1 0 0 0 OA 大陸経営

著者
馬郡健次郎 著
出版者
巌松堂書店
巻号頁・発行日
1938
著者
今井 小の実 寺本 尚美 陳 礼美 大塩 まゆみ アンベッケン エルスマリー 孫 良 サンド アンブリット
出版者
関西学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

日本における”ケア”労働に関するジェンダー公平な政策を展望するために、ジェンダー平等な国と評価されるスウェーデンを指標に研究を進めてきた。具体的には高齢者介護、育児政策に焦点をあて、その現状と課題を現地調査、スウェーデン在住の研究協力者との共同研究により明らかにした。そのうえで、日本の現在の制度・政策との比較を試み、両国の相違をもたらす要因について考察を深めた。その一つとして、スウェーデンのケアに関わる政策、つまり家族政策形成の歴史を検証し、日本との比較を行った。これらの研究は、今後日本がジェンダー平等な政策を展開していく上での貴重な材料となるはずで一定の成果が得られたと考える。
著者
河野 至恩
出版者
上智大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-28

明治期から昭和戦前期における日本近代文学の欧米語への翻訳状況を総合的に分析し、当時日本文学の翻訳出版に関わった翻訳者や出版社などについて調査した。その結果、この時代の日本近代文学の翻訳の大きな動向のひとつとして、日本研究との深い関連があることを示した。例えば、二葉亭四迷『其面影』を英訳(共訳)した グレッグ・シンクレアについて、1930年代にハワイ大学で東洋学研究所の設立に関わるなど、当時の日本研究の展開に深く関わっていることが明らかになった。また、森鴎外の小説『百物語』(1911)における鴎外の「世界文学」意識を、当時の鴎外作品の翻訳状況に照らして明らかにすることができた。
著者
三木 俊秋
出版者
一般財団法人林業経済研究所
雑誌
林業經濟 (ISSN:03888614)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.26-33, 1950-03-25
著者
王 軍波
出版者
会津大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

既存のInternet of Things (IoT)・M2Mの研究では、ユーザに近いローカル側では状況認識と管理、タスクの最適化的な分配の手間を省くが、大量データの送受信による混雑、サービスレスポンスの遅延等の問題がある。これらの問題を解決するため、本研究は、(1)ユーザの状況を管理や認識するアルゴリズム、(2)ユーザに近いデバイスを利用し、タスクの最適化的な配分する方法、(3)災害時ユーザやネットワークの状況により通信ネットワークを最適化する方法などを開発しました。開発した技術を利用し、高齢者ケアサービスや災害時効率的に連絡手段として、活用することを期待してます。
著者
片桐 滋 渡辺 秀行 中村 篤 松田 繁樹 堀 貴明 渡部 晋治
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

最小分類誤り学習法のこれまでの性能限界を突破することを目指して,特に,平滑化分類誤り数損失の平滑性が持つ未知標本耐性向上の機構を解明し,その平滑度の自動的最適設定法を開発,さらにカーネル法を組み込んだカーネル型最小分類誤り学習法を開発することで,本学習法の一層の識別力向上を実現した.また,ラウンドロビンデュエル識別法を開発することで,大規模かつ複雑な分類器のための高効率な識別学習法を実現した.
著者
北市 記子 八尾 里絵子
出版者
静岡産業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、メディアアートのパイオニアとしてわが国のアートシーンに偉大な功績を残してきた山口勝弘の「今」について言及する。2010 年以降、我々は山口から直接依頼を受けて彼の作品制作に密接に関わっており、その成果の一つとして2013 年10 月に展覧会「回遊する思考:山口勝弘展」を開催した。そこでは近年の代表作と共に、今回の展覧会に向けて新たに制作した最新作「ヴィトリーヌもどき」も発表された。
著者
石田 淳一
出版者
横浜国立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

