著者
アレクセイ ポタポフ
出版者
大阪大学大学院文学研究科・文学部 懐徳堂研究センター
雑誌
懐徳堂研究 (ISSN:18843530)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.95-116, 2011-02-28

「亜使徒聖ニコライ列聖40年記念祭」記念講演会報告
著者
文部省 編
出版者
中等学校教科書
巻号頁・発行日
vol.第2, 1945
著者
榎本 仁司
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.48, no.4, pp.246-252, 2005-08-15 (Released:2011-08-16)
参考文献数
12
被引用文献数
2

一般の治療に抵抗し経過が遷延する難治性の外耳道炎・鼓膜炎38例53耳を日本薬局方に則って作製した7-8%ブロー液 (酢酸アルミニウム液) にて治療した。全38例からMRSA, 緑膿菌, β-lactamase (+) 黄色ブドウ球菌, 真菌など菌交代現象に関連する菌種がいずれも高率に検出され, 難治性の理由が納得できた。ブロー液はいずれの菌種にも平均して優れた治療効果を示し, 53耳中治癒36耳 (67.9%), 有効8耳 (15.1%), 不変9耳 (17.0%) であった。菌種別では, 特にMRSAと緑膿菌の治癒率が高く, 真菌に対しても高い効果があることが判明した。そして効果の発現も早い例が多く, かつ点耳時の刺激や疼痛はほとんど見られなかった。この極めて有効な点耳薬を多くの耳科医に奨めたいと思い, 筆者の実行している製法を記載した。
著者
西野 正彬 中村 幸博 武藤 伸洋 阿部 匡伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.450, pp.73-78, 2010-02-25
被引用文献数
4

本報告では,GPSデータとスケジューラデータという異なる種類の行動ログを蓄積し,ユーザの行動を予測する手法を提案する.例えば内勤中心の会社員が出張に出かけるといったような普段と違う行動をとった場合であっても,スケジューラデータを活用することで行動の予測が可能となる.ユーザが自身で記入するスケジューラデータには,予測に必要な目的地に関する記述が含まれない,場所に関する記述があいまいであるといった問題がある.しかし,時間的な共起関係に基づいてGPSデータとスケジューラデータとの関連付けを行うことによって,記述内容があいまいな場合であっても行動予測を行える.長期的に獲得されたユーザの行動ログを用いた検証では,GPSデータのみを用いて行動予測を行った場合と比較し,予測正答率が上昇することを確認した.
著者
梶原 良 中津 沙弥香 塩野 忠彦 柴田 賢哉 石原 理子 坂本 宏司 武藤 徳男
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.4, pp.183-185, 2008-04-15
被引用文献数
8

高血圧自然発症ラット(SHR)にモリンガ葉の10倍水抽出物を強制経口投与し,血圧上昇抑制効果について検討を行った.その結果,単回投与試験では血圧の有意な低下は認められなかったが,長期投与試験では,投与後25日目以降有意な血圧上昇抑制作用が認められた.また,モリンガ葉は,抗高血圧作用を有するGABAを高含有していた.モリンガ葉を長期間継続的に摂取することで高血圧発症を予防できる可能性があることが示唆された.
著者
森下 眞行 上田 篤嗣
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.160-160, 2008

本研究プロジェクトにおける活動の意義は、子供から大人まで楽しくUDについて学ぶことが出来るクイズ形式の学習ゲームを開発し、県立大学として岡山県のUD普及事業推進に貢献することである。本ゲームは、高齢者疑似体験キットなどによる「バリアフリー体験会」や「街歩き調査」の事前学習として、遊びながら楽しくUD に関する知識を増やすことが出来るものである。さらに、本ゲームは、防災や環境問題、コミュニティ等についても応用が期待されるものでもある。本研究は、岡山県UDカレッジモデル事業として認定されたゲーム制作委員会と県内大学(岡山県立大学と川崎医療福祉大学)の共同研究でスタートしたものである。最初に制作したUDゲームVer1をゲーム対象である小学生数名にモニター調査を行い、問題点等を見いだし、UDゲームVer2:ゲーム名「ぐるぐるももっち」を開発した。ここでは、全体のデザインやゲームシステムの大幅な見直しを行った。さらに、ver2も同様に小学生数名モニター調査を行った。この調査では、大変好評を得ることが出来、最終的な成果を、平成19年11月開催の「まなびピア岡山2007」の会場にて発表を行った。
著者
赤羽 潔
出版者
山口県立大学
雑誌
山口県立大学社会福祉学部紀要 (ISSN:1341044X)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.39-53, 1999-03-31

