著者
甘利 俊一 内田 肇
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.87, no.3, pp.451-456, 2006-12

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。研究会報告
著者
内田 由紀子 竹村 幸祐 吉川 左紀子
出版者
社会技術研究会
雑誌
社会技術研究論文集 (ISSN:13490184)
巻号頁・発行日
vol.8, pp.194-203, 2011
被引用文献数
1 1

日本の農村社会において技術指導ならびに関係者間のコーディネート業務を行っている普及指導員の役割について検討した.近畿の普及指導員が回答した調査から,関連機関や農業者同士の連携など,コーディネートに関わる普及活動が地域の問題を改善している可能性が示唆された.また,コーディネートに関わる感情経験ならびに普及指導員の間の知識・技術伝達についても検討したところ,地域住民同士の信頼関係が業務内で普及指導員の感じるポジティブ感情を高めること,さらには対人的スキルのある普及指導員が評価され,そうした先輩の存在が普及活動にポジティブな効果をもたらすことが明らかにされた.日本の農村社会において,人をつなぐ役割の効果と,普及指導員の持つスキルについての考察を行った.
著者
速水 洋 内田 敬 桜井 達也 藤田 慎一 三浦 和彦
出版者
公益社団法人大気環境学会
雑誌
大気環境学会誌 (ISSN:13414178)
巻号頁・発行日
vol.40, no.5, pp.193-200, 2005-09-10
被引用文献数
5

1999年度に, SPMの全国平均の年平均濃度が急減し, 環境基準達成率が大きく改善された。この低濃度の実態を明らかにし, 気象要因を解析した。1999年度のSPMの全国平均濃度は, 月別には4月, 6〜8月, 2月に低かった。このうち7, 8月の濃度低下は関東で著しく, 週単位で低濃度が連続したことが特徴的であった。そこで1999年7, 8月の関東について気象解析を行ったところ, 月間値では他年に比べて強風, 多雨であり, 全月的な濃度低下との関連が示唆された。しかし, 低濃度が連続した期間では低濃度と降水, 風速との関連性は乏しく, むしろ, ほぼ同一風向の風が維持され, 太平洋からの清浄な空気が流入し続けたことが要因であると考えられた。
著者
近野 恵 岩田 和将 黄瀬 浩一 岩村 雅一 内田 誠一 大町 真一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
巻号頁・発行日
vol.109, no.471, pp.507-512, 2010-03-08

本稿では,我々が開発中のカメラペンシステムで使用する,文書画像検索の精度向上法を提案する.カメラペンシステムとは,カメラを取り付けたペンで書いた印刷文書への筆跡を,デジタルデータとして復元するシステムである.文書画像検索はデータベースから撮影画像の対応範囲を検索することで,筆跡を求める役割を担っており,高精度での検索が必要不可欠である.しかし現状では,撮影画像に生じる射影歪みの影響で検索精度が低下している.そこで,この問題を解決するために,検索に用いる特徴量の改良,および射影歪みを発生させた画像を生成し,データベースを拡張する手法と,撮影画像を基にクエリを拡張して検索する手法の3つを提案する.有効性を検証するため,改良した特徴量と拡張手法をそれぞれ組み合わせ,改良前の従来手法と比較実験を行った.その結果,改良した特徴量を用い,クエリを拡張した手法を用いたときに,最も精度が向上した.
著者
大町 真一郎 岩村 雅一 内田 誠一 黄瀬 浩一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.613, pp.67-72, 2006-02-17

環境中の文字をディジタルカメラを入力デバイスとして高精度に認識するために,文字画像と同時に認識補助のための付加情報を提示する方法が検討されている.付加情報は,幾何学的変換に対してロバストに抽出できることが要求される.本報告では,面積比を利用した付加情報提示手法を提案する.面積比はアフィン変換に不変であり,アフィン変換を受けた環境においても誤りなく抽出されることが期待される.実際に付加情報を埋め込んだ文字パターンを作成し,提案手法の有効性と可能性について議論する.
著者
内田 誠一 Liwicki Marcus 岩村 雅一 大町 真一郎 黄瀬 浩一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMM, マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.74, pp.17-22, 2011-05-23

