著者
灰野 正絋 山口 元男 元垣内 敦司 三宅 秀人 平松 和政 澤木 宣彦 家近 泰 前田 尚良
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.57, pp.41-46, 2000-05-11
参考文献数
6

W / n-GaN接合の電極特性の評価とELOによるWN_xマスクの埋め込み構造の作製を行った。W / n-GaN接合はWの蒸着温度の上昇とともに良好なショットキー特性を示した。この接合をH_2、N_2+H_2、NH_3+H_2雰囲気中で熱処理を行った。H_2処理では、Wが分解し、GaN表面は荒れていた。N_2+H_2処理では、Wが粒界化し、GaN表面上にGaN針状結晶(whisker)が認められた。NH_3+H_2処理では、WがWN_xとなっており、WN_x / n-GaN接合はショットキー特性を維持した。また、WN_xをマスクに用いたELOを行ったところ、触媒作用によるGaNの分解が減少し、良好な埋込み構造を得ることができた。
著者
竹本 光一郎 岩朝 光利 西川 渉 安部 洋 福島 武雄 宇都宮 英綱 高野 浩一 黒岩 大三
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.14, no.11, pp.706-712, 2005-11-20

今回, 脳底動脈・persistent primitive trigeminal artery (PPTA)分岐部に発生した破裂動脈瘤に対し, コイル塞栓術を施行した症例を経験したので報告した.症例は, 72歳, 女性.突然の意識障害で発症し, 当院に入院となった(W.F.N.S grade V).頭部CTにてクモ膜下出血がみられた.頭部血管撮影にてPPTAがみられ, 脳底動脈・PPTA合流部に2こぶ状の動脈瘤を, 右内頸動脈海綿静脈洞部にも1つ動脈瘤を認めた.脳底動脈・PPTA合流部動脈瘤の内, 大きいほうの動脈瘤は, 4mm大でblebを伴っていた.神経原性肺水腫を呈しており, 患者のgradeが悪く, 動脈瘤の発生部位より, 手術的クリッピングは困難と考え, 第3病日目にPPTA経由でコイル塞栓術を施行した.塞栓術後, 正常圧水頭症に対しV-P shunt術を施行し, 継続リハビリテーション目的に転院した.本症例は, 脳底動脈・PPTA合流部に発生した破裂動脈瘤に対するコイル塞栓術としては初めての症例報告であり, 文献的考察を加え報告する.
著者
北村 吉朗 多田納 寛志 竹原 淳彦 高橋 照男
出版者
The Society of Chemical Engineers, Japan
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.425-427, 1989

著者らは先に, バイオマスを原料とするエタノールの代替エネルギーとしての利用法として, 未精製アルコール水溶液を燃料中に直接混入させるエマルション燃料を提案した.また有機廃液の焼却処理に関連して, ケロシンを用いたW/Oエマルションが, 水相中にメタノールやエタノールのような1価アルコールが存在すると著しく不安定になることを報告した.さらにこのような不安定化は界面活性剤の吸着の阻害による合一の促進によることを明らかにした.しかしこれまでの研究ではいずれも燃料油としてケロシンのみを用いてきた.そこで本研究では高沸点留分をより多く含む燃料油として軽油ならびにA重油を用いて, W/Oエマルションの安定性に対して水相中のアルコールがどの様な影響を及ぼすかを検討した.なおこれまでの研究から, W/Oエマルションの安定性を評価するにはその破壊時間と界面活性剤の吸着量が代表的な因子と考えられるので, この2点についての実験的検討を行った.
著者
田中 和男
出版者
龍谷大学
雑誌
龍谷大学国際センター研究年報 (ISSN:13439413)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.151-164, 2004-03
著者
長尾 博
出版者
活水女子大学
雑誌
活水論文集. 人間関係学科編 (ISSN:13482580)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.33-45, 2005-03-31

本研究は、青年期の自我発達上の危機状態に対する無意識水準のエディプス (エレクトラ)・コンプレックスの影響を明らかにするものである。114名の高校生男女に青年期の自我発達上の危機状態尺度 (長尾、1989) を実施した。この結果の平均値にもとづいて、平均値より高い男子1名、女子1名と平均値より低い男子1名、女子1名に対して、フリードマンの物語記述テスト (Friedman、1952) とソンディ・テストを実施した。4ケースの主な点は、以下のとおりであった。(1) ソンディ・テストの結果から、青年期の自我発達上の危機状態に対して無意識水準のエディプス (エレクトラ)・コンプレックスは影響していないことが認められた。(2) また、物語記述テストの結果から、青年期の自我発達上の危機状態に対して前意識水準の幼児期における親子関係の葛藤が影響していることが認められた。(3) 3種類のテスト結果から、精神分析学派がいうように意識水準、前意識水準、無意識水準の心の層構造が存在することが示唆された。
著者
板野 公一
出版者
福山大学
雑誌
福山大学附属内海生物資源研究所報告 (ISSN:09178147)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.1-11, 1996-12

ワムシの増殖を阻害するツリガネムシの駆除法について,ホルマリン,次亜塩素酸ソーダ,マラカイト・グリーンの3試薬および高塩分濃度海水を用い,それぞれの濃度を変化させて試験を行った。いずれの試験区においても短時間でワムシの増殖に影響を与えずツリガネムシを駆除することは困難であった。しかし,マラカイト・グリーンにおいては,低濃度および24時間の浸透で効果的な結果が得られた。最適試薬濃度は10〜20pp皿付近であった。
著者
平山 知央 松野 典朗 藤井 正浩 樋田 光
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.553, pp.65-70, 2002-01-10

