著者
川出 敏裕
出版者
有斐閣
雑誌
月刊法学教室 (ISSN:03892220)
巻号頁・発行日
no.259, pp.73-80, 2002-04
著者
HARANO YOSHIO OOTA KOICHI
出版者
The Society of Chemical Engineers, Japan
雑誌
JOURNAL OF CHEMICAL ENGINEERING OF JAPAN (ISSN:00219592)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.119-124, 1978
被引用文献数
2

Heat evolution rate curves were recorded with KBrO<sub>3</sub>-quiet supersaturated aqueous solution at constant cooling temperature, <i>T</i>, by using a differential scanning calorimeter and were analyzed on the basis of the growth rate of all crystallites pre-formed in the sample solution. Taking microscopic observation into account, the expression of the overall growth rate, <i>R</i>, was derived, on the assumption that the crystallite surface is Kossel''s and that its growth rate is determined by two-dimensional nucleation rate, <i>J''=k<sub>1</sub>''S<sup>m''</sup></i>.<br> <i>R=βhAJ''≈k<sub>1</sub>"(C<sub>0</sub>-C)<sup>2/3</sup>S<sup>m''</sup></i> (1)<br>where C, C<sub>0</sub> and S are concentration at <i>t=t</i> and =0 and supersaturation ratio, respectively. <i>m''</i> is number of solute in a critical nucleus and is not constant, but depends on <i>S</i> and <i>T</i>.<br> The values of two-dimensional nucleation parameters (<i>m''</i> radius, free edge energy σ'' and surface energy estimated from σ'' and activation energy) were of reasonable order of magnitude. Comparison of these values with those of the three-dimensional parameters obtained previously is discussed. It may be concluded that Eq. (1) and hence the expression for <i>J''</i> proposed in this paper are adequate for the growth rate and two-dimensional nucleation rate, respectively.
著者
堀内 茂木 吉澤 信 森田 晋也
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.78, no.1, pp.1-4, 2012-01-05 (Released:2012-05-17)
被引用文献数
2
著者
古牧 徳生
出版者
名寄市立大学
雑誌
紀要 (ISSN:18817440)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.1-26, 2013-03-31

本稿はプラトンノイデア論を、彼の師であるソクラテスの思想史的位置から考察したものである。イデアは自然哲学者たちが問うたピュシス論の一形態であること、最終的にはその不可知性ゆえに提唱者のプラトン自身が懐疑的になっていたことが説明される。
著者
丹野 久
出版者
日本作物學會
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.16-25, 2010-01

1991〜2006年の16年間に北海道の15地域で、年次平均で42〜645地点の水稲品種「きらら397」の精米の蛋白質含有率とアミロース含有率を調査し、各地域の2〜3市町村での生育調査結果をまじえ、年次間と地域間の差異およびその発生要因を検討した。年次間と地域間には、それぞれ出穂期で7月29日〜8月16日、7月29日〜8月9日、不稔歩合で5.0〜61.0、8.9〜21.5%、千粒重で21.1〜23.5、22.0〜23.3g、玄米収量で205〜576、398〜593kg/10a、蛋白質含有率で7.2〜8.6、7.2〜8.2%、アミロース含有率で18.3〜22.2、19.8〜21.2%の差異が認められた。全形質とも年次間差異は地域間差異より大きく、変動係数の比で1.4〜3.2倍であった。年次間では、出穂期が早く、障害型冷害危険期の平均気温が高く、不稔歩合が低いこと、千粒重が大きく多収であることなどにより、蛋白質含有率が低下した。また、出穂後40日間の日平均積算気温が、年次間、年次と地域込みで843〜849℃において蛋白質含有率が最も低かった。しかし、地域間ではそれら生育特性と一定の関係は認められず、泥炭土の比率が低いこと、また分げつ期に当たる6月の平均風速が小さいことなどにより蛋白質含有率が低下した。一方、アミロース含有率は、年次間、地域間とも出穂後40日間の日平均積算気温が高いこと、とくに年次間では出穂期前の平均気温が高く出穂期が早いことにより低下した。本研究の結果、北海道における良食味米生産のための栽培指針の策定に有効な知見が得られた。
著者
土岐 剛史 高橋 幸弘 山田 嘉典 福西 浩 中村 卓司 TAYLOR Michal J.
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
宇宙科学研究所報告. 特集 (ISSN:02859920)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.83-91, 1998-03

1996年8月に実施されたSEEKキャンペーンにおいて, 地上からの高感度イメージャーによる大気波動の観測が鹿児島県内の内之浦, 山川, 大隅と信楽の計4ヵ所で実施された。キャンペーン期間中の鹿児島地方は天候に優れない日が多かったが, 8月9日から22日の間に, 内之浦, 山川, 大隅でそれぞれ, 4夜, 7夜, 1夜, 大気光イメージデータが取得された。信楽での観測は8夜であった。今回の地上からの大気光観測の主な目的は, レーダーで観測される電離圏における準周期的イレギュラリティーと大気光に見られる中性大気中の重力波の特性を, ロケットによる観測とあわせてそのメカニズムを検討解明することにある。各観測データと比較する上で, 大気光の発光高度を正確に決定することは極めて重要な課題である。我々は鹿児島の3ヵ所の観測から, 三画法を用いてOH大気光の発光高度の推定を計画した。残念ながらロケット打ち上げ時は天候に恵まれず同時観測データは得られなかったが, キャンペーン期間中内之浦と山川に設置された2台の大気光全天イメージャによる同時観測に成功した。8月19日の晩, 2台のイメージャで同時に顕著なOH大気光の波状構造を観測した。これら2地点で同時に取得された画像に, 大気波動構造の発光高度決定としては初めて, FFT及び精密な三角法を用いて解析を行った。その結果, 波状構造の発光高度は89±3kmと求められた。これはロケット観測などによる従来の結果とほぼ一致する。MFレーダーによって, この高度の数km上空で回時に強い南向きの風速シアーが観測されており, 重力波の発生原因の有力な候補と考えられる。
著者
宮崎 真悟 櫻井 幸一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ
巻号頁・発行日
vol.96, no.295, pp.21-32, 1996-10-14
参考文献数
20