手書きは,人類のコミュニケーション手段として古来から広く利用されている.そして現代,タブレットやアノトペンといった技術進歩により,計算機への入力手段としても手書きは普遍的なものとなった.しかし,日常的な「紙の上の手書き」は,依然「紙の上の手書き」のままであり,それ以上の価値を持つに至っていない.これに対し,筆者らによるユニバーサルパターンプロジェクトでは,「情報埋め込みペン」を開発した.これは,情報埋め込み技術により,手書きに新たな価値を付与しようという試みである.このペンでは,ペン先のインクジェットにより,筆記時にリアルタイムに筆記者情報や筆記日時などの任意情報を埋め込むことができる.埋め込んだ情報は画像処理により復元できる.すなわち,紙の上の手書きに,計算機可読な様々な情報を埋め込むことができる.実験により,5cmの筆記に32ビット程度の情報を誤りなく埋め込めることを確認している.
著者
内田 勇人 大貫 克英 諸冨 嘉男 青山 英康
出版者
岡山医学会
雑誌
岡山醫學會雜誌 (ISSN:00301558)
巻号頁・発行日
vol.111, no.1, pp.1-9, 1999-02-28

This study was designed to clarify the characteristics of height, body weight, body composition and grip strength in Chinese baseball players, and also to examine whether the differences in physical profiles existed by position as the basic data in the country developing a baseball.The subjects were 35 baseball players (19.8±2.3 years) consisting of the champion and the upper distinguished teams in the highest level of baseball tournament in China. The survey was carried out in July and August of 1996 in Tianjin City, China. The mean values of height, body weight and lean body weight (LBW) of Chinese baseball players were 179.7±4.7cm, 77.3±8.6kg and 67.0±6.5kg. Those values were significantly taller and heavier than the average of 20-year-old male persons which lived in Beijing City, China; that is 6.9cm, 18.7kg and 16.1kg, respectively (P<0.01). Chinese pitchers were taller and heavier than Chinese players of other positions. The mean values of height and LBW of Chinese pitchers, infielders and outfielders were significantly smaller (P<0.01) and lighter (P<0.05) than those of professional players in the United States, respectively. Although no significant differences were observed in the mean height and LBW between Chinese pitchers and those of collegiate pitchers in the United States, the mean value of LBW of Chinese pitchers were significantly heavier than those of Japanese collegiate and professional pitchers (P<0.05, respectively). These results are as follows: 1. Baseball players in China are selected based on body muscle mass. 2. Pitchers are selected especially than the players of other positions. 3. As for body muscle mass, there is no difference of body muscle mass between China of developing country and Japan and the states of most developed countries.
著者
内田 貴
出版者
[法務省法務総合研究所国際協力部]
雑誌
ICD news (ISSN:13473662)
巻号頁・発行日
no.51, pp.1-4, 2012-06
著者
内田 杉彦
出版者
明倫短期大学
雑誌
明倫歯科保健技工学雑誌 (ISSN:13440373)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.60-66, 2000-03

古代エジプト人の生活はナイルの氾濫をはじめとする自然の恩恵に支えられたものであったが,エジプトの気候,風土,そして当時の生活環境は,人間の健康に悪影響を及ぼしさまざまな病気の原因になることもあった。このような病気に対し,呪術や宗教の影響を強く受けた当時の医術には限界があったが,特に外科医療の分野に見てとれる合理性は,後の西洋医術にも相通じるものだったと言えるであろう。
著者
内田 英子 四倉 達夫 森島 繁生 山田 寛 大谷 淳 赤松 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.722, pp.1-6, 2000-03-21
被引用文献数
9