長期間の足場のある算数授業は既習事項を手がかりに学ぶという信念を形成し、算数学力の向上に効果的であった。また算数シナリオや授業記録を用いた話し合い指導は、子どもが聴いて考えて伝え合う「学び合い」のある授業づくりに役立った。さらに1時間の授業の中に、協同学習を取り入れて、解法の見通しを相談させたり、問題をグループで解決させたりすることは、新しい学びの習得を促進するだけでなく、仲間と協力して学ぶカを育てるのに効果的であった。
著者
後藤 哲雄 高山 健志
出版者
日本ダニ学会
雑誌
日本ダニ学会誌 (ISSN:09181067)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.45-60, 1992-05-25
被引用文献数
10

オウトウハダニTetranychus viennensis Zacherには, 周気管の形状と雄成虫の体色, 産卵習性を異にする系統が存在する。これらは種内変異と考えられているが, 詳細には検討されていない。本研究では, 複雑な周気管を持ちバラ科樹木に寄生するリンゴとサクラ系統, および単純な周気管を持ちブナ科樹木に寄生するミズナラ系統が同一種であるかまたは別種であるかを明らかにする目的で, 寄主範囲, 増殖率, 生殖和合性およびエステラーゼザイモグラムを調査した。リンゴとサクラ系統の寄主範囲は非常によく類似していたが, ミズナラ系統とは明らかに異なっていた。ミズナラ系統の内的自然増加率はリンゴ系統と類似した値を示したが, サクラ系統の値よりは低く, ブナ科とバラ科寄生系統間の差は不鮮明であった。系統内交配およびリンゴとサクラ系統間の交配では雌雄の子孫が出現し, 和合性を示したが, バラ科に寄生する2系統とミズナラ系統の交配では雄の子孫のみが出現し, 生殖的な隔離が見られた。エステラーゼアイソザイムのバンドは, 3系統に共通する1本(E7)を含む8本が検出された。リンゴとサクラ系統では, サクラ系統に特異的な1本(E1)を除き, 共通する3本のバンドを示したが, ミズナラ系統はこれらと異なる3本のバンドを出現した。以上の結果から, バラ科に寄生するリンゴとサクラ系統は同一種であるが, ブナ科に寄生するミズナラ系統は明らかに別種であると結論された。
著者
森嶋 厚行
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本講演では,クラウドソーシングシステムの実現に必要な要素機能を提供するクラウドソーシングプラットフォームCrowd4Uについて紹介する.Crowd4Uの特徴は,非営利・公益・学術のためのクラウドソーシングプラットフォームであると同時に,その上でのクラウドソーシングプロジェクトやCrowd4Uプラットフォーム自体が研究の対象となっており,高度クラウドソーシング技術の実験場として利用可能な事である.
著者
西尾 祥子
出版者
名古屋大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2012

本研究は、家庭でも見られるテレビ番組を公共の場で集団視聴する「パブリック・ビューイング」と呼ばれる21世紀の新しい集合行為を、日独オーディエンスの比較分析によって実態解明し、狭義には「メディア・イベント」研究の新たな理論構築を目指すものである。本年度は、前年度までに行った社会調査を踏まえ、データの分析を完了させ、データと文献調査を踏まえた従来メディア・イベント論の問題指摘およびメディア・イベント論の新たな可能性について明らかにし、最終的には本研究の成果として博士学位論文を提出することが課題であった。今年度行った具体的な研究内容は下記の通りである。1. 博士学位論文の完成 : 博士学位論文「パブリック・ビューイング体験の日独比較分析-メディア・イベント論の再構築を目指して-」が、受け入れ研究機関である名古屋大学大学院国際言語文化研究科に受理され、申請者は平成26年3月25日に博士(学術)の学位を取得した。2. 得られた成果についての国内外での学会発表等学位論文として研究を完成させるにあたって、学会発表および学術論文の執筆によって自己の研究のフィードバックを受け、得られたアドバイスを最終的に博士学位論文に反映させることができた。3. ドイツ地域における文献調査およびフィールドワーク博士学位論文を完成させるにあたって、ドイツ地域にて文献調査およびフィールドワークを行った。4. 異分野研究者への研究成果の共有本研究によって得られた成果や、本研究が依拠するメディア論・社会学について、領域内だけではなく多様な分野の研究者と共有することができた。