This report concentrates on three kinds of playing(0 and 2 -year-olds at a nurseryschool), and refer to the structures of infants world of playing. These different types of playing "Inai-inai-baa", "playing with many sheets and pieces of newspaper" …
著者
Hiroki Shiomi Takeshi Morimoto Yutaka Furukawa Yoshihisa Nakagawa Ryuzo Sakata Hitoshi Okabayashi Michiya Hanyu Mitsuomi Shimamoto Noboru Nishiwaki Tatsuhiko Komiya Takeshi Kimura on behalf of the CREDO-Kyoto PCI/CABG registry cohort-2 investigators
出版者
日本循環器学会
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-15-0034, (Released:2015-03-30)
参考文献数
23
被引用文献数
9 36

Background:Studies evaluating long-term (≥5 years) outcome of percutaneous coronary intervention (PCI) compared with coronary artery bypass grafting (CABG) in patients with unprotected left main coronary artery disease (ULMCAD) are still limited, despite concerns for late adverse events after drug-eluting stents implantation.Methods and Results:We identified 1,004 patients with ULMCAD (PCI: n=364, CABG: n=640) among 15,939 patients with first coronary revascularization enrolled in the CREDO-Kyoto PCI/CABG registry cohort-2. The primary outcome measure in the current analysis was a composite of death, myocardial infarction, and stroke (death/MI/stroke). The cumulative 5-year incidence of and the adjusted risk for death/MI/stroke were significantly higher in the PCI group than in the CABG group (34.5% vs. 24.1%, log-rank P<0.001, adjusted hazard ratio (HR): 1.48 [95% confidence interval (CI): 1.07–2.05, P=0.02]). The adjusted risks for all-cause death was not significantly different between the 2 groups. Regarding the stratified analysis by the SYNTAX score, the adjusted risk for death/MI/stroke was not significantly different between the 2 groups in patients with low (<23) or intermediate (23–33) SYNTAX score, whereas it was significantly higher in the PCI group than in the CABG group in patients with high (≤33) SYNTAX score.Conclusions:CABG as compared with PCI was associated with better long-term outcome in patients with ULMCAD, especially those with high anatomical complexity.
著者
青野 修
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.300-301, 1984
出版者
日経BP社
雑誌
日経ベンチャ- (ISSN:02896516)
巻号頁・発行日
no.186, pp.38-41, 2000-03

「うーん。社員と廊下ですれ違った時に、僕のほうから気軽に声をかけるようにしたらどうだろう」 「それなら、すぐにできそうですね。来週のこの時間に、ぜひ結果を聞かせてください」——。 東京都千代田区の婦人服メーカー、アルタモードの吉田有たもつ副社長は、毎週火曜日か水曜日の午後六時から三〇分間、自分の「コーチ」と電話でこんな会話をする。
著者
阿満 利麿
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
no.9, pp.p55-67, 1993-09

