著者
中村 宣一朗
出版者
大阪大学大学院経済学研究科
雑誌
大阪大学経済学 (ISSN:04734548)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.p19-29, 1983-09
著者
中村 宣一朗
出版者
甲南大学経営学会
雑誌
甲南経営研究 (ISSN:04524152)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.287-304, 1966-01
著者
中村 宣一朗
出版者
大阪大学
雑誌
大阪大学経済学 (ISSN:04734548)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.p331-338, 1990-09
著者
中村 宣一朗 ナカムラ ノブイチロウ Nobuichiro NAKAMURA
雑誌
経営情報研究 : 摂南大学経営情報学部論集
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.17-30, 1999-02

投下資金の回収剰余としての利益の計算を課題とする現行会計の計算構造とそのもとで適用される基本的処理方法やそれから産みだされる財務諸表について,事業用の実物資産への投資をもとに営まれる中核的な営業活動と並んで近年重要性を増しつつある金融資産への投資という事実にも注目し,それらの特質を解明することにより,現行会計の基本構造について体系的で一貫した理解をえるのが本稿の狙いである.
著者
中村 宣一朗
出版者
甲南大学経営学会
雑誌
甲南経営研究 (ISSN:04524152)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.p1-21, 1981-12
著者
梅野 貴裕 細川 忍 森田 絢子 中村 尚季 塩尻 正明 佐久川 亮 小倉 里奈 林 栄子 斎藤 利江子 増田 雅史 林 敦志 高橋 友香 田村 麻衣子 別所 昭宏
出版者
岡山赤十字病院
雑誌
岡山赤十字病院医学雑誌 (ISSN:09158073)
巻号頁・発行日
no.30, pp.14-19, 2019-11

肺クリプトコッカス症は髄膜炎発症例では重症化の恐れもあり,早期診断・治療が重要である.本疾患における早期診断や診断精度の向上に対する気管支鏡検査時のrapid on-site evaluation(ROSE)の有用性について後方視的に検討を行った.2015年4 月から2019年6 月の間に当院において,気管支鏡検査時にROSE を併用して診断した肺クリプトコッカス症の 8 例を対象とし,臨床像や臨床経過とともに気管支鏡検査時のROSE 結果と病理学的・真菌学的所見との比較を検討した.ROSE の所見は8 例全ての症例で莢膜を有する菌体と多核巨細胞を確認できており,組織診の所見と一致していた.1 例を除く7 例で培養陽性であった.また,基礎疾患を有する症例では気管支鏡検査後1 ~14日(中央値3 日)で治療導入を行っていた.本疾患において,ROSE の併用は診断精度の向上のみならず,早期の診断や治療に対しても有用である可能性が示唆された.
著者
今井 明 鈴木 ひろみ 渡辺 晃紀 梅山 典子 塚田 三夫 中村 勤 松崎 圭一 加藤 開一郎 冨保 和宏
出版者
一般社団法人 日本脳卒中学会
雑誌
脳卒中 (ISSN:09120726)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.572-578, 2010-11-26 (Released:2010-12-03)
参考文献数
10
被引用文献数
2 2

脳卒中の自然経過を検討する目的で,生命予後と死因について調査し,AHAによる報告と比較した.対象は1998年4月から1999年3月に脳卒中を発症し,栃木県内で登録された5,081人である.発症から5年9カ月までの死亡の有無と,死因簡単分類で死因を調査した.生存率はKaplan-Meier法で算出した.脳卒中全体の5年生存率は62.3%であり,病型別の5年生存率は,くも膜下出血54.9%,脳出血57.9%,脳梗塞62.8%であった.死因の観察では,すべての病型で1位を脳卒中,2位を循環器系の疾患が占め,3位はくも膜下出血と脳出血では悪性新生物,脳梗塞では呼吸器系の疾患が占めた.くも膜下出血と脳出血では原疾患による急性期死亡が多く,75歳以上の脳梗塞では肺炎による死亡が多かった.AHAの報告によると,脳卒中の5年以内の致死率は男性47%,女性51%であり,栃木県の致死率は男性38.5%,女性36.7%とアメリカの報告より低かった.脳卒中の生命予後の改善には,急性期治療の充実と慢性期脳梗塞の肺炎に対する対策が重要と考える.
著者
仲秋 秀太郎 吉田 伸一 古川 壽亮 中西 雅夫 濱中 淑彦 中村 光
出版者
日本失語症学会 (現 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会)
雑誌
失語症研究 (ISSN:02859513)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.293-303, 1998 (Released:2006-04-26)
参考文献数
25
被引用文献数
1