本研究は積極的決済を可能とした電子小切手を提案する. 現行の小切手システムでは, 決済が債権者の手に委ねられているため, 債務者の口座情報が不完全なものになり「不渡り」の危険性の一因となっている. これに対して提案システムでは, 「負の小切手」という概念を導入し, 債務者が積極的に決済を行えるようにした. また, 本システムは鍵寄託の概念に基づき, 通常は利用者の匿名性が保たれるが, 不正, 犯罪捜査などの場合には銀行が, 利用者または不正マネーを特定することも可能となる.
著者
阿部 正幸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.57, pp.61-68, 1999-05-20
参考文献数
18

任意の第三者が入出力関係の正当性を検証することができるUniversally Verifiable Mix-netを二種類提案する。提案方式は, 古典的なCut-and-Chooseを用いない初めての方式である。その計算量は入力数Nおよび許容できる不正サーバ数tに対してΟ(tN logN)であり, 小・中規模の無記名電子投票に適している。また, 提案方式の一つでは, 各サーバのプロトコル参加が一度で済むため, e-mailのように比較的オーバヘッドの大きな通信路を利用する事も可能である。
著者
福島 茂之 廣瀬 勝一 池田 克夫
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.120-121, 1997-09-24

今日, 情報ネットワークの普及・拡大にともなって, 遠隔会議のような電子会議が行われるようになってきている. 遠隔会議では, 参加者が直接顔を合わせないため, 匿名で会議を行うごとが可能となる. 参加者が匿名で会議を行うことの利点は, 地位や人間関係にとらわれることなく, 自由に討論できることである. 一方, 匿名であることを悪用して, 会議の進行を妨げる発言をするなどの不正の行われる可能性があるという欠点もある. 本研究では, 暗号技術を利用して, 安全な匿名会議を可能とするシステムを提来する.
著者
井上 将彦 藤本 和久 阿部 肇
出版者
富山大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本申請者らはすでに,電気化学活性な有機金属分子(フェロセン)をDNAに連結させた新規な"人工DNA"を合成した.この人工DNAを,電極上に固定化させて電気化学センサーとして用いるという新たな方法によって,正常遺伝子とSNP遺伝子を判別することに成功した.本申請課題においては,コスト上,最もネックとなる化学合成を徹底的に簡素化した「実用的なSNP検出システムの創製」を目指した.平成18〜19年度において実施した本研究課題の成果を,以下に箇条書きに記す.1.計算機化学を用いて新規電気化学活性ヌクレオシドの分子設計を行った.2.新規電気化学活性ヌクレオシドの合成ルートを検索し,それを確立した.3.新規電気化学活性ヌクレオシドのDNAへの組み込み条件を検討した.4.新規電気化学活性DNAプローブの電極への固定化を検討した.5.新規電気化学活性DNAプローブを用いるSNP検出条件の最適化を行った.6.最良の結果が得られた新規ヌクレオシドの合成スキームの最適化と大量合成を行った.7.長鎖のターゲットDNA(90-mer)を用いてSNP検出を行った.8.応答電位の異なる2種のプローブを用いてSNPタイピングを行った.9.電極表面上のAFM観察を行い,本検出系の伝導機構について考察した.10.本研究課題を総括した.昨年度と本年度と本年度の成果を基に本法の実用レベルでの実力を総合的に判断した結果,改良の余地は残されているものの,十分なポテンシャルを有しているものと総括した.
著者
面 和成 宮地 充子
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.421, pp.45-52, 2000-11-06
被引用文献数
1

最も広く知られているオークションはEnglishオークションである。電子オークションが満たすべき性質には、(a)Non-repudiation, (b)Anonymity, (c)Secure against framing attacks, (d)Unforgeability, (e)Verifiability, (f)Unlikability among different auctions, (g)Linkability in a auction, (h)Traceability, (i)Efficiency of bidding, (j)One-time registrationの10個あり、我々はそれらの全てを満たすより現実的な電子オークションを提案する。それらの中で特に注目すべき3点は、(1)電子掲示板を導入することで、各入札者の入札および入札値の検証の計算量を大幅に削減する。(2)登録管理者(RM)、オークション管理者(AM)および入札者に対する匿名性が1回の登録で実現される。(3)RMおよびAMの両機関が協力したときに限り落札者および不正入札者のみが特定される。
著者
Shi Min
巻号頁・発行日
2012

Thesis (Doctor of Environmental Studies)--University of Tsukuba, (A), no. 6323, 2012.7.25 Includes bibliographical references (leaves 119-138)
著者
山鳥 忠司 森田 広一
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.216-219, 2004-10

この7月の酷暑は、身体にこたえるものでしたが、皆様はどのようにやり過ごされたでしょうか。海や山へ行く、プールに行く、あるいはどこも暑いのでエアコンの効いた会社で仕事をする、はたまた、家でごろごろと過ごす——。いろいろな対処法があることと思います。 それぞれの案には一長一短がありますが、意識せずとも優先順序を付けて、どれか1つを選んでいるのが現実です。