著者
Yaguchi Shunsuke Yaguchi Junko Zheng Wei Jin Yinhua Angerer Lynne M. Inaba Kazuo
出版者
the Company of Biologists Ltd.
雑誌
Development (ISSN:09501991)
巻号頁・発行日
vol.138, no.19, pp.4233-4243, 2011-10
被引用文献数
36 10

Partitioning ectoderm precisely into neurogenic and non-neurogenic regions is an essential step for neurogenesis of almost all bilaterian embryos. Although it is widely accepted that antagonism between BMP and its inhibitors primarily sets up the border between these two types of ectoderm, it is unclear how such extracellular, diffusible molecules create a sharp and precise border at the single-cell level. Here, we show that Fez, a zinc finger protein, functions as an intracellular factor attenuating BMP signaling specifically within the neurogenic region at the anterior end of sea urchin embryos, termed the animal plate. When Fez function is blocked, the size of this neurogenic ectoderm becomes smaller than normal. However, this reduction is rescued in Fez morphants simply by blocking BMP2/4 translation, indicating that Fez maintains the size of the animal plate by attenuating BMP2/4 function. Consistent with this, the gradient of BMP activity along the aboral side of the animal plate, as measured by pSmad1/5/8 levels, drops significantly in cells expressing Fez and this steep decline requires Fez function. Our data reveal that this neurogenic ectoderm produces an intrinsic system that attenuates BMP signaling to ensure the establishment of a stable, well-defined neural territory, the animal plate.
著者
船越 要 藤代 祥之 野村 早恵子 石田 亨
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.112-120, 2004-01-15
被引用文献数
7

今後活発になると思われるアジアワイドなソフトウェア開発プロジェクトにおける,機械翻訳を用いた協調作業支援ツールへの要求条件を述べる.問題点を明らかにするために,日中韓馬の4カ国,5大学の教員,学生40人余からなるオープンソースフトウェア開発を延べ16週間実施し,多言語の掲示板と文書共有ツールを提供し,その利用形態を観察した.得られた知見は以下のとおりである.1)機械翻訳は正確な意思伝達を支える十分な品質を持たないが,それにもかかわらず参加者は他の参加者とのコミュニケーションのためには努力を惜しまない.また,2)多言語環境においてはコミュニケーションの局所性が存在し,自言語の参加者と他言語の参加者に対するコミュニケーションの態度が異なる.さらに,3)多言語分散環境におけるソフトウェア開発においては,ソフトウェアの概要を決定する設計の初期段階での機械翻訳利用は有効であるが,モジュール機能を詳細に決定する設計の詳細化段階のコミュニケーションは困難がある.これらの知見に基づき,機械翻訳を用いた協調作業には,1)機械翻訳を利用した参加者の努力を支援するためのインタラクションを考慮した翻訳システム,2)他言語の参加者に対するアウェアネスの維持,および3)特に概要設計からモジュール設計に至る設計段階での協調作業の支援が必要であることが明らかになった.In this paper, we discuss the technological aspects of intercultural collaboration. We suggest the intercultural collaboration via machine translations to develop in the members' first languages. To determine the problems, we had conducted an Asia-wide software development experiment in multilingual environments, ICE2002. The observation showed that (1) the members pay great effort to communicate with other members via the noisy translations, (2) members change the behaviour to the members of the same culture and different cultures, and (3) the software development in a lean and noisy media constrains the detailed design to be difficult. We suggest the implementation of the intercultural collaboration support tools with the following requirements: (1) interactive translation to support the effort for the communication, (2) awareness to other language members according to the psychological localities, and (3) support method for software design phase.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1926年11月11日, 1926-11-11
著者
菊池 義公 大森 景文 木澤 功 喜多 恒和 宮内 宗徳 岩野 一郎 加藤 宏一
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.81-86, 1988-01-01

この研究は, ヒト卵巣癌移植ヌードマウスを用いてカルモデュリン拮抗剤(W-7およびW-5)との併用によつてシスプラチンの抗腫瘍効果を増強するべく行なわれた. シスプラチンとW-7またはW-5との組合せで治療されたヌードマウスの腫瘍発育はW-7単独, W-5単独またはシスプラチン単独で治療されたヌードマウスのそれに比べて有意に抑制された. シスプラチン単独投与は腫瘍移植ヌードマウスの脾細胞の本腫瘍標的細胞に対する障害活性を著しく阻害した. しかしながらシスプラチンによるこの阻害効果はW-7またはW-5との併用によつて除かれ得た. シスプラチン単独, W-7単独およびW-5単独投与群の間でその生存期間において有意差は見出されなかつた. シスプラチン投与に引き続いてW-7またW-5が投与された時, W-7またはW-5によるシスプラチンの抗腫瘍効果の有意な増強が, 腫瘍発育の抑制という点ばかりでなく生存期間の延長という点でも観察された.
著者
趙 棟梁 鳥羽 良明
出版者
日本海洋学会
雑誌
海の研究 (ISSN:09168362)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, 2002-03-05

