出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1289, pp.70-72, 2005-04-25

「中国人はカレーを中華鍋で作るのか…」。ハウス食品の一柳和文マーケティング本部香辛食品部長が、日中の食文化の大きな隔たりを目の当たりにしたのは2002年秋のことだった──。 豚や鶏などの肉、ジャガイモや玉ネギなどの野菜を煮込み、ルーで味つけするカレー。日本では国民食と言えるほど親しまれている献立だが、中国ではさほど普及していない。
著者
金子 洋之
出版者
専修大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究では、「証明」という概念に基づく意味論を再構築するための基礎研究として、非形式的証明という概念に焦点を合わせてきた。その結果、論理的証明の有用性と妥当性をどう調停するかという問題に非形式的な証明の概念が密接に関連すること、また、ブラウワーのバー定理の証明を分析することを通して、心的構成としての証明が、非形式的証明という概念の解明への重要な手がかりになることが、明らかになってきた。
出版者
潮書房
雑誌
巻号頁・発行日
vol.63, no.11, pp.30-33, 2010-11
著者
冨岡 公子 名取 雄司 熊谷 信二 車谷 典男
出版者
奈良県立医科大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

アスベスト曝露による長期健康影響を検討する目的で、某造船所でアスベスト曝露を伴う作業に従事していた元労働者を対象とした歴史的コホート研究を1996年に実施した(Ind Health 1999,37,9-17)。今回、その後の追跡調査を行なった。その結果、今回の追跡調査でも、先行研究同様に、アスベスト曝露に関連している肺癌および呼吸器系疾患の有意な過剰死亡リスクを再確認した。しかし、中皮腫の新たな発生はなく、喉頭癌については発生がなかった。今後、さらに追跡を続け、本コホートの最終的な死亡リスク評価を試みる予定である。
著者
曽田 圭一 横谷 哲也 市橋 立機
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IN, 情報ネットワーク
巻号頁・発行日
vol.96, no.313, pp.41-46, 1996-10-18
被引用文献数
5

ATMネットワークにおいて, 端末は, 一度パケットの先頭セルを受信すると, そのパケットの最後尾セルを受信するまで, ATMセルからパケットを組み立てるためのバッファを解放しない. 最大パケット長が長くなるに従い, この先頭セルと最後尾セルの到着間隔の平均が増し, 端末において, 同時に組み立てるパケット数が多くなる. その結果, 端末は, 多量のバッファを必要とする. このバッファ量を削減するために, 本稿はATM交換機に適用するセルスケジューリング方式を提案する. 提案方式に従う交換機は, 1つのパケット内のセルをできるだけ連続して送信する, 本稿は, 提案方式の性能を評価し, その効果を示す.
著者
石田 政司
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.399-416, 2007 (Released:2011-06-01)
参考文献数
77
著者
村上 義孝
出版者
滋賀医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

喫煙状況別の平均余命・障害なし平均余命を日本の代表的なコホートデータ(NIPPON DATA)から算出、比較した。簡易生命表法(Chiangの方法)、Sullivan 法を用い、喫煙状況別に推定した結果、男性の60歳平均余命は非喫煙群で23.8年、喫煙経験群(現在喫煙+禁煙)で21.0年と2.8年の差が、60歳障害なし平均余命では非喫煙群21.0年、喫煙経験群では19.7年で1.3年の差がみられた。この差は他の先進諸国より小さく、喫煙の年次変化、間接喫煙、肺がん死亡率の高さなどが理由として考えられた。
著者
水野 孝彦
出版者
日経BP社
雑誌
日経レストラン (ISSN:09147845)
巻号頁・発行日
no.376, pp.106-110, 2006-10

今年で開業10年目の居酒屋です。良い素材をお値打ちな価格で提供する地域密着の店として頑張ってきたつもりですが、この5年で競合店が続々オープン。月商は1割以上落ち込み、330万円程度になっています。店の業績は足踏み状態ですが、経営者として自分の力を試してみたいという思いもあり、2店目の出店を考えています。
著者
中西 功 西口 直登 伊藤 良生 副井 裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.87, no.6, pp.805-815, 2004-06-01
被引用文献数
17

オンライン署名照合において,筆順(位置情報)の時間的変化を離散ウェーブレット変換(DWT)に基づくサブバンド分解により多重レベルに分解した信号を用いることを提案する.時間領域の信号では本人と詐称者の違いが明確でない場合でも,サブバンド分解した高周波成分では個人ごとの違いがより顕著となることを利用する.ただし,本人であっても署名ごとにストローク数が変動することがあり,それが照合結果に影響を与えることから,DPマッチング法を導入することにより,ストローク数の変動を考慮した柔軟な照合方法を実現する.一方,照合アルゴリズムとしては適応信号処理技術を応用する.適応信号処理は出力と所望信号との誤差が小さくなるようにシステム内の係数を更新するもので,入力が所望信号に近ければ係数は1に収束することを利用して照合を行う.特に,正規化ステップサイズアルゴリズムを導入することにより安定した収束特性を実現する.署名照合実験の結果,本人には自筆署名の参照を許さず,詐称者には本人署名をなぞることを許した条件下において,識別率約95%が得られた.時間領域で照合する場合に比べて識別率が10%向上した.
著者
長田 若奈 酒向 慎司 北村 正
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.134, no.4, pp.581-586, 2014 (Released:2014-04-01)
参考文献数
13

