著者
高井良 健一
出版者
東京大学
雑誌
東京大学教育学部紀要 (ISSN:04957849)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.323-331, 1995-02-28

This report focuses upon inquiring what kind of difficulties mid-career teacher faces with and how he overcomes the difficulties. Doing life-cycle research, many have explored the mid-career crisis. Through examining various former research on this issue and describing a teacher's life-history, this paper comes to a conclusion that teachers' mid-career crisis is characterized as the following three features. First, mid-career teachers encounter the stabilization of teaching. Second, they struggle to change their own image of teaching and learning. Third, associates and consociates of mid-career teachers play an important role to facilitate them to enter into the next career-stage.
著者
蛯名 耕介
出版者
大阪大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

変形性関節症(OA)患者の軟骨でNkx3.2の遺伝子発現は非変性部より変性部において約1/2と低値であった。滑膜細胞を用いた軟骨再生効率を高めるために、Nkx3.2遺伝子を導入したプラスミドを作成して遺伝子導入し、Nkx3.2の遺伝子発現が約90~30000倍に、軟骨分化促進因子Sox9の遺伝子発現が約2~7倍に、軟骨分化誘導後もSox9の遺伝子発現が約2.8倍に増加していた。また滑膜細胞のバンク化による同種移植の可能性を検討するためOA患者と関節リウマチ患者の滑膜細胞をヌードラットの膝関節軟骨欠損部に移植したところ、良好な軟骨再生能を認めたことより、有効な選択肢となる可能性が示された。

1 0 0 0 栗田艦隊

著者
小島清文著
出版者
図書出版社
巻号頁・発行日
1979

1 0 0 0 投降

著者
小島清文著
出版者
図書出版社
巻号頁・発行日
1979
著者
今村 律子 赤松 純子 山本 奈美 川嶋 径代 北又 寿美
出版者
和歌山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

小・中学校家庭科教科書における衣生活の「安全・安心」表記は実験・実習に関わる機器や用具の使い方が中心であり、高等学校も含め、食・住と比較して表記が少なかった。しかし、「安全」という表記がない文章や図中にも種々の視点のリスクが含まれており、授業者が「安全」を意識した授業展開が出来るよう配慮すべきであることがわかった。そこで、着衣着火事故から衣服の手入れや繊維の性質を学習する授業提案をおこなった。さらに、住生活をも関連させた授業展開が可能となった。
著者
磯本 征雄 野崎 浩成 吉根 勝美 長谷川 聖美 石井 直宏
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.54-64, 1996-08-15
被引用文献数
12

本論文では, 感性情報を伴う情報検索に印象語のキーワードが有用であることに注目して, シソーラス中での印象語の類義語関係の強さを定量的に決める手法を議論する。一般に, 美術作品の批評や鑑賞は情緒的・主観的・感覚的であり, この領域の情報検索では, キーワードとして印象語が多用される。ところが, 印象語には複雑で曖昧な多数の類義語があり, 情報検索にはファジィ・シソーラスによる統制が不可欠である。本論文では, 印象語を一群の刺激事象が持つ属性のファジィ集合とみなし, 曖昧な類義語関係をメンバーシップ関数や類義語係数として実験的に定量化する手法を提案する。この手法の特徴は, 複数被験者に一連の刺激事象を提示して印象語に関連した反応データを収集し, これらの解析を通して印象語のファジィ類義語関係を算出することにある。この結果は, 感性情報検索の印象語シソーラスとして, ファジィ・データベースの機能に組み入れて活用できる。
著者
岩佐 絵里子 入江 道生 金子 雅志 福元 健 飯尾 政美 上田 清志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.408, pp.65-70, 2012-01-19

N-Active型を採用したスケールアウト型セッション制御サーバでは,クラスタを構成するメンバ数を増減することで,多様なトラヒック処理にも柔軟に対応することが可能である.増設されたクラスタメンバでは,既存セッションに関するメッセージ処理を実施する際に,セッションデータを格納しているクラスタメンバを特定し,セッションデータを取得した後に処理を継続する.このように,増設メンバでは通常のメッセージ処理に加えて既存セッションデータを取得する処理が加わり負荷が高くなるため,既存セッションの切断や新規セッションの不成立に繋がりサービス品質を担保することができない恐れがある.本稿では,クラスタメンバの増設に伴う増設メンバへの負荷軽減方式を提案し,実機検証により提案方式の負荷軽減効果を検証する.
著者
宮崎 匠
出版者
東京大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2012-04-01