軽度の Alzheimer型痴呆 (DAT) 9名と中等度の DAT 9名を対象に遠隔記憶の検査成績を検討した。自伝的記憶の検査 (autobiographical incidents memory, personal semantic memory) は Kopelman ら (1989) の検査課題を一部修正して用いた。また,社会的な出来事の検査として Kapur ら (1989) の考案した Dead/Alive test を本邦でも使用可能となるように修正し用いた。その結果,自伝的記憶の検査および Dead/Alive test の検査の双方とも,近い過去に比較して遠い過去に関する記憶の検査成績が良好であるような時間的な勾配が DAT の2群に認められた。一方,自伝的な記憶の検査においては軽度と中等度の DAT の検査成績に乖離が認められたが,Dead/Alive test においては DAT の2群の成績に乖離を認めなかった。この結果には,自伝的記憶と Dead/Alive test の解答方法の相違 (再生と再認) が関与しているだけではなく,複雑な階層構造を持つ自伝的記憶が軽度のDATに比較して中等度の DAT においてより障害されやすいことも関連すると考えられた。
著者
濱田 康行 中村 宙正
出版者
(社)日本証券アナリスト協会
雑誌
証券アナリストジャーナル (ISSN:02877929)
巻号頁・発行日
vol.43, no.11, pp.129-140, 2005-11

地方経済の苦境が続いている中で、わが国の地方証券取引所の現状と問題点について考察する。通信技術の飛躍的発達もあって証券取引所の東京一極集中が進んでおり、各地方証券取引所は市場間競争にさらされている。大阪、福岡、名古屋、札幌の順に、ジュニアマーケットの活性化策などを中心に見てみる。最後に、大きな意味での金融構造の変化の中で、理論的に見て地方証券取引所の存在意義が見いだせるかどうかを検討する。
著者
中村 友香
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.83, no.4, pp.515-535, 2019 (Released:2019-05-12)
参考文献数
36

近代医療は地理や経済、政治や文化など様々な地域的状況に結び付いて展開する。ネパールにおける近代医療は、1990年代後半以降、短期間に急速に展開してきた。近代医療は当該地域で暮らす人々にとって欠かせないものになりつつあるが、具体的にどのような地域的特徴を持ちながら展開しているのかについてはこれまでほとんど論じられていない。本稿では、ネパールの近代医療の臨床の場の状況を、病いの語りと南アジアのパーソンをめぐる議論を鍵に明らかにしようと試みる。 これまでの病いの語り研究は、社会装置・権力装置としての近代医療を反省する形で発展してきた。ここでは、個別具体的経験をめぐる個人の語りが重視された。南アジアのパーソンをめぐる議論は、様々な宗教実践や社会実践の事例を通じて、切り離しが困難なつながり合ったパーソンという特徴を示してきた。 本稿はこうした二つの議論を基に、内分泌科クリニックの待合室と診察室におけるやりとりを分析する。それにより、ここでは(1)病いの語りは間身体的関係を持つ家族らにも共有されており、(2)繰り返される語りを通じて、医師をもその関係に取り込もうとしていることを明らかにしていく。
著者
永田 員也 日笠 茂樹 酒木 大助 小林 淳 宮原 謙二 和泉 俊弘 須田 敬也 豊原 麻美 加藤 淳 中村 吉伸
出版者
一般社団法人 日本接着学会
雑誌
日本接着学会誌 (ISSN:09164812)
巻号頁・発行日
vol.43, no.9, pp.343-349, 2007-09-01 (Released:2015-04-30)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

高速撹拝ミキサーを用い炭酸カルシウム(CaCO3;平均粒子径1.4μm)とタルク(3.2μm)の複合化とステアリン酸表面処理とを同時に行い調製したハイブリッドフィラー(Hybridized Filler),,エチレンープロピレンージエン三元共重合体(EPDM)およびPPとを二軸押出機により混練し,複合材料を調製した。得られた複合材料はマトリックスPPにタルク,CaCO3,EPDMがそれぞれ単独に均一分散していた。PPにHybridized Fillerを充填した複合材料の衝撃強度はタルク充填複合材料に比べ優れていた。さらに,EPDMをPPに添加(ブレンド)によりHybridized Filler充填複合材料の衝撃強度は大きく向上した。EPDM(2mass%)ブレンドPPにHybridized Fillerを充填した複合材料の衝撃強度はタルクを充填した複合材料に比較し50%以上向上し,弾性率はタルクを充填した複合材料とほぼ同じであった。複合材料の弾性率向上にはCaCO3に比較してタルクが大きく寄与しており,衝撃強度の向上にはCaCO3が寄与していると考えられる。さらに,CaCO3による衝撃強度の向上においてEPDMのブレンドがその効果を著しく向上させおり,CaCO3粒子とEPDM粒子が共存するとその衝撃強度が相乗的に向上することが明らかとなった。アイゾット衝撃強度試験の破壊を顕微鏡観察した結果,マトリックスとは構造の異なる領域(白化領域)が観察され,これは,フィラー粒子界面に形成されるボイド,エラストマー粒子近傍に形成されるPPのクレーズ,フィラー粒子間でのせん断降伏に起因して形成されたと考えられる。この白化領域が形成される体積が大きいほど複合材料の衝撃強度が大きいことが明らかとなった。