2段パワーアンプにおいて、バイアス条件を調整して初段と終段で生じる相互変調歪みを相殺し、高出力時における効率を向上させる手法を提案した。初段・段間整合回路、バイアス回路を内蔵したW-CDMA用パワーアンプInGaP/GaAs HBT MMICに本手法を用いることにより、電源電圧3.6Vにおいて出力26dBm、効率44%、利得27.9dBm@ACPR=-35dBcという高効率動作を達成した。
著者
古村 孝志 中村 操
出版者
社団法人 物理探査学会
雑誌
物理探査 (ISSN:09127984)
巻号頁・発行日
vol.59, no.4, pp.337-351, 2006 (Released:2008-08-25)
参考文献数
23
被引用文献数
1 4

1944年東南海地震(Mw8.1)において,関東平野で強く生成した長周期地震動の特性を詳しく調査するために,東金,大手町,そして横浜地点に設置されていた今村式 2 倍強震計と中央気象台式 1 倍強震計の波形記録の解析を行った。煤書き記録を読み取り,地震計の計器特性を補正することにより,3 地点の強震波形を得た。確認のために,2004年紀伊半島南東沖の地震(Mw7.4)で観測された 3 地点の強震記録から経験的グリーン関数法を用いて合成した東南海地震のフーリエスペクトルとの比較を行い,周期 2 秒以上の長周期地震動の振幅レベルがよく一致することを確認した。  復元された東南海地震の強震波形から,関東平野では周期 7~12秒の長周期地震動が,最大 10 cm の大きさで10分間以上にわたって長く続いたことが明らかになった。速度応答スペクトル(減衰 5%)を求めると,東金と横浜では固有周期12秒においてそれぞれ最大 60 cm/s と 30 cm/s の応答が,そして大手町では固有周期 9 秒において 25 cm/s の強い応答が得られた。この応答レベルは2004年紀伊半島南東沖(Mw7.4)の 2-2.5倍の大きさになることがわかった。
著者
長田 直樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.28, no.5, pp.431-436, 1987-05-15
被引用文献数
3

ある種の条件を満たす関数f(x)により 第i項が(-1)^<i-1>f(i)と表される交代級数の部分和S_nの漸近展開を表す3つの型の公式を述べる.?漸近列{f´(n) f^(3)(n) … f^<(2j-1)>(n) …}に関する展開公式.?f(x)がSidiの意味でのA^<(r)>に属すとき f(x)の漸近展開の係数から S_n-S?(-1)^<n-1>n^r㊥c_jn^<-j>の型の展開係数c_jを求める公式.?中心差分を用いた公式.さらに ?の例として 典型的な交代級数のrとc_jを示す.また ?の公式を交代級数の加速法に適用し 有効性を数値例により確かめる.
著者
鈴木 鉄男 金子 衛 鳥潟 博高 八田 洋章
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.37-44, 1968

温州ミカンの水分不足度をあらわす指標として, 葉の飽和水分不足度 (W.S.D.) をとりあげ, その日変化, 季節変化をほ場栽植と鉢植えミカンについて実測し, さらに気象要因, 土壌水分との関係について調査を行なつた。<br>1. 夏期における葉のW.S.D.の日変化は, 日の出とともに上昇し, 12時にピークを示し, 以後下降して18時に最低となつた。冬期の日変化は夏期とほぼ同様の傾向を示したが, その動きは小さかつた。<br>2. 葉のW.S.D.の季節変化は, 冬期は1月上旬以降の低温と寒風によつて急上昇し, 2月上旬にピークを作り, 以後3月下旬までは次第に下降した。春期は4月中は低い値で経過したが, 5月上旬は春先の乾燥と新しようほう出などの関係で急上昇して一つのピークを作り, その後は6月上旬にかけてやや下降した。夏期は高温, 乾燥とあいまつて7月上旬から8月下旬にかけて高い値を示し, とくに8月上旬は顕著で最高のピークを形成した。秋期は9月中は比較的高い値で経過したが, 10月上旬からは次第に下降した。<br>3. 冬半期と夏半期における葉のW.S.D.と各気象要因との相関関係をみたところ, 冬半期のW.S.D.は気温, 地温, 降水量, 飽差とそれぞれ高い負の相関を示し, 夏半期のW.S.D.は気温, 地温, 飽差と高い正の相関を示した。<br>4. 秋期から冬期にかけて, 風に当てた場合の葉のW.S.D.の変化をみたところ, 風速が増すにつれてW. S.D.は上昇し, また風に当てた時間が長いほどW.S.D. は上昇した。さらに枝しよう内の蒸騰流の速度は, 風に当てることによつて明らかに大となり, 土壌が乾燥するにつれて流速は低下した。<br>5. 土壌含水量の変化と葉のW.S.D.の関係をみた結果, 夏期は両者の間に高い負の相関があり, 曲線回帰方程式によつて葉のW.S.D.から土壌含水量が推測できた。なお, 土壌水分がほ場容水量~水分当量の間にある時はW.S.D.の変化は緩慢であつたが, 水分当量以上に土壌が乾燥するとW.S.D.は次第に上昇し, その後は乾燥にともなつて急上昇した。W.S.D.が8%になると葉に干害徴候があらわれ, 10%に達すると果実の外観にも干害徴候が出始めた。冬期においては土壌含水量とW.S.D.の相関は認められず, 冬期に葉のW.S.D.が上昇するのはむしろ気象要因によるところが大きいようである。
著者
加賀屋 弘子 相馬 俊信
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05272997)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.33-40, 1982-05-20

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