著者
牛歩老人
出版者
日本刀剣保存会本部
雑誌
刀剣と歴史
巻号頁・発行日
no.642, pp.18-29, 2001-09
著者
中嶋 哲也
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学教育学部研究紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:03896684)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.77-92, 2014

本研究は、明治期に柔術が文化として再発見されていく過程について考察するものである。研究対象として、明治12(1879)年8月5日と25日に行われた2つの演武に注目した。この2つの演武には元米国大統領であったユリシーズ・グラントが鑑賞しにきていたためである。本論では、グラントが武術のどこに興味関心を抱いたのかを検討した。結果として、次の3つの知見が得られた。一つ目に、グラントは武術に関して伝統的側面に興味を持つような発言をしなかったことである。二つ目に、8月25日の演武は天覧であったが、当演武の直後、新聞等で武術の価値を見直すことが主張された。天覧演武は武術総体が伝統・文化として再発見されるきっかけの一つになったといえよう。三つ目に、8月5日の演武においてグラントはあらゆる武術のうち、特に柔術に興味を示していた。このことは、柔術が西洋の人々の目に興味深く映る、とその場に居合わせた日本人に印象付けたものと考えられる。
著者
牧野 淳司
出版者
明治大学図書館
雑誌
図書の譜:明治大学図書館紀要 (ISSN:1342808X)
巻号頁・発行日
no.25, pp.123-126, 2021-03-31
著者
西堀 すき江 友松 滋夫
出版者
東海学園大学
雑誌
紀要 (ISSN:02858428)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.17-25, 1987-07-20

市販缶詰17品種, 40銘柄について開缶後のスズ溶出量の変化を原子吸光分析法で測定し, 次のような結果が得られた。1.果物缶詰のpHは3.22(ミカン缶)〜3.82(モモ缶), 野菜缶詰は4.44(タケノコ缶)〜6.95(スィートコーン缶)であった。2.保存温度によるスズ溶出量の違いを果物缶で検討した結果, パインアップ缶では室温保存の方がやや溶出量が多くなったが, ミカン缶やモモ缶では顕著な差が認められなかった。3.ミカン缶, パインアップル缶において開缶後6時間まで急激なスズ溶出量の増加が認められた。24時間後には厚生省の許容基準の上限である150ppmに近すき, ミカン缶では1銘柄, パインアップル缶では2銘柄がユ50ppm以上であった。4その他の果物缶についてはミックスフルーツ缶のスズ溶出量が高くミカン缶, パインアップル缶と同様のスズ溶出量の変化を示した。モモ缶, サクランボ缶, ブドウ缶, ミツ豆缶からのスズ溶出量は2珪時問後も100ppm以下であった。5.各種野菜缶詰の中でギンナン缶の開缶直後のスズ溶出量は低かったが, その後急激なスズの溶出が生じ, 24時間後には260ppmを示した。アスパラガス缶は銘柄による差が大きかったが, 開缶後の変化は類似し, 24時間後もスズ溶出量の増加が認められなかった。
著者
畑 元 小池 英樹 佐藤 洋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.1152-1161, 2015-04-15

本研究では,ユーザに気づかれない視線誘導を目的とした手法の提案を行う.人の視覚の特性から画像の動的な解像度制御を提案する.具体的には,誘導したい領域を高解像度,それ以外の領域を人が気づかない範囲で低解像度にすることで,高解像度領域へと視線の誘導を行う.2つの被験者実験を通して提案手法がユーザに気づかれないで視線誘導を行える可能性が示唆された.This paper proposes a method for guiding viewers' attention without being recognized by viewers. By focusing on a characteristic of human visual system, we proposes a dynamic resolution control method. In brief, our method gradually decreases the resolution of the display to the threshold at which viewers are aware of the modulation of the display,while the resolution of the region where viewers' attention should be guided is remained as in high resolution. Two subjective experiments were conducted to show that have a possibility of viewers attention can be guided without being recognized by them.
著者
上野 益三
出版者
甲南女子大学
雑誌
甲南女子大学研究紀要 (ISSN:03864405)
巻号頁・発行日
no.5, pp.89-108, 1969-03
著者
森村 進
出版者
日本評論社
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.109, no.4, pp.p502-521, 1993-04