顔面表情に焦点をあて、意図的なコントロールを受けたものと、なんらかの情動喚起に伴い自発的に現れるものとの違い、特に動的な変化の違いを実験的に検討した。被験者の顔面表情の変化を次の2条件下で高速度カメラにより撮影した。1つが意図的表出(動作教示)条件、もう一つが自発的表出条件である。意図的表出条件では、顔面動作教示に従って被験者に6つの基本表情を演じさせた。一方、自発的表出条件では、情動喚起映像(喜び、驚き、怒り、悲しみ、嫌悪、恐れ)を提示し、被験者に自然な表情を自発させた。高速度カメラで撮影した顔面表情の動的変化(特徴点の変位)を、画像解析ツールを用いて測定した。
著者
山口 惠三 大野 章 石井 良和 舘田 一博 岩田 守弘 神田 誠 秋沢 宏次 清水 力 今 信一郎 中村 克司 松田 啓子 富永 眞琴 中川 卓夫 杉田 暁大 伊藤 辰美 加藤 純 諏訪部 章 山端 久美子 川村 千鶴子 田代 博美 堀内 弘子 方山 揚誠 保嶋 実 三木 誠 林 雅人 大久保 俊治 豊嶋 俊光 賀来 満夫 関根 今生 塩谷 譲司 堀内 啓 田澤 庸子 米山 彰子 熊坂 一成 小池 和彦 近藤 成美 三澤 成毅 村田 満 小林 芳夫 岡本 英行 山崎 堅一郎 岡田 基 春木 宏介 菅野 治重 相原 雅典 前崎 繁文 橋北 義一 宮島 栄治 住友 みどり 齋藤 武文 山根 伸夫 川島 千恵子 秋山 隆寿 家入 蒼生夫 山本 芳尚 岡本 友紀 谷口 信行 尾崎 由基男 内田 幹 村上 正巳 犬塚 和久 権田 秀雄 山口 育男 藤本 佳則 入山 純司 浅野 裕子 源馬 均 前川 真人 吉村 平 中谷 中 馬場 尚志 一山 智 藤田 信一 岡部 英俊 茂籠 邦彦 重田 雅代 吉田 治義 山下 政宣 飛田 征男 田窪 孝行 日下部 正 正木 浩哉 平城 均 中矢 秀雄 河原 邦光 佐野 麗子 松尾 収二 河野 久 湯月 洋介 池田 紀男 井戸向 昌哉 相馬 正幸 山本 剛 木下 承皓 河野 誠司 岡 三喜男 草野 展周 桑原 正雄 岡崎 俊朗 藤原 弘光 太田 博美 長井 篤 藤田 準 根ヶ山 清 杉浦 哲朗 上岡 樹生 村瀬 光春 山根 誠久 仲宗根 勇 岡山 昭彦 青木 洋介 草場 耕二 中島 由佳里 宮之原 弘晃 平松 和史 犀川 哲典 柳原 克紀 松田 淳一 河野 茂 康 東天 小野 順子 真柴 晃一
出版者
日本抗生物質学術協議会
雑誌
The Japanese journal of antibiotics (ISSN:03682781)
巻号頁・発行日
vol.62, no.4, pp.346-370, 2009-08-25
被引用文献数
26
著者
内田 直子
出版者
夙川学院短期大学
雑誌
夙川学院短期大学研究紀要 (ISSN:02853744)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.1-8, 2005-03-31
被引用文献数
1

日本と韓国、男性と女性の各々二者間のイメージの差の結果から、服装イメージの違いは、同じ文化の土壌にある男女間の性差より、異国間での民族文化や習慣の差のほうが大きいことが伺えた。つまり、全体として国民性やその文化の要因がかなり影響しているのではないかと考えられる。その相違には、ビビッド系の色使いのものに対しての捉え方が、日本は、かなり派手、華やかに捉えているのに対し、韓国はそれほどでもなく、これは、鮮やかな色彩のチマ・チョゴリなど、目に触れる機会が生活の中にあるからと思われる。民族衣装へのイメージも、それを着用する国の人と、それを評価する他の国の人とでは、必ずしも一致するイメージを持っているわけではないことが認められた。同じ日常着でも、男女共に着用しているものであれば、その服装の「使い方」「使う場所」の範囲との関連のためか、異国間だけでなく、さらに男女間でもイメージが異なることが明らかとなった。