2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1936年01月23日, 1936-01-23

2 0 0 0 OA 平気の平太郎

著者
岡本一平 著
出版者
采文閣
巻号頁・発行日
1931
著者
眞田 奈緒美 嶋田 理菜 岡田 裕莉恵 山口 茜 木村 奈緒 根本(山本) 晴子 清水 邦彦 清水 武彦
出版者
一般財団法人 日本小児歯科学会
雑誌
小児歯科学雑誌 (ISSN:05831199)
巻号頁・発行日
vol.56, no.4, pp.466-473, 2018

<p>横紋筋肉腫は,骨格筋へ分化する胎児性間葉系細胞を発生母地とする軟部悪性腫瘍であり,小児の軟部悪性腫瘍としては代表的な疾患の一つである。今回我々は,横紋筋肉腫の治療に伴い歯および骨の形成障害を生じた7歳0か月の女児の1例を経験したので報告する。患児は2歳6か月時に右眼窩原発胎児型横紋筋肉腫(StageⅠ)と診断され,急速な腫瘍増大のため腫瘍の8割を経結膜にて摘出し,2歳7か月から4歳6か月まで化学療法が施された。更に,2歳8か月から2歳9か月までの期間に右側眼窩から上顎洞にかけて総線量45Gyの放射線治療が施行された。</p><p></p><p>口腔内所見およびエックス線所見から,上顎右側部において矮小歯,歯胚の欠如,歯根形成不全,歯槽骨の形成不全が認められた。他部位においても歯胚の欠如やエナメル質石灰化不全を認めた。また,これらの症状に伴い,叢生および開咬を認めた。</p><p></p><p>本症例に認められた,多数歯にわたる著しい形成障害や顎骨の発育不全は,横紋筋肉腫の治療の為に施された放射線療法および化学療法により誘発された可能性が示唆された。</p>
著者
江口 匠
出版者
学習院大学人文科学研究所
雑誌
人文 (ISSN:18817920)
巻号頁・発行日
no.14, pp.59-77, 2015

接続助詞「て」には多くの用法が存在するが、その逆接を表す場合については十分な分析がなされていない。逆接用法の存在は指摘されているものの、例えば「文脈から判断される」程度の記述で、その構文的条件、意味的派生過程に関する考察はほとんどなされていない。そこで、本稿では「て」の〈逆接〉を統語規則・語彙的制約から3 分類し、構文的条件を明らかにすることを試みた。それに併行して、類義形式と捉えられ得る「が・けれど」「のに」と比較し、それらとの相違と「て」の〈逆接〉の独自性について考察した。〈逆接〉を表す「て」は以下の3 つに整理できる。①シテ節とその主節とで一つの慣用句的表現として成立する「X してX しない[ふり/顔]をする」構文で表され、X には「知る」「見る」「聞く」が用いられる。既に知覚した事態にもかかわらず知覚していないように装うことで、〈逆接〉として解釈されることから《偽装》型と名付ける。②「X していてY する」構文で表され、X に「知る」「わかる」、Y に動作動詞が用いられる。動作の対象にとって不都合だと承知の上で行動を起こすことで、〈逆接〉らしさが生まれることから《敢行》型と呼称する。③指示表現や数詞が共起し、「X してY しない」「X してY するのか」「X してY する[補文標識]Z である」(Zは評価を表す述語)の3 構文のいずれかで表される。一般論と現実の状態・属性とが相反することで〈逆接〉と捉えられ、その有り様に対して話者が意外・不満の感情を抱くことから《意外性》型と呼ぶ。以上3 つとも、構文的・意味的に一定の型があることがわかった。The conjunction "te" has many usages. It is said that contradictory conjunction "te" is decided from the context, however its syntactic and semantic feature don't become apparently.Therefore, I classified the contradictory conjunction "te" into three types from vocabulary terms and syntactic rules. Besides, through comparisons of synonyms with "te" as contradictory conjunction, "ga" and "noni", I emphasize the characteristic of it.The first type involves, «pretending». It is represented by the following sentence structure:"XshiteXshinaihuriwosuru". Verbs such as "miru", "kiku", or "shiru" are placed where there is an X. From that we pretend to not recognize a situation, though we were recognized, I named it «pretending». The second type involves an, «intentionally act». It is represented by sentence structure: "XshiteiteYsuru". Verbs such as "siru" or "wakaru" is placed where there is an X,and a different verb is placed where there is a Y. From that we take action on the agreement that it is inconvenient for an object of an agent. I called it «intentionally act». The third type involves a, «comparing». It is that demonstrative or numeral co-occur contradictory conjunction "te", and it is represented by sentence structure: either "XshiteYshinai", "XshiteYsurunoka" or"XshiteYsuru [toha, nante or noha] Zdearu". From that a reality contradict a condition is generally supposed, I named it «dissatisfied». Finally, this paper introduced that "te" as contradictory conjunction has three types which is syntactically and semantically different.
著者
高田 兼太
出版者
伊丹市昆虫館
雑誌
伊丹市昆虫館研究報告 (ISSN:21877076)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.19-22, 2014-03-31 (Released:2019-11-11)

