著者
青木 輝勝 高橋 由泰 日高 宗一郎 木村 徹 加藤 弘之 安田 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.85, pp.11-16, 2001-09-08

近年インターネットの急速な普及に伴い、ディジタルコンテンツ流通が盛んに行われるようになってきた。しかしながら、現在なおコンテンツの不正コピーが後を絶たず、大きな社会問題となっている。特に、日本で製作されたCG/アニメコンテンツあるいはゲームコンテンツは国内のみならず外国でも広く人気があり、この分野の著作権保護技術の確立は緊急の課題である。このような背景のもと、本稿ではCG(Computer Graphics)ならびにアニメーション画像の円滑な流通を目的とした新しい電子透かし方式を提案する。With the rapid spread of the Internet, more and more new services for content distribution are starting. However, illegal copies have never decreased and they become a fatal matter. Especially as CG/animation content and computer games made in Japan are very popular in some foreign countries as well as Japan, copyright protection in these areas is one of the most important problems to solve. Under this situation, we propose a new watermarking method for CG/animation images.
著者
加藤 雅啓
出版者
上越教育大学
雑誌
上越教育大学研究紀要 (ISSN:09158162)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.163-172, 2008-02

英語には,統語構造上,文の焦点が特定の位置に生じる構文がある。it分裂文は,学校文法でもit-thatの強調構文として知られているように,主節(it節)と従属節(that節)の複文構造から成り,焦点が主節のbe動詞の後の位置に固定した構文である。この焦点位置に生起できるのは,典型的には名詞句と前置詞句であるとされているが,これら以外の文法項目も焦点として生じることができることが知られている。本稿は,このうちQuirk et al.(1985)における付加詞,及び下接詞をとりあげ,その焦点位置での生起可能性について,中右(1994)のモダリティ理論の枠組みによって一般化を試みるものである。
著者
水落 円香 小林 信輔 比留間 雄大 加藤 直樹
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2016-CE-134, no.11, pp.1-8, 2016-02-27

今日の学校現場では,電子黒板が普及し,黒板と共にある環境が増えてきており,黒板と電子黒板の特徴を踏まえて,どのように使うかが重要になっている.本稿では,黒板と電子黒板を組み合わせることで児童生徒の主体的な学びを支援することを目的に行った,黒板に板書された情報の電子黒板への複製・表示,電子黒板上の表示情報の黒板上への表示を可能にするシステムの提案と開発について述べる.
著者
松田 晃一 三河 佳紀 森 重雄 中村 庸郎 岩谷 淳 加藤 義昭
出版者
苫小牧工業高等専門学校
雑誌
苫小牧工業高等専門学校紀要 (ISSN:03886131)
巻号頁・発行日
no.39, pp.31-35, 2004-03

Oji Engineering Co., Ltd is a company, supporting engineering works at paper product of Oji Paper Co., Ltd. In June 2002, Oji Engineering have presented new system, to control power station facilities for grade up, to Oji Paper. The system has some new information technologies like network, database, and this project is great step up for Oji Engineering. So, Oji Engineering offered to develop this system with cooperative, to Department of Computer Science and Engineering. We accepted this offer, have developed with Oji Engineering, and have completed this new system. We report about this project on this paper.
著者
浅川 直之 大塚 純 角 将一 水谷 立美 吉澤 和彦 古田 富雄 松本 常男 栗田 晃伸 鈴木 勝也 鈴木 倫 小林 稔秀 金子 公幸 船橋 英行 兼田 憲昌 加藤 幾雄 内田 和美
出版者
日本毒性学会
雑誌
日本トキシコロジー学会学術年会 第37回日本トキシコロジー学会学術年会
巻号頁・発行日
pp.260, 2010 (Released:2010-08-18)

