著者
山田 賢治 羽鳥 雄介 萩原 秀磨 溝谷 圭悟 高須 雅義 山崎 信行
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. SLDM, [システムLSI設計技術] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.31, pp.1-6, 2015-02-27

近年の組込みリアルタイムシステムでは高い演算能力だけでなく,低消費電力が求められる.これらの要求を満たすために設計されたリアルタイム処理用プロセッサとして Responsive Multithreaded Processor (RMT Processor) がある.RMT Processor は Simultaneous Multithreaded プロセッサであるためスループットが高く,スレッドの資源利用に対する優先度設定や Instructions Per Clock cycle (IPC) 制御機構といったリアルタイム処理をサポートする機能を持つ.また,System in Package に集積されたデバイスにより Real-Time Static Voltage and Frequency Scaling (RT-SVFS) を実現しており,消費電力削減の要求を満たすことができる.しかし RMT Processor では負荷が偏ると高負荷の論理プロセッサがボトルネックになり,効率的に RT-SVFS を行うことができない.そこで本研究では RT-SVFS による消費電力削減の効果をより引き出すために,IPC 制御を用いて可能な限り均一な負荷分散を行う手法を提案する.評価の結果,既存手法と比べて提案手法がより多くの消費電力を削減可能であることを示した.
著者
林 信行 前刀 禎明 外村 仁
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.9, no.18, pp.132-135, 2010-11-02

外村 それにしてもiPhoneはうますぎた。「アップルが電話を再発明する」というコピーも良かったけど、そこにいく流れが見事。「今日は革命的な製品を1つではなく3つ紹介する。1つ目はタッチ機能があるワイドスクリーンのiPod。2つ目が革命的な携帯電話。3つ目は画期的なインターネット機器だ」と。
著者
前園 研一 中島 達朗 中山 弘幸
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.77-82, 1996-01-26
被引用文献数
2

A New analysis method of a transformer for a high frequency band is presented. In a high frequency band, the primary coil and secondary coil of the transformer are a transmission line and this transmission line is a distoributed LC line. We introduced the equivalent circuit of this transforner from the concept of the distributed LC line.
著者
狩集浩志
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.902, pp.61-68, 2005-06-20
被引用文献数
3

2010年6月20日,日曜日。ついに新車が我が家に届いた。パワー・トレーンは,排気量1.5lの直列4気筒エンジンに出力40kWのモータを組み合わせた最新のハイブリッド・システム。燃費は40km/lを誇る。もちろん,ヘッドランプは今や高級車の象徴となった白色発光ダイオード(LED)だ。安全面の装備もバッチリ。
著者
坪石健志 馬場雅志 日浦慎作 宮崎大輔 青山正人 古川亮
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.10, pp.1-2, 2014-06-21

近年,実写画像に CG を合成する AR(拡張現実) が,さまざまな場面で利用されている.我々の研究室においても,原爆ドームに対して AR を用いて,戦争や原爆の悲惨さを伝える携帯端末アプリの開発を行っている.しかし,従来のアプリには文化財に対しては AR マーカを設置できない等の問題あった.本研究では,画面上のパターンを検出するテンプレートマッチング法を用いてこの問題の解決を図った.実験の結果,解像度を落とした画像を用いたテンプレートマッチングにより,タブレット端末でも実時間でのマーカレスな位置合わせが可能となった.

1 0 0 0 OA 孝明天皇紀

著者
[宮内省先帝御事蹟取調掛 編]
出版者
[宮内省]
巻号頁・発行日
vol.巻53 巻54, 1906

1 0 0 0 OA 孝明天皇紀

著者
[宮内省先帝御事蹟取調掛 編]
出版者
[宮内省]
巻号頁・発行日
vol.巻55 巻56, 1906
著者
與那嶺 司
出版者
関西福祉大学研究会
雑誌
関西福祉大学研究紀要 (ISSN:13449451)
巻号頁・発行日
no.7, pp.205-226, 2004-03