[Original Subtitle] note on the attitude of females toward males who are interested in insect collecting as a hobby in Japan (re-analysis of the data on a result of questionnaire published in a report of a woman’s portal site entitled “My navi woman”, from the aspect of cultural entomology)
著者
柴田 武男
雑誌
聖学院大学論叢 = The Journal of Seigakuin University
巻号頁・発行日
vol.30, no.2, pp.77-89, 2018-02

前橋市と野洲市は徴税手法で対照的である。前者は「滞納は絶対に許さない」,後者は「ようこそ滞納いただきました」という手法である。両方の手法とも市税の高い収納率を達成できるが,徴税費用を比較すると後者が低廉と見なせる。また,地方自治法の「住民の福祉の増進を図る」視点からしても,後者が望ましい。市税徴収は住民福祉の手段であり,目的ではないこと,徴税の強制力行使は慎重にという国税徴収法の精神を思い起こすことが必要である。
著者
西岡 和恵 高旗 博昭 冨永 和行 佐々木 和実
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.118, no.10, pp.1967-1976, 2008-09-20 (Released:2014-12-03)

塩化ビニル手袋によるアレルギー性接触皮膚炎の4例を経験し,手袋の成分別パッチテストにより原因となった成分を明らかにすることができたので報告する.症例は55歳,農業,54歳,農業兼清掃業,57歳,給食業務,52歳,ゴルフ場勤務(後に清掃業)の女性4例で,いずれも職業性に発症していた.皮疹は手部から前腕の湿疹性病変で,うち3例は接触皮膚炎症候群となっていた.4例とも仕事で使用していた塩化ビニル手袋にパッチテスト陽性であり,1例で行った本人使用手袋抽出成分のパッチテストでも陽性を示した.塩化ビニル手袋の成分別パッチテストでは,2例が可塑剤のアジピン酸ポリエステルに陽性,4例が安定剤であるDi-n-octyltin-bis-(2-ethylhexyl) maleateに陽性であった.なお,4例ともMono (2-ethylhexyl) maleateに強陽性を示し,Di-n-octyltin-oxideには陰性であったことから,Di-n-octyltin-bis-(2-ethylhexyl) maleateの2-Ethylhexylmaleate部が抗原決定基と考えられた.

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1921年10月11日, 1921-10-11
著者
上田 至宏
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, 2005-09-01

東洋医学では、自然治癒力という言葉がよく使われますが、その目指す健康体とはどのように決定されているのでしょうか。また疲れたときある"つぼ"とよばれるところを押しますと飛び上がるほど痛いことがあります。"つぼ・ひびき""気がながれる"という言葉もよく耳にします。このような現象を、現在の医学でどこまで説明できるかを演者らが行った実験例を示しながら解説ます。そしてこれからの医療に必要なものを考えていただきたいと思います。
著者
水崎 博明
出版者
福岡大学
雑誌
福岡大學人文論叢 (ISSN:02852764)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.1191-1257, 2008-03
著者
外山 美樹
出版者
一般社団法人 日本教育心理学会
雑誌
教育心理学研究 (ISSN:00215015)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.1-12, 2015 (Released:2015-08-22)
参考文献数
34
被引用文献数
4 4

本研究の目的は, 熟考を“結果に対する熟考”と“計画に対する熟考”に分けて測定できる認知的方略尺度を新たに作成し, その信頼性と妥当性を検証することであった。研究1より, “失敗に対する予期・熟考”, “成功に対する熟考”, “計画に対する熟考”ならびに“過去のパフォーマンスの認知”の4つを下位尺度とする認知的方略尺度20項目が作成された。また, 研究2より, 認知的方略尺度の信頼性(内的一貫性と時間的安定性)と一部の妥当性が確認された。研究3より, 認知的方略尺度の下位尺度の組み合わせによって, 4つ(防衛的悲観主義群, 楽観主義群, 悲観主義群, メタ認知低群)の異なった認知的方略パターンが確認された。4つの群の存在ならびに各群における特徴は, 先行研究とほぼ同様であり, 本尺度を用いて4つの異なった認知的方略パターンを抽出することが可能になったと言える。
著者
廣岡 秀一 横矢 規
出版者
三重大学教育学部
雑誌
三重大学教育学部研究紀要 教育科学 (ISSN:0389925X)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.131-144, 2003