【目的】ペントバルビタール(PB)ナトリウム製剤は実験動物の全身麻酔薬として広く使用されている。我々はヒト・動物用医薬品であ るネンブタール注射液(NT)を繁用していたが,近年,販売中止となったことから,動物用医薬品であるソムノペンチル(SP)を使用す ることとした。しかし,NTとSPでは成分含量や添加物が異なること,これまでNTを用いたマウスの麻酔において,成書で謳われて いる至適投与用量(saline希釈,50 mg/kg,腹腔内投与)を投与しても十分な麻酔効果が得られない個体が出現することから,SPの使 用に先立ち,マウスにおけるSPの最適な麻酔法を確立するため,まず麻酔用量の検討を行った。さらに,マウスでは製剤を希釈して 投与する必要があることから,希釈溶媒をsalineからNTおよびSPの添加物であるEtOH(10%)に変更して比較検討を行った。また, 上記検討において得られた最適な麻酔用量を用いて,希釈溶媒による麻酔効果の差を体内動態の面から解析した。 【方法】10%EtOHまたはsalineで希釈した各用量(50.5,64.8および84.3 mg/kg)のSPを8週齢のCrlj:CD1(ICR)マウスに腹腔内投与 し,麻酔深度の判定基準に従って麻酔効果を比較した。また,最適な麻酔用量(salineまたは10%EtOH希釈)での血漿中および脳中PB 濃度をHPLCを用いて測定し,薬物動態学的解析を行った。 【結果および考察】10%EtOHで希釈したSP 64.8 mg/kgを腹腔内投与する麻酔条件がその効果の確実性,持続性の面から最適であっ た。また,64.8 mg/kgでは,脳のT1/2(消失半減期),AUC(濃度-時間曲線下面積)およびMRT(平均滞留時間)はsaline希釈と比べて 10%EtOH希釈で高値傾向を示したが,血漿中濃度推移は顕著な差が認められなかった。このことから,マウスでのSP投与では,希 釈溶媒がPBの脳移行性に影響を与え,10%EtOHはsalineよりもSPの麻酔効果を増強させることが明らかとなった。
著者
加藤 雅史
出版者
法政大学公共政策研究科
雑誌
公共政策志林 = Public policy and social governance (ISSN:21875790)
巻号頁・発行日
no.2, pp.43-61, 2014-03

本論文では,経済産業行政の地方分権について中小企業政策を例に考察し,中小企業政策の対象者やそれをとりまく地域にとって望ましい姿はなにか,検討をした。1999(平成11)年の中小企業基本法の改正,地方分権一括法の施行に伴う地方自治法の改正等は,中小企業政策の制度上の大きな転換であり,これにより政策上における自治体の位置づけが変わり,地域の特性に応じた中小企業政策を実施できるようになり,地域経済振興への責務を負うこととなった。こうした中,国は,現行の基本法下における政策として,地域経済対策のための法制定や改正が次々と行い,予算については,自治体向けではなく,国から地域へ直接交付される「空飛ぶ補助金」を交付している。一方で,一部自治体においては,地域経済や地域振興の取り組みの重要性を感じ,従前から独自の中小企業政策への取り組みを行っていた。その事例からは,地域内で仕事とお金が回るように図っていることがうかがえる。また,自治体間における政策の相互参照や波及効果などもみられる。しかしながら,未だに地方分権改革推進委員会等における中小企業政策の議論は,空飛ぶ補助金や二重行政について,平行線のままである。こうした状況や議論を踏まえた上で,国と自治体の別に,中小企業政策とそれに基づく具体的な施策のすみわけを提言した。This paper analyzes decentralization in the administration of the Economy, Trade and Industry, and the Government, and considers policy for small- and medium-sized companies as an example. The paper also evaluates the individuals toward whom policy for small- and medium-sized companies is aimed and the ideal shape of that policy from a regional perspec-tive. Originally, the Small and Medium Enterprise Act was established in 1963 with a view toward correcting the gap between large companies and small- and medium enterprises. However, regional measures taken under this act were nothing more than efforts made within the framework of central control. The Small and Medium Enterprise Act was later amended in 1999, and the roles and responsibilities of local governments in the revitalization of regional economies grew by leaps and bounds. The Law for the Promotion of Decentralization was also implemented in that year, and in conjunction with the Local Government Act, the relationship between local governments and the national government became equal. Policy for small- and medium-sizedcompanies (an industrial policy) became the complete responsibility of local governments.Within this context, this paper outlines efforts by the national and local governments to formulate policy for small- and medium-sized companies as well as discusses the theory of decentralization that underlies policy for small- and medium-sized companies. Finally, building on this analysis, the paper offers suggestions on how the policy for small- and medium-sized companies should be designed for national and local governments.
著者
加藤 史訓 野口 賢二 諏訪 義雄 木村 晃 河合 雅史 高木 利光 小俣 雅志
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集B2(海岸工学) (ISSN:18842399)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.I_1396-I_1400, 2012 (Released:2012-11-15)
参考文献数
4
被引用文献数
7 12

Field survey on coastal dike damage and scouring induced by the Great East Japan Earthquake Tsunami was conducted in the Southern Part of Sendai Plain. Erosion rate of dike cross section was estimated by using topographical data obtained by airborne laser scanner. The erosion rate tends to increase with relative height of coastal dike from the landside ground. Tsunami overtopping caused scouring at the landward toe of coastal dike, being a trigger of dike failure. Cross-sectional shape of the ground induced by scouring and thickness of tsunami deposit was estimated by portable dynamic cone penetration test and trench survey.
著者
加藤 定彦
出版者
関西大学国文学会
雑誌
国文学 (ISSN:03898628)
巻号頁・発行日
no.85, pp.70-73, 2002-12