社会福祉基礎構造改革のもと,2003年4月には知的障害も含めた障害分野において支援費制度が始まった.支援費制度が開始される前から,施設から地域へという厚生労働省のかけ声とは異なるホームヘルプサービスをめぐるサービス内容の変更に,障害者団体が異議を申し立てるといった場面もあった.そこには,社会福祉基礎構造改革の掲げる理念と具体的な制度内容との齟齬を見ることができる. しかしながら,いくつかの課題を抱えつつも,「措置から契約へ」,「施設福祉から地域福祉へ」,または「依存から主体性の尊重へ」といった制度改革の底流は止めることはできないということもまた事実である. そのような状況のなか,知的障害のある人たちへの援助を考える際,地域生活支援といった視点が注目されるようになってきた.これまで,知的障害分野においては,「施設」,とくに「入所型施設」を中心としたサービス提供,しかも,治療教育体系としてのサービスの位置づけに歴史的特徴があった.それゆえ,研究や実践の範囲にもこれらの特定された内容が反映され,ソーシャルワークという援助方法はあまり注目されなかったといえる.しかしながら,制度変革におけるクライエントとの契約,地域生活支援,そしてクライエントの主体性といった新しい考え方は,ソーシャルワークの視点とあい重なる部分を多くもつ.これまでも,知的障害分野におけるソーシャルワークに関する研究はなされているが,その数は少ない.しかしながら,現在の知的障害者福祉における状況を考えると,知的障害分野において,実践的にも研究的にも,これまであまり関心が向けられなかったソーシャルワークというテーマについて,再度その手法や概念等を整理する必要性が今後出てくるであろう. そこで,基礎的な作業として,まずソーシャルワーク先進国である米国における知的障害分野のソーシャルワークの実態を把握し整理することは,日本における知的障害のある人たちに対するソーシャルワークを考える上で必要であると考える.ただし,米国における知的障害のある人たちに対するソーシャルワークといっても,実践,研究,そして教育などその範囲は幅広い.その中で,本稿における著者の関心の所在は,知的障害とソーシャルワークの関係がどのようなものであったか,そしてその関係のなかでソーシャルワーカーはどのような役割を果たしていたのかというところにある.そこで,本稿においては,米国における知的障害とソーシャルワークの関係についての歴史的な変遷とそこにおけるソーシャルワーカーの役割を考察する.まず,米国における知的障害とソーシヤルワークの関係について歴史的にその変化を辿り,なぜソーシャルワークと知的障害分野との関係が概して疎遠であるかについて考察する.そして, Maryによる知的障害のある人たちに対するサービスによる3つの時代区分と,それぞれの時代に必要とされたソーシャルワーカーの役割を説明し,最後に,そこから日本におけるソーシャルワーカーが今後担うであろう役割を提示したい.
著者
山本 光夫 加藤 孝義 多部田 茂 北澤 大輔 藤野 正俊 小豆川 勝見 松尾 基之 田中 潔 道田 豊
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.243-255, 2015 (Released:2015-03-20)
参考文献数
19
被引用文献数
1 5

東日本大震災後の沿岸環境変化の評価を目的とし,岩手県釜石湾において,海水中の栄養塩と重金属濃度,底質の放射性物質含有量に着目した海域環境調査を行った。栄養塩は冬期に高く夏期に低い傾向がみられ,震災前と必ずしも一致しなかった。これは湾口防波堤破壊による湾内環境変化の影響と考えられる。一方で重金属は津波の影響と予想される濃度変化はみられなかった。放射性物質も最大で 60 Bq/kg 以下と他の海域に比べ特に高い値ではない上に現在は減少傾向にあり,安全性の面で海域環境は震災前に戻りつつあることが示唆された。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1327, pp.28-31, 2006-02-06

夫は残りのビールを飲み干した。いつもと違うその味に、口元が歪む。妻に仕事の話をすることはほとんどない。言葉にしても伝えられない矜持は胸にしまうしかない。それ以上のことを、説明する気にはなれなかった。 中村達也、58歳。建設業界の盟主、鹿島で工事現場の所長を張る男だ。 鹿島社内では、3本の指に入る腕利き所長として名前をとどろかせている。
著者
小沼 純一
出版者
現代文芸論研究室
雑誌
れにくさ
巻号頁・発行日
vol.4, pp.8-20, 2013-03-29

特集 ラテン文学