著者
埼玉県教育委員会編
出版者
埼玉県
巻号頁・発行日
1998
著者
Mari Ichikawa Takeshi Aiba Seiko Ohno Daichi Shigemizu Junichi Ozawa Keiko Sonoda Megumi Fukuyama Hideki Itoh Yoshihiro Miyamoto Tatsuhiko Tsunoda Takeru Makiyama Toshihiro Tanaka Wataru Shimizu Minoru Horie
出版者
日本循環器学会
雑誌
Circulation Journal (ISSN:13469843)
巻号頁・発行日
pp.CJ-16-0486, (Released:2016-10-25)
参考文献数
33
被引用文献数
1 17

Background:Mutations inANK2have been reported to cause various arrhythmia phenotypes. The prevalence ofANK2mutation carriers in inherited primary arrhythmia syndrome (IPAS), however, remains unknown in Japanese. Using a next-generation sequencer, we aimed to identifyANK2mutations in our cohort of IPAS patients, in whom conventional Sanger sequencing failed to identify pathogenic mutations in major causative genes, and to assess the clinical characteristics ofANK2mutation carriers.Methods and Results:We screened 535 probands with IPAS and analyzed 46 genes including wholeANK2exons using a bench-top NGS (MiSeq, Illumina) or performed whole-exome-sequencing using HiSeq2000 (Illumina). As a result, 12 of 535 probands (2.2%, aged 0–61 years, 5 males) were found to carry 7 different heterozygousANK2mutations.ANK2-W1535R was identified in 5 LQTS patients and 1 symptomatic BrS and was predicted as damaging by multiple prediction software. In total, as to phenotype, there were 8 LQTS, 2 BrS, 1 IVF, and 1 SSS/AF. Surprisingly, 4/8 LQTS patients had the acquired type of LQTS (aLQTS) and suffered torsades de pointes. A total of 7 of 12 patients had documented malignant ventricular tachyarrhythmias.Conclusions:VariousANK2mutations are associated with a wide range of phenotypes, including aLQTS, especially with ventricular fibrillation, representing “ankyrin-B” syndrome.
著者
渡辺 謙仁
出版者
草の根文化研究会
雑誌
草の根文化の時代
巻号頁・発行日
vol.2, pp.33-53, 2015-03-31

本稿は、「ソーシャルメディア衛星開発プロジェクトSOMESAT」を対象としたフィールドワークに基づく、初音ミクと宇宙開発の「草の根な関係」についての論考である。文化人類学者の小田(2010 p.46)は次のように言う。「どのエスノグラフィーも、特定のエスノグラファーが、特定の時期の、特定のフィールドで調査をし、特定の読者層に対して書いていったものです。そこには常に誤解、誇張、歪曲の可能性がつきまといます」。また、社会学者の佐藤(2006 p.174)は次のように言う。「対象者のスポークスマンによるものとも思えるような民族史を発表するフィールドワーカーもいます」。本稿は、対象者にとっての「正史」ではない。著者から見た「唯一の正しい」対象像を提示するものでもない。むしろ、対象を取り巻く文脈や解釈の多様性を示したい。 本稿では、2章で一見無関係な「初音ミク」と「宇宙開発」、3章でこの2つが結び付いて生まれたSOMESATをそれぞれ概説する。4章では、SOMESATを取り巻く社会状況を見ていくことで、「初音ミク」と「宇宙開発」を結び付けた条件を探る。5章では、SOMESATへの多様な解釈や参加をもたらす、草の根的文脈の多様性と多重性を見る。6章では、初音ミクが有する宇宙へ飛翔するキャラクター的身体について論じる。7章では、まとめと本稿が今後の草の根文化の研究とデザインに貢献する点について述べる。
著者
片岡 えり 天笠 俊之 北川 博之
雑誌
研究報告デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.2012-DD-87, no.2, pp.1-8, 2012-12-15