ジュネーヴ大学図書館などの研究施設を利用し、18世紀ジュネーヴの絵画論、およびそれとの影響関係が考えられる美術関連書を閲覧・調査した。その結果、同都市の美術理論に関しては、スイスの他の都市の絵画論以上に、フランスやイタリアの理論との関係が密接であることが判明したため、それら他地域の絵画論とジュネーヴの絵画論の特徴的理論の内容を比較分析した。これによりヨーロッパ美術理論史上におけるジュネーヴ絵画論の相対的な位置づけを明らかにした本研究の成果は、口頭での研究発表と外国語・日本語による論文の中で発信された。まずジュネーヴの画家J. E. リオタールが重点的に論じている、作品の「仕上げ」に関する理論を分析した結果、それがオランダの画家J. ファン・フイスムの作品に対する評価や、17世紀イタリアの画家F. アルバーニの自然描写に関する理論と密接に関係していることが明らかになった。またジュネーヴの美術愛好家F. トロンシャンの絵画論については、特に気候風土が作品様式に及ぼす影響に関する理論などは、当時のフランスで知られていた絵画論を発展的に受容しつつ形成された可能性が高いことを明らかにすることができた。他にヴェネツィアの美術愛好家F. アルガロッティの書簡を分析した結果、アルガロッティがリオタールやトロンシャンと同様にアルプス以北の画家の「仕上げ」を高く評価する傾向を持っていたこと、すなわちイタリアとジュネーヴの絵画論には近似する趣味の傾向が認められることが判明した。さらに同時代のフランスで出版された美術辞典などの資料との比較からは、リオタールが絵画論の中で高く評価するパステルに特有の鮮やかな発色などの特徴は、同時代のフランスの美術関係者たちにも利点として認識されていたこと、つまり流行の画材に関する隣国の趣味にも、ジュネーヴの絵画論は敏感に反応していたことを究明することができた。
著者
山本 学
出版者
一般財団法人日本海事協会
雑誌
日本海事協會會誌 (ISSN:02870274)
巻号頁・発行日
no.252, pp.123-143, 2000

機関室火災の予防については、過去にIACS及びIMOにより規則強化が計られたほか、本会では1994年(平成6年)に「機関室火災の防止指針」を公表している。この「機関室火災の防止指針」では、1980年〜1992年の過去13年間にNK船級船73隻に発生した機関室火災の実態を調査・分析し、設計上及び保守・整備上の観点から火災事故防止対策の提言をしている。このように機関室火災の防止対策が採られた経緯があるにもかかわらず、依然として機関室火災による甚大な被害及び人身事故が、本会船級船において例年発生している。本稿は、これらの経緯で強化された規則及び本会の「機関室火災の防止指針」が、機関室火災の防止にどれだけ効果があったかを検証する目的で、1993年以降の機関室火災について取り纏めたものである。
著者
久保田 信
出版者
体質研究会
雑誌
環境と健康
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.65-68, 2012
著者
百瀬 岳夫
出版者
日本肺癌学会
雑誌
肺癌 (ISSN:03869628)
巻号頁・発行日
vol.14, no.4, 1974-12-30

癌局所へ肋膜腔より,または肋腔内ヘテフロン管をそう入しその肋腔内局所点滴,あるいは癌への直検注入等は,その病巣条件により決定されるが,原則は,作用機序列,小量多剤併用の型であり,副作用防止に副皮ホルモンを併用する.効果はその当初は迅速適確であり,副作用もほとんどなく,宿主の細胞免疫の場もよく証明される.転移,薬剤の感受性の低下,癌局所反応の判別等への知識が追加されれば,この治療成績は更に良好となろう.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1464, pp.24-29, 2008-11-03

「経営者が現場で起きていることを見ようとせず、現場も見られないように隠した。だから、IHIは昨年、ひどいことになった。会社の業績は1日1日、一人ひとりの仕事の集積だ。毎日それを見せておけば、深刻な問題など起きない」。10月3日、東京都内で開かれたIHIグループの幹部研修会。同社OBの関根三馨は1時間半、心情を吐露するかのように話し続けた。
著者
栗山 進一
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.100, no.1, pp.27-34, 2002-09-17
被引用文献数
2

我が国の衛生指標は世界でも最高の水準にあり,平均寿命(男77.6歳,女84.3歳),健康寿命(男71.9歳,女77.2歳)ともに世界一である。しかしながら人口の急速な高齢化や生活習慣の欧米化が進む中で疾病構造が変化し,生活習慣病が増加している。3大疾病のなかでも,がんの増加が著しい。増加しているがんの筆頭は男女とも大腸がんである。また,男性では前立腺がん,女性では乳がんの増加も顕著である。先進国の中で飛び抜けて高い喫煙率も肺がんの依然として高い罹患率に関与している。心疾患の中では虚血性心疾患が,脳血管疾患では脳梗塞が増加している。糖尿病の激増は,保険医学上も国民の健康寿命延長のためにも最も深刻な課題のひとつである。こうした生活習慣とそれに伴う疾病構造の変化は,日本の長寿世界一の座がいつまでも続くとは楽観できない旨暗示している。