死後の世界や生まれる以前の世界など<他界>に関心を払わず、もっぱら現世の人事に関心を集中する<現世主義>は、日本の場合、一六世紀後半から顕著となってくる。その背景には、新田開発による生産力の増強といった経済的要因があげられることがおおいが、この論文では、いくつかの思想史的要因が重要な役割を果たしていることを強調する。 第一は、儒教の排仏論が進むにつれてはっきりしてくる宗教的世界観にたいする無関心の増大である。儒教は、現世における倫理を強調し、仏教の脱社会倫理を攻撃した。そして、儒教が幕府の正統イデオロギーとなってからは、宗教に対して無関心であることが、知識人である条件となるにいたった。 第二の要因は、楽観的な人間観の浸透である。その典型は、伊藤仁斎(一六二七―一七〇五)である。仁斎は、正統朱子学を批判して孔子にかえれと主張したことで知られている。彼は、青年時代、禅の修行をしたことがあったが、その時、異常な心理状態に陥り、以後、仏教を捨てることになった。彼にとっては、真理はいつも日常卑近の世界に存在しているべきであり、内容の如何を問わず、異常なことは、真理とはほど遠い、と信じられていたのである。また、鎌倉仏教の祖師たちが、ひとしく抱いた「凡夫」という人間認識は、仁斎にとっては遠い考えでもあった。 第三は、国学者たちが主張した、現世は「神の国」という見解である。その代表は、本居宣長(一七三〇―一八〇一)だが、現世の生活を完全なものとして保障するのは、天皇支配であった。なぜなら天皇は、万物を生み出した神の子孫であったから。天皇支配のもとでは、いかなる超越的宗教の救済も不必要であった。天皇が生きているかぎり、その支配下にある現世は「神の国」なのである。 しかしながら、ここに興味ある現象がある。儒教や国学による激しい排仏論が進行していた時代はまた、葬式仏教が全国に広がっていた時期でもある。民衆は、死んでも「ホトケ」になるという葬式仏教の教えに支えられて、現世を謳歌していたのである。葬式仏教と<現世主義>は、楯の両面なのであった。
著者
岩佐 信道
出版者
麗澤大学
雑誌
言語と文明 : 論集 (ISSN:21859752)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.19-32, 2011-03-30

今日、人類は地球的な規模の極めて深刻な諸問題に直面している。これら地球的問題群とでも呼ぶべき問題に対処するには、一文化、一文明にとどまっているかぎり、その解決は困難で、地球を一つのシステムとしてとらえ、その中で人間の倫理、生き方を探求する必要がある。2006年に、地球システム・倫理学会が発足したのは、このような考えからである。この地球的問題群の中でも最重要といえる地球環境問題への対応は、とかく対症療法的となり、いわば「モグラたたき」に終わることが懸念される。今必要なのは、人間観の根本的な変革ではなかろうか。その点で、本学の創立者、廣池千九郎が確立したモラロジーでは、森羅万象はシステムとしてすべて連絡しており、エコシステムの一員である人間は、その宇宙の根本原理としての相互扶助の原理に従うことが必要としている。そして、廣池千九郎は、その実質を、人類の教師と呼ばれる人々の生き方を手がかりに探求し、最高道徳の原理として提示した。したがって、最高道徳は、地球システム倫理の実質を構成するものとして、今後真剣に研究される必要があるといえよう。このような地球システム倫理の教育という観点から、麗澤大学における道徳科学の授業とそれに関する研究結果の意義について論じた。
著者
小橋 由紋子 尾尻 博也 山添 真治 馬場 亮 辻本 博瑛 青柳 裕
出版者
日本関節病学会
雑誌
日本関節病学会誌 (ISSN:18832873)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.409-415, 2013 (Released:2015-02-18)
参考文献数
3

Objective: To evaluate availability of dual-source computed tomography (CT) for representative joint pathologies and to document the findings of each.Methods: We used dual-source CT to evaluate representative joint diseases. Dual-source CT has two X-ray tubes and can produce two different X-ray energies (80 KV and 140 KV) at the same time. We analyzed CT values of each structure obtained by dual-source CT, and distinguished one from the others using the three-material decomposition theory.Results: Dual-Energy Imaging produced virtual non-contrast (VNC) images, which detected several clinically important joint pathologies such as articular cartilage defect of the knee joint, labral tear of the hip, and triangular ligament tear of the wrist.Conclusion: VNC imaging obtained by dual-source CT is considered to be valuable in the evaluation of joint pathologies.