著者
斉藤 浩子 石川 尚子 大久保 みたみ 大関 政康 大竹 美登利 唐沢 恵子 川端 博子 高崎 禎子 武田 紀久子 林 隆子
出版者
社団法人日本家政学会
雑誌
日本家政学会誌 (ISSN:09135227)
巻号頁・発行日
vol.42, no.12, pp.1029-1041, 1991-12-15
被引用文献数
3

The following are the results of an investigation of personal networks of the elderly gathered from members of the Senior Citizen's Club in O^^^me City, Tokyo. (1) The frequencies of contacts with grown-up children living on their own, neighbors, close friends and relatives were surveyed. (2) The most frequent contacts were found with neighbors, followed by close friends, grown-up children living on their own and relatives. (3) Males without spouses show a tendency towards less frequent contact with children who live on their own and relatives, however, they have close relationship with neighbors. (4) Females have contacts with their close friends more often than males. Both males and females without spouses have more frequent contacts than people with spouses. (5) Among the people who make up personal networks of the elderly, excluding their own children, the most chosen by the aged were peer members of the Senior Citizen's Club, followed by neighbors, relatives, friends with same hobbies, siblings, school-maltes and friends from their place of work. (6) Most people seemed to be satisfied with their personal network. (Received November 29, 1990)
著者
久保 博嗣 村上 圭司 藤野 忠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム
巻号頁・発行日
vol.97, no.194, pp.7-12, 1997-07-25
被引用文献数
7

本報告では, 時間分散の大きな伝送路下で, 少ない状態数で良好なビット誤り率(BER)特性を実現することを目的として, sortingを回避した簡単化リスト出力ビタビ等化器を提案する. 時間分散の大きな伝送路に対して, 生き残りパスの総数を一定とした場合,リスト出力ビタビ等化器が有効であるが, sortingにより処理遅延や回路規模が増大する. 本報告では, (1)リストにおける下位のパスの選択に不確定性を許容すること, (2)選択したパスを尤度順に並べる必要をなくすことにより, 処理遅延および回路規模の抑圧が可能であることを示す. 次に, 周波数選択性フェージング下で, 従来のリスト出力ビタビ等化器と比較して, 提案手法の特性がほとんど劣化しないことを, 計算機シミュレーションにより明らかにする.
著者
松本 敦至 伊藤 豊 齋藤 彰 川浪 雅光 加藤 〓 久保木 芳徳
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.149-161, 1994-03-28
被引用文献数
14 1

第1報で,Bone morphogenetic protein(BMP)の担体として強化コラーゲン線維膜(FCM)が有効であることを報告した。しかし,FCMは吸湿すると強度が低下し,操作が難しいという欠点があったため,この点を改良した強化コラーゲン線維膜第3号(FCM3)を新たに開発した。まず,FCM3のBMP担体としての有効性について検討する目的で,成体ラットの背部皮下と口蓋部骨膜下に移植した結果,背部皮下で異所性骨形成が,口蓋部骨膜下で母床骨に連続し,隆起した骨形成が観察された。次に,BMP配合FCM3が歯周組織再生に及ぼす影響について検討する目的で,成体ラットの人工的歯槽骨欠損に移植した結果,移植してない群に比べて早期(1週)から骨芽細胞様細胞の増殖が見られ,3週では移植材をとり囲むように骨が新生し,6週では移植していない群に比べて歯槽骨頂が高く,幅も広い傾向が見られた。このことから,BMP配合FCM3は歯周組織の再建に有効である可能性が示唆された。
著者
三浦 泰昌 関島 和幸 平井 唯優 五十嵐 大造 井上 知昭 植松 斉 久保井 榮 松山 明彦 吉田 誠 鈴木 昭
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.69, no.4, pp.497-504, 2000-07-15
被引用文献数
1 1

