出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.861, pp.47-50, 1996-10-14

創業者塚本幸一会長の「ツルの一声」で低価格路線を否定。直系工場の技術力・生産力が記録的ヒットを支えた。課題は若年層顧客の取り込み。2代目社長の独自性が見えない。春夏商戦を終えた8月,ワコールの基幹商品「グッドアップブラ」の累計販売枚数が940万枚を超えた。今年度中に1000万枚を超えるのは確実だ。
著者
小林 享夫 高橋 幸吉
出版者
日本植物病理学会
雑誌
日本植物病理學會報 (ISSN:00319473)
巻号頁・発行日
vol.67, no.2, 2001-08-25
被引用文献数
1
著者
小林 享夫 高橋 幸吉
出版者
樹木医学会
雑誌
樹木医学研究 (ISSN:13440268)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.13-20, 2002-03-31
参考文献数
20

関東地方の茨城・埼玉・千葉の各県において1997年以降ナツツバキに未記録の斑点性病害の発生が見られ、特に2000年にはヒメシャラも含めて激しい発生と落葉被害が起こった。病斑は褐色小円斑から拡大し、周囲は紅色に呈色し、間もなく落葉する。病斑裏面が白色微粉状の分生子柄と分生子塊に覆われる。菌叢磨砕液または分生子浮遊液の噴霧によりナツツバキ、ヒメシャラとも無傷葉に多数の病斑を形成、分生子の形成と落葉が起きた。Stewartia属では未記録の病気であり、病徴から紅斑病と命名した。病原菌は新種と思われ、 Ramularia属の概念に定説はないが、とりあえずRamulana sp.として、解明を待って記載したい。
著者
郭 陽
出版者
一般社団法人中国研究所
雑誌
中国研究月報 (ISSN:09104348)
巻号頁・発行日
vol.68, no.9, pp.1-13, 2014-09-25

『華夷変態』は,17世紀半ばから18世紀初頭にかけて長崎より江戸幕府に進呈された唐船風説書などを収載する海外情報集である。1906(明治39)年,反満革命思想の影響を受けた留日中国人士が,同書から明末清初における反清勢力の活動に関する史料を選録し,漢文本の『華夷変態』を東京で印行した。従来の研究では,この漢文本の書誌的な情報の言及に止まり,その出版経緯や内容構成について具体的に考察したものはなかった。そこで本稿では,江戸・明治期の日本における『華夷変態』の流布と影響を概観し,清末の留日中国学生の反満革命宣伝の一環としての,漢文本『華夷変態』の成立及びその歴史意義について検討する。
著者
林 桃子 張 冠文 茂登山 清文
出版者
日本図学会
雑誌
図学研究 (ISSN:03875512)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.13-21, 2015

イメージを言語を通して理解するのではなく,イメージを直接見ることによって受け止め,解釈すること(イメージリテラシー)が重要だと考えている.本稿では,イメージを理解するためのより効果的な方法への手がかりとして,人が写真を見る際の注視行動の特性を分析することを目的とする.写真の被写界深度と注視行動の関係についての実験と,注視率,注視範囲などから注視行動の特性を測るための実験を実施した.分析では,注視点のクラスタ間の距離,クラスタの範囲,タイムスパン,クラスタ数を特徴ベクトルとし,k-means++法を用いてクラスタ分けを行った.結果として,注視行動の特性に共通性を見いだすことができた.
著者
小谷 活太 吉高 淳夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.39, no.11, pp.29-32, 2015-03-03

良い写真を撮るためには主題を明確にすることが重要である.被写体の配置を考慮する構図と,被写体を際立たせる被写界深度には主題を明確にする効果がある.本稿では構図と被写界深度に基づく撮影支援手法を提案する.事前調査より,写真撮影のプロフェッショナルは人物写真において,構図の種類により被写界深度を変えることがわかった.そこで提案手法では構図と被写界深度の関係に着日し,構図に対して適切な絞り操作を撮影者に提示することで主題を明確にするための撮影支援を行った.評価実験の結果,撮影支援を行わなかった場合,写真撮影のプロフェッショナルの傾向とは異なる撮影結果となった.撮影支援を行った場合,写真撮影のプロフェッショナルの傾向に従った主題の明確な写真を撮影することができた.
著者
厚海 徹 力丸 米雄 鈴木 順造
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.73-76, 2008-01-20
参考文献数
9
被引用文献数
1 3