Phillipsの風波の平衡領域の概念と観測データを用いて,HasselmannのモデルとPhillipsのモデルからエネルギー散逸率を計算すると,二つのモデルの形は異なるにもかかわらず実質上一致することが分かった。どちらも空気の摩擦速度u_*の3乗に比例し,波齢に弱く依存することが分かる。白波面積率Wも砕波過程を表すので,エネルギー散逸率と同様と考えられ,従来のWの経験公式の多くはu_*^3に比例する形をとっている。今回,風波の情報を含む過去の種々の観測データを最小二乗法を用いて再検討した。Wは,波齢や波周期より,風速や風の摩擦速度との相関が高い。さらに,u_*^2と風波のピーク角周波数を含む無次元の「砕波パラメータ」R_Bを導入すると,データのばらつきが著しく下がることが分かった。ちなみにR_Bは,u_*^3と波齢の積で表される。現在のエネルギー散逸モデルは,上記の砕波の特性を表現すべく修正される必要がある。
著者
小林 克弘
出版者
日経BP社
雑誌
日経ア-キテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.642, pp.116-121, 1999-06-14
被引用文献数
1

「2週間に一度のペースで公団と一緒に技術面などの詰めを行っている。ここまで公団が本気になってくれるとは,正直なところ,考えてもみなかった」と小林氏は言う。 二直角等辺五角形の戸建て住宅ブロックは,早ければ再来年春,東京・多摩ニュータウンの一角に姿を現す。発端は,住宅・都市整備公団多摩ニュータウン事業本部が昨秋仕掛けたコンセプトコンペだった……。
著者
吉野 絹子 山岸 みどり
出版者
摂南大学
雑誌
経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集 (ISSN:13402617)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.211-237, 1997-07

保有資源に格差のある社会で,個人目標,集団目標,社会全体の繁栄という3つの異なるレベルの目標連成にむけて,他者と交渉しあいながら,個人利益と集団目標の調整,集団間の競争と協力,個人利害と社会全体の福祉とのジレンマなどの問題に直面するSIMSOC(模擬社会ゲーム)を大学生に2事例実施し,援助や協力といった社会的態度の変化とゲーム展開の関連について検討した。ゲーム体験前,ゲーム体験直後,2ヶ月後の3時点で測定された社会的態度の変化のパターンは,ゲーム展開が友好的であったか敵対的であったかによって異なっていることが認められた。以前に実施された5事例を含めた分折からも同様の結果が得られた。
著者
広瀬 幸雄 HIROSE Yukio
出版者
名古屋大学文学部
雑誌
名古屋大学文学部研究論集
巻号頁・発行日
vol.35, pp.61-76, 1989-03-31 (Released:2007-12-12)
著者
宮谷 徹彦 川井 久嗣 渡邊 淳 今泉 市郎 安部 俊二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SST, スペクトル拡散 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.98, no.595, pp.45-50, 1999-02-18

基地局間非同期W-CDMAのロングコード同定について、MF以外に同定用の相関器を必要としない同定回路を提案し、試作装置にて評価したので報告する。提案方式では、MFのシフトレジスタを一時的なメモリとして利用し、任意位相を生成可能な拡散符号生成器を使用する事で、ロングコードの高速同定が可能となる。室内実験の結果、Eb/No=10dBの1波静的環境下、4グループ、128ロングコードの条件にて、770[msec]で同定が終了する事を確認した。また、周波数オフセットに対して、±0.5[ppm]まで耐え得る事を示している。
著者
竹井 史
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.33, pp.263-274, 2012-03

