著者
余 六一 任 萍
出版者
神戸女学院大学
雑誌
論集 (ISSN:03891658)
巻号頁・発行日
vol.55, no.1, pp.41-47, 2008-06

絶海中津是日本〓〓宗禅僧,也是日本中世禅林的代表人物,〓同門〓堂周信同被称〓"五山文学双壁"。其詩文造詣高深,作品《蕉堅集》被視〓日本五山文学的瑰宝。他33〓入明留学,在明滞留〓間〓〓10年,其留学〓〓不〓使其詩文造詣大〓提高,而且思想上也深受中国禅林〓〓的影〓。其詩文集《蕉堅稿》就集中体現了其〓儒一致思想及其〓道家思想的受容。前者可从其多次提及宋代倡〓〓儒一致的代表人物契嵩及其《〓教編》,并多次借用〓代僧,儒交好的典故〓抒胸臆等得以看出,后者則在其詩中多〓表〓了隠逸出世思想和逍遥游世的〓度中得以体現。通〓〓《蕉堅集》的考察和研究,我〓不〓窺出絶海中津在思想〓面上有着〓同〓期日本禅林僧侶不同的特点,尤其〓得〓注。
著者
小早川 健
出版者
神戸市立工業高等専門学校
雑誌
研究紀要 (ISSN:09101160)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.97-102, 1996-02-29

'Michiyukiburi' was written by Imagawa Ryoshun, as an account of his trip from Kyoto to Shimonoseki through Sanyodo by a land route in the 4th year of Oan, 1371. 'Kyushu-michi-no-ki' was written by Hosakawa Yusai when he went to Kyusyu from Tango and then returned to Osaka through Setonaikai for the conquest of Shimazu in the 15th year of Tensho, 1587. This work seeks to show how 'Hachimangudokun' that included the story of the conquest of Sankan (ancient three Korean countries) by the Empress Jingu influenced both of the works mentioned above.
著者
片平 理子 別府 道子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.371-375, 1991-04-15 (Released:2010-03-10)
参考文献数
11
被引用文献数
1

トイレに関する意識調査を行った後, 公共トイレの洋式便座の一般生菌数を測定し, 分離菌を同定した.また, 市販便座クリーナー, カバーの効果を調べたところ, 以下の結果を得た.(1) 公共トイレの洋式便座には多くの人が「汚い, 不衛生」というイメージを抱いており, とくに何もせずに直接腰掛けて使用する人は10%弱であった.(2) 便座50cm2あたりの一般生菌数は4~1,400で, 場所によりばらつきがあったが, 夏期は冬期に比べ多い傾向を示した.(3) 大腸菌群が検出された頻度は検査した便座の10~60%で, 夏期のほうが高かったが, 検出された菌数は, 一般生菌数に比べると著しく少なかった.(4) 便座から分離された菌は, Aerecoccus, Microceccess, Staphylocoms, Bacillusが多く, 皮膚由来ではないかと推測された.以上 (2) ~ (4) の結果より, 便座からの感染の危険性は低いと予想された.(5) 市販便座クリーナー, カバーの使用による皮膚接触面の細菌汚染防止効果が認められた.
著者
山崎 元泰
出版者
尚美学園大学
雑誌
尚美学園大学総合政策論集 (ISSN:13497049)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.123-143, 2016-06-30

ジュリアン・コーベットは主に20世紀初頭に活躍した英国を代表する海軍史家であり、かつ海洋戦略思想家である。彼はもともと法律家出身で軍務経験がなく、歴史や戦略に関する専門教育も受けていなかった。しかしながらコーベットは海軍問題に関する専門家として高く評価され、学術上の著作を数多く生み出すばかりでなく、海軍教育の分野でも多大な貢献をした。さらに彼は海軍省の実質的な顧問のような役割を果たし、晩年には日露戦争と第一次世界大戦における海戦を扱った公式戦史まで執筆している。このように生前は研究者として非常に大きな成功を収めていたコーベットであるが、死後、彼の存在は研究成果とともに急速に忘れ去られてしまう。第二次世界大戦後になって海外では次第に、コーベットの海洋戦略に対する再評価が進むようにはなったが、依然として十分ではない。同様に日本国内でも、近年コーベットが少しずつ取り上げられるようにはなっているものの、海軍戦略の権威はあくまで米国のマハンである。コーベットに関する言及が、ほとんどない戦略概説書もいまだ珍しくはない。本稿はコーベットの生涯と業績を概観することで、彼の海洋戦略思想に対する理解を促進し、わが国におけるコーベット研究のさらなる発展へとつなげていくことを意図したものである。
著者
吉城 秀治 辰巳 浩 堤 香代子
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.753-760, 2015-10-25 (Released:2015-11-05)
参考文献数
7