論文タイプ||論説
著者
佐藤 翔 吉田 光男 安蒜 孝政 逸村 裕
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.157-162, 2011-05-28
参考文献数
7
被引用文献数
1

本研究では情報探索行動の起点としてのWikipediaの有効性について検討することを目的に,日本語版Wikipediaの外部リンク約119万件について,URLの詳細やアクセス障害・リンク切れの状況について調査した.結果から,1)日本語版Wikipediaからのリンクの11%程度でアクセスに障害がある,2) edu,co.jp,go.jpドメインの外部リンクでアクセス障害が多い,3) 新聞社が運営するニュースサイトで特にアクセス障害が多いこと等を明らかにした.
著者
藤井 義博
出版者
藤女子大学
雑誌
藤女子大学QOL研究所紀要 (ISSN:18816274)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.13-26, 2014-03-31

西洋近代医学の草創期に活躍したドイツ人医師クリストフ・ヴィルヘルム・フーフェラント(1762-1836)は、「長生法」や「医学必携」を著し、その影響は広く、当時のみならず長く後世にも、医師のみならず一般人にも、西欧諸国のみならず日本にも、江戸の蘭学医から明治以降の医師・医学生にも及んだ。本研究は、フーフェラントが医学を統合する原理とし一般人の長生法を正す礎とした「生命ないしは生命力の原理」が、フーフェラントにおいて確立された内面主体である「正直で感性のある人間」と密接に関係していることを明確にする試みであった。「正直で感性のある人間」は、フーフェラントにおいて臨床実践と現象観察とが経験に転調する内面主体であり、フーフェラントが医師として医学を実践した主体であり、フーフェラントに長生法のアイディアを可能にした主体であり、長生法を通じてフーフェラントが一般人とくに若者に獲得させようとした人間のもうひとつの在り方としての内面主体であった。「正直で感性のある人間」は、新渡戸稲造における内的基準を持ったパーソン(人格)すなわちトワイス・ボーン・メンの誕生に伴う主体である。あるいはエマヌエル・レビナスにおける、全体性(totality)から分離され、孤独で利己的なそれゆえに幻想の世界に生き得る内的自己が、他者の顔との超越的な関係において、無限(infinity)の利他性へと深化し続けるようになる内面主体である。近代西洋医学における医師としての主体は万人に共有されている良識(lebonsens)を備えた主体であり、フーフェラントの「正直で感性のある人間」はその必要条件ではない。この良識を備えた主体者による実践が科学であるならば、医師に科学者と同じ良識の備えのみを要請する近代西洋医学は、医学の長い歴史における科学革命の成立を意味する。「正直で感性のある人間」は、良識を備えた主体者による科学や近代西洋医学の中にどのように再統合されるのかされないのか。身体運動習慣は、この両者の接点になり得ることをフーフェラントは示唆している。すなわち現代科学と現代医学とが健康長寿における有効性を実証している身体運動習慣は、フーフェラントの長生法では健康、修復の一貫性、身体の耐久において動物力が有効に行使される内容である。その内容を魂の喜びやユーモアなど人間の精神力が同時に行使されるものに転調するならば、良識を備えた主体者と「正直で感性のある人間」の活動の中庸が回復され得る。そのときこそ、動物力と精神力を行使する人間が、良識ある主体者かつ「正直で感性のある人間」として創造された目的を完全に遂行している状態ということができる。
著者
鈴木 誠 粟野 隆 井之川 若奈
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.339-350, 2005-03-30
参考文献数
31
被引用文献数
1

