著者
時実 象一
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集 第13回情報プロフェッショナルシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.41-44, 2016 (Released:2016-11-17)
参考文献数
7

SchematronはXML文書を解析して、指定された条件に合致するかどうかをチェックしてレポートを出力するものであり、電子ジャーナルや各種XML文書の意味的チェックに広く使われている。一般社団法人情報科学技術協会では、その発行する会誌「情報の科学と技術」が国立情報学研究所で電子化されNII-ELSに登載されていたが、今回国立研究開発法人科学技術振興機構が運営するJ-STAGEに移行されるに際し、XMLで書かれている書誌事項のチェックにスキマトロンにより、巻数と年の整合性、発行日、終了ページ数が開始ページ数より大きい、和英のキーワード数の一致などのチェックをおこなったが、大きな不整合はなく書誌事項の品質が良いことがわかった。
著者
安井 希子 寄能 雅文 三浦 雅展
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.100, pp.13-18, 2009-06-18

マンドリン演奏におけるトレモロ音は減衰音の繰り返しによって得られる持続音であり,その音響信号の振幅は時間的に変動することから,「持続的変動音」であると言える.それゆえ,トレモロ音は聴取者に変動感を与える楽器音の一つであると言え,その変動感はトレモロ音に対する熟達度評価に何らかの影響を与えていると考えられる.本研究では,トレモロ音の変動感を変動強度で評価し,それが熟達度評価に与える影響を調査している.具体的には,演奏音および合成した模擬音を用いて,変動感を生じさせる要因と熟達度評価の関係を調査している.調査の結果,熟達したトレモロ音は変動強度が比較的小さい領域で演奏されていることが確認されている.

3 0 0 0 OA 株式年鑑

著者
大阪屋商店調査部 編
出版者
大同書院
巻号頁・発行日
vol.昭和6年度, 1935
著者
名和 清隆
出版者
淑徳大学短期大学部
雑誌
淑徳短期大学研究紀要 (ISSN:02886758)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.137-152, 2014-02-25

1985年に生じた日航機事故の現場である「御巣鷹の尾根」のある群馬県上野村において、事故の記憶がどのように継承されているか、事故被害者という「他人の死」をどのように捉え意味付けているのかについて考察する。主に上野小学校、上野中学校の教員に対する聞取り調査、上野中学校生徒に対してのアンケート調査をもとに、学校教育のなかでどのように伝えられているか、子どもたちは事故をどのように受け止めているのかを明らかにしていく。上野村出身の中学生の多くは、家庭において事故に関する話を聞いた経験を持つ。しかし、家族と一緒に御巣鷹の尾根への慰霊登山や慰霊の園への参拝の経験を持つ生徒は少なく、慰霊登山、慰霊の園への参拝などを通じた「体験」での理解は、主に小学校、中学校での教育の一環として行われてきた。実際に何らかの形で事故を体験した家族や親戚から家庭内において話を聞く「家庭内での継承」と、行事として「体験」することにより昔の出来事をリアルなものとして感じる「学校での継承」は相互補完的に行われている状況であるといえる。また、事故から約30年が経過した現在、伝える側も受け取る側も事故被害者という「他人の死」の意味が、「直接体験した他人の死」から「直接体験していない他人の死」とへと変化しており、死者への生々しい感情よりもむしろ、事故や死者を介した「教訓」という側面が強調されて「他人の死」が伝えられ、また受け入れられていると言えよう。
著者
松沢 裕作
出版者
社会経済史学会
雑誌
社会経済史学 (ISSN:00380113)
巻号頁・発行日
vol.78, no.4, pp.565-584, 2013-02-25 (Released:2017-06-10)

本稿の課題は,1872年から73年にかけて発行されたいわゆる「壬申地券」のうち,農村部における地券(郡村地券)の発行の意義を,貢租徴収との関連で考察することにある。地租改正本体(「改正地券」交付)に先立って実施された壬申地券交付事業については,近代的所有権の導入がなされたという評価が通説的地位を占めているが,村請制の存続という事実を考慮に入れるならば再検討の余地があると考える。本稿では,まず政策過程の分析から,廃藩置県以前の大蔵省が検地の回避と検見の実施を基本方針としていたこと,それが民部省の批判と廃藩置県後の状況によって破綻し,すでに1869年に神田孝平が提起していた沽券税法が一挙に採用される経緯を明らかにした。次いで,実際に壬申地券の発行がなされた武蔵国比企郡宮前村の事例を分析し,村請制と旧貢租の存続という条件のもとでは,測量の結果がそのまま地券に直結することは不可能であり,地券記載の土地面積は,村内土地所有者相互の相対的な比率を表示するものにとどまることを示した。
著者
稲葉 博満
出版者
日本医師会
雑誌
日本医師会雑誌 (ISSN:00214493)
巻号頁・発行日
vol.110, no.6, pp.p746-747, 1993-09-01
被引用文献数
1
著者
遠藤 千恵 三宅 進
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.442-444, 2001-09-01 (Released:2011-08-10)
参考文献数
6
被引用文献数
1

痙攣頻発治療のため静注したphenytoinにより血栓性静脈炎を伴った重篤なpurple glove syndrome (PGS) を生じた1例について報告した.本症例ではphenytoinによる広範な血管内皮細胞障害に加え, 赤血球増多, 肥満といった血流をうっ滞させる因子が加わり病変の一部に血栓性静脈炎が生じ, より重篤となったと考えられた.
著者
大阪市 編
出版者
大阪市
巻号頁・発行日
1937
著者
山口 竜一 鳥海 不二夫 石井 健一郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告知能と複雑系(ICS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.16, pp.69-74, 2009-02-23
被引用文献数
2

近年,SNS などのネットワークコミュニケーションツールが急速に普及してきている.SNS の社会的広がりもあり,学内 SNS や社内 SNS や地域SNSなどのユーザを限定した SNS も多数開設されている.しかし,開設された SNS が効果的に利用されていることは少ない.本研究では,SNS を活性化することを目的とし,その足がかりとしてアクティブネットワークの時系列変化に着目した分析手法を提案した.そして,提案手法を用いて二つの SNS のアクティブネットワークの違いを明らかにした.Recently, Social Networking Services (SNS) have become a social phenomenon on the Internet. There are many small SNSs, including campus SNSs, company SNSs, and local area SNSs. However, there are few SNS utilized effectively. Our goal is to encourage SNS users. Therefore we propose a method for analyzing active network of SNSs. By using the method we analyze two actual SNSs from the viewpoint of change in active network. As a result, we clarified difference between two SNSs.

3 0 0 0 長野県史

著者
長野県編
出版者
長野県史刊行会
巻号頁・発行日
1980