我が国における路線バスは、はじめて利用する路線やそもそも普段からバスの利用に慣れていない方にとってはしばしば使いにくい公共交通機関となってしまっている。その原因の一つとして、バスの乗り方にはローカル性が存在することが考えられる。さらに、バスの利用に関する基本的な情報をはじめこの多様化した乗り方については必ずしも十分に案内されているとは言い難い状況にあるなど、公共交通機関として、誰にでも利用しやすくわかりやすいバス利用環境の創出が求められている。そこで本研究では、全国のバス事業者を対象にアンケート調査を実施することで全国のバスの乗り方の状況について把握し、さらに路線バスの乗り方並びに案内内容と地域性の関係を明らかにした。
著者
中尾 哲也 辻田 純三 山下 陽一郎 増田 研一 金井 成行 平川 和文
出版者
日本生理人類学会
雑誌
日本生理人類学会誌 (ISSN:13423215)
巻号頁・発行日
vol.20, no.3, pp.135-145, 2015-08-25 (Released:2017-07-28)

The purpose of this study was to investigate the relationship between lower trunk muscular contraction and variety of joint movement on 10 healthy males (20.9 ± 1.6 ages). As a result, with abdominal cave-in compared to abdominal bracing, we found active range of motion and isometric muscular strength in shoulder flexion, shoulder external rotation, hip flexion, hip extension, trunk rotation and trunk extension were increased. Also, the activation of transversus abdominis / obliquus internus on external rotation of shoulder, and the activation of gluteus maximus on trunk extension were increased significantly. The lumbar lordorsis angle and the abdomen length were decreased significantly with abdominal cave-in compared to abdominal bracing.
著者
宮島 健 山口 裕幸
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.62-72, 2018 (Released:2018-07-31)
参考文献数
39
被引用文献数
1 1

集団や社会において,集団成員の多くが受け入れていない不支持規範が維持・再生産される心理的メカニズムとして,多元的無知のプロセスによるはたらきが示唆されている。その集団内過程において,偽りの実効化は不支持規範の安定的再生産へと導く社会的機能を有することが示唆されている。しかしながら,偽りの実効化を引き起こす心理的メカニズムは明らかにされていない。本研究では,日本における男性の育児休業を題材として,他者に対する印象管理動機が偽りの実効化を誘発するという仮説について検証した。本研究の結果,多元的無知状態の人々では印象管理動機が喚起され,その結果として,逸脱者に対する規範の強要(i.e., 実効化)が誘発されることが明らかとなった。これは,多元的無知状況下において,他者信念を誤って推測した人々による逸脱者への規範の強要は,不支持規範を維持・再生産させようと意図しているのではなく,自己呈示的な動機に基づいて行動しているに過ぎないという印象管理戦略仮説の妥当性を示している。
著者
名波 弘彰
出版者
筑波大学
雑誌
文藝言語研究. 文藝篇 (ISSN:03877523)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.208-150, 2001

平家一門の重衡という人物にとって、武将としての終焉は、元暦二(?)年(一一八五)二月七日の一の谷の合戦で、武運尽きて源氏軍の生け捕りとなった瞬間であった。(1)時に重衡は二八歳であった。しかし運命の残酷さ ...

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著者
米田祐太郎 著
出版者
教材社
巻号頁・発行日
vol.南支那篇, 1941