明治時代の代表的軍人・政治家である山縣有朋(1838〜1922)は築庭を趣味とした。近代日本庭園の形に強い影響を与えた庭園として無鄰庵が有名だが、この庭は山縣を施主として植治(七代目小川治兵衛)が作庭した。したがって、山縣は近代日本庭園のデザインに強い影響を与えた人物とされる。しかし、植治と無鄰庵庭園についての研究は数多いものの、山縣と庭園とに関する研究は少ない。そこで本研究は山縣有朋の庭園観について、植治と出会う以前に造営した椿山荘庭園を中心に分析考察し明らかにすることを目的とした。結果として、山縣の庭園デザインの根源に、彼の故郷萩の山川の風景-原風景があることが指摘できた。
著者
田淵 紀子
出版者
日本助産学会 = Japan Academy of Midwifery
雑誌
日本助産学会誌 (ISSN:09176357)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.32-44, 1999-01-20
被引用文献数
4 4

The present study is undertaken to investigate how mothers felt when they heard the cries of their babies (within one week and one month after birth) and what actions they took.The subjects of this study were 16 women who delivered normal neonates at a private clinic in Ishikawa Prefecture. How these mothers dealt with the cries of their babies was investigated by means of an interview, which was carried out in a semi-controlled method. The interviews were recorded on tape with each mother's consent. The interviews were performed twice (within one week and one month after birth). Qualitative analysis of the mothers' responses to their babies' cries yielded the following results.The responses of mothers to their babies' cries within one week after birth were found to contain the following six elements: emotional responses, cognitive responses, intellectual interpretation of the cries, concrete countermeasures, intuitive understanding of the cries, and evaluation of the baby's character and temperament.These emotional responses were affected by the mother's stability, the mother's awareness of her role as a mother, the babies' temperament reflected in their cries, and the time since the previous lactation.Mothers attempted to interpret the meaning of their babies' cries. This attempt involves two elements (time and features of the cry).This study revealed what mothers felt when hearing their baby's cries and what action they took to deal with their baby's cries at two points after delivery (within one week and one month after delivery). The findings of this study may be useful to nurses when supporting mothers in the care of babies within one week and one month after birth. 本研究の目的は, 出生後早期および生後1か月時点において, 児の泣き声を聞いたとき, 母親がどのように感じ, どのように考えて行動しているかという "児の泣き声に対する母親の反応" を明らかにすることである.石川県内の出産施設で出生した正常な新生児をもつ母親16名を調査対象とし, 児の泣き声に対する母親の受け止め方について, 半構成的に面接を行い質的に分析した.その結果, 新生児の泣き声に対する母親の反応には, 以下の6つのカテゴリーがあげられた.そのカテゴリーとは,【感情・情動反応】,【認知的反応】,【泣きの解釈】,【児の要求を満たすための行動】,【児の泣きに対する思い】,【児の性格・気質の感じ取り】であった.このうち,【感情・情動反応】には, 児の泣き声を聞いたときの『母親の気持ちの安定性』,『母親役割意識』,『泣きの特徴からみた児の気質』,『前回の授乳時間からの時間経過』が関与していた.また【泣きの解釈】には『時間経過』と『泣きの特徴』が関与していた.本研究の結果より, 出生後1か月ごろまでの児をもつ母親の心理的な状況と母親を支援する方向示唆された.
著者
富野 由悠季 富岡 修
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.8, no.23, pp.94-100, 2009-11-03

1941年神奈川県生まれ。64年日本大学芸術学部映画学科を卒業。故手塚治虫氏が創設したアニメ制作会社「虫プロダクション」に新卒入社。「鉄腕アトム」などの制作に携わる。数多くのテレビアニメの演出を経て、79年に「機動戦士ガンダム」の原作・総監督となり、その後のガンダムブームを生み出した。小説家としても活躍。──今年で30周年を迎える「機動戦士ガンダム」。