著者
謝 黎
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
vol.2009, pp.125-125, 2009

本発表は、多民族国家中国の博物館で展示されている民族衣装を取り上げ、「民族識別」と博物館とのかかわりや、「民族」に対する博物館の基本姿勢、また展示物としての衣装の意義や博物館の展示基準などについて考察するものである。
著者
木村 めぐみ
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌 (ISSN:13406531)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.45-53, 2008-08-01
被引用文献数
1

1982年に放送を開始したイギリス第四番目の地上波放送Channel 4は,組織設立当初から映画(テレビ映画,劇場公開用映画を含む)事業を主要な事業と位置づけ,1981年から現在に至るまで25年以上の間,年間数本の映画に出資などの方法で映画製作を行なっている。Channel 4による映画製作は,1970年代から1980年代にかけて疲弊していたイギリス映画産業だけでなく,英国国営放送(BBC)やインディペンデントテレビジョン(ITV)を含む放送産業に革命的な影響を与えた。長い低迷期間を経て1990年代にイギリス映画産業は再び活力を取り戻し,Channel4製作映画『トレインスポッティング』(1996)など,イギリス映画を代表する作品を多数生みだし,現往,放送産業はイギリス映画産業に欠かすことのできない重要な映画プロダクションとなっている。本稿はイギリス映画産業の歴史を製作本数の推移を中心に考察したうえで,Channel 4の独自の映画製作方法や1990年代の産業の再生の背景及びChannel 4の映画事業が映画産業に与えた影響,またその設立意義を追究する。
著者
中村 秀郷
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.75-88, 2019

<p>本研究の目的は,保護観察所の保護観察官がソーシャルワークで直面する困難性への対処プロセスの構造・展開を明らかにし,その実態を体系的に整理することである.保護観察官23名を対象として,インタビュー調査による半構造化面接を実施し,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて逐語データの分析を行った.分析結果から15個の対処プロセス概念が生成し,概念間の関係性から〈保護観察官としてのアイデンティティーの意識〉,〈対象者との関係構築の姿勢〉,〈組織ライン・ピアによるフォロー〉,〈他機関との関係構築の姿勢〉,〈保護司との協働態勢の姿勢〉,〈処遇の展望化〉の6つのカテゴリーに収斂された.本研究では保護観察所の保護観察官に共通する困難性への対処プロセスを明らかにし,刑務所出所者等の社会内処遇の実践現場で直面すると考えられる困難性への対処方法,さらには効果的な処遇や有効なアプローチについて示唆を与えた.</p>

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1920年01月23日, 1920-01-23

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1920年01月20日, 1920-01-20
著者
山田 大介 佐々木 剛
出版者
東京海洋大学水圏環境教育学研究室
雑誌
水圏環境教育研究誌 (ISSN:21882851)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.38-64, 2011-03-15

日本の水産教育は,水産の担い手を対象とした職業人教育を中心に行われ,水産業界の発展に寄与してきた。しかし,現在,水産物の価格や消費の低迷,魚食文化の衰退等水産に関わる諸問題が起きている。このままでは水産技術者と一般市民の水産に対する理解の隔たりが広がり,水産の未来が危惧される。そこで,水圏環境教育,中でも,一般市民の水産の理解を目的とした水産のリテラシー教育の推進が必要である。本研究では,多様な利点をもつ海藻(コンブ)に着目し,教材の開発及び学習会を行い,学習の記録を通して得られた学習意識や学びの広がりを明らかにし,本プログラム内で行った4 つの海藻教材のアクティビティがもたらす水圏環境教育の有効性について考察した。学習会は平成22 年7 月から9 月にかけて,計3 回実施した。具体的には,1 回目として平成22 年7 月23 日(以下,プログラム1)・24 日(以下,プログラム2)において,江東区深川スポーツセンターとの産学連携による小学校1 年生(28 名)を対象とした「深川っ子わくわく体験隊」の一環として学習会を実施した。さらに,2 回目として平成22 年8 月8 日,三陸鉄道㈱,さんりくESD 閉伊川大学校が主催した「三陸鉄道・特別列車で行くさかなクンと海の科学を学ぼう!!」内で,小学校1-6 年生24 名(19 組)を対象にプログラム1 及び2 を実施した。3 回目として平成22 年9 月12 日,岩手県宮古市が主催した「森・川・海体験交流事業『川の体験活動』」内で,小学校1-6 年生20 名を対象にプログラム1 及び2 を行った。各学習会に参加した児童の会話・映像データ及び児童が記入した学習の記録を基に考察を行った。これらにより,プログラム内のアクティビティは,諸感覚を使うことで自然事象に対する感性の醸成を促し,水産物としてのコンブの認識を強め,表現力の育成,環境教育で育成したい能力と態度の養成に効果があると考えられた。また,コンブを用いた生態系を学ぶための教材としての可能性が示唆された。しかし,各アクティビティの関連性に課題が残り,学習会後の児童の自発的な取り組みを促すプログラム作りが必要である。このような学習会が幅広く継続的に実施されることで,持続可能な海洋の利用につながることを期待する。
出版者
日経BP社
雑誌
日経automotive
巻号頁・発行日
no.72, pp.58-61, 2017-03