本論文では, EPUB に対する読書情報の管理を目的として, EPUBCFI を用いた読書情報管理システムを提案する. EPUBCFI とは, EPUB 出版物の任意のコンテンンツを参照するための標準であり, 1) CFI によってコンテンツ内の任意の点が唯一に識別される, 2) CFI 同士を比較することによって,コンテンツ内での順序を判別することができるといった特徴を持つ.本研究では, EPUBCFI を用いて, EPUB 出版物に関連するブックマークやアノテーションなどのメタデータを管理するとともに,それをシステムの利用者間で共有する機能を持った読書情報管理システムを構築する.これにより利用者は,出版物に付箋を貼ったり書き込みといった行為を電子書籍上でできるようになる.さらにそれらを多人数で共有したり、検索やマイニングを行うことにより,現在では不可能なリッチな読書体験の共有を実現することが期待される.このための EPUB での読書情報管理手法,さらにはソーシャルリーディングを行うための手法について議論する.
著者
日和佐 楓 嶋田 大作
出版者
日本森林学会
雑誌
日本森林学会大会発表データベース
巻号頁・発行日
vol.127, 2016

長距離自然歩道は、環境省が全国に設置している歩道で、九州自然歩道もその一つである。豊かな自然環境に触れることによって、自然保護意識を高めることを目的にしており、環境政策の基盤的手段と位置づけられる。しかし、これまでの研究では、長距離自然歩道の利用者の特性や環境保護意識の解明は、充分に行われていない。本研究では、この課題について、九州自然歩道における利用者アンケート調査を実施して、その解明に取り組む。調査方法は、ルート上の山頂や登山口の3ヶ所で、調査員が自記式質問紙を配布・回収する形で2015年秋に行った。特に、環境意識については、一般的な環境意識と自然歩道利用者のそれを比較するため、内閣府の世論調査と同じ内容とした。その結果、九州自然歩道の利用者は、森林への親しみや生物多様性への取り組みに関して、世論調査よりも環境意識が高い結果となった。また、これらの項目では、九州自然歩道の利用頻度が高い利用者ほど環境意識も高くなることが分かった。他方、自然環境との関係性が低い循環型社会の形成に関する質問では、自然歩道利用者の環境意識において、世論調査との差や利用頻度との関係はみられなかった。
著者
今西 一
出版者
小樽商科大学
雑誌
小樽商科大学人文研究 (ISSN:0482458X)
巻号頁・発行日
vol.115, pp.23-38, 2008-03
著者
大河内 佳浩 山中 明生
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.45-55, 2016-06-20 (Released:2016-06-17)
参考文献数
23

学期ごとに算出されるGPAを利用して退学者・休学者・留年者の分類を行い,入学直後のプレースメントテストや高校での履修状況・入学試験の結果を用いて分析を行った.その結果,数学プレースメントテストを利用することで,初年次に成績不振となる学生を50%程までに絞り込めることが判り,さらに初年次に退学者・休学者・留年者などの未進級となる学生の早期発見に利用できることも判った.一方,高校での履修状況や入学試験の結果と数学プレースメントテストとの間には明確な関係が見られず,それらを用いた初年次未進級学生の絞り込みも困難であることも判った.

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著者
泉廣次[ほか]編
出版者
医歯薬出版
巻号頁・発行日
1997
著者
竹内 朋香 犬上 牧 石原 金由 福田 一彦
出版者
日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.294-304, 2000-09
被引用文献数
1

不眠, 不充分な睡眠や付随する疲労は, 行動問題や情動障害に関連し, 二次的な学業問題, 集中力欠如, 成績悪化などに結びつく。そこで本研究では, 睡眠問題発現の予防学的側面をふまえ第1に, 睡眠習慣調査の因子分析により大学生の睡眠生活パタンを総合的に把握する尺度を構成した。第2に, 尺度得点のクラスター分析により睡眠習慣を分類し, 大学生の睡眠衛生上の潜在的問題点を検討した。因子分析により睡眠に関する3尺度-位相関連(朝型・夜型と規則・不規則関連9項目), 質関連(熟眠度関連6項目), 量関連(睡眠の長さと傾眠性関連6項目)-を抽出し, 通学など社会的要因との関連を示唆した。分類した6群のうち4群は, 睡眠不足, 睡眠状態誤認, 睡眠相後退など睡眠障害と共通点を示し, 時間的拘束の緩い大学生活から規則的な就業態勢への移行時に睡眠問題が生じる危険性を示唆した。また本研究のような調査票による, 医学的見地からみた健常範囲内での睡眠習慣類型化の可能性を示唆した。分類結果に性差を認め, 短時間睡眠で高傾眠群, 睡眠の質が悪いが朝型, 規則的で平均睡眠量の群で女子の, 夜型, 不規則, 睡眠過多な群, 夜型, 不規則で睡眠の質が悪い群では男子の割合が高かった。従来の知見をふまえ生物学的要因の関与を推測した。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1950年12月19日, 1950-12-19