Though violin has been widely used in classical music, violin performance involves a problem that how to determine fingering from a musical score. In fingering determination, beginners often consider the ease for playing, but intermediates take account of expressiveness as well according to their skill level grown. Therefore, we aim to develop an automatic fingering estimation method to assist both beginners and intermediates in finding their appropriate fingering. The problem of fingering estimation is basically to find a most probable state sequence, where a state represents a pattern of left hand corresponding to a musical note from the score. We define the state of left hand as a combination of four parameters. The appropriateness of states is locally defined as a state transition cost and pressing string cost. The problem is how to set the model parameters to adjust the desired skill level. We focused on that the note length affects the difference in violin fingering. In our method, appropriate fingering according to the skill level can be estimated by changing relation between the note length and expressiveness. By comparing estimated fingering with textbook's fingering and subjective evaluation, we confirmed that our method can estimate appropriate fingering for a desired skill level.
著者
山中 福子 下元 理恵 山田 覚
出版者
高知県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

保存期のCKD患者、CKD患者に関わる看護師を対象に半構造的面接調査を行い、質的帰納的に分析した。結果、保存期CKD患者は、自分の体感と一致しない身体の状態に直面し、戸惑いながらも、悪化させないための療養に取り組んでいた。看護師は、患者の状況に応じて病状変化の原因を患者とともに探索する、患者の感情・考えを表現できる機会をつくるなど患者の体験に着目した支援を行っていた。看護師は、患者の体験を捉え、支援につなげていた。また、個々の支援を連携するための課題が明らかになった。
著者
上田 慧
出版者
同志社大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

NAFTA国境地帯に広がる北米市場向け輸出加工工場に着目し、米国・カナダ間の北米最大の自動車工業地帯と、メキシコにおけるマキラドーラ(保税加工工場)の新しい展開を現地調査し、国際輸出加工戦略の実態を解明した。第一に、メキシコと中国の国境経済圏における輸出加工貿易モデルの比較を行った。第二に、デトロイトとカナダのオンタリオ州との間の国境経済圏が輸出加工貿易モデルの一つであることを立証した。第三に、メキシコ中部高原地域に日系企業進出ブームによる新興自動車クラスターが形成されており、国境マキラにたいして内陸マキラの発展が顕著であることを考察し、その問題点と課題を提起した。

1 0 0 0 OA 家庭衛生顧問

著者
斎藤政一, 村田天籟 著
出版者
大学館
巻号頁・発行日
1911
著者
諸葛孔明 原選
出版者
安田弥兵衛
巻号頁・発行日
1885
著者
友枝 謙二 三村 昌泰 山口 智彦 川口 正美 田端 正久 儀我 美一 NAKAKI Tatsuyuki 今井 仁司
出版者
大阪工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2004

本研究では、過渡状態での解析に耐えうる理論的信頼性をもった実験及び数値計算法の確立という目的に沿って下記の現象i)〜iii)を中心に扱ってきた。i)反応拡散系に現れる空間パターンの変化ii)粘性流体でのヴィスコスフィンガリング現象iii)蒸発過程での浸透領域の変化その結果、これらの現象を中心にして多岐にわたる新しい界面現象が発見され、本目的を達成することができた。すなわち過渡状態の現象に接近できる信頼性の高い実験方法および数値解析法の開発が可能になり、多くの界面現象のダイナミクスの解明がなされた。同時に数値解析としては今後取り組むべき重要な問題点も提起された。主な成果は以下の通りである。1)反応拡散系の数値計算法については、TCD(Threshold Competition Dynamics)法でシミュレートする方法を開発した。これによって、多次元での位相的に複雑な界面挙動を高精度に且つ容易に再現することができた。また有限要素法による気泡上昇問題の解析ではその泡の併合現象の再現が可能となった。2)成長する結晶表面の動きの数理モデル化では反応拡散の他に輪送効果を導入することによって、これまでにない新しい様々な解析結果が得られた。3)ヴィスコスフィンガリング現象を再現するHele-Shawセル中を上昇する泡において、箒星の形状の伴流が実験で発見された。どのように数値シミュレーションで再現するかが今後の課題である。4)マルチスケール有限要素解析を用いて多結晶集合組織内での界面ダイナミクスを正確且つ高速に数値解析を行うことができた。5)空間2次元での蒸発過程に現れる浸透領域の分離・融合・再分離過程を再現する計算法とそのような現象を引き起こす初期分布関数の陽的表現を得ることができた。更に、その分離・融合を反復繰り返すための初期分布も決定することができた。
出版者
日本工業倶楽部調査課
巻号頁・発行日
vol.号外9, 1931