Porsche社パナメーラは日本市場で、ガソリン仕様の2.9LでV型6気筒ツインターボ、同4LでV型8気筒ツインターボ、同V型6気筒エンジンとモーターによるプラグインハイブリッド車(PHEV)を用意する(図1、2、表)。欧州では4LでV型8気筒ツインターボ・ディーゼルもある。…
著者
Keiko OTAKE Satoshi SHIMAI
出版者
Japanese Association for Behavioral and Cognitive Therapies( JABCT )
雑誌
行動療法研究 (ISSN:09106529)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.25-36, 2003-03-31 (Released:2019-04-06)

本研究の目的は、中学生を対象に喫煙獲得ステージに基づいた予防的介入研究、すなわち、中学生が喫煙行動を獲得する前に防止するための働きかけを行い、6か月後の追跡調査からその介入効果について検討することであった。対象者は、合計288名(男子131名、女子157名)の中学生であり、質問内容は、現在の喫煙ステージ、喫煙に関する知識とスキルであった。本喫煙防止教育プログラムでは、4つの喫煙獲得ステージ(喫煙無関心期、喫煙関心期、喫煙準備期、喫煙実行期)の特徴を生かして喫煙獲得ステージごとに行動目標を設定し、独自に開発したリーフレットと携帯用カードを用いて教育を行った。その際、対象者の知識を高めるだけではなく、ロールプレイを通して行動的、認知的スキルを高めることをめざした。介入から6か月後の追跡調査の結果から、ベースライン調査時期に比べて喫煙無関心期の人数が有意に増加し、一方、喫煙関心期と喫煙実行期の人数が減少していることが明らかにされた。また、喫煙に関する知識やスキル得点が介入後に増加していることが示された。これらの結果から、本研究で行った喫煙獲得行動におけるステージに基づいた介入研究は、中学生の喫煙行動の進行を防止する教育として非常に効果的であり、特に、喫煙関心期と喫煙実行期の行動変容が顕著にみとめられたと考えられた。
著者
横本 広章 加藤 孝男 清水 逸平 蓮池 健一 大朏 俊弥 宮野 真由子 斉藤 主税 石田 利博 板垣 広務 大野 秀樹
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.65-68, 2012
参考文献数
5
被引用文献数
1

地上デジタル放送用送信機で使用されている信号はOFDM信号であるため、PAPRが大きくバックオフを取る必要があり、送信機の電力効率は12.5%程度にとどまっていた。今回、ドハティ回路をPAの終段増幅回路に採用し、さらに、電力効率の高いGaN HEMTを用いることでPAの電力効率を30%以上に向上させた。また、ドハティ回路に最適な新たな歪補償技術を駆使した励振器を用いることで、性能を確保しつつ電力効率20%以上の地上デジタル放送用送信機を開発した。
著者
髙栁 ふくえ 福内 友子 山岡 法子 安田 誠 馬渡 健一 奥 直人 金子 希代子
出版者
一般社団法人 日本痛風・尿酸核酸学会
雑誌
痛風と尿酸・核酸 (ISSN:24350095)
巻号頁・発行日
vol.44, no.2, pp.177-185, 2020-12-20 (Released:2020-12-20)

本邦における「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版」では,患者が食事から摂取するプリン体摂取目標値が400mg/日以下とされている.著者らは,これまで,発酵食品に着目し,酒粕に魚を浸漬すると,魚のプリン体が減少することを報告した.本研究では異なる発酵食品で,和食の定番である西京味噌漬けを検討した.めかじきを同量の西京味噌に1日間と3日間浸漬した.食品中のプリン体は,当研究室で開発された高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いた2つの方法で測定した.方法1では,試料を酸加水分解し,プリン塩基にまで分解したものを測定し,総プリン体量を求めた.方法2では,酸加水分解は行わず,遊離プリン体を分子種別に一斉分析する方法を用いて測定した.方法1で測定した総プリン体の結果は,めかじき(1日)は149.7mg/100gで,プリン塩基別ではヒポキサンチン(HX)類の割合が最も多かった.めかじき(漬け3日)では,めかじき(3日)と比較してHXが有意に減少した.一方,西京味噌(1日)では,総プリン体量は40.9mg/100gで,西京味噌(漬け1日)のHXが有意に増加していた.方法2で測定した,めかじき(1日)および(3日)には,遊離プリン体として存在するイノシン酸(IMP),イノシン(Ino),HXが多く見られた.めかじき(漬け3日)のInoが減少し,西京味噌(漬け3日)のInoが増加した.さらに,西京味噌(1日)および(3日)と,西京味噌(漬け1日)および(漬け3日)を固液分離した結果,西京味噌(漬け1日)および西京味噌(漬け3日)の液体側にInoが存在していた.これらの結果より,西京漬けは,めかじきに多く含まれるHX類であるInoを減少させたこと,その多くが西京味噌の液体側に移行したことが示された.西京漬けは魚の調理法として,高尿酸血症・痛風患者の食事療法に提案したい献立の一つと考えた.
著者
千葉 麗子 三木谷 浩史
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
no.75, pp.199-201, 1998-07

【三木谷】興銀時代に,M&A(企業の合併・買収)セクションにいて,企業買収のアドバイザーをしていたんです。その時に,ソフトバンクの孫正義社長とか,ディレクTVの増田宗昭社長と一緒に仕事をする機会があって…。増田さんとは今でも,かなり親しいんですが,彼らに独立をそそのかされて,辞めちゃったんです(笑)。