als Dilettant von seiner Umwelt entfremdet fuhlte. Aber Tonio begreift seinen eigenen Zwiespalt als solchen nicht. Noch am Ende dieser Novelle beschrankt er sich auf die Wiederbestatigung seiner eigenen Liebe zum Burgertum. In dieser Novelle ist die wahre Auflosung der 'Eros-SeIbstbewusstsein-Antinomie' noch nicht gefunden worden. Aber das zeigt ironisch die Problematik dieser Novelle.