対人コミュニケーションにおける予言の自己実現とは、出会った時の初期印象から他者に好意や嫌悪を抱き、その他者に対する好意や嫌悪に符号した無意図的なコミュニケーションを行い、さらに他者はそれに相応したコミュニケーションを行う結果、その他者が当初抱いた印象通りの人物だと確証することであり、コミュニケーションの当事者がこの因果プロセスに気づいていないことにその特色がある。本研究の目的は、2つの実験によってこの対人コミュニケーションにおける予言の自己実現プロセスが再現出来るかを確認するとともに、非言語的コミュニケーションチャンネルとしての微笑がどのように2者間に作用し、自らが他者に対して抱く好意にどのような影響を反ぼすのかを検討するものである。実験Iでは2者の初対面場面を設定し、実験協力者である面接者が意図的に微笑を発し、被験者が面接者に対して抱いた印象や好意を評定させた。また、その時の被験者のコミュニケーション行動(以下CB)をVTRで記録した。実験IIでは、実験Iで記録された被験者のCBを実験Iとは別の被験者に提示し、その人物に対する印象や好意、CBの認知を評定させた。その結果、以下のようなことが確認された。微笑は他者からよりポジティブな印象や好意を抱かれる。微笑みかけられた者は微笑みかけられなかった者よりも多くの微笑やCBを行っていたと認知され、よりポジティブな印象や好意を抱かれた。以上の結果とパス解析から得られた結果より、対人コミュニケーションにおける予言の自己実現では、無意図的に発した微笑によって自らの印象や好意をよくするだけでなく、自らがもつ相手に対しての印象や好意にまで影響を及ぼしていることが確認された。論文
著者
古森厚孝 編
巻号頁・発行日
vol.[6], 1837
著者
松田 京三
出版者
京都大学哲学論叢刊行会
雑誌
哲学論叢 (ISSN:0914143X)
巻号頁・発行日
no.10, pp.29-38, 1983-09-10

In dieser Abhandlung habe ich den Versuch vor, die Negation des leeren Raums bei Kant mit der Ablehnung des Äthers durch die spezielle Relativitätstheorie Einsteins zu vergleichen, und dadurch den Charakter der Raumthorie Kants klar zu machen. Hier stelle ich diese Betrachtung nach Kants Werken, Kritik der reinen Vernunft, Metaphysische Anfangsgründe der Naturwissenschaft, Opus postumum, an. Wenn Kant den leeren Raum kritisch betrachtet, negiert er ihn nicht logisch, sondern physisch. Und zwar verneint er ihn, indem er kein Gegenstand der Erfahrung ist. Dabei spielt der Ather eine wichtige Rolle. Nun lehnte Einstein aber den Ather durch seine spezielle Relativitätstheorie ab, welches aber Kant selbstverständlich hatte nicht wissen können. Nach dem Ergebnis des Experiments von Michelson - Morley und dem Prinzip der Konstanz der Lichtausbreitung hat Einstein die Vorstellung des Athers ausgeschaltet, und damit hat er dem leeren Raume die physikalische Eigenschaft gegeben. Ob der Raum gleich mit der Materie (Ather) nicht erfüllt ist, so hat er die materielle Eigenschaft, z. B. die Fortpflanzung der elektromagnetischen Welle. Zwar wird der geometorische Raum als Form angesehen, aber der physikalische Raum enthält mehr als bloße Form. Wenn Kant in Kritik der reinen Vernunft den Raum als Form betrachtet, erwähnet er des physikalischen Raums noch nicht deutlich. Aber wenn sich es um den physikalischen Raum in Metaphysische Anfangsgrüde der Naturwissenschaft und Opus postumum handelt, betrachtet er den Raum noch als Form. Hier finden deutlich wir den Formalismus in Bezug auf den Raum bei Kant. Und zugleich mag daraus der Zweifel an diesem Formalismus und also der transzendentalen Idealität des Raums entstehen.