スプレーカーネーション'ライト・ピンク・バーバラ'に対する小売店の品質評価と形状, 体内水分および器官別糖含量ならびに花の品質保持期間の関係について調査した.1. 外見から最高級品(H), 中級品(M)および最下級品(L)に分類して, 切り花の長さ50cm, 1本当たりの小花数3輪に調整して, 試験開始時の器官別の含水率を比較したところ, いずれもHが最も高く, Mがこれに次いで高く, Lは顕著に低かった.また, 試験期間中の吸水量もこの順になり, Hの含水率が常時高く維持された.2. HとMでは試験開始後10日間で全て開花したが, 品質保持期間はHが15日と最も長く, Mは約10日と短く, Lでは開花に達することなく枯死した.3. 試験開始時のHとMの花弁のグルコースとフルクトース含量はほぼ11∿13mg/100mgDWであったが, Lでは4∿6mg/100mgDWと低かった.またHではこれら糖含量が5日後まで低下した後, 8mg/100mgDW前後のほぼ一定した値を示したのに対して, Mでは15日後まで直線的に低下した.Lでは10日後まで4∿6mg/100mgDWの低い値を維持した.4. 試験開始時におけるHのがくのスクロース, フルクトースおよびグルコース含量はほぼ4∿6mg/100mgDWで, 15日後までほぼ直線的に低下したが, Mのフルクトース, グルコース含量は試験開始5日後までに急激に低下した.Lではいずれも2∿3mg/100mgDWと低く, 15日後まで緩やかに低下した.5. Hの葉身のスクロース含量は試験中9∿12mg/100mgDW前後を保ち, Mは16mg/100mgDWから12mg/100mgDWと緩やかに低下した.フルクトースとグルコース含量は1mg/100mgDW以下と低く, 試験期間中ほぼこの値を維持した.一方, Lのスクロース含量は2mg/100mgDW前後, フルクトースとグルコースは1mg/100mgDW以下で推移した.6. 茎のスクロース含量はいずれも4∿6mg/100mgDW前後で推移したが, グルコースは試験開始時2mg/100mgDW前後から15日後までほぼ直線的に低下し, フルクトースは全期間を通じて1mg/100mgDW以下の低い値を示した.7. 3階級とも花弁から銀が検出されたことから, 全てSTS等の処理済みと考えられた.以上の結果, STS等処理後のカーネーション切り花の品質保持期間に対して, 切り花購入時の含水率と花弁のフルクトースおよびグルコース含量が大きく影響すると推測された.
著者
大久保 敬 Sugiharto Arifin Noor 三保 紀子
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.283-285, 1999-03-15
被引用文献数
1 3

シャロットおよびワケギの日長および温度に対する球根形成反応を調査した.供試したインドネシア産のシャロット2系統およびワケギ2系統ならびに日本産のワケギ2系統はいずれも16時間日長下で球根を形成した.両種は12時間日長下でも球根を形成し, ワケギは8時間日長下においても球根を形成した.球根形成は両種とも20℃∿30℃の範囲内では温度が低いほど促進された.
著者
久保田 文子 稲森 豊 大野 宏司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.128, pp.219-222, 2007-12-21

新車およびモデルチェンジ車販売台数分析のための、時系列推移・時系列要因モデルを提案する。時系列推移モデルとして、新製品の普及モデルである Bass モデルに、買替のための市場流入率を組み込んだモデルを構築した。また、時系列推移の要因を分析するために、時系列推移モデルパラメータを目的変数に、メーカや価格等の車の特性を説明変数として回帰分析した。2BOX コンパクト、3BOX ミディアム、3BOX ラージの実データを使った評価実験では、既存モデルと比べて台数時系列推移の推定精度が向上した。また、要因分析の結果、発売時に台数のピークがある歴史のある車種と、発売後に台数のピークがある新規の車種では、割安感等の一部の要因が逆向きの影響を与える傾向があることが示唆された。This paper proposes a new-model car demand model for time-series forecasting and factor analysis. The Bass model is extended with the introduction of market inflow ratio, which enables to represent the dynamic change of market size. The estimated parameter values of the model are analyzed with multivariate regression analysis in terms of the relation with the car characteristics. In the evaluation experiment using real sales data, the extended Bass model could improve the accuracy of estimation, and the regression analysis reveals that a part of factors, such as undervalued image, had an opposite influence on traditional cars and novelty cars.