本研究は,土による幼児期の造形的な遊びを活性化させる土環境を砂成分と粘土成分の混在する「土」に求めた。その「土」は,一定の水分を加えることで粘性,可塑性に富み,乾燥後も子どもの手により比較的容易に粉砕可能なものであり,子どもの土による造形活動をその根底において支える環境である。本研究では,その具体例を河川流域の採石プラントから排出される「利用土」に求め,土の性質を粒度分布分析による工学的手法によって明らかにするとともに,その土環境によって展開される造形活動について記録し,その意義について考察した。
著者
勝手美紗 内海ゆづ子 黄瀬浩一
雑誌
研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.5, pp.1-7, 2012-11-26

本稿では,インターネット上の大規模な動画像を自動で分類することを目的とし,動画像中のイベントを検出する.インターネットで配信されているホームビデオなどの動画の多くは視点が固定されずに撮影されているため,動画像から人物や物体の動きの情報を取得することは困難であり,行動認識などの技術を用いてイベントを検出することは困難となる.また,イベントは行われる環境や環境を構成する物体に大きく依存する.そこで,動画像中の背景や動画像中に登場する物体に着目し,イベントの検出を行う.背景からは, Opponent SIFT 特徴量を Bag-of-Feature で表現したものを特徴量として抽出する.物体特徴量には,動画像から物体検出器により検出した物体の頻度と識別器の信頼度の値を用いる.それぞれ特徴量を用いて最近傍探索を行い,結果を統合することでイベントの認識を行った.評価は TRECVID2012 Multimedia Event Detection タスクのデータセットを用いて行った.その結果,特定の環境でのみ行われるイベントと動画中の物体を高い精度で検出できたイベントを検出できた.
著者
谷口 泰司
出版者
関西福祉大学社会福祉学部研究会
雑誌
関西福祉大学社会福祉学部研究紀要 (ISSN:1883566X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.47-56, 2012-09

障害者支援費制度から自立支援制度を経て今日に至るまで,障害者の地域生活移行は主要な課題の一つとして取り上げられている.2012 年4月からは相談支援事業が抜本的に強化され,3か年の間に全ての障害福祉サービス利用者の計画を策定することや,施設からの地域移行支援・地域定着支援の計画を策定することとされている.しかしながら,養護老人ホーム及び救護施設に入所する障害者はこれら地域生活移行支援の対象とはされておらず,過去から現在に至るまで我々の無関心・無理解のもと混合収容が継続し,貧困層における共生社会を余儀なくされているという現状がある. 本論は,これら施設の実態について全国的な調査結果をもとに考察し,また,施設の現状にかかる要因が我々の社会・法制度にあることを検証した上で,今後のあり方に一石を投じるものである.
著者
米倉 裕希子
出版者
関西福祉大学社会福祉学部研究会
雑誌
関西福祉大学社会福祉学部研究紀要 (ISSN:1883566X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.75-82, 2012-09

【研究目的】統合失調症の家族研究からはじまった家族の感情表出(EE)研究を障害のある子どもの家族へ応用し研究してきた.本研究は,就学前の発達の遅れのある子どもの家族のEE およびQOL を調査するとともに,就学前の発達の遅れのある子どもを対象に実施した親子教室の効果を検討する.【方法】対象者は,A 市の療育機関に協力を得て,募集した親子で,全5回のプログラムを実施.5回のうち前半3回は親子同室で,後半2回は親子分離型で,親に対して障害についての知識や対応方法等を学ぶプログラムを提供し,介入の前後で評価した.評価には,簡便なEE 評価の質問紙であるFAS(Family Attitude Scale),健康関連のQOL 指標であるSF-6v2,子どもの行動評価としてCBCL(Child Behavior Checklist)の3つの質問紙を用いた.【結果】分析対象者は8名であり,介入前後で,ノンパラメトリック検定を用い,Wilcoxon の符号付順位検定を行ったが,FAS,QOL,CBCL それぞれにおいて,有意差はなかった.しかし,幼児期においても,家族のEE は低く,また,「身体的機能」や「日常役割機能(精神)」を除く他の6つの下位尺度でQOL が低いことがわかり,学齢期とは違う傾向があることが示唆された.【考察】今後,さらに対象者を増やすとともに,子どもの発達段階に応じた介入方法や内容等を検討していく必要がある.また,昨今の障害福祉制度改革の中で,障害児支援が強化され,家族支援が位置付けられる中で,根拠に基づいた家族への実践モデルを示していく必要がある.

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1923年07月19日, 1923-07-19

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1922年02月08日, 1922-02-08

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1915年12月11日, 1915-12-11

1 0 0 0 問題集

著者
[アリストテレス著] 戸塚七郎訳
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1968