掌蹠膿疱症に対して排膿散及湯を投与したが治癒せず,麻黄附子細辛湯を合方することにより次第に治癒に向かった一例を経験した。症例は64歳女性。2000年5月頃から両側掌蹠に約2mm大の多発性の膿疱が生じ,陳旧化すると皮膚が剥けて一時治るという状態がほぼ2週間周期でみられた。皮膚所見より,掌蹠膿疱症と診断し,排膿散及湯の投与により,新たな膿疱が生じる間隔は延長したが,治癒しなかった。しかし,麻黄附子細辛湯を合方したところ4週間後にはほぼ膿疱は消失した。本疾患に対する附子剤奏効例の報告は稀であり,興味深い症例と思われ報告した。
著者
大木 裕子 Yuko OKI 京都産業大学経営学部
出版者
京都産業大学総合学術研究所
雑誌
京都産業大学総合学術研究所所報 (ISSN:13488465)
巻号頁・発行日
no.9, pp.119-142, 2014-07

はじめに1.バレエ・リュスの活動 第1期「エキゾティシズムとプリミティヴィズムの時代」(1909-1914年)2.バレエ・リュスの活動 第2期「モダニズムとの結合の時代」(1915-1920年)3.バレエ・リュスの活動 第3期「アヴァンギャルドの実験と狂騒の時代」(1921-1929年)おわりに資料 バレエ・リュス初演年表
著者
古市 真智子
出版者
The Japan Association of Sandplay Therapy
雑誌
箱庭療法学研究 (ISSN:09163662)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.63-74, 2013

本稿で検討するのは,発達障害をもつ男児との箱庭療法過程である。Clは運動と社会性の発達に障害がある小学4年生の男児であり,暴言や集団行動ができない等の主訴で来談したが,箱庭づくりを始めたころから,これらの問題は改善へと向かった。Clの制作した箱庭の内容と構造には,混沌とした世界が「同質-異質」「普通-変な」等の相対性を軸に整理され,まとまりのある世界へと変化していく過程がみられた。これは,これまでClが世界を理解してきた過程を確かめながら歩み直していたようであった。また,この過程においてClは,Thとの「情動調律」や「共同注意」といった原初的な母子関係を体験したと考えられた。
著者
末吉 昌宏
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.66, no.3, pp.91-120, 2015
被引用文献数
7

Myiasis in Japan was reviewed based on the case reports published until 2014. A total of 209 cases of facultative myiases were reported and these involved more than 32 species from 11 dipteran families. Boettcherisca peregrina, Lucilia sericata, and Parasarcophaga similis were responsible for 74 of all the cases. Four foreign dipteran species were involved in 50 cases of obligatory myiasis. Dermatobia hominis imported from Central and South America dominated with 41 of these cases. Four cases of wound myiases were caused by L. sericata and L. ampullacea, and one case of ophthalmomyiasis by B. peregrina was acquired in forests or similar environments. Among the flies known as forest-dwelling species, L. ampullacea, Chrysomya pinguis, and B. septentrionalis are found to be dominant in forests. It is recommended that people visiting forests stay together and avoid exposing their skin to prevent infections from myiasis-producing flies. For development of control measures to reduce infections, it is essential to accumulate knowledge on the abundance of myiasis-producing flies in different forest environments and on smaller islands, and to collect case reports of human myiasis with reliable identifications of the fly species involved.
著者
掛井 秀一
出版者
神戸大学
巻号頁・発行日
2007

授与名簿のタイトル: 情報通信技術を利用したアダプティブ避難誘導システムの構築に関する研究